幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
ラボ公式HPTOP新着一覧英語・語学ランダム新規登録戻る 0509990
  
Home
Diary
Profile
BBS
Bookmarks
Schedule
メール
・友達に教える
ページ一覧
・ ★地区発表会
 2024年次表彰式
 2022『きてれつ六勇士』
 2023『宝島』
 2024『そらとぶじゅうたん』
・ Julius Caesar
 大学生達を送る会
・ 25周年発表会
 『ペルセウス』発表会 感想
 ★21周年発表会 2019年3月
・ 2023 SUMMER
 夏休みの課題2023
 ラボ・キャンプの特徴
・ ラボで培う言語力
 なぜ英会話ではなくて「テ-マ活動」なのか↑是非お読み下さい
 テーマ活動が生まれてきた歴史
 国際理解教育として
 コミュニケーション力を育てる教育
 早期英語教育のメリット
 「素語り」の効用
 なぜラボのCDは英日なのでしょうか?
 多読のすすめ
 脳科学からみた英語学習法
 ラボ・パーティへようこそ!
 「テーマ活動で育つ英語」中学生の感想
 ラボでのノートの種類と使い方
 Grammar & Writing の考え方について 
・ クラスのご案内
 ◎水曜日 Kiddy Class
 ★火曜日 Playroom・Kiddy Class
 □木曜日 Elementary School Class  
 ○水曜日Junior High School
 ☆火曜日 E. School Students
 ◆金曜日 Junior High School ~   
 土曜日 プレイルームクラス
 土曜日 中高大生クラス
・ ラボ・ライブラリ-とは
 ♪『ひとつしかない地球』のご紹介
・ 力を発揮する子どもたち!
 Summer 子どもたちの作品展
 子ども達の絵、おはなしにっき & 工作 2007 Summer
 “The Ugly Duckling”
 カレンダーの絵 入選作品
 世田谷区 小学生海外派遣・中学生交流事業参加 
 高校生表現活動発表会
 シニアメイト
 「ラボ力」 自分の武器・弱点は何か
 世田谷区スピーチコンテスト予選通過
 『スーホの白い馬』東京支部 小学生
 大学生表現活動
 国際交流村
 スタンフォード大学オンライン高校 受講体験
 黒姫登頂を果たせた子ども達
・ 年間行事
 2~4月 高学年活動発表会 及び 新入生歓迎会
 4月 春合宿、地区発表会
 7~8月 夏のイベント 
 8月 Party Camp
 8月 全国 Summer Camp
 10月 Halloween Party&個人発表会 
 11月 留学生交流会
 12月 Christmas Party
 ★保護者会での話題 LABO Q&A★
 ★10周年記念発表会★
 2011夏のパーティ合宿
 過去の地区発表会テーマ
 国際交流村
 3月~4月Easter Party
 2011~2021 クリスマス発表会
・ 国際交流のご案内
 Craig君のHome Stay
 Arri君のHomestay
 積立金のお申し込みのご案内
 JennyさんのHome Stay
 ★国際交流 既参加者及び参加予定者
 Paulさんといっしょに!
 ★koyo in Canada★
 ★Narumi in USA★
 ◆オレゴンキャンプのご案内
 ★Nonoko in USA★
 ★Maju in USA★
 国際交流 事後活動
 中国交流のお知らせ
 Evan君のHomestay
 受け入れ
 インターンとの交流会
 Jack & Edward from AUS in 2018 winter
Keisuke
保護者の方々へ・・・・・・・よりLABOをご理解いただくために
保護者の方々へ・・・・・・・よりLABOをご理解いただくために [全233件] 31件~40件 表示 << 前の10件 | 次の10件 >>
早稲田大学 坪内博士記念 演劇博物館を訪れて 1 10月17日 ()
今日、大学生達と、シェイクスピアの演劇が上演された「グローブ座」の模型のある早稲田大学内の演劇博物館へ行って参りました。来年3月31日(木)発表予定の『ジュリアス・シーザー』へ向けて、今、古代ローマ時代、シェイクスピアについてなど、中高大生達で取り組み始めたところです。大きな山を子ども達が、これからどう登るのか、見守っています。パーティの早大のラボっこの企画で見て参りました。

この博物館の建物自体が、グルーブ座と同時期に建てられたフォーチュン座の建物を模してつくられていて、正面にラテン語で"Totus Mundus Agit Histrionem"(この世はすべて舞台)というシェイクスピア劇の台詞が書かれています。これは、グローブ座(地球座)の元となったことばです。

All the world's a stage,
And all the men and women merely players;
They have their exits and their entrances,
And one man in his time plays many parts,・・・   from“As You Like It”(1599年推定)

・・・この世界はすべて舞台、男も女もみな役者に過ぎぬ。退場があって、登場があって、一人が自分の出番にいろいろな役を演じる。・・・(『お気に召すまま』より)

この博物館が、なぜグローブ座の建物を模さなかったかといいますと、グローブ座は、何度も焼失し、正確な建物の資料が残っていなかったが、当時、フォーチュン座の建物については資料があり分かったからだそうです。(館内を案内してくれた方のお話)

Waseda

この博物館は、坪内逍遙が「シェイクスピア全集」全40巻の翻訳を記念して設立されたそうです。

以前は、館内に「シェイクスピア・ルーム」があったそうですが、現在では西洋演劇の一室の奥のスペースで、シェイクスピアについて紹介されています。

狭いスペースですが、『ハムレット』の王の亡霊が出てくるシーンは、床に穴があくようになっており、下からせり上がって出てくる仕組みになっている様子も分かり、様々、興味深く、勉強になりました。

常に皆さんも感じていらっしゃることとは思いますが、グローブ座の決して広くはない舞台で、戦争から恋愛物語、全てを限られた役者が「ことば」を大切に表現していたことは、ラボのテーマ活動ととても共通します。

この博物館には、歌舞伎、能、世界の演劇に関する貴重な資料がたくさんおさめられており、本当に驚きました。

金・土・日13~16:30は、予約無しで展示解説もしてもらえます。入場無料。

是非、お近くの方は、ネットでお調べいただき、行かれてはと思います。
I see the moon / The moon sees me / ... 09月28日 (月)
中秋の名月、しかも今日は“Super Moon”だそうで、東京からはきれいに見えます。なかなか月など見ることはないのですが、ニュースを聞いて外に出てみたところ、本当に大きく美しく綺麗です。

ふと、Nursery Rhymeにある詩を思い出しました

I see the moon
The moon sees me
God bless the moon
God bless me

本当に月もこちらを見ているようです。
何かありがたい気持ちになると同時に、祈りたくなる気持ちにもなります。そんな思いがこのNursery Rhymeから伝わります。

月といえば、『かぐや姫』の物語も。
日本最古の物語ですが、既に「月の人」を描いた作者の想像力の壮大さにも驚かされます。月の世界は、不死の世界。帝は、不死の薬を、かぐや姫が去った今、不要だと、かぐや姫も気づくであろう日本で一番高い山でこの薬を焼きます。ここから「ふじの山」という名がついたと言われています。人間界には死があっても命を超える愛がある、その素晴らしさを語っているのだと、私は感じています。

月は、人間を静かに客観的に見つめているようにも感じられます。
その思いは、大昔も同じだったかもしれません。

子ども達は、月を見て、何を感じたでしょうか?
物語パンフレット作り 1 09月16日 (水)
この夏、神奈川のテュ-タ-の例に習って、ラボ・ライブラリーより自分が好きな物語のパンフレット作りを子ども達に提案してみました。結果、34枚の素敵なパンフレットが集まりました。
Pamphlet

好きな色の色画用紙を選んでもらい、私が作ったサンプルに合わせて、斜めに上の方を切り取り、4つに折りたたみます。Title, Character, Summery, Favorite Phrase, Favorite Scene をそれぞれのスペースに書いてもらうように伝えたところ、熱心に作成していました。形が面白いことも、作る意欲をかきたててくれた様子です。小学生達にも、タイトルは頑張って英語で書いてみようねと声がけをしました。あとは、自由だったのですが、一生懸命、英文を書き写したお子さんもいらして、力作がそろいました。幼児さんのお母様も、お子さんと一緒に楽しく作成されたように感じています。

大学生の中には、何も見ずに自分の中にある英文とイメージで、30分ほどで書き上げた子もいて、本当に好きな物語なのだと感じさせられました。

中学生以上は、なるべく全て英文でと声掛けをしたところ、Characterの説明では、自分で単語を探したり、Summeryでは、意欲的に英文要約ができていました。また、Favorite PhraseやSceneでは、自分が本当に好きな言葉や場面を、あらためて認識することができた様子で、とてもいい夏の課題になったと感じています。

▼『十五少年漂流記』のパンフレット by中1
P3
P4

小学生達も一生懸命、物語の楽しさを絵や言葉で伝えてくれました。日本語できちんと物語の要約を書くことも、とても力のいることだと感じています。

▼『がちょうのペチューニア』のパンフレット by小3
P1
p2

本来は、これを元に、冬の発表会へ向けて、それぞれに物語のプレゼンテーションをしてもらおうと考えていましたが、最近、取り組んだ物語を選んでいる子ども達も多かったため、実施はしていませんが、今後、発表する物語を決めていく時に、みんなで参考にできます。中には、秋の個人発表会で素語りをする物語を選び、CDを聴きながら、このパンフレットを作ったお子さんもいました。

過去、いろいろな形で、好きな物語紹介など声掛けをしてきましたが、今回ほど、提出した子ども達が多かったことはありませんでした。ふだんなかなか書くことが苦手なお子さんも、一生懸命に取り組んでいた様子を見て、この形は、意欲を引き出せると実感しました。

子ども達も、なかなか好きな物語をひとつ選ぶ作業はたいへんだったかと思いますが、本人達もあらためて自分が好きな物語が何かもよく分かり、素敵なパンフレットがそろいました。秋の個人発表会では、ここで選んだ物語を素語りするお子さん達もいます。

これからも毎夏、声掛けをしていければと思っています。
良いアイデアを教えて下さったテュ-タ-に感謝!
テレビでラボ・パーティ紹介 08月16日 ()
BS12(TwellV),サンテレビ,日経CNBCの番組『賢者の選択』と週刊誌「AERA」でラボ教育センター&ラボ・パーティの活動が取り上げられることになりましたので,ご案内します。

取り上げられるのは,『賢者の選択』という番組のなかの「ビジネスLAB」という4分半ほどのコーナーです。以下のURLより過去の同コーナーをご覧いただけます。
http://kenja.jp/lab/

内容は,社長インタビュー,ラボ・パーティの活動の様子(パーティを取材し,来日した北米ユースとラボっ子が『西遊記』にとりくむ様子などを撮影),制作・広報局長インタビューです。

放映予定は以下のとおりです。
(番組の後半で取り上げられる予定です)

8月16日(日)TwellV(BS12) 16:00~16:55
8月17日(月)サンテレビ(関西地上波) 22:00~22:55
8月23日(日)日経CNBC 12:00~12:55

また,週刊誌AERAの8月10日(月)発売号にも,上記の社長インタビューが,番組「賢者の選択」のタイアップ企画で掲載されます。

(上記、ラボHPより)
*****

16日放映を見ました。ラボの特徴が、コンパクトにまとめられ、子ども達のインタビューもとても良かったです。

可能な方は、ご覧下さい!
ラボが生み出した「テーマ活動」の教育力 06月01日 (月)
ラボが生み出した「テーマ活動」の教育力を、もっと積極的に外へ発信できないものか。先日、大学母校の同窓会があり、教授、校長、教員、教育委員会、文科省研究官・・・と各教育界で活躍真っ最中の同期生達の話を聞きながら、「テーマ活動」の教育力を、端的に伝える術がなく、もどかしい思いをしました。もしかするとラボに通う高学年の子ども達も、友達にラボのことを伝える際、同じようなもどかしさを感じているのかもしれないと、あらためて気づきました。ここで、あらためてラボの「テーマ活動」の教育力について発信できればと思います。

**************

ラボ・パーティは、「ことばがこどもの未来をつくる」を合い言葉に、1966年(来年50周年)春に発足しました。「テーマ活動」という、グループの仲間とともに物語をことば(英語などの外国語と日本語)と身体で表現する教育プログラムを中心に据え、母語である日本語を大切に、子どもたちの英語(外国語)の力、想像する力、表現する力、コミュニケーションする力を育てています。

その特徴は、「物語」と「子どもどうしの対話、交流」を学びの柱にしたところにあります。ラボ・パーティの子どもたちは、世界の物語(神話、ファンタジー、戯曲などから厳選)を英語(外国語)と日本語で語られるCDで聴き、ラボ・テュ-タ-(指導者)のもとに週1回集まり、仲間と共に活動しています。

(中略)

「パーティ」という呼称も、ラボの特徴を表しています。年齢も経験も性別も違う個性ある子どもたちが、それぞれ物語について自分が感じたことをだしあい、仲間と共有します。5歳の子が物語の本質を捉えていることに中学生や高校生が驚かされることがあります。年少の子どもたちにとっても、憧れのお兄さん、お姉さんに認められ、ともに活動できることは大きな喜びになり、自信となります。

(中略)

私たちは、英語(外国語)教育を実践するにあたり「ことばは人間の心の表現である」という考えを原点としたいと考えました。従来の外国語教育では、知識を覚えることはできても、心の表現としてのことばを子どもたちが獲得することは困難です。そこで私たちは、母語習得と同一にはできませんが、それと相似した外国語習得システムをつくることができるのではないかと考え、「ラボ・ライブラリー」の制作と、それをもとに行われる「テーマ活動」の創出によって、大きな一歩を踏み出すことになりました。

(中略)【ライブラリーの質の高さは、ラボ・パーティのホームページで閲覧、試聴できます】

子どもがライブラリーを継続的に聴くのは、作品の魅力だけではなく、パーティの仲間と刺激しあっているからです。物語のテーマや登場人物の魅力、ふしぎに思うことなどについて、テュ-タ-や仲間とやりとりをし、互いに影響し合っているからです。

ライブラリーをよく聴くこと、その音声を同じように発してみることはテーマ活動の出発点でもあり、ラボ活動の全過程を通じて行われる基本的な活動なのです。

テーマ活動は英語(外国語)と日本語の二言語対応方式で取り組まれることが多いのが特徴です。母語である日本語と対比して聴くことで外国語の特徴と魅力に出会うことができ、外国語に触れることで日本語の特徴と魅力にあらためて気づくという作用もあります。二言語で物語を味わいながら活動した後、英語(外国語)だけでテーマ活動を行うこともあります。

言語習得に即していえば、子どもは、好きな物語を黙って聴く過程を経て、テーマ活動のなかでいえるところを心を込めて語るようになります。高学年になれば長い語りも堂々と語れるようになります。子どもはこのように成長し、現実体験を重ねるにつれて、海外ホームスティ先などのさまざまな場で、必要な言語運用能力を発揮していくのです。 

(中略)

今日、子どもたちは国際化と情報化が進展するなかで、直接体験から生まれる発見と感動が希薄となっているようです。また傷つくことを恐れるあまり、多様な人間関係のるつぼに身を置くことをきらって、自己確立を避けているかに見えます。こうしたなかで、ラボ教育プログラムは、「物語」と「仲間との対話と交流」をその柱におき、考える力や想像する力、表現する力などを含む、広い意味でのことばの力を育てています。

私たちは、「よい物語に触れること」「異年齢での活動」「異文化交流の体験」を通し、子ども一人ひとりが本来秘めているエネルギーを触発することで、その計り知れない可能性を伸ばしていきたいと願っています。

(ラボ教育センター発行『佐藤学、内田伸子、大津由紀雄が語ることばの学び、英語の学び』より)
*******************

上記のほかにも、「テーマ活動」の教育力には、自分の立ち位置を自分で決める、意思決定を促す教育効果もあると、感じています。

長くなりましたが、百聞は一見にしかずで、発表を見ていただくことが一番だと思います。

さらに、楽しい「テーマ活動」を思いっきり体験したあと、自然と、英語(外国語)を読みたくなったり、書きたくなったりしていく年代があります。この読み・書きを通して、子どもたちの言語習得体験が、より定着していくと、感じています。
黒姫で”Over in the Meadow"♪を満喫!T君のFamily Camp報告 05月16日 ()
初夏のファミリーキャンプへ、昨年に引き続きご家族でご参加されたT君(4歳)のお母様が、お写真を模造紙に貼ってレポートを作成して下さいました!
FamilyCamp2015

1日目:「初日のロッジ活動では、名刺交換、自己紹介、テーマ活動・Song Birds みんなニックネームで呼び合うよ」「食事の準備や片付けを積極的に楽しんで!」・・・

2日目:大自然の中でのテーマ活動は大人も子どももとっても楽しい」・・・「満開の桜の下でみんなで食べるラボ汁はとっても美味しいね」「~自由時間~ 大人はハイロープ、小学生はローエレメンツに参加できます。幼児はお昼寝したり大自然を散策したり・・・」そしてキャンプファイヤー!

3日目:「昨年同じロッジでお友達になったお姉ちゃんと再会!今回のキャンプ直前「シマシマの服で~お姉ちゃん来るかな?」と言っていたT君。当時3歳だったにも関わらずしっかりと覚えていらしたそうです。そのお姉ちゃんに再会できて、どんなに嬉しかったことでしょう!

お写真の中のT君ののびのびとした様子に、本当にご参加されて良かったなぁと感じました!是非、幼児~小学校低学年のラボっこ達にお勧めです!
 
しっかりと準備をし実行して下さったコーチやシニアの皆さんに、この場を借りて感謝致します!  
政治ではなく、物語と言葉の松下村塾のよう... 05月04日 (月)
 4月19日東京中央地区発表会へ向けて、日本最古の歴史書『古事記』より『国生み』に、主に小学生以上のメンバー約50名で取り組み、英語と日本語で発表しました。ラボは、英語教室でありながら、こうした歴史書にも触れ味わうことができる場でもあります。河合隼雄も、世界の人々とつき合う上において、「日本のみ相当に異なる物語をもつという事実は、しっかりと認識しておいた方がよい」(『神話と日本人の心』)と述べ、日本人の深層心理の原点が神話にあると解いています。子ども達にとって、今は面白い「物語」との出会いだったかもしれませんが、いつか日本人の代表として活躍する時に、「異文化を理解する拠り所」になるかもしれないと感じています。

 昨年暮れに、中高大生が企画し実施した「日本の神話」合宿に始まり、未知の世界を子ども達といっしょに探ってきました。真っ暗な宇宙空間に少しずつ「想い」を浮き上がらせて、少しずつ形になっていく世界を、心をひとつにして表すという、これまでのテーマ活動とは大きく異なる壮大なチャレンジでした。

 子ども達の「疑問、気づき、想像、発見、ことば、絵」は、模造紙7枚の上にたくさんの紙が貼られ、どの言葉も宝物となりました。(下記は2月時点。この後さらに増えます)、
BL1BL2BL3BL4

自由に意見を出し合って熱く議論している様は、ラボルームが、物語と言葉(日本語、英語)の松下村塾のように化したかと感じたこともありました。

ただラボの場合は、十分に言葉と想像力を耕し、ひとりひとりの思いを大切にすることはできても、これを、見ている人に伝わる『国生み』の世界へと創り上げていくことも一つの目標であり、その過程は、試行錯誤の連続でした。作ろうと思えばいろいろできてしまう「形」を、作っては、「違う」「おかしい」「どうしよう」・・・その過程を経て、最後はシンプルに「ひとりひとりの気持ち」で表すというところに落ち着いていきました。

プログラムのテーマのコメント「・・・光があれば、闇があるように、何かが生まれるということは、必ずそこに物語がある。テーマ活動の原点に挑戦します」という文を表した大学生の言葉通り、まさしく「原点」に挑戦できたのではないかと感じました。この体験は、子ども達にも貴重なものとなり、私自身、多くを学ぶことができました。

Fire

発表の過程で、嬉しかったことは、たくさんあります。

 ★見えないものを体で表すことが初めての経験かと思われる入会して1年未満の小学生の男の子達が、当初、まったく動くことができなかったのですが、蛭子の「ぶよぶよ」になってみたあたりから、どんどん溶けて、気持ちよさそうに漂い始めたこと。←こういう感性で動く体験が、今の子ども達には必要と感じています!

 ★イザナキ、イザナミに、積極的にチャレンジした小学生達。役が決まる前から語っていた好きな言葉を、舞台の上で堂々と語れたこと。

 ★発表会前に『国生み』ってどんな話だろうと、あらためて投げかけた時に、小4の男の子が「感動...日本がこうやって生まれたっていう感動」と語ってくれたこと。さらにある大学生は、世界は「たくましい心とやさしい気持」でできあがっている、自分の中にも、この二つがあり、この両面で物事を見ていかなければいけないと自分に引き寄せて物語と出会ってくれたこと。

 ★新小1の子も、役ではないが、イザナミの英語の台詞を覚えてしまって、舞台上で『国生み』の世界を思いっきり楽しめていたこと。

 その他、子ども達ひとりひとりにも、物語があり、感動しました。。。
 
Uglyone

 まだ回収中ですが、発表した子ども達の感想文と印象に残った言葉を一部、ご紹介します。

・「わたしがいいと思ったセリフは、二つあります。一つ目は、一番最後のセリフの『遠い遠い昔、自分たちの国が、こんなふうにしてできたと語り伝えている人々があった』のところで、このセリフを作った人が、あなたたちの国がこんなふうにして、できたんだよと語り伝えている人たちがとっても、とってもすごかったので、見習いたい気持ちと、すごいという気持ちをいつか伝えて、私が大きくなっても、こんな言葉をいとう先生やラボのみんな、家族に、ぜひぜひ教えてあげられたら、とっても、とっても嬉しいので、その日がくるまで、とってもとっても楽しみです。・・・」(小2)
・「今回のお話は、今まで発表した話よりも、難しい作品で、表現するのも、難しかったです。がらんどうという何もない空間から、自然、ゆたかな大地をつくったイザナキ、イザナミはすごいなとあらためて思いました。だからイザナキ、イザナミたちのことを忘れずに過ごしていきたい。・・・(会場の)感想文に『国生みの話がよくわかった』などが書いてあり、観客にも伝わったので嬉しかったです!」印象に残った英文:There was void.The earth did not yet exist./What should we make next?/What indeed is this thing that is lacking?/In the meantime, do wait. You must not come in./But because it was taking so long, he got impatient.(中3)

 たしかに、会場の方々には、物語がしっかりと伝わった様子で、「神話に立ち会っているようで感動!」「全員に物語を通して神話が脈々と生きている。英語も本当に質が高く圧倒された。大きい子の中で育っていく小さな子がいい。」「語りにすごく力が入っているなという印象」など、貴重なご感想をたくさんいただくことができました。

 子ども達の素晴らしい発表に心より拍手を送りたい気持ちです!まだまだ『国生み』を聞きたい、そんな気持ちになっています。
 
アメリカ人の日本語学習法に学ぶ 03月31日 (火)
アメリカ人の男の子が我が家にスティして2ヶ月。あっという間でした。今回の受入れは、10年前頃に受け入れた3回とは異なり、気持ちの上で非常に楽でした。
彼自身が大人として行動できる子であったということも一因ですが、一番、大きなことは、私自身が、少しは年齢を重ね、自分が今、海外の青年を含む「若者達にできること」は何かを考えるようになったことです。

面白いことに、受入れを通して、一昨年の引率者としてのホームスティ体験がよみがえってくることが何度もありました。今回は、彼には申し訳ないほど、過度に気を遣わず、「家族の一員」として受け入れることが、自然にできたように感じています。

今回の受け入れの一番の理由は、国際交流でこれまでお世話になったラボの子ども達の御礼がしたいことと、もう一つは、休日にアジア各国をバックパックで回っている次男の恩返しをしたいという思いからでした。海外では、身も知らぬ日本の青年を、親切に受け入れてくれる大きな懐があると聞かされていました。それに比べて自分の考え方がいかに小さいかということも感じてきました。

今回、我が家にスティした彼は、本当に日本語を学ぶ意欲が高く、駅の雑踏で耳にした日本語を、その場で記憶し、自分で調べたり、私に尋ねたりしながら、どん欲なまでに日本語を習得していました。そんな彼に、日本人の英語習得について尋ねたところ、「楽しいことが一番でしょ」と即答でした。彼の日本語習得の方法は、日本人と一緒にお茶を飲んだり、遊んだりしながらでした。彼いわく、「日本語を文法から勉強していたら、ここまで話せるようにはなっていなかったと思う」とのこと。

彼が持ち歩くB6版ほどのノートには、調べた日本語の単語がぎっしり「英語」「ひらがな」「漢字」の順で書かれていて、彼は、ひとつひとつの単語を覚える際、「誰がどんな状況でどんな風に言ったか」を強く記憶していました。特に状況についてはメモしていませんが、夜遅くまで、ノートを見返しながら勉強をしているようでした。状況と一緒に覚えるということでは、ラボの物語に出てくる英語を覚える方法も、非常に似ていると感じました。文法からではなく、聞こえた文章、使われている状況から丸ごと自分のものにしていく彼の学習方法は、すぐに実用に結びつく言語習得方法でした。

時々、頼まれては、私が彼のノートの単語を言って、その単語を使った文を彼が状況を思い出しながら言ってみるということをしました。彼に日本語の言い回し方を尋ねられては、どうしてそのように言うのか、文法的にも説明が難しい場合が多々ありました。また「外国語習得は、単語が大事」とも言っていました。とにかく彼は日本語の語彙を難易にかかわらず、一語でも多く習得する努力をしていました。ラボの子ども達にも、ライブラリーに出てきた単語は、難易に関わらず、自分のものにしていってもらいたいと感じています。

彼の本当のところの居心地はどうだったのか分かりませんが、こちらとしては、十分に楽しく、様々なことを学べる機会となりました。今回、こうしたチャンスを得られたことに感謝しています。
「ことば」を耕す 01月10日 ()
ラボは、英語教室ですが、単に英語を教えるところではありません。「ことば」への気づきを大切にしながら、子ども達が「ことば」を大切に感じて、イメージを広げられるように、「ことば」の根っこを育てているところです。バイリンガルの理論的基礎を築いたとされるJim Cumminsが、母語と第二言語(外国語学習を含む)には、共通の基盤がある(The Iceberg Analogy)というModelで説明しています。

ということで、ラボの教室では、子ども達が自分で調べてきた「ことば」(日本語)を発表している時もあります。「ことば」に敏感になり、知ることが、他の言語をも吸収できる土壌をつくっていると実感しているからです。

中学生以上で、「ことば」に関心をもちながら育ってきた子ども達は、初めて英文法を学び始めると、これまで耳で聞いたり、書いたりして、なんとなく把握していた内容が、すっと整理されるようで、ものすごい勢いで理解し、英語も意欲的に話すことができています。他にもラボのホームスティでホストファミリーが、スペイン系だった子は、そこでスペイン語を耳から習得できる力もついていました。

「ことば」を大切にすることで、なんて豊かな将来性のある言語獲得の土壌ができているのだろうと感じています。

今年は、「日本を語れる人に」をいつもの年より念頭においています。オリンピック開催が決まってからでしょうか、メディアでも「日本」を意識する番組が増えているように感じます。

今週の各小学生クラスでは、年末年始の日本らしい習慣や遊びなどをあげてもらいました。たくさんの「日本の習慣」が出ました。面白いところでは、年末大掃除、祖父母宅へ行くことをあげた子もいて、たしかにこれも日本文化だと気づかされました。朝、七草粥を食べてきた子がいれば、七草の名前を写真付きで調べてきた子もいました。七草も、調べた子の報告では、日本独自という訳ではなく、中国の影響も受けているとのこと。

年賀状で七福神クイズを出したこともあり、各クラス、誰か一人は「七福神」を調べてきてくれたので、誰が唯一の日本生まれの神様か、誰が実在した人がモデルになっているかまで分かりました。

物語も、日本人のルーツをたどるべく古事記の『国生み』に取り組み始めました。年末に「日本の神話」合宿をしたこともあり、ほとんどの子ども達が、冬休み中にCDをよく聞いていました。

小3の子が「残酷だ!生んで死んじゃったから」と言えば、小2の子が「生んで死んで生んで死んでの繰り返し・・・一番最初のはじまりは、ご先祖。」(他の子が途中、「猿だよ!」というのもおもかいなく)「命が手紙のように渡されている。命をいただく。・・・」と思いついたことを話し始めました。私が、再度、最初の始まりはどんな風だったと思う?と尋ねると、「ご先祖がひとり生まれた。ご先祖は星のかたまり」と、そのイメージを黄色のマジックで描いてくれました。

他にも地下の国のイメージをシェアしていたら、「音」に関することまで、イメージしている子もいて、新年初日のクラスから子ども達の感性には驚かされました。

一方、早くも(このライブラリーは、イザナキとイザナミ以外)ナレーションばかりで、(発表会は)どうするの?というつぶやきもあり。
本当に、どうしましょう?みんなで考えてね!というのが今年のスタートとなりました。
素語り・Speech大会でもあるHalloween Party 10月31日 (金)
今年も、年に一度の個人発表会&ハロウインパーティが終わりました。2歳の子から大学生まで、ひとりひとりがマイクの前に立ち、今、もてる力を発揮しました。今年は、スピーチの人数が増え、中高大生15名が語りました。内9名が今年の自分の国際交流を振り返り、聞いていたお父様方も素晴らしい!とつぶやくほど、現地で自分が乗り越えてきた様子、達成感を語っていました。「本当の自由とは、自分で考え行動すること」「積極的に話しかけることの大切さ」について語ってくれたメンバーの言葉は、これから国際交流に出発する子達へ向けても貴重なメッセージとなりました。

国際交流に参加しなかった中学生達は、自分が魂を入れている剣道、野球、登山といった部活動について英語で説明し、今の自分の思いを語ることができました。しっかり英文を自分のものにして、伝えようという気持ちで語れたことが本当に立派でした。

急遽決めたという男子大学生ひとりひとりのパフォーマンスも、素晴らしい内容でした。チャーリー・チャップリンの史上最高のスピーチと言われる『独裁者』の後半を語ってくれた大学生べべ。国際交流で日本人が間違えやすい“Sorry”について語ったがんちゃん、『ひとうちななつ』の最初の部分、ひとりテーマ活動で見せてくれたマッシュ。後輩達に与えた影響はどれほど大きいことかと思います。

間には、高大生でPolly Wolly ♪をギター演奏で歌ってくれたり、中学生が現地のホストと一緒に歌ったという歌を独唱してくれたり、なごやかな雰囲気もありました。

素語りを見て下さったお父様より、小さい頃に覚えた英語は忘れないもので、とてもいいとご感想をいただきました。保護者の皆様よりも、今年は特に、みんな素晴らしかったというご感想をたくさんいただきました。例えば、ひとつのお話を全部語ったというところでみますと、小5で“It's a Funny Funny Day”英語のみ全話、小3で“Harry the Dirty Dog”英語のみ全話、小1で“In the Night Kitchen”英語のみ全話、小4で“Inch by Inch”英日全話を完成した子達がいました。また小3と年長さんの姉妹で、自分達で動きを考え“We are going on a Bear Hunt”全話を語った姿は、会場を楽しませてもくれました。他にも、“Frog and Toad Are Friends”をあと少しで終わるところまで頑張った子達、“The Wonderful Wuffs”を長く語った子達など、自分の可能性にチャレンジできました。3歳でA was an Applepieを最後まで唱えることができた子もいました。どの子も、聞こえた英語でナチュラルに語ることができました。皆、達成感がもてたと思います。

子ども達に印象に残った発表を尋ねたところ、少し涙になりながら、一生懸命に語った子をあげていました。「ぼくだったらできない」と感心していました。しっかりと逃げずに自分と向き合った子達は本当に立派でした。一方、今回は、パスしてしまったけれども、仲間の発表をしっかり見て、次回、がんばると約束してくれた子達もいました。

中には琉行歌Let it go♪を英語で歌いあげた年長さんもいらして、拍手喝采でした。

一方、ハロウインパーティなので、仮装大会やゲームコーナー巡りもあり、今年も子ども達はとっても楽しそうでした!

各コーナーのお写真は、こちら。
G1
▲Rum Pum Pum コーナー:Black Birdボールで王様や家来達を倒します
G2
▲How, Hippo!  コーナー:お母様方がワニたたきゲームを作ってくれました!
G6
▲Frog and Toad Are Friends コーナー:ボタンを探せゲーム、Shooting Game
G3
▲Fishing コーナー
G4
▲In the Night Kitchen コーナー:絵合わせゲーム!
G5
▲Wonderful WuffsⅡコーナー:Wuff家Mazeと Throwing bread ゲーム
G7
▲Drompa Arrives:Qちゃんを飛ばして、屋根の上のKaminari親父を助けるゲーム
G8
▲Romeo and Julietコーナー:RomeoとJulietのHaunted House 
中高大生メンバー13名とアメリカ人ゲストで、中の様子は内緒・・・

2014Halloween
Happy Halloween!
<< 前の10件 | 次の10件 >>
Copyright(C)2002 Labo Teaching Information Center.All rights reserved.