|
|
今年も夏休み最後のイベントの1泊2日のパーティ合宿を終えました。4月に入ったばかりの高1のY君が、帰りのバスの中で私に、「合宿の感想を話したいのですが」と語ってきた時には、少しドキっとしました。客観的にみてどうだったのかと。彼が言ったのは「僕は、皆とは少し違った感想だと思いますが、ラボのお母様方の素晴らしさに気づきました。話をしていて、安心できるし、とても優しい。子どもたちも、みんな素直で本当にいい~」と。彼は、合宿に参加しながら、このようなことを感じていたのだと分かり、本当に嬉しかったです。いろいろな困難を乗り越えてきた彼だからこそ、気づけた貴重なことだと思いました。
合宿に参加されたお母様方に、このことをメールでお知らせしたところ、このY君のことばに同感だというお返事をたくさんいただきました。
ちょっと忘れがちな、保護者や子どもたちとの貴重な出会い。かけがいのない仲間であること。一テュ-タ-としては、これからも心して、ひとりひとりの子どもたちが、のびのびと活動できるように、時に少し高い目標をおきながら、静かに見つめていかなければならないと、あらためて気の引き締まる思いがした合宿でした。
|
|
|
|
|
Narumiさんが、今日、高校留学へ向けて出発しました!
HPへ「伊藤パーティーの皆様こんにちは。 Narumiです。 私のために壮行会を開いてくださり、そして素敵な千羽鶴をありがとうございました。 明日の午後、ニューヨーク行きの便で出発します。行ってきます。」とのメールが届いていましたので、お知らせします。
中1のラボのホームスティが最初のきっかけでした。
とても楽しいスティができ、またアメリカへ行きたいという夢をもちました。
学校の廊下に張り出されていた世田谷区の交換留学を自分で見つけて応募。ラボでのホームスティ体験や彼女の国際交流への思いが、作文や面接で認められ、中2で世田谷区の姉妹都市への交換留学生に選ばれました。カナダのウイニペグ市で、中学生との交流に参加し、また同年代の受け入れも体験。他にも、ラボのインターンの受け入れなど、本当にこれまでたくさんの国際交流体験をしてきました。
その内容を区のスピーチコンテストで発表したり、学校代表としてスピーチしたりと、素晴らしい実績の持ち主です。
さらに彼女の素晴らしいところは、お箏の演奏ができることです。今回、パーティで開いた壮行会で、「さくら」を演奏してくれました。素人の私にもおそらくこれはかなり高度と分かる旋律の素晴らしい「さくら」でした。
日程は、まずニューヨークでMeetingや市内観光があり、週末にテキサス州のホストファミリー宅へ到着します。4人姉妹の賑やかなご家庭で、MomもDadもとても優しそうでした。9月からは、現地のInternational High Schoolへ通います。
日本を紹介する機会も多いでしょう。お琴演奏も、きっと喜ばれることと思います。現地校で単位をとるわけですから、そうたやすいことではありません。壁にぶつかることもあるでしょう。苦難は成長のチャンス!だとポジティブに思って、学校の先生や周りに相談しながら解決していってもらいたいと願っています。フレーフレー!Narumi!パーティのみんなも応援しています!
またNarumiさんからメールが届いたらご紹介します。
|
|
|
|
|
この夏、キャンプ初参加が小5までで、9名となったため、14日に親子キャンプ説明会を開きました。会のことを小耳にはさんだ小4Pockyから当日、「参加してもいい?」と電話があり。お母様方も参加されていたことが予想外だったようですが、初参加の子どもたちを集めて、キャンプについて、しっかりとアドバイスをしてくれました。
おはなしにっきには、皆に伝えたいことが、丁寧に書かれていました。
********************************
「黒姫キャンプを楽しむには!!」
①友達を作ること
ロッジに入ると緊張するかもしれないけれど、まずは自分から話しかけることが大事です。開会式のペアを作る時も、パーティのお友達じゃなく他の子とペアになると、その子と仲良くなれるよ!!名刺も自分からわたすといいかもね。
②テーマ活動に参加すること
みんな緊張していて、いつもとはちがう空気でも(しずか)、自分から役をやったり、意見を出したりするといいかも。ロッジでやった「おおかみと七ひきのこやぎ」を姉妹ロッジ交流会でやるので、たくさんいい意見を出してね。
③ソングバードを盛り上げること
パーティでやるソングバードとはちがい、キャンプでやるソングバードはすごくもりあがります。そのもり上がりにのって最高に楽しいソングバードにしてね。新しいソングバードをおぼえるといいかもね。
☆その他
キャンプにカメラを持っていって、友達や自然、自分の写真をとってみるといいかも(自分をとるときはロッジマザーや友達にとってもらうといいよ)。とった写真でアルバムを作ってみてね。
※使いすてカメラだと便利
※持ってくる場合はお母さんに使い方を聞いてね。
思い出をいっぱい作ろう!!
楽しい黒姫にしてね!
********************************
小学生の目線で、きちんと伝えてくれたので、本当に助かりました!
ファミリーキャンプに始まり、冬も含め既に7回黒姫キャンプに参加している彼女からのメッセージには説得力あり。
テュ-タ-としてはロッジの場所や持ち物、野外活動のことばかりを説明して終わっていましたが、参加する子どもたちには、こうしたアドバイスが大切なのだと、Pockyに教えられました。
こんな風に先輩から伝えてもらえると初参加の子どもたちも安心しますね。代々パーティでひきついでいけたらと思っています。
Pocky ありがとう!
|
|
|
|
|
東京支部では、小学生4~6年生が年に一度、一同にかいします。今年のテーマは、『不死身の九人兄弟』、約120名が集まりました。
大学生実行委員と共に、小学生実行委員も事前に準備をして、当日にのぞみます。パーティの子どもたちはまとめても、支部の初めて合う小学生をまとめるのは、初めての経験。“I've Working on the Railroad”をグループの子達に教えたり、グループごとに発表の場面を工夫し、見せ合ったりしました。
まだ大学生実行委員マッシュの感想は聞けていませんが、実行委員をした小6のR君に感想を尋ねたところ、まとめる難しさも体験した様子で、簡単には語りきれない様子でした。100名以上が集まった中で、緊張感も味わい、パートナーとグループをまとめる貴重な体験ができたと思います。また大学生からの適切なサポートから確実に多くのことを学べたと思います。
参加者10名のパーティリーダーとしての目標は?という感想には、
「パーティリーダーとしてみんなをまとめられる人になりたい」「パーティのみんなを動かせればいいなぁと思った」「小さい子にもうまく教えられるように努力しようと思う」「これからもラボを楽しくやっていきたいという目標ができました」「みんなに聞こえるように大きな声で話す」「みんなと仲良くする」等が書かれていました。
以前、R君にリーダーってどんな人だと思う?と尋ねたところ「みんなから尊敬される人」と応えていました。
そのためには、CDもたくさん聴いて、全体を把握し、誰よりも人の意見をよく聞くことが必要です。さらにメンバーひとりひとりをよく見渡す力や段取り力が求められます。
仲間とテーマ活動に取り組む中、英語を聞いて話す力も、リーダーになると、その自覚から、より能動的に身につくように感じています。
国内交流委員長の言葉を借りると
「小学生は、パーティのリーダーに。中学生は、地区のリーダーに。高校生は支部のリーダーに。そして大学生は、全国のリーダーに!」
まずは、ジュニアリーダーひろばに参加したメンバーは、今回、自覚できたことを、夏のパーティ合宿で大いに発揮してもらいたいと期待しています!
|
|
|
|
|
22日に発表会が終わり、各クラス、熱気がまだまだ続いています。発表会が終わったあとのクラスは、どのクラスも、ペラペラキッズぞろい。自由に、好きな役になって、英語だけでテーマ活動をしてみましたが、みんな他の役の言葉を、本当によく覚えていて、英語をしゃべることが、楽しくて仕方がない状況です。
地区の新歓に参加した子どもたちに、連休明けは、『きてれつ六勇士』に出てきた英語を使って、自由にお話をつくってもらうからねと、告げると、誰ひとり、え~という反応もなく、口々に“Wait a minute!”“Come along!”“I hate you!”“Hush,daughter!"など、次から次へと言っているので、本当に楽しかったのだなぁと感じ入りました。
発表会が終わって「ラボシックになった」という感想もあり、合同練習での苦闘も全ては、発表の達成感で飛んでいってしまうのだと実感しました。
新歓で、自分の好きな台詞を大きな声で叫ぶゲームがあり、当然、パーティの子どもたちは、発表したばかりの『きてれつ』だろうと思っていたら、1年以上前に発表した『トム・ソーヤ』の言葉を言っている子もいて、みんな、やはり楽しかったり、好きだった言葉は、ずっと残っているのだと感じ入りました。
「英語を体に染みこませる」とは、大学生マッシュが以前、語った言葉ですが、本当に、CDをたくさんたくさん聴くと、この状態になり、体が自然に動いていくのだと思います。
パーティのみんなが、心を一つにして、CDを聴き続け、思いが自然にあらわれる形が、テーマ活動なのだと実感しています。
子どもたちひとりひとり、感じ方が異なるけれども、話し合ってひとつの方向を決め、そこへ思いをのせたときに、「ことば」が気持ちよく、子どもたちの体の中へ入り込むのだと思います。
子どもたちの達成感の笑顔は、テュ-タ-にとっての醍醐味。
今月は、ゆったり事後活動を楽しみたいと思っています。
|
|
|
|
|
ラボでは、卒業し社会に巣立つ子どもたちを激励する会を毎年実施しています。ひとりひとり修了証書と記念品が授与されます。贈ることば、修了した子の答辞などがあります。いつもはTシャツ姿の女子学生達も、ドレスを着てますます美しく輝いていました。☆~
最初にラボセンター理事より挨拶。
「テーマ活動は、目には見えないものを伝える活動。自分たちが何を感じ、何を表したいか。そこにはものすごい想像力、感じる力、伝える力が求められる。」またさらに、児童文学者でラボ国際交流財団の理事でもある猪熊葉子氏のことばを引用し「物語やファンタジーは、社会では時として、子どものもの、非現実的なものと見下されがちだが、物語の中にこそ、人間の真実が語られている」と話がありました。
ふと今、子どもたちと楽しんでいる『きてれつ六勇士』を思い出し、私は、仲間を集める兵士のような存在かな?個性豊かで才能あふれる子どもたちと出会って Please come along with us! みんなで力を合わせて、一つのことを成し遂げようとしているのかもしれないと実感。
ラボで育つ子どもたちも、みんな知らず知らずのうちに、名作物語が語る人間の真実を身につけ、生きる力をも得ているあらためて感じました。
答辞を同じ地区のAyaちゃんが述べました。
ラボを通して得た「人」について、自分のことばで、力強く語り、聞いていて涙が出ました。
またテュ-タ-代表からは、ラボの縦割り構成について。「縦割りだからこそ育ち合い、常に憧れの存在がある。社会に出ても、みんなの憧れの存在となれるように頑張ってほしい」と激励。
子どもたちの進路は様々、国家公務員、英語の教師、日本語教師を目指す子、小学校教師、看護士、保育士、塾講師、キャビンアテンダント、外資系企業、IT企業、メーカー、ホテル、銀行、不動産、...本当にさまざまだが、みんなが、「ラボという港から船出」していく。
この式とは別に、先日、パーティOBで、今年就職するYusuke君(Masshの兄)と話をする機会がありました。卒業制作や自分が大学時代に制作したものを見せてくれました。工業デザインなのですが、びっくりするものばかり。作品も見事ですが、少し話をしていただけでも会話の中に彼の素敵な人柄が伝わってきて、早々に就職先が決まったのも納得。
これからはメーカーで、デザインを担当します。
社会にはばたく子どもたちを見送るのは、何か大切に育ててきた小鳥を大空へ飛ばすような気持ちです。ラボの子どもたちを、自分の子どものように感じられるのは、テュ-タ-の醍醐味だと感じています。
|
|
|
|
|
昨今の世界情勢、経済状況などを聞くにつけ、今後、子どもたちの将来は?とふと考えます。
「好きなことを仕事にできること」これは、一番、幸せなことだと思います。
好きなことであれば、たとえ困難にぶつかっても、克服できる。
だから、子どもたちには、好きなことを見つけてほしい!と願っています。
小さい頃から、少しずつ「好きなこと」は芽生えていると思います。その小さな芽を伸ばせるように、よく栄養と水をかかさずに与え続けることだと感じています。
「英語」は、そうした好きなことをしていく中で、ひとつの道具です。
使いたいときに、使えなければ、何の意味もありません。
中学生の子が、「海外の人と話すのが楽しい!これってラボのおかげだよね」と話していました。学校の英語も、もちろん大切なのですが、その学校で学んだはずの英語を実際に使えない日本人がどれほど多いことか。
英文法の壁にぶつかって点数で苦手意識をもってしまい、英語が嫌いになってしまう子どもたちが、本当に気の毒です。
中学時代の国際交流は、こうした学校での英語の壁を大きく乗り越える大きな原動力にもなります。英語って、こうして使ってみると、なんて楽しいんだろう!もっとホストと話せるようになりたい!中高時代に、こうした交流を実感できなければ、本当に英語は一教科として遠い存在で終わってしまいます。
昨年、来日する予定だったホストフレンドが、今夏はいらして下さるとのこと。本当に嬉しいことです。日本の現状を十分承知しながらも、やはり受入れた日本の友達に会いたいという思いが伝わってきます。
一方、1年留学を決めた高校生は、これから本気で生の英語を習得してきます。もちろん「好きなこと」はずっと続けてきました。+ラボの物語でたくさんの英語を「音」で習得してきたといいます。アメリカでも耳で英語を習得することになるでしょう。
海外の方で、日本語が上手な方がよくいらっしゃいます。どのようにして日本語を習得されたのですか?と尋ねると、ほとんどの方が、何度も耳で聴いて話しての繰り返しと応えます。文法を熱心に勉強しましたという方には、会ったことがありません。まして書くことを先に勉強したという方もいません。
さらに、ラボでは、舞台で大きな声も出します。体全体も使います。仲間とのコミュニケーションがいかに大切かということも自然に体得しています。人前でも動じない度胸もつきます。
あらためてラボの英語教育は理にかなっていると感じています。
子どもたちには、「好きなこと」+「英語」(外国語)を!
さらにいえば、「好きなこと」+LABOを!と思っています。
|
|
|
|
|
昨日、東京支部の各地区の中高大生の発表を見てきました。みんないそがしい時期の子どもたちです。しかし、頑張った子達は、やはり得るものがあると深く感じました。
満足感いっぱいの子どもたちの顔には、次へ向けての意欲が感じられました。
『セロ弾きのゴーシュ』で指揮棒をふったのは、中1の男の子でした。中高大生のオーケストラを前に、しっかりと見えない棒を振りました。高校生のゴーシュも、真になりきり見事でした。
CDを自分の体の一部になるまで聴いてみる。そうしたときに、英語が自分のものになる。さらに仲間とのテーマ活動の中で、ことばには言い表せない達成感を、子どもたちは得ています。自分達で考え、創りあげる楽しさ、苦しさを乗り越えた時の達成感、これが、子どもたちをどれほど大きく成長させるか。
大学でモンテッソーリについて研究した時をいつも思い出します。達成感を得ることで、人格が形成される。このことにも通じると感じました。
子どもたちが、ラボでこうした体験を積み重ねることは、将来、自分たちで困難を克服していくときにも、自分の中の成功体験として、十分、生き続け、前に進むことができる人間になると、信じています。
昨日の発表会最後に、実行委員長が英語と日本語でスピーチをしました。自分のことばで、しっかりと語ったことばには、力がありました。ラボを続けていれば、誰でも、こうしたチャンスに巡り会える。学校以外で、自分を大きく成長させることができる場がある。さらにやはりこれだけの名作物語の言葉のシャワーを浴びながら育った子どもたちは、違う。さらに英語もいつの間にか、入っている。点数のための学校英語だけでは、決して学ぶことのできない力だと、実感しています。
見に行ったメンバーも多くの刺激を受けてきました。百聞は一見にしかず。次回は、自分たちの発表です。お話全体を深め、一度、もうこ礼状は無理というぐらい浸ってみる体験をしてもらいたいと思っています!
|
|
|
|
|
あけましておめでとうございます!
今年も、たくさんの仲間、物語、歌、ことばとの出会いが楽しみです。子どもたちの個性が輝く年となりますように!
中学生の方からの年賀状で、
「竜は私たちみんなの心の中に居て、『経験』を食べて成長しています。だから、私たちは日増しに強くなるのです。(ブータン国王 ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王)」というメッセージをもらいました。
昨年、ブータン国王が、被災地を訪れたさいのことばでしたので、ご存じの方も多いかと思いますが、私は知りませんでした。
北にヒマラヤ山脈を配し、国土の標高が7000メートルにも達するというブータン王国。王家の権威を表す黄色と、ラマ教を示すオレンジとに塗り分けられた国旗の中央には、富の象徴といわれる四つの玉を掴む守護神=白い竜が描かれています。この国がドゥック・ユル(雷竜の国)と呼ばれる由縁だそうです。
朝日新聞記事によれば、その詳細は、
「竜が存在することを知っていますか? 私は見たことがあります
竜は“経験”を食べて生きています
私たち一人ひとりの心の中に“人格”という竜がいます
いろいろ経験をして歳をとると竜は大きく強くなります
大切なのは感情をコントロールすることです。
どうか自分の竜を大きく素晴らしく育てていって欲しい。」
何事も「経験」を生かして前進することが大切であり、経験によって「人格」もつくられるのだと教えられました。さらにどのような場においても、感情をコントロールすることは難しいことですが、常に冷静に心の中の竜に問い、判断できることを望みたいものです。「経験」は、人を強く大きくしてくれると、教えられました。
ウインターキャンプに参加した子どもたちは、どんな経験をしてきたかな?今年も、国内外で、たくさんの「経験」を積んでもらいたい。
|
|
|
|
|
これは高校生S君の言葉。「英語の文を理解することは大切ですが、耳や体に染み込ませるのも大切だとあらためて実感しました」と大好きな『ハメルンの笛吹き』全話を、パーティ内発表会で素語りし、達成感に満ちた感想を送ってくれました。
22日に、恒例の個人発表会兼ハロウインパーティを実施。今回は、久しぶりにインターンも招くことができ(会員が受入れてくれていることもあり)、一段と楽しい会になりました。
個人発表も幼児からほぼ全員のため、長時間にわたります。あらかじめ所要時間を申請してもらい、それに合わせてプログラムの時間を決めるのですが、どの子もどんどん素語りできる内容が増え(嬉しい悲鳴!)、今回、全話を語った子は4名。『さんびきのやぎのがらがらどん』英日(年長さん)、『どろんこハリー』英語のみ(小1)、『くまがり』英語のみ(小3)、そして圧巻は、高3のS君でした。
大学受験の真っ最中。少ない時間で相当聞き込んだ彼は、本当に集中力があるのだと感心しました。その力を引き出したのが、「物語」です。かつて高学年活動で笛吹き役を演じきり、この物語と出会いました。学校の教科書や単なるスキットではなく、「物語」のもつ力が、彼をここまで駆り立てたのだと思います。彼のひとり芝居は、本当に素晴らしい発表で、保護者の方々も子どもたちもみんなが感嘆し感じ入りました。
他の子どもたちもみんな、自分の好きな物語の一節や詩を発表したり、歌ったり。中学生のMさんは、前日夜に、東北の被災地から帰宅。ヘドロをかく作業など、約1週間ボランティア活動をして、深く感じたことを、自分で考えた英語でスピーチしました。
中1でラボに入会したS君も、最後まで何を発表するか悩み抜き、詩Wantedを、自分流の欲しい部屋にアレンジして、しっかりと発表できました。
去年までは、なんとなく発表を逃げ回っていた小学校高学年の男の子達も、同じ学年の友達同士、より長く発表した方がかっこいいと思えるほど成長し、前日も自ら練習に来るほど、本当にその意欲を嬉しく感じました。子どもたちは、どんどん成長し、変化していくのだと実感しました。
インターンも個人発表。楽しいアルバム紹介と、歌とギター演奏でしっとりと会場を落ち着かせてくれました。
個人発表会のあと、食事をはさんで、子どもたちが待ちに待ったゲームコーナーめぐり。各コーナーをまわると、お菓子がもらえます。各クラス、主にクリスマス会で発表する物語からゲームを考えます。今回は、インターンが来るということで、英語での説明も頑張っていました。
▲『さんびきのこぶた』コーナーは、動くオオカミにリンゴを投げつけるゲーム。
▲『かさじぞう』コーナーは、お地蔵さんのために会場を歩いている傘売りから傘を交渉してより安く買ってくるゲーム。
▲『おばけのQ太郎』コーナーでは、ミミズ探し、もぐら体験(幼児に大人気)、空気鉄砲でShotaをより遠くまで飛ばすゲーム、学校へShotaを投げるゲームと多数。
ちょっとまだ発表テーマ未定のクラスは『ハロウインくじ引きゲーム』コーナー
▲幼児クラスの『ピエール』コーナーは、ライオンの口に手を入れてピエールを救い出すゲーム。
▲『すてきなワフ家』が大好きなクラスは、くじによってチョコレートがたくさんもらえるコーナー
▲プレイルームから幼児のクラスは、恒例Fishingコーナー。
こちらもお母様手作りの立体的な魚たちが釣れて大人気。
▲お父様が割箸鉄砲をたくさん作って下さった射的コーナー(ゴム鉄砲でライブラリ登場人物を倒すゲーム)は、かなりの人気で、とうとう集合写真が撮れず。
▲高学年クラスは、こわいお化け屋敷と見せかけて、実は・・・。とっても楽しいアイデアで、みんなを笑わせてくれました。
本当に、子どもたちの発想は豊かで感心するばかりでした。インターンも、満面の笑みで、おもわず日本語で「楽しい!」と喜んでもらえました。
*****************
個人発表会は、自分を表現する貴重な機会となっています。
毎年、さまざまな工夫をしています。誰の台詞か分かるように、自分で描いた登場人物の絵を上にもちあげながら発表したり、どろんこハリーになって黒から白のTシャツに変身したり、バスの運転手さんの格好をしてバスの歌を歌ったり、Skeltonの模様をTシャツにつけてDry Bones♪を歌ったり、美味しそうな十字パンをもってHot Cross Buns♪を発表したり。。。
ゲームコーナーめぐりは、頑張った子どもたちへのご褒美のようなイベントです。
さぁ次は、クリスマス会でのクラス別発表です。コーナーのテーマにした物語が、ほぼ発表テーマとなっています。えいえいオ-!
|
|
|