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yuyuからのメッセージ≪LNP 30thXmas会によせて≫ |
01月16日 (金) |
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ラボ中川パーティ30周年おめでとうございます。 本日この記念すべき30回目のクリスマス回に出席できたことを非常に光栄に思います。 本当におめでとうございます。
30年というと弟の年齢が来月1月で30歳、私の年齢が34歳ですので 弟や私の生きてきた年数と同じくらいの時代を駆け抜けてきたということです。
私はこの34年の間、夏や冬の長い休みはラボ黒姫キャンプで過ごし、 中学1年の1987年にはラボ国際交流でアメリカカリフォルニア州へホームスティ、 その後アメリカ、オーストラリアからの受け入れを経験しながら 中学、高校はアメリカカリフォルニア州、大学生活はイギリスで過ごし、 現在は夫と来月には5歳、7歳になる娘たちと暮らしています。 普段は幼児から大人までの英語指導、イベント司会、 ラジオ英会話、またロータリークラブ国際交流の通訳、翻訳の仕事に携わっており、 ラボテューターの母と同様、働く母親の背中を娘たちにみてもらっています。 また今年はJ-SHINE小学校英語指導者資格認定され、 新たな現場にチャレンジしようとしています。
また2年間県教育協議会の協議員を務めさせていただきましたが 教育現場では「違いを認めよう」という言葉は出てきているものの、 学校関係者自身がどのように「個性を大切に」してよいのか、 「違いを認めること」をどうすればよいのか理解していないのが現状だと知りました。 ラボの活動を通してこんなことはあまりにも普通のことだと思っていたので この現状がショックでしたが、学生時代を振り返ると “みんなと同じ”ことがよいとされてきた日本の教育現場では 異質なものを受け入れる器がないのだと思い知らされました。
皆さんもご存知だと思いますが、 ここで金子みすヾさんの詩を紹介したいと思います。
私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、 お空はちっとも飛べないが、 飛べる小鳥は私のやうに、 地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、 きれいな音は出ないけど、 あの鳴る鈴は私のや(よ)うに、 たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、 みんなちがって、みんないい。
色んなラボテューターが存在し、それぞれのテューターのラボがある。 しかしこの“みんな違ってみんないい。”という理念は ラボ中川パーティそのものなのではないかと思います。
違いを認め合い、受け入れ、個性を伸ばすラボという環境。 振り返ると母親がラボテューターだということで 私の生活はラボであふれていたのだと感じます。
当時はそんなことは当たり前のことだと思っていましたが、 そうではないことにようやく気づきました。
最近ひとつ嬉しいことがありました。 長女が小学校のALTの先生にハロウィンのお菓子を渡す、 というので一緒に用意をし学校へ持たせたのですが “Here you are.”って言ったら “Thank you!”ってエリン先生が言ってくれたし “You’re welcome!”ってひとりで言えた!と大喜びで帰宅しました。 そのとき私は小学校3年生のときのラボキャンプで カンザス州のローラという女の子と同じロッジで仲良くなり、 イラストを交えながら一生懸命文通していたことを思い出しました。
自分自身が母親になり、ラボテューターだった母が私にしてくれたことすべてを 自分の娘たちにしてやろうと必死です。
そして今から20年後、30年後の私を想う娘たちの気持ちが 今の私があなたに想う気持ちと同じであればいいな、というのがひとつの目標です。
これからも数々の新しいラボっ子にその大きな愛情を与えていってください。
本日は本当におめでとうございました。
   
yuyu YO(旧姓YN)さん 1987年 1ヶ月のホームステイ(カリフォルニア州へ) 1988年 アメリカへ中高留学(カリフォルニア州 初代トレイニー ウェンディーの家へステイ)、イギリス留学
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