「ラボはこどもの居場所」~安全に、安心して集えますように! |
12月12日 (月) |
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こどもたちが痛ましい事件に巻き込まれるたびに語る言葉を失います。
ラボでは人を信じ、お互いを認め尊重しあい友情の輪を広げていこうと活動をしているのに、残念ながら今の社会はそれさえも難しいのでしょうか?
地区発表会を一週間後に控え、昨日はパーティ合宿でした。
24時間体制で大切なこどもたちをお預かりするわけですから責任重大です。
いつもは保護者の方が何人かお手伝いに入って下さり、生活面・安全面全般にわたりサポートしてくださっているのですが、昨日は私一人の対応でした。そうでなくてもこどもたちが巻き込まれる事件が多発している時期です。施設の方にも不審者を建物内に入れないように安全管理強化のお願いをしました。またこどもたちにも、
一人では行動しない。知らない人にはついていかない。休憩時間も屋外に出ない。消灯時間は守る・・本当にたくさんの注意を事前にして、みんなでみんなを守ろう、と話し合いました。
今まで何度もパーティ主催の合宿をしてきましたが、事故も怪我も病気もないことが当たり前のようになっていました。でもそれはもしかしたら奇跡的だったのかもしれません。今回は相当緊張しました。活動中はともかく、休憩時間や私がどうしても活動部屋を出なければならないとき・・・日中はともかく夜も心配で心配で、何度も何度も見回りをしたのでほとんど眠れませんでした。
合宿が終わり、こどもたちを全員無事に保護者のみなさまに引き渡したときにはもう、ホッとして立ち上がれないくらい力が抜けてしまいました。もう合宿はやめようか、、と思ったほど神経も体力もすり減りました。
そうしてなだれ込むように家について新聞を広げたら塾講師の事件。
は~。どうしてこんな世の中になってしまったのでしょう。人の命は何よりも尊いはずなのに・・
こどもたちが安心・安全にすごせる拠点を作ろうと、平成16年から始まった文部科学省の事業にラボ山梨は協力しています。『痛ましい事件が多発していますが、だからといって活動を制限することのないように、こういう時代だからこそ地域の大人と協力してこどもたちが安心して集える拠点を確保できるようにご配慮いただきたい』という文章が、文科省から県教委を通じて先週月曜日に届きました。同日の地区研でも話題にあがり、要望としてラボ組織としての安全確保の注意文章を出してほしいとお願いをしました。
パーティでは、週末に「送迎に関するお願い」の文章を父母向けに出しました。
送迎・引渡しは教室内でお願いしたいこと、
お帰りの際は必ずテューターまで一声かけてほしいこと・・
こどもたちは一人で出歩かないこと・・etc..
本当は、こんな文章は出したくなかったし、こどもたちにも、人を信じることの大切さ、出会いから生まれる感動をたくさん経験して欲しいのに、、正反対のことを書かなければならないもどかしさを感じながら、それでも子どもたちの安全が最優先されるように、との願いから発信させていただきました。
保護者のみなさまと協力しながら、こどもたちが安心して自分を解放できるような環境をこれからも作っていきたいと思ったからです。
来年は、ラボ40周年記念の年。元気いっぱいの明るい年にしていきたいな~。
こどもたちが明るい未来に向かってしっかりと生きていけますように!
こどもたちのために世界に平和が広がりますように!
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Re:「ラボはこどもの居場所」~安全に、安心して集えますように!(12月12日)
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トミーさん (2005年12月12日 19時05分)
まじょまじょさんの日記を読んで、いつも子どもたちが安全であることを何よ
りも考えないといけないなあと、私の認識の甘さを反省しました。
ラボが終わった後、じゃあね~と別れていてはいけないんですね。しっかりと
保護者の方に渡さなければ・・・
自分の所は大丈夫とたかをくくっていてはいけないんですね。
なんて悲しい時代になってしまったんでしょうね?心が病んでいる人が多すぎ
ますね。人とコミュニケーションを上手く取れない、自分中心に物事を考える
人が多いのでしょうか?そういう人は、きっと一部分だと思いたい。
こんなに子どもたちが自由に動き回れない世の中なんて!
一体どうなっていくんでしょう?
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Re:「ラボはこどもの居場所」~安全に、安心して集えますように!(12月12日)
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keikoさん (2005年12月12日 19時50分)
自由で創造性のある場を作ろうとすれば、危険と隣り合わせになることも多
く、本当にいろんな行事の安全性について考えさせられます。
文部科学省の「こどもの居場所づくり」の必要性をあらためて感じます。
国際フェスタのような行事が豊田市でも行われるのでさっそく、まじょまじょ
さんのHPで紹介された「風船とチラシ」をアドバイスしました。やってみる
とのことでとても喜ばれました。
愛知県国際交流協会からは国際交流推進功労者として表彰をうけているのです
が(忘れてしまっているくらい昔)、愛知県への申請のとき、がんばって言っ
てみようと思っています。三河ではテューターが市の国際交流に携わっている
方が多いです。
クロアチアで、冗談にクロアチアと日本がたたかうことになったらどっちを応
援する?なんて言ってましたが、現実になりびっくりしています。
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Re:Re:「ラボはこどもの居場所」~安全に、安心して集えますように!(12月12日)
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まじょまじょさん (2005年12月13日 08時44分)
トミーさんへ
>いつも子どもたちが安全であることを何よりも考えないといけないな
あと、私の認識の甘さを反省しました。
⇒一人一人がちょっとずつ意識していくことによって、少しでもこども
たちの安全な環境が維持できればいいな~と思います。いくら万全を期
しても、絶対に安全、ということはないのですが、それでもできること
からはじめよう!と、思いました。
>ラボが終わった後、じゃあね~と別れていてはいけないんですね。し
っかりと保護者の方に渡さなければ・・・自分の所は大丈夫とたかをく
くっていてはいけないんですね。
⇒うちは全員が保護者の送迎でパーティにきますので、保護者の方にし
っかりと渡すように心がけています。でも一斉にどわ~~ってかえって
いくともう、わかんなくなっちゃうんで一言、声かけてねッ!って言って
います。
>なんて悲しい時代になってしまったんでしょうね?心が病んでいる人
が多すぎますね。人とコミュニケーションを上手く取れない、自分中心に
物事を考える人が多いのでしょうか?そういう人は、きっと一部分だと
思いたい。
こんなに子どもたちが自由に動き回れない世の中なんて!
一体どうなっていくんでしょう?
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⇒本当に・・ことばを失います。もうちょと人の痛みがわかるような、
こんなことしたら、、、こんなこといったら相手やその家族はどんなに
悲しむだろう、というような想像力はないのか・・と悲しくなります。
早くこどもたちが自由にのびのびと動き回ることができるようになると
いいですね!
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Re:Re:「ラボはこどもの居場所」~安全に、安心して集えますように!(12月12日)
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まじょまじょさん (2005年12月13日 09時37分)
keikoさんへ
>自由で創造性のある場を作ろうとすれば、危険と隣り合わせになるこ
とも多く、本当にいろんな行事の安全性について考えさせられます。文
部科学省の「こどもの居場所づくり」の必要性をあらためて感じます。
⇒おっしゃる通りです。もうぎりぎりのところでの選択に迫られます
ね。文科省の求める本来の目指すべきこどもの居場所は、いつでもだれ
でも行けて、お友達と自由に遊んだり、本を読んだり・・こどもが集ま
れる場所なんですが、それを多額の予算を投じて指導者を確保して活動
参加者に保険をかけてまで文部科学省が施策を打ち出さなければならな
いところに今の社会の状況を見事に映し出していると思います。
指導者は、見守る立場をとったところで、自由にいつでもきていい
よ・・という状況になるとこどもたちの安全管理は非常に難しくなる
し、かといって管理を厳しくすると、自由にいつでもどこでも・・という
目指すべき形は難しくなるし・・文科省のもどかしさも同時に感じま
す。
>国際フェスタのような行事が豊田市でも行われるのでさっそく、HPで
紹介された「風船とチラシ」をアドバイスしました。
⇒屋外のイベントのときは、風船が大活躍。ラボの名前入り風船をもっ
た親子がイベント会場中を歩いてくれるので効果も高いと思います。た
だ難点はヘリウムガス(天然)が意外と高価なこと。風船は無料でもら
うもの、と思っている日本人が多いので有料にするわけにもいかず・・
この予算がうまく捻出できればいいですね。
>愛知県国際交流協会からは国際交流推進功労者として表彰をうけてい
るのですが(忘れてしまっているくらい昔)、愛知県への申請のとき、
がんばって言ってみようと思っています。
⇒これまでの経験がものをいう!しかも、国際交流推進功労賞ですか、
さすがKeikoさんです。信用は絶大!是非有効に活かしてください!
>クロアチアで、冗談にクロアチアと日本がたたかうことになったらど
っちを応援する?なんて言ってましたが、現実になりびっくりしていま
す。
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⇒どちらも応援したいですよね。クロアチアが一機に有名になり、姉妹
都市交流も拍車がかかることでしょう。ちなみにクロアチアは何語?ヨ
ーロッパの文化の影響が大きいところなのですか?ますます興味がでて
きました。
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メリーポピンズさん (2005年12月25日 23時58分)
合宿、発表会、クリスマス会と連日お忙しい中、お気遣いいただいて
ありがとうございました(*^^*)
クリスマスプレゼント、今夜、届きました♪
たくさんの資料もありがとうございました。
新人には何よりの嬉しいプレゼントです♪
来年は、子ども達にとって、明るい年にしたいですよね・・・。
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まじょまじょさん (2005年12月26日 09時07分)
メリーポピンズさんへ
関西方面(岐阜が大雪のため、関東からの荷物配送)が遅れていること
を知りあせりましたが、クリスマスにギリギリ間に合ってよかったで
す。もっと早くお礼を!と思っていたのですが、秋以降、本当に忙しく
あわただしく時間が過ぎていきました。そんななか、メリ-ポピンズさ
んに教えていただいた風船が山梨の各イベントで大活躍!12/18の地
区の発表会では、サンタさんに変身した総局長も風船プレゼントをして
くださいました。気持ちばかりですが山梨の活動の様子も合わせてご報
告させていただきました。喜んでいただけて嬉しいです。
本当に、来年こそこどもたちが安心して過ごせる社会になるといいです
ね。どうぞ素敵な新年をお迎えください。
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Re:「ラボはこどもの居場所」~安全に、安心して集えますように!(12月12日)
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ココアちゃんさん (2006年10月20日 15時19分)
先日行った子育て支援の団体のワークショップ「親として支援者とし
て」でも子供を取り巻く環境考えた際、子供の安全が大きな話題にもな
りました。
秋田では、不審者が出ることにより、「地域見守り隊」というお年寄り
が子供たちの下校時間に合わせて見守る活動が始まり、それが、失われ
かけた地域と子供たちの深い交流になり、マイナスがプラスに転化され
た事例があります。
それから、もうひとつご紹介したい事例は
オーストラリアクイーンズランドの教育改革ニューベイシックスの学校
では、子供たちの安全を守るために学校から部外者を締め出すのではな
く、学校をオープンにすることによって地域の方たちがいつでも入って
これる状況にすることで不審者を認知できるという対応によって安全を
確保しているそうです。一見逆説的ですが、今の日本の状況で、できる
かできないか、いいか悪いかという視点は抜きにしても、多様な方法考
える上で、ちょっと示唆に富んでいるなあと思います。
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Re:Re:「ラボはこどもの居場所」~安全に、安心して集えますように!(12月12日)
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まじょまじょさん (2006年10月30日 09時53分)
ココアちゃんさんへ
子育て支援の団体のワークショップ「親として支援者とし
て」のご報告、本当にありがとうございました。
参加者の意識の高さを感じました。
今、こどもたちの社会で、心の中で、あまりにも悲しいことが多くな
り、胸が締め付けられる思いになります。ラボがこれまでやってきたこ
と、これからもっと大切にしてさらに広げていきたいと思っています。
私たちテューターのできることは、まだまだたくさんありますね。
秋田でのココアちゃんのご活躍に、また大きな励ましをいただきまし
た。
また、オーストラリアクイーンズランドの教育改革ニューベイシックス
の学校での取り組みも素晴らしいですね。
本来の自然な形に戻っていけるといいなぁ~と、思わずにはいられませ
ん。
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