|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
賢い子を育てる「テーマ活動」 |
02月17日 (日) |
|
学習指導要領の改訂に伴い、「総合学習」が削減される方向となりました。確かに、ここ10年、良き書きそろばん、知識は、学校外へ頼る傾向が強まったように感じます。しかし、未来を担う子ども達に必要なことは、正しい知識と基礎学力の上にたつ、未来を「想像する力」だと強く感じています。
人に指示されたことは、きちんとできる。基礎学力もある。しかし、これだけでは、未来をつくっていくことはできません。
先日、高学年活動発表会を終え、実質2ヶ月間、子ども達の活動を見守ってきました。7つのパーティから小5以上~大学生、25名が集まり『スーホの白い馬』を英語、日本語で発表。毎回、何をどう表現するか、真剣に議論し、楽しく体を動かしてきました。子ども達全員の感じる力、想像力、表現力が、発揮される場でした。もちろんモンゴルの資料、物語の成り立ちなど、基礎知識を得た上でのことですが、毎回、ふだんはあまり使わないであろう考える力、想像力、イメージ力など、頭をフル稼働させる活動でした。
また高校生達には、年齢の異なる仲間から出された意見を、いかに分類し、まとめ集約するか、非常に高い能力が求められました。単にまとめるだけではなく、珍しく発言した仲間への配慮など、きめ細かな統括力が求められました。もちろん高校生達も、最初からできていたわけではなく、4月の当初はぎこちなく、周りも見えていませんでした。この1年間の活動を通し、さらに今回の発表会へ向けて、力が大きく伸びました。こうした力を養われる機会は、なかなか無いのではないか。こうした力こそ、これからの社会で役立つ力ではないかと、強く感じました。
ご父母の方々へは、いつも発表の結果をお見せすることしかできませんが、そのプロセスがいかに大切か、いかにその過程で子ども達が育つか、高い能力が求められるか、ご推測いただければと思っています。
最近の入学試験も、知識でしか学力を測れないジレンマから、推薦など、数時間の試験では計れない力をみようとする傾向が強まっています。こうした想像力、社会力を身につけ、「生きる力」の1つを身につけていくことが、将来を担う子ども達に必要不可欠なことだと感じています。
またこうした想像力を鍛えることで、他の脳の力も増すと聞いたことがあります。真に賢い子に育てるためにも、こうした考える力を深く耕すことが、大切だと感じております。
このようなスタンスに立ち、現在は、4月の発表会へ向け、各クラスの子ども達の活動を見守っています。ご理解、ご協力をお願い致します。
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|