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マー君の“Frederick フレデリック” |
02月27日 (金) |
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この本はフレデリックと小さなねずみの話です。
おしゃべり野ねずみの家族の家。 けれどおひゃくしょうさんはひっこしてしまって なやはかたむきサイロはからっぽ。そのうえ冬は近い。 ちいさなのねずみたちは、たべものを集めるためにみんな昼も夜もはたらいた。 でもフレデリックは別。
ぼくはフレデリックは遊んでいると思いました。
小さな野ねずみたちは、フレデリックにたずねた。 「フレデリックどうしてきみは はたらかないの」みんな聞いた。 するとフレデリクは「こうみえたってはたらいているよ」とこたえた。
ぼくも フレデリックは はたらいていると思わなかった。 けれど フレデリックは自分ではたらいてるよと言った。
「さむくて、暗い冬の日のためにお日さまのひかりを集めてるんだ。」 そして「色をあつめたり言葉をあつめている」とも言った。
でもぼくはどうやってあつめているかなと不思議だった。
冬がきて雪がふりはじめた。 5匹の小さなのねずみたちは石の間のかくれがにこもった。 はじめのうちはたくさんあった食べ物も少しずつ無くなってきた。 石がきの中はこごえそう。
ぼくは野ねずみたちはかわいそうだと思った。
その時みんなは思いだした。
フレデリックがいったいどうなったの。
ぼくも5匹の野ねずみたちといっしょのことを思いだした。
フレデリックは言った。 「君達におひさまの光をあげよう。ほら かんじるだろ。燃えるような金色の光。」 フレデリックがお日様の話をするにつれてだんだんあったかくなってきた。 そして色は、青い朝顔や 野いちごの緑のはっぱのことを話しだすと、 みんな心の中にぬりえでもしたようはっきりといろんな色を見た。 そして あつめた言葉も。ぶ台のはいゆうみたいにしゃべり始めた。 終わるとみんなはくしゅかっさいだった。
ぼくも、5匹の中の1匹になってフレデリックが言った光や、色や、言葉を聞きたかった。 そしたら心も体もあったかくなったかな。

以上は、フレデリックのお話に取り組み始めた昨年の夏に、 マー君(小3)が書いた作文です。 それから4ヶ月後、12月のLNP30thXmas会でマー君は、 5匹の中の一匹になって野ねずみとラストシーンのナレーションをしました。 マー君の“Who scattered the snowflakes? だれがゆきをふらせるの?”で 皆が一斉に語りはじめるのです。 私はその場面が大好きです。 2月の生涯学習発表会で、マー君は生き生きと発表していました。 しっかり考えたから、フレデリックのお話を心をこめて語ることができたんですよね。
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