幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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お母さんとプレイルーム ~①なぜ、絵を描くの? 12月17日 (水)
およそ私の知ってる限り他の英語教室では、真っ白なノートに絵を描くような時間のかかることはしない。せいぜい塗り絵をするか、決められた場所に決められた内容を写す程度だ。しかしラボ・パーティではよく絵を描きます。
英語を習わせているのに、何で絵を描くんだろう?と疑問に思う人もきっとおられるだろう。他のテューターは、絵を描くことの意味をどんなふうに親に伝えているんだろう? 
そして、幼児をもつラボ・ママたちは、その活動をどう捉えているんだろう?

先日のパーティで『We're Going on a Bear Hunt』に取り組んだ時、
「各場面の絵があったほうが小さい子はわかりやすいし、物語の中にはいりやすだろうから」って、ラボ・ママが、家で子供と一緒に描いた全場面の絵を届けてくれた。模造紙に一枚ずつ、絵の具で描いてある大作だ。相当時間もかかっただろう。でもその絵を描いている間中、ラボっ子はず~とクマがりの世界に入っていただろうし、絵本のひとつひとつの景色が、目の前に立ち上がり広がっていく様子を実感しただろう。なにより大好きなママが一生懸命に自分や、みんなのために丁寧に絵を描いている姿を、こどもはどんな気持ちで見つめながら一緒に描いていただろうか。想像しただけでもあったかい気持ちになってくる。その子にとっても「特別な物語」になるに決まっている。
 そのママが、私に言った。「どうしてラボ・カレンダーの絵って、あんなに力づよいのか、どうしてあんな色が出せるのかずっと不思議だったんです。それにラボっ子って絵本を見ないでもさっさっと絵を描けるようになっちゃうことが不思議でした。でも今回、自分が描いてみてやっとわかったんです。物語が身体にしっかり入っていないと絵は描けないということを。物語の中のことばがしみこんでいるから、ああいう絵や色になるんだということを。
 私が「川」を描いた時、はじめは、川だから「水色」って、ただ塗っていたんです。でもCDを聞いて、見ると、ただの水色じゃあ"deep cold river"にならないんです。「森」の時も、「ああ、森だから木がいっぱいある」って初めは木だけ描いたんです。でもそれだけじゃあ「深くて暗~い森」には見えないんです。絵を描く時、ラボっ子ってその場面をものすご~い勢いで想像しているんだって、そしてそこにある言葉がしっかりとイメージされ描く場面にちゃ~んと投影されているんだって。一枚の絵でもそこにはずっと広く物語やことばが連なっているのだということがよくわかりました。そして絵を描くことによって言葉も物語もさらに鮮明に自分の中に焼き付けられていくことを実感しました。」

****
 Educationと同じ語源をもつeduceは、潜在する性能などを引き出す=drow outという意味があります。つまり、教育とはこどもたちに何かを与えることではなくて、こどもたちの中にある能力を引き出す活動であるということです。
 ラボのプレイルーム年代(0才~3才)では、まず、人間も含めた「環境との自然な対話」の時期であるとし、何かを積極的にeduceするその前に、成長のための環境を準備することだと捉えています。ですので、こどもをとりまく最大の要素である【お母さん】を活動のもう一人の主人公として、お母さん自身も体験を通して学ぶlearning by doing を目指しています。そして、お母さんとこどもの関係、からだとこころのつながり、こころとことばの土台をよりしっかりさせていく活動でありたいと思っています。
親子で楽しむプレイルーム活動は期間限定です。今だからできること、今しかできないことを大切に、今、このときを、良質な絵本に囲まれて生き生きと活動できる親子はなんて幸せでしょう!とつくづく思います。
 そして、やがてプレイルーム活動を卒業する時期がきても、いつまでも「ラボっ子の強力なサポーターであって欲しいな!」と心から願っています。
***
・・・・・と、また長編になってしまった!最後までおつきあいくださってありがとうございました。「何故、絵を描くんだろう?」それぞれの体験談がシェアできたら嬉しいです。
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Re:お母さんとプレイルーム ~①なぜ、絵を描くの?(12月17日) >>返事を書く
HITACHIさん (2003年12月18日 10時17分)

いつも読み応えのある日記、うれしいです。
絵を描くことは本当に良いですよね。物語が深くその子にしみわたるし、表現
方法としての選択肢の一つだということで。

我がパーティーである子はおとなしくて、言葉が後になりますが、思いは沢山
あり、みんなの様子を見て、嬉しそうに笑ったり、真似したりしています。
その子の目立つと言うか皆にアピールできる場は、Show and Tellで描いてき
た絵を見せるときなのです。楽しそうな伸び伸びした絵がそこにあるのです。

この子にとって今は絵が表現の場になっている。だからおしゃべりは苦手だけ
れど、ラボは嫌いじゃない。沢山の選択肢があるから。
Re:お母さんとプレイルーム ~①なぜ、絵を描くの?(12月17日) >>返事を書く
みがわ屋さん (2003年12月21日 14時31分)

 娘を入会させて初めて取り組んだのがCHOO CHOOでした。私も娘も何が
何だかさっぱり分からず「なにしてるの?みんな?」という感じだった
ことを良く覚えています。2作目はがらがらどんでした。当時(私はう
まくコミュニケーションとれなかった)ザネさんがいらしてネイティ
ブ・イングリッシュを堪能させてもらいました。その時、さあ、絵に描
いてみよう!ということになって娘が選んだ場面が意外や意外、3びき
めやぎのがらがらどんが「おれさまだぁー」といきり立っている、アッ
プの顔のページでした。どうしてこの場面を選んだのか、(もっと言え
ばどうしてこの場面が印象に残ったのか)その時は母親ながら見当がつ
きませんでした。でも、18日(木)の翻訳家・渡辺尚子先生の講演を
伺うことができてその疑問に納得のいく答えが見つかりました。

 私がラボって良いなあと思う理由はここにもあります。言葉を習得さ
せる→言葉を繰り返す作業、訓練をついつい思い浮かべてしまう、乏し
い経験しかない私ですが娘の場合、一番印象に残った場面を絵として表
現することでそこでの言葉や抑揚などを一気にインプットしている作業
が絵を描きながら行われていることに今更ながら気づきました。と言い
ながらもがらがらどんや他のお話しを一つも暗唱できるわけでも何でも
ないのですがその、無理なく、自然な形で言葉を体に流し込んでいく?
言葉の取得過程がすごく良いなと思っています。

 くまがりのときにはその、大作の「絵」を使わせて頂いて娘も一気に
物語の中に引き込まれていきました。作成してくださったラボママさん
のそんな思いは全く知る由もありませんでしたがその絵が素晴らしかっ
たことも引き込まれていった大きな要因だと確信しています。これは渡
辺先生の講演からも納得!の言葉がありましたし。心がこもった絵だか
らこそ、だったんですよね。貴重な経験をさせて頂きました。
Re:お母さんとプレイルーム ~①なぜ、絵を描くの?(12月17日) >>返事を書く
ぼっくりさん (2003年12月29日 21時58分)

初めまして。
まじょまじょさんの日記は本当に勉強になります。ラボのHPスクール
の様です。
四季が移り変わる絵もすてきですネ。イラストの雰囲気がとても好きで
す。

「ラボパーティと絵」については体験に来られた方や入会間もない方は
「?」と思っていらっしゃるかもしれないなぁと自分自身でふと思った
事がありました。以前にっきにもつぶやきの様に書きましたが、まじょ
まじょさんのこちらの日記を拝読し、納得しました。
’educe’の事も知る事が出来て、良かったです。

今や伝説的な’11月17日のにっき’は私にも強烈な感動とともに心
の残っています。もし出来ましたら、マイPに転載させていただいても
よろしいでしょうか?
どうぞよろしくお願い致します。
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