西遊記あれこれ① ≪石猿は聖猿 ありえなーいことの始まり≫ |
04月26日 (日) |
|
「黄金の光の発しますところを 取り調べて参りました。 東勝神州海東は傲来小国に花果山と申す山がありまして その山上の仙石が卵を生み、そのなかから一匹の猿がとび出し ぴょこぴょこと四方を拝んでいたのでございます。 その猿の眼から 黄金の光が出て、天まで届いたと、こういうわけではありますが、 いまその猿め、水を飲んだり、木の実をくらったりしておりますゆえ、 まもなく光は消え去るでございましょう。どうぞご安心のほどを。」 玉帝の部下である将軍たち 千里眼と順風耳の報告である。
石から猿が生まれた! Ke君風にいうとまさに ありえなーいことが アンビリーバボーなことが始まったのである。 東勝神州傲来国花果山(とうしょうしんしゅうごうらいこくかかざん)から孫悟空は生まれた。
<引用 新西遊記(陳舜臣)>
|
|
|
|