『ギルガメシュ王ものがたり』発表したよ~!! |
12月02日 (火) |
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11月24日甲府市総合市民会館・芸術ホールにて山梨地区テーマ活動発表会が開催されました。山梨地区で活動する7パーティから150人を越えるラボっこがステージに立ち、テーマ活動やナーサリーライムひろばで大活躍!
ギルガメシュは、前半4番目の発表でした。司会者が「次は間瀬パーティです。こんかいは~~」のコメントを言っているとき、緊張は最高潮。自分が出るわけでもないのに異常な興奮状態!ホント、何回やってもなれないなあ~。胃も心臓にも良くないです。
でも私は、その瞬間のみんなの顔が好きです。きりっとした横顔、ライトに照らされたキラキラした瞳!ステージ上では、テキパキテキパキ、あっという間にスタンバイ!あまりの頼もしさに、みんな大きくなったなぁ~って、いろんなことがフラッシュバックして、始まる前から感無量!!オープニングの音楽がなり始め、タイトルコールが聞こえた瞬間、涙、涙です。
今年は、新しい挑戦でした。今までは、セリフで物語が進行していくテーマがほとんどでした。会話が多いと「見る側もわかりやすい」「セリフは感情移入がしやすい」「掛け合いが楽しい」「センテンスが短いから覚えやすい」「CDの音声から、性格も気持ちの動きも読み取れる。」などなど、私も軽快なテンポの元気あふれる物語が大好き!
けれどギルガメシュは、「全部説明されているから、自分のこととして捉えにくい」「本当は『ギルガメシュは幸せではありませんでした』なんて思っていないかもしれないのに、それをどうやって表現するの?」「こころとはどういうもの?」「好きになりました」「ともだちができたのです」って、どうやってそれを表現するの??? 幼児+小~中2には難題だらけ、課題は山盛りでした。
そこで、登場人物に少しでも自分を重ねられるように、ちょっとスクリプトを変更しました。(ライブラリーそれ自体が一つの芸術作品だと私は思っているので、そういうことは今までしたことがなかったし、これからも多分ないと思いますが・・・)
説明調を自分のことばで言えるようにしました。
「~といいました。」の前の部分は、その人物が言おうよ!ってことになり、「~といいました」の説明はいらないね。っていうことです。
ナレーションに組み込まれている部分、例えば"The hunter said that he could not capture so strong a wild man by himself"をセリフとして独立させるためには、どのことばを落として、どこをどうかえなければならないかということも考えました。 しかし、
特に幼児・小学生はCDから音だけで覚えているため、ことばそのものを変えてしまうことは危険でしたので、シャマト役(小4)の部分、特に”Enkidu must not go near the city of Uruk where Gilgamesh was waiting to destroy him”は、文章ことばではありますがそのまま言うことにしました。でもやっていくうちに、シャマトが直接いってるんだから、“him”はおかしいよ~って意見もでてきて、、、小さい子たちには、「なんでかな~?」の世界でしたが、高学年にとっては、ちょっと立ち止まってことばに向き合う、貴重な時間となりました。
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例年、自分のパーティの発表の時は、客席で全体をしっかり見るのだけれど、今回は多少セリフに替えたとはいえ、やっぱりほとんどがナレーション。万一、そのナレーションが一行でもすっ飛んだら、場面ひとつ簡単に抜け落ちてしまうことも十分に想定でき(発表2日前の最終リハーサルで初めて皆のナレーションを聞けたような状態だったし・・全員揃っての練習もとうとう1回もできなかったし、、、だいたいテーマ決定から1ヶ月半しかなかったし・・・と、まあ次々と言い訳も浮かびつつ、)舞台下手のナレーションマイク前に陣取り、今回はプロンプターに徹しようと覚悟を決めていました。
しかし自称プロンプター(私)は、相変わらず忙しくて、客席の元気印ラボっこに注意をしながら写真は取るわ、隣に座った子からの「カリウドってなに?」「あれはお城か?」との質問にも返答するわ、全体も見つつ、で、結局プロンプターは全く役に立たない、というか、お呼びでありませんでした。
つくづくラボっこは、すごいな~って実感です。今回は私が最後のテューターごあいさつを担当したので、皆と同じステージに立ちました。ステージ中央でお辞儀をし、顔を上げた瞬間、あまりのライトの明るさに目がくらみ、思わず真っ白になってしまった私とは雲泥の差。ラボっ子の勇気・逞しさ、仲間の力、自己表現力・協調性・独創性・・・(あ~書き出したらきりがない)すごくたくさんの生きる力を獲得しているな~と嬉しくなってきました。
芸術ホールは、私にとって憧れのステージでした。「いつかこんな大きなステージにラボっこを立たせてあげたいな~」「ひろ~い舞台でのびのびと発表したら気持ちいいだろうな~」って、何十年も思い続けてきました。
だから当日はもうそこに存在するだけで胸がいっぱい。嬉しくて誇らしくて、、、やっとここまで来れたという万感の思い!お花なんかいただいちゃったら、も~、ホールの高い天井も突き抜けんばかりに舞い上がってしまいました。
頑張ったラボっこたちへ!素敵な発表をありがとう。一生懸命なあなた達の姿は本当に美しい。伝えようとするその心は深く尊いものです。応援してくださったご父母の皆様、テューターの皆様、ありがとうございました。又、次なるステップに向けて元気よく飛び立てそうです。
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あ~ またしても長編日記になってしまった!
最後まで読んでくださった総ての皆様に、
「感謝の気持ちでいっぱいです。」
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『ギルガメシュ王ものがたり』発表したよ~!!(12月02日)
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まじょまじょさん (2003年12月03日 12時22分)
たまちょこさんへ!
山梨地区の発表会においでいただきありがとうございました。そのうえ
お土産までいただいてしまい恐縮です。やっぱり、多摩とは感じが違う
んですね。でも、どんなふうに?ますます興味深々!私は、他地区の発
表会に行ったことがないので、今度はこちらからもラボっこをつれて伺
わせてください!5月でしたか?是非お知らせくださいね。そして、是非
キャラバンで又、いらしてください。たまちょこさんのところの元気な
ラボっこにお会いできるのを楽しみにしています。
パーティ再開おめでとうございます。
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Re:『ギルガメシュ王ものがたり』発表したよ~!!(12月02日)
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junjunさん (2003年12月03日 14時06分)
やっと一息ついたと言う感じでしょうか?でも、ほっとするまもなく
次の国際交流の取り組みets...忙しさは永遠かな?
まったく毎年のことながら子どもたちの力には感心させられますね。
今回のギルガメシュにしてもスサノウにしてもどう掴み取るのかどう理
解するのか、大人よりも柔軟にみごとに神話の世界を作り上げてしま
う。昨年高校のPTAのオープンスクールで国語の先生がスサノウを題材に
した短歌の解釈についてどうも納得できないとおっしゃったのですが、
私には子どもたちの「スサノウ」の舞台が浮かんできて「先生が首を傾
げるほど難しいことなの?」と逆に疑問になりました。(スサノウはい
ったい何年前でしょうか?ちょっと話題が古すぎかもしれませんが、意
外と子どもたちにもしっかり残っているようです。)
柔らかな心で感じ取り、柔らかな体で表現する子どもたちは大人には
無理と思えることでも可能にしてしまう。子どもってほんとうに力持ち
ですよね。でもその力を引き出すのは大人の仕事。沢山の力を引き出し
てくださったまじょまじょさんに感謝です。そして多くのラボっ子がい
たからこそできた舞台、仲間いるってうれしいことですね。
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Re:『ギルガメシュ王ものがたり』発表したよ~!!(12月02日)
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HITACHIさん (2003年12月07日 22時16分)
秋のテューター研修で発表してばかりなので、子ども達があれを取り組みがん
ばったとは、さすがです!見たかったなあ。
客席のあなたの行動は描写がすばらしく、笑ってしまいました。テューター
を良く表していて。私たちももう直ぐ発表ですから、人事と思えず長い日記を
(読み応えがありました。)一気に読ませて頂きました。「バベルの塔」を発
表するので、矢張りセリフが少ないので、同じような工夫をしています。
でも果たして、どうなることやら。
トップページ素敵ですね!リンクさせて頂きます。よろしくお願いします。
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Re:『ギルガメシュ王ものがたり』発表したよ~!!(12月02日)
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Hiromi~さん (2003年12月07日 22時38分)
はじめまして!私生まれも育ちも山梨明野です。ですから山梨のPARTYのこと
は何となく興味があります。今までも時時訪問させて頂いていましたが・・
「ギルガメシュ」幼児~中2で発表したんですか!すごいですね。我がPも北
関東のテーマ活動大会で10月13日にはっぴょうしました。こちらは1200
人の大ホールが満員でした。やはり2部制でした。
うちは幼児から大学3年まです。大学生や高校生がたくさんいても苦労しま
したのに、拍手です。1話は、ほんとにイメージを作るのに苦労してました。
ほとんど心情表現でしたから。
登録させて頂きます。
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みがわ屋さん (2003年12月17日 16時18分)
17日(水)予定通り実施いたしました。飛び込みの”お客様”も心
待ちにしていたのですがチラシによる参加は1名。やはり口コミのパワ
ーには及びませんでした。
事前にサンプルCDをお渡ししてあった方がほとんどでしたし、まじょ
まじょさんの人を引き込む魔力?でとっても和やかな雰囲気でした。は
らぺこあおむしの活動では子どもたちがあおむしになりきり”still
hungury!”の大合唱!?ラボ初体験の子も物語の中にすうっと吸い込まれ
ていく様子が伝わってきました。
終わってみて、ほとんどのお母さんが「バルーンってああいう歌だっ
たの!?」と”耳にはしていたけれど活字が伴わないと理解できなかっ
た”ことを異口同音に言っていました。私としては「ああ、楽しかっ
た!え、もう終わり!?」というあの感覚を多くの方に感じてもらえれ
ばそれで十分、と思って始めたことでしたがあおむしさんの盛り上がり
方を目の当たりにし、この子たちも娘のラボの仲間になってくれればど
んなに素敵だろう!と思わずにはいられませんでした。
会の趣旨に賛同して頂き、ホントにボランティアで協力してくださっ
たまじょまじょさんには感謝この上ありません。名札も余ってしまった
し・・・。あおむしのかじったりんごやオレンジの絵もまだ使えそうで
す!もう1回できる!?かな!?
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