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ルピナスさん (2008年11月07日 20時09分)
夏には資料お世話になりました。ワークショップもとても楽しんでいた
だき、先生方に少しでも小学校での英語活動の考え方を伝えることがで
きたと思いました。が・・・先月、今月と2回教職員の英語活動導入に関
する研修に参加してきました。先月は指定校、今月は小中一貫校の英語
学習の取り組みです。英語ノートも見ました。現場の先生方も悩みなが
らやってらっしゃるのではないかな?と思いました。外国人のALTの
先生はパターンプラクティスの練習用機械のようでした。でも、学校で
はあのような形でしか、やり方の発想が浮かんでこないのではないかと
思いました。英語をアウトプットすることしか考えていないように思え
ました。英文を生徒に言わせる、言わせる、何回も。丁度知り合いの先
生に会ったので(その先生は助言者として授業をアドヴァイスしていま
した)思わず、「生徒は楽しいんですかね?」と聞いてしまいました。
なぜって、その人の一日のスケジュールを聞いていく内容でしたが、は
っきり言って、言い方の練習でしかなく、そこには「気持ち」が何も無
かったからです。私達は「ことば」を大切に心の表現と捉えて、感性を
磨くことで英語も感情を伴ってアウトプットしていく活動をしているの
で、小学校でのこうした取り組みはどうしても理解できません。でも確
実に私の周りではこのような方向に突き進んでいるようです。残念なが
ら、ご報告まで。
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こんぺいとうさん (2008年11月07日 09時43分)
HP訪問ありがとうございました。
お久しぶりです。シャペロン体験はいかがでしたか?
ますます磨きをかけたまじょまじょさんになられたことでしょう。
まじょまじょさんのHPには、いつも励まされます。
このたび、フェローシップを始めました。でも、20周年イベントを12
月に控えて悪戦苦闘しています。会員数一桁を脱皮せねば‥。
では、いい報告ができるようにはりきりまーす。
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:なぜ英会話ではなくて、テーマ活動をするの [ 関連の日記 ]
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まじょまじょさん (2008年10月31日 11時37分)
Aliceさん
「ラボ辞書」を利用したスキット作りコーナーでは、作ったスキットを
テーマ活動のように表現したんですね。楽しい体験として、またリラー
ニングされたことでしょう。早速報告ありがとうございます。
ラボ辞書、すこしずつパーティではじめようと思いました。
10年くらい積み重ねていくと、これはもう「ことばの玉手箱」になりま
すね。
そうそうlanguage portfolioとまでは、まだいきませんが、支部の秋の
研修で、早速CAN-DOリスト作りをはじめています。
ラボの中でできるようになったことを、まずはテューターがピックアッ
プしていきますが、こちらも少しずつラボっこ自身が自分の力でやって
みるのいいかなと思います。でもあくまでも楽しみながら!
Happy Halloween!!!
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Re:Re:Re:Re:Re:なぜ英会話ではなくて、テーマ活動をするの [ 関連の日記 ]
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Aliceさん (2008年10月11日 22時29分)
>まじょまじょさん
「ラボ辞書」を利用したスキット作りコーナーでは、作ったスキットを
テーマ活動のように表現しました。
グループに1人は高校生以上が入るように配慮されていたので、その子
達が上手くリードして、スキット作りも表現も良くできていました。
ヨーロッパの多言語政策の中の”language portfolio”って、自分を振
り返り、できるようになったことに対する自信が持てていいですね。
CAN-DOリスト作りというのも、やってみるといいですね。
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まじょまじょさん (2008年10月03日 10時31分)
Aliceさん
>College広場で九州支部のカレッジ・メイト達が作成した
「ラボ辞書」を手にして、そのラボ辞書を利用したスキット作りのワー
クショップに参加しましたが、とても面白かったし、College広場に参加
できなかったラボっ子達ともやってみたいと思いました。
⇒
すごく楽しそうですね。どんなスキットができたのか興味津々です。
作ったスキットをテーマ活動のようにみんなで表現したのですか?
ラボっこはたくさんのテーマ活動を重ねてきていますので、
すっかり忘れてしまった言い回しも、みんなで話し合っているうちに
「ああ、そうだった」とよみがえってきたり、気づきのきっかけになっ
たりするでしょうね。
りラーニングする良い機会でしたね。
おっしゃるように、これは自分たちでやらないとあまり効果がないかも
しれませんね。
自分でやってみると、「発見」が大きいので必ず定着につながって
いくと思います。
ヨーロッパの多言語政策の中で、”language portfolio”という「こと
ばのパスポート」のようなもをがあり、その中でこどもたちは、どの言
語をどれだけ学んできたのか、自分は何ができるようになったのかCA
N-DOリストを作っていきます。
それを誰かが評価するのではなく、その子自身が自分で「こんなことが
できるようになった!こんなことをいえるようになったよ」と振り返っ
てみる機会にして自信をつけていくところがいいな~と思っています。
ラボっ子のレイディネスは相当あるので、ことばに対してももっと自信
をもてるといいですね。
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Aliceさん (2008年10月01日 00時50分)
>まじょまじょさん
丁寧にお答えいただきありがとうございました。
それに対するお返事が遅れて、大変失礼致しました。
>五感を動員させた体験もない場合、長く記憶にのこり、そのことばを運
用できるには至らない
⇒まさしく、その通りだと思います。物語の言葉が長く心に残るよう
に、テーマ活動と実体験が結びつくようだといいのですが・・・
>ラボっ子も自分なりのラボ辞典を作ってみるのも素敵ですね。
⇒そうですね。College広場で九州支部のカレッジ・メイト達が作成した
「ラボ辞書」を手にして、そのラボ辞書を利用したスキット作りのワー
クショップに参加しましたが、とても面白かったし、College広場に参加
できなかったラボっ子達ともやってみたいと思いました。
今回の「ラボ辞書」も、全てのライブラリーからセリフをピックアップ
できてる訳ではないので、追加版も出す予定だと言っていました。
いとさんの書き込みにも、“STEP”(One Point English Special)とい
うものがあるように書かれているので、各支部でカレッジ・メイト達が
似たものを作っているのでしょうね。
カレッジ・メイトが作ったものを参照するのもいいのですが、できれば自
分なりの「ラボ辞書」を作った方が、作る過程で、場面に適した言葉を
より意識できて良いように思います。
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まじょまじょさん (2008年09月25日 09時29分)
いとさん
丁寧な書き込みをいただき大変嬉しく思います。
どういうことばで表現したら、ラボを知らない人にも理解してもらえる
のか、、
体感することで得られる言語のことを、もっと具体的にラボっ子自身と
私たちテューターが認識していかなければ、と思っています。
また一方で、「「記憶」については、個人差が常に大きい」という問題
についてのご指摘、その差をどう克服していくかその試みを全国のテュ
ーターとシェアできたら素敵ですね。
いとさんのこの夏の取り組みは、大きな一歩だったのではないでしょう
か?1回限りでなく、継続していくことによって見えてくるものもあると
思います。
それぞれの子どもたちの個性、特性、持ち味にあった記憶を定着させ
るアプローチ、私もしっかり考えながら機会を作っていければと思って
います。
今回、記憶にもいろいろな種類がある、ということを学ぶことができま
した。その記憶を定着させるためには繰り返し聞くこと、そして何度も
使うことがもっとも近道だと思っていましたが、
では、使わなければすべて定着できないか、といったらそうとも言い切
れません。また、取り組むテーマ活動の関わり方、ことばのひっかかり
があるか、ないかでも、心に落ちる、あるいは脳に刻み込まれることば
の量も必然的に違ってくると思います。
「量」は、どれだけその言語に触れていたか、そして「質」は、、やは
りどんなテーマ活動を積み重ねてきたか、ということかな、と思ってい
ます。
>カレッジメイトが作成してくれている
“STEP”(One Point English Special)のような英文集を自分なりに作
っていった方がいいかもしれませんし、あるお子さんにとっては、体に
どんどん蓄積していく方法がいい場合もあるのでしょう。むしろテュ-
タ-は、この記憶の定着に関しては、あえて子ども達に働きかけない方
がいいというご意見もあるかと思います。
⇒そうですね。いろいろなご意見があると思います。理論は、すべて正
解とは限りませんし、実践してみて新たな道が見えてくることも多いと
思います。是非このBBSを読まれた方は、一言でも結構ですのでご意
見をお聞かせいただければと思います。
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いとさん (2008年09月23日 13時40分)
お母さまの「芸術は~」のことば、深く感じ入りました。
今回、まじょまじょさんが大きく取り上げて下さった「エピソード記
憶」、体感することで得られる言語をもっと外部へ向かって宣伝すべき
だと強く感じています。全てのテュ-タ-がそうだとは思いますが、私
も日々、子ども達が、どのくらいテーマ活動で言語を習得しているの
か、見守っています。よく見られる光景ですが、先日、クリスマス会へ
向けての発表テーマを決めている中、年長児が昨年末のPeter Panを思い
出し、Wendyのセリフをきれいに発音していました。一方で、なかなかこ
うした体験ができないお子さんもいます。この「記憶」には個人差が非
常に大きいという点が問題だと感じています。
そこで、この夏、課題の一つとして、小学生以上に、今まで取り組んだ
ライブラリーから印象に残ったことばを、一人3つ書き出してきてもら
いました。低学年は文字を学んでいないので、字はその箇所を写した形
です。その英文を他の子ども達の前で発表してもらうと、最近、取り組
んだものは、ほとんどの子が、反射的に日本語訳を言えます。一方で、
最近聴いていないものなど、忘れているものも多くありました。この作
業が果たして良かったかどうかは、分かりませんが、記憶ももっと定着
させたいという思いで取り組んでみました。
「エピソード記憶」が定着する個人差を、どう克服できるのか。その一
番の解決策は、CDを聴く絶対量なのか。それ以外には方法がないのか、
もう少し考えていきたいと思っています。子ども達の年代によっても、
差があるとは思いますが、子ども達のもつ様々な能力に働きかけて、そ
の子なりの記憶を定着させる方法も見いだしていかなければと感じてい
ます。
あるお子さんにとっては、カレッジメイトが作成してくれている
“STEP”(One Point English Special)のような英文集を自分なりに作
っていった方がいいかもしれませんし、あるお子さんにとっては、体に
どんどん蓄積していく方法がいい場合もあるのでしょう。むしろテュ-
タ-は、この記憶の定着に関しては、あえて子ども達に働きかけない方
がいいというご意見もあるかと思います。
まだまだ私はテーマ活動の入り口に立ったところですので、既に深めて
いらっしゃる方々に、いろいろな教えを賜りたいと感じております。
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まじょまじょさん (2008年09月21日 10時59分)
Aliceさん
【その2】
つづき
ラボ高校留学から帰ってきたラボっ子が、「どうして、英語を話せる
ようになったの?」という保護者からの質問に対して以下のように話し
ていました。
『「いつか知らないうちに、英語の音がはいってくる「道」が僕にはで
きていたみたい。何回も聞き返さなくてもスーッと入ってくる感じ。だ
から、聞くことと発音することは無理しなくても自然にできた。僕は、
その「道」のおかげでラボ以外の留学生に比べてかなり早いスピードで
音をキャッチすることができていたと思う。」
「小さい時から訳わからず(*センテンスを分解して、単語の意味を一つ
一つ教えることはしていないので・・・)聴いていたテープ(CD)の音
が、自分の意識では忘れているのだけれど身体の中にはしっかり残って
いたみたい。同じ音、同じ発音に触れると何か懐かしいような蘇ってく
るような気がした。』と答えていました。
いずれも、2~3才から15年間ラボ活動を続けた子たちです。はじめて聴
くことばではない、意識のそこに蓄積されている(あるいは眠ってい
る)ことばをラボ子はたくさんもっている。そのことばを、どの場面で
どのように使うかという言語運用能力は、それもまた体験を通じて伸び
ていくのではないでしょうか。
>無意識に使っていたとすれば、それはそれでいいのかもしれません
が、意識的に使っていれば、次回また同じような場面に遭遇した時、も
っと定着するのではないかと思うのです。
⇒そうですね。ラボっ子もテューターも無意識のことが多いので、意識
化していくことが大切だと私も思います。
物語の場面と現実をつなぐ橋渡しは、テューター側がちょっと意識すれ
ば可能ですね。
>九州支部で、9/23にカレッジメイト達が「College広場」を行い、そこ
で「ラボ辞典」を紹介してくれるそうですので楽しみにしています。
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⇒大学生が作った「ラボ辞典」ってものがあるのですか?
是非、見てみたいです。
ラボっ子も自分なりのラボ辞典を作ってみるのも素敵ですね。
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Re:Re:なぜ英会話ではなくて、テーマ活動をするの?② 『テーマ活動が言語運用能力を高める理論的な根拠』 [ 関連の日記 ]
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まじょまじょさん (2008年09月21日 10時56分)
Aliceさん
【その1】
異文化交流について、シアトルからのメール内容をUPしてくださりあ
りがとうございました。当たり前、と思っていたことが、国を越えると
決して当たり前ではない、とうことを早い時期に経験できるラボっ子
は、様々な角度から多面的に物事を捉えられるスケールが育っていくの
だと思います。
同じ日本でも、家族でも違いはもちろんあります。もっといえば隣の人
も異文化、毎日が異文化体験なのかもしれませんね。
北米の常識、日本の非常識も是非パーティでも話題に取り上げて行きた
いと思っています。ありがとうございました。
>「国際交流参加者の事後活動としてアンケートに答えてもらった中
に、「ラボ・ライブラリーの中で実際に使った表現は?」という問いに
対して、色々答えた子もいれば、特になかったと答えた子もいました。
色々テーマ活動をやって来た中で、日常生活でも使う表現はあったはず
なのに、場面に即して使えない子がいるのはとても残念です。
実際の場面で思い出せる子と思い出せない子がいるとすれば、その差は
どこにあるのでしょう?
それは、やはりテーマ活動で深く心を動かすまでに至っていなかったか
ら、「エピソード記憶」ができていなかったということでしょうか?
⇒やはり、CDを聴く絶対量が少なすぎるのではないかと思います。こ
とばが蓄積されるには時間も体験も必要ですが、1、2回、やっつけ仕事
で聴いた程度では、心にも脳にも刻み込まれないのではないかと思いま
す。
まして、そこに感情を伴った・・・というような五感を動員させた体験
もない場合、長く記憶にのこり、そのことばを運用できるには至らない
のかもしれません。ひとつの言語をものにしていくには、やはり「質」
と「量」は避けては通れない課題だと思います。
それでも、やはり触れているといないのでは大きな違いがあるな~と思
うことがありました。
【つづく】
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