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Little Fata man tanuki looked around the room.
小さいふとった紳士たぬきはぐるりと部屋を見回しました。
He had never met an Englishman before.
イギリス人なんてこれまで見たこともなかったのです。
Ah! I see you like Japanese scrolls. やあ!日本の掛け軸がすきなんだね。 That's a nice one on the wall.いいのが壁にかかってる Can you read it? 読めるかい? Oh! You have a Tengu mask,too. ほお!天狗のお面もあるんだね。 Do you like Japan? 日本が好きなの?

Why are you staring at me like that? なんでそうおれをじとじろ見るんだい?
I'm sorry. これは失礼! But I'm not used to having animalsいいや、僕は動物とこんな具合になるのに慣れてないんで ...talk to me in English 英語ではなしかけられたり ...and then change into people かと思うと人間に化けたりする And yes, Ido like japan. それでそう、僕は日本がすきだよ。 Er...how is your stomach? えーっと...君のおなかの具合はどう?

Fine,thank you.よくなったよ ありがと It's the time of the year, you know.つまりそういう時期なんだよ
The time of the year? そういう時期?
Yes,It's thetime of the August moon. うん 八月十五夜の夜ってことだよ When the August moon is full,I have to go out and beat my belly. 八月にはお月様が満月になると、おれは外に出てはらつづみを打たなきゃならないのさ

Then all the animals come out to dance.すると動物たちはみんなおどりにでてくるんだ If I don't beat、it aches.はらつづみとうたないとはらが痛くなるんだ If I beat too much, it aches.あんまりたたきすぎても痛くなる
Beat your Belly? はらつづみを打つ? But why? どういうわけかね?
Why? どういう?Because it is our custom .そんなのおれたちのきまりだからさ。

2008 12/28 LNP30thXmas 中高大生テーマ活動 Tanuki has tea with the queen by C.W.Nicol
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He put him on a cushion in the corner.
パーカーさんは部屋の片隅の座布団の上にたぬきをおろし、
He mixed a saucer of warm milk ,honey,and a little cold liver oil.
小皿に暖かいミルクとはちみつと肝油をちょっぴりいれてまぜあわせました。
Here. Drink this.さあ、これをお飲み、 It'll make you feel better."これで気分がよくなるぞ
Tanuki sniffed, taste,and licked the saucer clean.
たぬきはくんくんとにおいをかいで、味みをして、
それからお皿をきれいになめてしまいました。

Most remarkable! こいつは珍しい! A real raccoon dog! 本物のたぬき! A real Japanese Tanuki! 本物の日本のたぬきだ! The first I've seen! はじめてお目にかかった!
Mr.Parker brought out his diary and began to write in it.
パーカーさんは日記帳をとりだして書きはじめました。
Somebody said something.
何か声がしました。
That was good. うまかった Can I have some more?”もっともらえるかい?
Mr.Parker was astonished.
パーカーさんはびっくり仰天しました。
He stared at Tanuki.
目をまんまるくしてたぬきを見ました。
Do you say anything? なにかいったのかい?
Yes,I did. うん、いった I said , can I have some more? もっともらえるかいっていったよ
You Did speak! 口をきいた! You spoke English! 英語をはなした! How remarkable! 驚くべきことだ!
Off course. あったりまえさ I am a Tanuki. おれはたぬきなんだ Don't you know about us? おれたちのこと知らないのかい? We can do anything. 何でもできるんだぞ。
Watch.ほらッ

Tanuki changed into an little fat man in a brouwn suit and a white shirt.
たぬきは茶色の背広と白いシャツをきた小さいふとった紳士になりました。
Mr.Parker was so surprised he could hardly speak.
パーカーさんは口もきけないほどびっくりしてしまいました。
He rubbed his eyes.
パーカーさんは 目をこすりました。

We Tanuki have magic powers. おれたち 魔法の力をもっているのさ Any Japanese child could tell you that. 日本の子どもなら誰だって知ってるよ。
2008 12/28 LNP30thXmas 中高大生テーマ活動 Tanuki has tea with the queen by C.W.Nicol
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ワーズワースが9年間(1779年~1787年)通学していた、 ホークスヘッド グラマースクールは1585年に設立されました。 当時 良家の子弟はパブリックスクールへ 良家の子女は 学校には行かせず、家庭教師につけるのが 一般的だったそうです。 1Fが教室(写真右)で2Fは校長室でしたが、 現在2Fには、当時の資料などが展示されています。
 
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It all began with tanuki's tummyache.
何もかもがたぬきの腹いたで始まりました。
It was night. 夜のことでした。
The moon hung like a great silver lantern above
the roof tops.
お月様が屋根の上に 大きな銀色のちょうちんのように かかっていました。

Mr.Parker, an English teacher, was walking in his garden.
英語の先生のパーカーさんは、自分の家の庭を歩いていました。
He rented a little house just outside Tokyo.
パーカーさんは東京をちょっと出た所に、小さな家を借りていました。
He was Just gazing up,
and thinking about the rabbit on the moon when...
パーカーさんが空をじっと見上げて、 お月様にいるうさぎのことを考えていると ちょうどその時、

Ooooooooooooooh! うーーーーーーん!
He heard a strange noise.
へんてこな声がきこえてきました。
The noize came from somewhere near the garden fence.
その音は庭のへいのそばのどこかでしていました。
Mr.Parker went to see what the noise was.
パーカーさんは何の音だろうと見に行きました。
He found Tanuki, rolling about on the ground,
holding his tummy.
パーカーさんは、おなかをかかえて地面をころげまわっているたぬきをみつけました。
tanuki had a tummyache.
たぬきが腹いたをおこしていたのです。

“Oh dear !Poor little animal!"
おや まあ かわいそうに
He picked tanuki up very gently,
パーカーさんはたぬきをそおっとだきあげると
and carried him back to the house.
家につれて帰りました。
2008 12/28 LNP30thXmas 中高大生テーマ活動 Tanuki has tea with the queen by C.W.Nicol
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「水仙」は ワーズワース34歳の時の作品ですが、代表作の「序曲」など ほとんどの作品を書いたといわれるグラスミアのダブコテージは、 漆喰と石灰塗料の白壁にバラやスイカズラなどが生い茂り、 昔のままの姿で保存されています。
ワーズワース本人が植えたといわれる植物もそのままで、 裏庭にはワーズワース兄妹が作った果樹園もあります。 後世の人々の保存の努力は素晴しいものだと感心させられました。 現在は 裏庭にある博物館とともに ワーズワーズ財団の管理下にあります。 天井は低く、一つ一つの部屋が結構狭いのですが 妻と妹と子ども達3人の6人で住まいしていたということで、 ニュースペーパールームが印象的でした。 納屋に新聞紙を壁紙として利用し、寝室にしたということです。
ダブコテージをあとにして、セントオズワルド教会にむかって歩いていた私は、 ワーズワースが見た山や木々をながめながら、 ふいに一群の水仙にであったワーズワースの気持ちを思ってみようとして 360度風景を満喫して歩いていました。 が、またもや ジンジャーブレッドショップに飛び込んでいたのです。 やっぱり ごめんなさい ワーズワース様!
 
2008 9月 イギリス湖水地方グラスミアにて ダブコテッジ(左)グラスミアの風景(左)
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"Daffodils" (1804)
I wandered lonely as a cloud That floats on high o'er vales and hills, When all at once I saw a crowd, A host, of golden daffodils; Beside the lake, beneath the trees, Fluttering and dancing in the breeze.
Continuous as the stars that shine And twinkle on the Milky Way, They stretch'd in never-ending line Along the margin of a bay: Ten thousand saw I at a glance, Tossing their heads in sprightly dance.
The waves beside them danced; but they Out-did the sparkling waves in glee: A poet could not but be gay, In such a jocund company: I gazed -- and gazed -- but little thought What wealth the show to me had brought:
For oft, when on my couch I lie In vacant or in pensive mood, They flash upon that inward eye Which is the bliss of solitude; And then my heart with pleasure fills, And dances with the daffodils.
"水仙" (1804)
谷また丘のうえ高く漂う雲のごと、 われひとりさ迷い行けば、 折りしも見出でたる一群の 黄金(こがね)色に輝く水仙の花、 湖のほとり、木立の下に、 微風に翻りつつ、はた、踊りつつ。
天の河(あまのがわ)に輝やきまたたく 星のごとくに打ちつづき、 彼らは入江の岸に沿うて、 はてしなき一列となりてのびぬ。 一目にはいる百千(ももち)の花は、 たのしげなる踊りに頭をふる。
ほとりなる波は踊れど、 嬉しさは花こそまされ。 かくも快よき仲間の間には、 詩人(うたびと)の心も自ら浮き立つ。 われ飽かず見入りぬ されど、 そはわれに富をもたらせしことには気付かざりし
心うつろに、或いは物思いに沈みて、 われ長椅子に横たわるとき、 独り居(ひとりい)の喜びなる胸の内に、 水仙の花、しばしば、ひらめく。 わが心は喜びに満ちあふれ、 水仙とともに踊る。
By William Wordsworth (1770-1850). 田辺重治氏訳
ワーズワース(William Wordsworth) イギリスの桂冠詩人。ロマン主義の中心となった。代表作に自伝的長詩「序曲」。「水仙」は34歳の時の作品。 ※ 桂冠詩人[ poet luareate ] (古代ギリシャですぐれた詩人に月桂冠を与えたことから) イギリスで国王から任命され、王室の慶弔に公的な詩を作ることを義務とした詩人。 現在は慶弔の詩は任意となり、終身年俸を与えられる名誉職。(大辞林)
  
2008 9月 イギリス湖水地方グラスミア ダフォディルガーデンにて(左、中央)我が家の水仙(右)
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≪Wordsworth Daffodil Garden & Sarah Nelson's Gingerbread Shop≫
セイラネルソンのジンジャーブレッドショップからジンジャーブレッドをかかえて出てきた私は 隣の入り口をカメラでとらえている主人を発見。 この店を写真とらずに?と見ると隣は、なんとワーズワースダフォディルガーデンでした! “Oh! N0!" なんということでしょう!花より団子とはまさにこのこと! ワーズワースよりジンジャーブレッド!?...ごめんなさい ワーズワースさん。 でも貴方もジンジャーブレッドが大好物だったということですよねェ! 水仙も今は球根、土の中。
 
初めて食べる不思議なジンジャーブレッドの甘さが、口の中いっぱいにひろがって幸せな気分でした。 ワーズワース一家が眠るセントオズワルド教会のお隣にあるこの小さなお店は1854年にオープン。 いまやひっきりなしに客が訪れるのですが店内は2,3人で満員になってしまうのです。 ワーズワースとジンジャーブレッドで有名なグラスミア湖のあるグラスミア村でのことでした。
 
2008 9月 イギリス湖水地方グラスミアにて ワーズワースダフォディルガーデン (左上) ジンジャーブレッドショップ(右上)
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On the twelfth day of Christmas
クリスマスの十二日目
My true love gave to me:
愛しいあの娘がくれたのは
Twelve drummers drumming,
十二人の鼓手
Eleven pipers piping,
十一人の笛吹き
Ten lords a leaping,
十人の飛び跳ねる領主
Nine ladies dancing,
九人の踊る貴婦人
Eight maids a milking,
八人の乳搾りの娘
Seven swans a swimming,
七羽の泳ぐ白鳥
Six geese a laying,
六羽の卵を生むがちょう
Five golden rings,
五つの金の指環
Four colly birds ,
四羽の囀る小鳥
Three French Hens,
三羽のフランスのめんどり
Two turtledoves
二羽のキジバト
And a Partridge in a pear tree.
ナシの木の中のウズラ
≪暗号≫「十二人の鼓手」はキリストの12の使徒を表します。
 
2007 12月 カナダにて ルイーズ城から見たルイーズ湖とビクトリア大氷原(左)、サルファーMT.から見たカナディアンロッキー(右)
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On the eleventh day of Christmas
クリスマスの十一日目
My true love gave to me:
愛しいあの娘がくれたのは
Eleven pipers piping,
十一人の笛吹き
Ten lords a leaping,
十人の飛び跳ねる領主
Nine ladies dancing,
九人の踊る貴婦人
Eight maids a milking,
八人の乳搾りの娘
Seven swans a swimming,
七羽の泳ぐ白鳥
Six geese a laying,
六羽の卵を生むがちょう
Five golden rings,
五つの金の指環
Four colly birds ,
四羽の囀る小鳥
Three French Hens,
三羽のフランスのめんどり
Two turtledoves
二羽のキジバト
And a Partridge in a pear tree.
ナシの木の中のウズラ
≪暗号≫「十一人の笛吹き」は ユダを除く11人の忠実な弟子(disciples)を表します。
 
2006 3月 スペインにて セゴビア教会(左)とセゴビアのマヨール広場(右)
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On the tenth day of Christmas
クリスマスの十日目
My true love gave to me:
愛しいあの娘がくれたのは
Ten lords a leaping,
十人の飛び跳ねる領主
Nine ladies dancing,
九人の踊る貴婦人
Eight maids a milking,
八人の乳搾りの娘
Seven swans a swimming,
七羽の泳ぐ白鳥
Six geese a laying,
六羽の卵を生むがちょう
Five golden rings,
五つの金の指環
Four colly birds ,
四羽の囀る小鳥
Three French Hens,
三羽のフランスのめんどり
Two turtledoves
二羽のキジバト
And a Partridge in a pear tree.
ナシの木の中のウズラ
≪暗号≫「十人のとび跳ねる領主」は「モーゼの十戒」を表します。

2008 9月 イギリス ロンドンにて セントマーティンインザフィールド教会
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