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毎回 曽我さんのワークショップに参加すると 「ことば」の面白さや「ことば」の深さ・重さを体感でき ワークショップだけに わくわくします。

殊に今回は 韓国語に取り組んでいただけに よりいっそう「ことば」 に対して強い関心を抱きました。 曽我さんのお話の途中で 私の気持ちが昂揚し 「この興奮状態(「ことば」について もっと知りたいという探究心)を保持し続けたい。 そして興奮の覚めやらぬうちに 行動を開始したい。」と思いました。
それは「おどりトラ」の韓国語の聞き取りを 完成させることです。 まずノートに一行ずつ韓国語の文章を写し 文字を見て発音の予想をします。 次にCDを聞いて 聞こえた音を片仮名で 韓国語の下に書き取ります。 予想した発音と異なる場合は 聞こえた通りに書き 「?」をつけておきます。 後で辞書や文法書で調べる為です。
ところが調べてみても 疑問は解決しません。 そのひとつが フォーラム後に伺った"ホランイ"と"タケチャンイ"です。
"ホランイ"なのか"ホラニ"なのか"ホラギ"なのか。
"タケチャンイ"なのか"タケチャニー"なのか"タケチャギー"なのか。
否。"ホラ ンイ""タケチャ ンイ" (表記上 やむを得ず一文字 間を空けましたが ホラとンイ タケチャとンイは 間を空けずに続けて発音します。) 結局は "ンイ"を同時に発音する、つまり前の子音(イウン)が 直後の母音(イ)に被さって発音されている訳なんですね。 確かスペイン語でも同様に 子音を母音に被せて発音していました。
このように言語は異なっても 発音する段階で同じ現象が起こるという事は 非常に面白いと思います。 人類の発する「ことば」であるから 共通点があるのも当然の事でしょう。
また 韓国語の"イ"の口で"ウ"と言う音 ドイツ語のウムラウトの"ウ"の口で"イ"と言う音 "オ"の口で"エ"という音 "r"の巻き舌や"j"の喉の奥から息を出すような音など (まだまだ沢山あると思いますが) 日本語にない音を練習して使ってみるのも楽しいです。
日本語においてはお国ことば 則ち方言がバラエティーに富んでいて ユニークですね。伊勢弁の「ももたろう」も親しみがありますが 大阪弁のそれには 思わず声を上げて笑ってしまいました。 フェロウシップで「ワフ家」の木曜日に取り組んだ時 泥棒の気配を感じて捕まえに行く場面で ヘンリーとアンが伊勢弁を使って発表した事を 懐かしく思い出します。
こうして色々と思い巡らすと 「ことば」というものは実に奥深いですね。 文法はあまり得意ではありませんが 「ことば」に対する興味は尽きません。 曽我さんのワークショップの感想からは 内容がずれてしまいましたが 「ことば」について考える機会を与えて下さったのは とても貴重な事だと深く感謝致します。 有難うございました。次回をまた 楽しみにしております。
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以上は、小学4年生からラボ中川パーティ在籍、 現在フェロウシップ会員のM子さんの感想です。 1979年ラボ国際交流参加されました。 ラボ・パーティが誕生した年に生まれました。
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発表していたみんな、特にキディーのみんなは 全部頭に入ってすごく楽しそうに動いていたなと感じました。
佐藤さんのワークショップでは みんなが真剣になってかかっているCDに耳を傾けて、 感じたことを出し合っていてとてもいい機会だったと思いました。 その後にはらぺこの発表をしたのも見ている人にとっては入りやすかったと思います。

曽我さんのワークショップで毎回思うのが、 自分たちがいつも普通に話している言葉を例に挙げて話して下さるので分かりやすいです。 意識していないから言われてみれば確かにそうだととても納得できます。

聞く、話す、読む、書くのステップに関しては 自分は今までラボでしてきたことが普通だと思っているから すごいことをしているという自覚はないけど、 英語でもフランス語でも誰かと話している時、 頭の中で日本語が流れているように 相手の話している内容がリアルタイムで理解できているのは すごく楽しいなと思います。
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以上は、年中から高3までラボ・パーティ在籍、 現在フェロウシップ会員のT子さんの感想です。 T子さんは、1998年ラボ国際交流参加されました。(北米ミネソタ州にホームステイ)
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ばあさんが洗濯している場面を考える。
T:このお話の季節はいつやろな
皆:夏! (ももは夏に食べるからという理由
T:ばあさんが洗濯しているところを絵に描いてくれる?(紙を配る)
<絵を描く(10分程度)>
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(絵をみながら)
T:皆で絵を見ながら気がついたことを言ってみよか!
Ke男(小5):川が流れている。 ばあさんがいる。
Ke男
F男(小5):ももが流れてくる。
F男
Ko男(小6):洗濯ものがある。
Ko男
Yu男(小1):山がある。
Yu男
N子(小5):山がある。
N子
Yu男(小1):太陽がある。 晴れている。
Ke男(小5):空がある。 空が晴れとる。 Yu男(小1):雲がある。
T:洗濯している時間はいつごろやろな。
F男(小5):朝早く! Ke男(小5):8時。
T:8時?
Ke男(小5):ばあさんが元気になる時間は8時や。 太陽が見えると元気になる。
T:それって玉ばぁ(Ke男のおばあゃん)のことやろ?(笑)
Ke男(小5):まあ、そうやな
T:私もその頃、洗濯するけどなぁ(笑)
Ko男(小6):僕は7時くらいやと思う。 F男(小5):7時半! Yu男(小1):6時!
*今日の印象や次週に向けて
ももたろうのお話の季節を考えてみた。 これは「ももの季節」ということで「夏」で意見一致。
ばあさんが川で洗濯をしている絵を描いてもらった。 それぞれの絵をみながら気付いたことを話しあった。
*ばあさんのヘアスタイルや服装に違いがあるのがわかる。 *お日様が描いてある。→お天気は良い。洗濯ということばから良い天気だと思うのかもしれない。 *山に小さくじいさんが描いてある絵もある。→じいさんも同時刻に働いている。 *ばあさんが洗濯をするのは、朝である。 *ももが流れてきている。→すでに次に何が起こるかというイメージが働いている。
絵を描いてみることによって、お互いの気付きを楽しく話しあうことができたのが良かった。
<中川パーティ小学生有滝グループ 2011年8月22日の記録より>
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今回、司会や実行委員の仕事をさせてもらい、 いつも以上にバタバタしたフォーラムでしたが、とても充実感が残りました。 3人の子供たちとラボをシェアした感がとてもあります。 N子(年長)とは、普段から一緒にラボを楽しんでいますが、 今回は生活の中でたくさん『シックスペンス』と、『男の子女の子』(注:What are little boys made of?)をやりました。 そして、まだラボの事を全然知らない課外のお友達に いろいろとラボの事を知ってもらえるお手伝いが出来たと思っています。
次男とは苦手だったモモタロウにお父さんも一緒に取り組んだ感があります。 好きな物語は放っておいても自然と耳から入って行くのに、 一度苦手意識を持ってしまうとあんなに入らないものか・・・と痛感しました。 年齢的なものなんでしょうか?英日→日英だからなんでしょうか? 悩みましたが何とかみんなに助けられて終えることができました。 …ありがとう!K子ちゃん(注:K子ちゃんはともにナレーションをしました)。 …最初の家での取り組み方も悪かったのでは・・・と反省しています。

長男(高2)とは一緒に司会をやったり、準備をしたり一番シェアした感があります。 普段の生活で高2の息子と一緒に何かをつくり上げていくということはなかなか無いと思うので とてもいい経験が出来ました。 いつも頼りにしている仲間達がおらず結構なプレッシャーだったと思いますが、 彼もとてもがんばっていて、その姿は一緒にやっていたからこそ見れたんだと思っています。
I先生もT先生も長男が1歳の頃から知っている先生なので、 フォーラム翌日はお2人共、保育園児達の事よりも先に彼を誉めて下さったのでとても嬉しく思いました。
園長先生はラボの子供たちの事を絶賛されてました。
みんな優秀ですなぁ!!!すばらしい! と。
S君(年長)のお母さんは祐子ちゃんの講演を聞いて感動してました。 自分に自信があって堂々とされてる姿が日本人には無い所だし、 自信があればこそ自分の事がもっと好きになれるから、ラボに入れて良かったとおっしゃってました。
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大勢の中で緊張してたと思いますが、頑張っている姿が頼もしく思えました。 ご指導ありがとうございます。 フォーラムはとても楽しかった事と桃太郎をやり終えた事で少し自信がついたようです。 最近はよくラボの歌を口ずさんだり、 ~は英語で何て言うのってよく聞いてきます。 花房祐子さんが英語で話す姿に憧れたようです。私も驚きました。 これからも英語に親しんでもらえればと思います。 よろしくお願いします。
 K子ちゃん(小1)の絵
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以上は、保育園課外Gに2011年6月入会、 2012年4月より有滝クラスに編入のK子ちゃん(小1)のお母さんからです。
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桃太郎の発表は小さな小学生の子たちもお話をちゃんと覚えて 英語の発音もしっかりしているのに驚きました。 大きな声も出ていて良かったと思います。
花房祐子さんのスピーチは英語が本当に堪能で、さすがだなぁと思いました。
佐藤可奈子さんのお話の後の言葉遊びで 韓国語のはらぺこあおむしを聞かせてもらって、 韓国語と日本語のところを聞いていたら、韓国語は知らないはずなのに、 「ちょるるちょるる」は「ぺっこぺこ」かな?とか 「~すみだ」は「~ました」かな?とか言葉の発見がいくつかありました。 食べ物はアイスクリームやサラミ等元々外国語のようなものは 韓国でも同じように言うんだなぁと思いました。 このような発見は子供の中でも同じようにおこってくることだと思います。 まさに「子供が英語の物語を聞く」ってこんな感覚なのかも!と思いました。
Mi子はフォーラムのときに 「男の子ってなんで出来てる?女の子ってなんで出来てる?」の発表を みんながスラスラ言えていたことに焦りを感じたのか フォーラムが終わった後で言う練習をしていました。 意外と発音がしっかり出来ているので、面白いなと思いました。 幼稚園でも先生の前で発表しているようで、 先生が「何か呪文のようなものを教えてくれました」と言っていました。 幼稚園で紙にも書いていたので、それも送信しますね。
桃太郎の絵は、桃太郎が犬と猿と雉を連れて鬼退治に行くところを書いたようです
 Mi子“What are little boys made of?”
 Mi子 ももたろう
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以上は、ホームパーティーキディクラスに在籍4年Mi子ちゃん(年中)のお母様(S.Uさん)からです。 6月3日にメールいただきました。
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昨日は、ありがとうございました M子たちの発表は、可愛いかったですし、楽しそうな姿を見ることができて、嬉しく思いました。
桃太郎感動しました。 素晴らしかったです。
冊子も少しずつ時間を作り目をとうさせてもらってます。 勉強になります。 英語が苦手な私にとって、にげがちになってしまうのですが、 少しずつ楽しみながらM子と一緒に勉強していきたいと思います!
昨日は、向かう車の中でCDを聴きながらいきました! M子は、もちろんY子(妹)も喜んで真似ながら歌ってます。 お気に入りは、「パンやさん!」 いつもリクエストするY子です。 CDのイラストを(見て『パン屋さん』と)いいます!クリスマス会などで盛り上がっる曲が沢山入っているからですかね? これからもよろしくお願いします!
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以上は、保育園課外クラスに昨10月に入会したM子ちゃん(年長)のお母さんからです。 フォーラムの翌日メールをいただきました。
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フォーラムに参加させて頂きましてありがとうございました。
『ももたろう』の感想ですが英語を普通に話している子供さん達をみて ただただ凄い!と思うばかりでした。 自分が中学生の頃、教科書の英文を暗記するテストがあったのですが 発音があまり良くわからなくて苦労したのを覚えています。 先生に聞いてもどうも曖昧で フォーラムでは子供さん達がスラスラ当たり前に英語を話してみえたので 日々の英語との付き合い方がどれだけ大切か考えさせられました。 次回も楽しみにしております。
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以上は、保育園課外クラスに今年4月に入会したばかりのS君(年長)のお母さんからです。
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Part 1
活動の記録 ラボ・テューター 中川潤子
テーマ活動(THEME ACTIVITY PERFORMANCE)という教育プログラム
その活動の様子
(2011年7月2日~2012年4月25日)
(大世古・小学生グループ、有滝・小学生グループ、玉城・小学生グループ)
昔話『ももたろう』 MOMOTARO-The Boy Born from a Peach
 李佳(ももか)小2の絵
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テーマ活動とは、日常のラボ・パーティの中心プログラムで、 ラボCDライブラリーをもとに子どもたちが繰り広げる劇的表現活動のことです。 イメージが豊かにふくらんでくると自然に身体を動かして表現したくなります。 また、それにつれて英語や日本語でも言いたくなっていくのです。 「大人が演出して思惑どおりに子どもたちを動かしていく演劇」ではなく、 「膨らんでく物語のイメージが、子どもたちの心や感情の動き、 更には身体の動きとなっていく自主的な表現活動」プログラムのことです。
そして、物語を楽しんでことばをやりとりしながら表現していく子どもの様子から、 心の成長とことばの成長を見ていくために、 テューターは記録を大切にしています。 子どもの事実に学びたいというラボ・パーティの考え方なのです。
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記録とは川の流れのうちのほんのひと掬いの<事実>らしきもの。 そして、記録を読むとは、 川の水のすべてを汲み上げることは難しいことだけど、 せめて少しでもいいから流れる川の水を掬いあげ、 その水を見てみよう、味わってみよう、ということになるでしょうか。 どうやらそこには、光をあてるとさまざまな輝きを見せるモノ、 複雑に味わえるモノが在るようです。(曽我隆幸)
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第3回kotobaフォーラム小冊子を作成しました。
カラーA4版、112頁です。

以下、目次です。
第3回 kotoba フォーラム
< 母語・にほんごVS 外国語・えいご/かんこくご >
目 次
ご挨拶 実行委員長・中川潤子
Part 1 ラボ・パーティの活動の記録 その1 テーマ活動という教育プログラム、その活動の様子 003
Part 2 ラボ・パーティの活動の記録 その2 ナーサリーライムに取りくんだ活動の様子 041
Part 3 ラボ・パーティの活動の記録 その3 韓国語(はらぺこあおむし)に取りくんだ活動の様子 059
Part 4 親が書いた記録 おもしろかったり、おもしろかったり
日本語や英語が口からとびだしてくる子どもたちの様子 065
Part 5 <kotobaフォーラム>に寄せて OB・ OG ・保護者 073
Part 6 講師資料 英語で仕事をする(花房祐子さん) 086 人間と植物の図(浜辺恒男さん) 087 子どもが英語の物語を聞くって、どんな感覚?(佐藤可奈子さん) 088 三重の旅、未旅、ことばを考える(曽我隆幸さん) 090
協賛(個人・団体) 105
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この子のかわいさ(静岡・沼津の寝かせ歌)
坊やはよい子だ ねんねしな
この子のかわいさ かぎりなさ
天にのぼれば星のかず 七里ケ浜では砂のかず
山では木のかず 萱(かや)のかず
沼津へ下れば千本松 千本松原 小松原
松葉のかずより まだかわい
ねんねんころりよ おころりよ
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編集・発行:kotobaフォーラム実行委員会
実行委員長:中川潤子
副実行委員長:中村真由美
副実行委員長:北井友恵
小冊子、数部在庫あります。ご希望の方は『メッセージを送る』からご連絡下さい。(小冊子 頒布係 永田)
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