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「受け入れ」という国際交流 04月16日 (金)
今回、世田谷区の交流事業に参加し、カナダの中学生を受け入れたNさんと、そのお母様のご感想をご報告し、あらためて、異文化理解について考えてみたいと思います。

まず最初に、4月10日に実施された報告会で、世田谷区の姉妹都市交流の引率者、東京都の英語教師、A先生(偶然にも、ラボのカレッジリーダーとしても活躍されたFパーティ出身の先生)のお話も私の要約ですが、掲載致します。

「私は、中学生の頃、ホームスティに参加し、楽しかったし、ホストとわかり合えることができました。でももっと英語を学びたいと強く感じました。その『こころ』があるから今の自分があります。世の中に通訳ができる人は、たくさんいます。翻訳機械もあります。私も訪問団として、現地の校長先生のことばを訳しましたが、その先生と前の夜にいろいろと話していたから、その先生のことばを伝えることができたのだと思います。皆さんも、パートナー(ホストフレンド)の英語が分かったり、自分の英語を相手が分かってくれるのは、友達になり心が通じ合っているからだと思います。『ことばを学ぶこと』とは、単に英文法や単語をだけを学ぶことではありません。その国の歴史、バックグランドを知りたい、新しいことを知りたいという気持ち、心が無ければ、通じ合うことができません。今回の交流事業は、あくまできっかけです。これから世界へ目を向け、外へ出ていくことによって、未来をつくってほしいと思います。」

今回、ラボっこのNさんが、世田谷区のウィニペグ市(カナダ)訪問団の中学生の一人に選ばれ、3週間の現地スティと、2週間の受入れをしました。4月10日に、その報告会があり、参加した中学生16名とその保護者が、スティと受入れ両方を体験し感じたことを発表しました。

子どもたちの多くが、受入れの方が、気が楽だと思っていたが、そうではなかったと、異文化を強く体験していました。Nさんも、「訪問するより受け入れる方が、何倍も大変だった。ウィニペグへ訪問を経験しみて、受け入れる前は、通じる英語を話せるかどうか心配だったが、受け入れてみて一番の問題点だと感じたのは、価値観の違いだった。そして、自分の考え方や価値観を新たに発見したように思えた。それは、『気配り』や『配慮』を無意識に大事にしていたことや、その反面、自分の本心を表情に出さないよう努めていたいたことだった。私は、こういう人間なんだと認識した。~しかし、家で、日本文化体験をした時、C(受け入れたお子さん)は日本の伝統のものに興味を示してくれ、素直に嬉しかった。違いを受け入れることは、苦労したけど、それを本当に認めることができた時、私たちは深い交流ができると思う。今回のこの事業に参加して、新たな自分や日本人の心、日本の良さを発見した。やはり、訪問・受け入れ両方することで、この交流事業が完結すると思う。これから、再会を目指して、新たな一歩を踏み出したい。」と報告。

お母様からも「Cを受け入れるということは、我が家に娘(妹)がやってきたという感じでした。二人は、仲良く遊んだり、喧嘩をしたり、本当の姉妹のように過ごしていたように見えました。私も親として、分け隔てなく接しようと思いましたが、どうしてもCに甘
くなりがちでした。すると、娘は、嫉妬を感じることもあったようです。Cは、娘と違って、飾らない、YES・NOをはっきり言うタイプです。感情も素直に表情に出します。一方の、娘は、『他人への気遣い』や『遠慮』ということに対しての価値観の違いを受け入れられない自分との戦いがあったようです。また、そんな我が娘の器の小ささを受け入れられない私がいました。しばらくして、悩み、戸惑い、苦しむ娘の姿に、このような体験と通して成長していくのだ思え、しだいに受け入れられるようになりました。Cがいることで、娘を客観的に見ることができたり、自分を見つめなおすことができたり、また、家族とは?日本の心とは?価値観の違いをどう受け入れていくか?など考えさせられることの多い貴重な体験でした。思春期の多感なこの時期に、国際交流を体験することは、子どもにとっても親にとっても非常に大きな意義のあることだと思います。」

また私に対して「同じ中学生を受け入れてみて、ひと月受け入れという懐の深さに改めて感動しています。国際交流に参加する、つまりホームステイする経験より、実は受け入れ家庭の子どもが受け入れを経験することの方が成長のチャンスが多くあることを知っているからではないかと思うくらいです。実際は、成長のチャンスは子どもの姿勢次第でしょう。また、移民、受け入れの歴史を持つ国民性もあることでしょう。
今回の受け入れは、娘にとっても成長のチャンスがたくさんありました。自分が正しい、相手が間違っているという考え方からなかなか抜け出せませんでした。価値観の違いを受け入れること、相手を認めることに苦労していました。頭ではわかっていても心ではなかなか受け入れられないのです。本当の意味での異文化理解が今、始まったばかりなのかもしれません。壁はことばだけではない、価値観の壁もあったと語っていたのが印象的でした。」

確かに、日本人よりも欧米の人々の方が、他人を受け入れることに対して慣れている面もあります。また兄弟が多ければ、家族みんなで受入れを楽しむことができます。日本人は、気をつかいすぎる面もありますが、それでも親として、大事なよそのお子さんをお預かりするという気持ちには、変わりはありません。今回の世田谷区の交流では、ラボのように大勢の中からマッチングをしてホストが選ばれた訳ではないので、相性という難しさもあったかと思います。

またCさんは、挨拶や感謝の言葉が、最初はほとんど無かったそうです。そこでNさん一家は『挨拶運動』を展開し、お互いに言うように心がけたそうです。それによってCさんも言ってくれるようになったそうです。こんな素敵な方法もあるのだと、受け入れで同じ経験をした私もとても感じ入りました。

Nさんは、世田谷区の「第24回中学生の主張大会」でウィニペグへのホームスティ留学体験を語り、新聞に載りました。その中で、「異文化交流をする時、ちがいを理解し合うこと、お互いを気遣い合うこと、感謝し合うことが大切だと強く感じました。ホームスティだけでは、いい思い出にしかならなかったと思います。今回2WAYを体験し、行っていただけでは気づかなかったことが多くありました。人として思いやり、気遣いの大切さを改めて感じました。これは、身近な人との交流も同じなのかもしれないと感じました。」

今回、Nさんのおかげで、私も世田谷区がこのウィニペグ市と姉妹都市交流を40年、ラボの国際交流の歴史とほぼ同じぐらい続けていることを知りました。彼女が、学校で、この応募を見つけたことは、決して偶然ではなかったかもしれません。中1の時のラボでのホームスティ体験、その秋のインターンの受入れ体験、中学から始めた大好きなお琴など、国際交流へのアンテナができていたからだったと思います。

現在、インターンを2ヶ月半近く(インターンのご希望もあり、長くなっています)受け入れて下さっているMさんご一家もまた様々な事をご経験され、豊かになっていらっしゃることと思います。

小さなお子さんを3人育てていらっしゃる保護者の方からも、先日、日本語研修の方の受け入れ希望があり、たいへん嬉しく感じています。

こうした草の根の国際交流が広く伝われば、地球から戦争はなくなると、ある大使館員が述べていました。いつになったらそのような時代が来るのか。未来を築くのは、子どもたちであり、その子どもたちを育てるのは大人ですね。
Re:「受け入れ」という国際交流(04月16日) ・ ・
carmenさん (2010年04月23日 22時26分)

はじめまして。広島東の石橋(carmen)と申します。「受け入れ」につ
いて、子供時代に自分が受け入れられた側、受け入れた側の両方のたっ
たことで、改めて気づき思うことがいまだにたくさんあります。
おっしゃるとおりで、この意義ある国際交流に、一人でも多くのラボっ
こやご家庭が、両側で参加されるといいと思います。
 「ページ」もラボで培う言語力など、非常に中味の濃い記事が多くて
とても勉強になります!
これからも楽しみに訪問させていただきます!!よろしくお願いいたし
ます!!
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