子育てのポイント「自立」「自己効力感」 |
06月30日 (月) |
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国立オリンピック記念青少年センターで、直前の保護者向けオリエンテーションがありました。持ち物、出発・帰国時の説明、州ごとに現地の様子をきくなど、あらためて自画自賛のようですが、丁寧な説明がなされていると感じました。今回は、その合間に、他の経験豊富なテュ-タ-ともお話をさせていただき、国際交流について、さらに留学について、感じたことがございましたので、お知らせします。
1ヶ月のホームスティが、親子の成長でもあり、子ども自身にとっては、自分で考え、自分で決める「自立」の一歩であることは、以前にもお伝えしました。子育ての中で、もちろん、英語・数学・国語など、成績が親としては一番、気がかりとなり、大切な要素です。中学高校の個人面談での主な内容は成績です。あるテュ-タ-は、これだけでは何かが足りないと感じ、息子さんを高校で1年留学するように勧めたそうです。もちろん本人も1ヶ月ホームスティでやりきれなかったことを実現させたいという思いがあったそうです。学校側からは、大学受験を目指す今「なぜ?」と言われたそうですが、学校側を説き伏せて、1年間遅れることもなくT大学へ進学したそうです。そのお子さんが、今、外資系企業でパートナーとなり、活躍されていらっしゃるのですが、「今の自分の仕事は、高校留学での苦労やラボの活動で皆をまとめる体験に比べれば、たいしたことはない」とその時の経験がいかに大きいか、おっしゃっているそうです。留学から帰国したわが子を見て、自分をしっかりと持ち、大きく成長できたことを実感したといいます。「自立」しているので、そこからの大学受験は非常にスムーズだったそうです。もちろん英語が既にできるので、他の教科に力を注ぐことができます。このことは、他の多くの留学体験者がおっしゃっています。「自立」と進学の成功とは、大きく関わりがあると感じています。
そのテュ-タ-がおっしゃるには、本当に日本の家庭は甘い。これでは、中国、インドなどアジアの優秀な若者達が、どんどん台頭する中、社会で太刀打ちできない。そう感じて、息子さんを、中国交流へも参加させたそうです。そして中国の人達の勢いを肌で感じてきたそうです。
少し話は変わりますが、心理学者アルバート・バンデュ-ラが提唱した「自己効力感」ということばあります。思春期の子ども達の大人の接し方についての講演会で知ったことばですが、この時期には、この「ある具体的な状況において適切な行動を成し遂げられる予期」、自信、「自己肯定感」を育てることが、子どもの意欲をもたせることにつながると言われています。そのためには、まわりが「努力が足りないせいだ」などと、教示的な情報を与えるのではなく、自己「認知的」に子ども自身が気づいていくことが、効力感を自己評価するのに役立つ。忍耐と努力によって障害を克服し、客観的現実が好ましい方向に変わると自分は有能である(自分に自信がもてる)ことを、子自身が自覚するようになり自己効力感は育成されるといいます。
私は、小学生時代のキャンプの延長線上にある、中学・高校生時代のホームスティや留学は、この「自己効力感」を多いに育ててくれるのではないかと感じています。親元を離れ、苦労した分、その成長は大きく、様々な困難を克服できる強い精神力を育てることができます。自分を知っていることが、その後の進学、人生の成功の鍵をにぎっていると感じています。この先の社会を生き抜いていくためにも、真に必要な力を子ども達に備わせてあげたいものです。
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Re:子育てのポイント「自立」「自己効力感」(06月30日)
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サンサンさん (2008年07月01日 11時32分)
いとさん、
29日、代々木オリンピックセンターの同じ空間にいらっしゃたのです
ね。
いいオリエンターションだったのですね。
神奈川も同じくいいオリエンテーションになりました。
これで親御さんたちも自信を持って子供たちを送り出すことができます
ね。
あと少しで出発です。
この夏、子供たちの成長が見られることを
私も楽しみにしているところです。
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Re:子育てのポイント「自立」「自己効力感」(06月30日)
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いとさん (2008年07月02日 00時01分)
サンサンさんへ
ご出国前のおいそがしい中、メッセージをいただき、本当にありがとう
ございます。留学された子ども達の「ことば」には、頑張った1年間の重
みがずっしりと伝わってきますね。これから将来にわたり、サンサンさ
んのパーティのような活発な国際交流活動ができることが理想です。こ
の夏も、1000人近いラボの子ども達が海を渡りますね。その子ども達を
見守って下さるシャペロンとして、どうぞよろしくお願いします。また
HPで拝見させていただきます。お気を付けていってらっしゃいませ。
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