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春のパーティ合宿がおわりました。今回は、こんなに自由時間が多くていいものかと思うほど、テーマ活動の練習やゲーム等の合間を自由に遊んでもらいました。考えてみれば、いくら自分を出せるラボ・パーティだといっても、全く自由に遊んでいる訳ではありませんし、その仲間と自由に遊べる時間を他に設けることは、忙しい子どもたちには難しいことです。「他のクラスの人とたくさん友達になれたのが一番うれしかった」というご感想もいただき、あまりにゆったりとしたスケジュールでどうだったのかと反省する一方、今の子どもたちには必要な時間でもあったかもしれないと感じました。
また合宿で深く感じたことは、お母様方が、本当に、よそのお子さんを我が子のようにあたたかく見守り、声をかけて下さっていたことです。パーティの子どもたちの名前が分かるようなものを作りたいというご意見もいただきました。ふだん舞台の上で素で発表している子どもたちの様子を見ているから、自然にこのようなお気持ちになられるのだと思います。複数の大人の目で子育てができる貴重な場だとあらためて感じました。
だから何か失敗をしたとしても、よそ事ではなく、なぜだろう、何が原因だろう、助けてあげたいと、たくさんの大人達が知恵をしぼりあえます。子育ての悩みもいっしょに励まし合いながら、言い合っていけます。学校よりも長い期間、縦割りで様子を見つめているからこそ、ひとりひとりの特性が分かった上で相談しあえるのです。
ありがたいことに、お母様方から「ラボ・パーティという場をおかりして、子どもたちを支え、育てていければと思います」「学校の先生や周りの大人たちとの関係が希薄な昨今、先生をはじめとするラボのテューターの存在は本当に有難いと思っています」などいろいろなメッセージをいただいています。
ラボは、本当に人と人とが、体をくっつけあって、動き回る場です。今の子どもたちには、こうした人間同士のぶつかりあいのようなところが欠けているようにも感じます。合宿の夜にも、「体全体をつかって表現することは、本当にすばらしい」というご意見をいただきました。
一般のお稽古事では考えられない、この集まり(パーティ)が、子どもたちのあらゆる感情や発散の場として、貴重な受け皿にもなっているように感じます。
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毎年恒例の公園でのEaster Party。今年は、残念ながら少し肌寒い日となってしまい桜も三分咲きでしたが、子どもたち20名と楽しいひとときが過ごせました。お風邪などでお休みの方が多く、当初の予定よりかなり減ってしまいましたが、会員外のお友達も6名参加があり、ひとときラボを楽しんで下さった様子です。
プログラムは、Hello!,Hi!,Seven Steps,Fruit Song,Balloon,Old MacDonald,Hop Rabbit♪を少し丁寧に説明してから歌ったあと、物語は“The Very Hungry Caterpillar”。絵本の最初のページに描かれた穴のたくさんあいた絵を見せて、子どもたちにいろいろな事を想像してもらいました。少し小物を使って絵本紹介。殻から出る蝶も、後で子どもたちが新聞紙を破って出てくることを考え、新聞紙から出てくる蝶を少し細工をして紹介。最後にもう一度、穴のあいた絵をみてもらい、意見を出してもらいました。「たまご!」「食べたあと」「チーズ」いろいろな意見が出ました。答えはひとりひとりの思いのままに。それから皆であおむしに。卵からPop!と飛び出して、食べ物をたくさん食べに公園を走り回って「たくさん食べた!」と言って戻ってきました。お腹がしくしく。草をむしって本当に食べそうになりながら、また元気に。新聞紙で作った大きなCocoonの中へ。数を数えて、殻を破る楽しさは格別だったようです。最後は、少しイースターのお話をしてHot Cross Buns♪をうたい、ジャンケンで勝った人からEgg HuntingへGo!
アメリカから取り寄せたウサギさんパラシュートと風船を卵の殻に入れてプレゼント。今では、イースターは春のお祭り。身近な春を見つけてもらうようKey Wordsを描いたプリントをお渡ししてGood Byeとなりました。
ほぼ一時間のイベントでしたが、私も楽しませてもらいました。やはり外は気持ちがいいですね。ランチタイムは、お母様といろいろなお話もできGood Timeに。以前は、Hot Cross Bunsを焼いて配ったこともありましたが、今はアレルギーのお子さんも増えていらっしゃるので、今回は控えました。今度はクラスでEaster Egg作りやHumpty Dumpty♪を楽しみます。Easter Partyは、発表会へ向けての合宿や練習の日々の中、少しほっとさせてくれるイベントとなっています。
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3月21日、日比谷公会堂で、恒例の「ラボ国際交流のつどい」が無事終了しました。今年、国際交流に参加する子どもたちの決意表明、大使館、アメリカ4-H、インターン、激励隊などからの応援、テーマ活動発表など、さらに昨年体験者からの帰国報告がありました。
Masaki君も、よく頑張りました!
東京周辺からだけでも約360名の子どもたちが、今年、ホームスティや留学に向けて海を越えます。ひとりひとり、"I want to make a lot of friends.""I'd like to enjoy American culture.""I'll keep doing my best and never give up!"など、一言ずつですが、思いを込めて語りました。
今回、再び感じたことは、以下の3つです。閉会の挨拶で、くしくもテュ-タ-が述べましたが、本当にそのことを私も強く実感しました。
①国際交流の準備は、これまでのラボ活動全て!
ふだんのパーティ活動、テーマ活動、発表会、キャンプなど、まわりの仲間と意見交換をしたり、しっかりとした声で発表したり、初対面でもすぐに友達になれる力が、育っているからこそ、国際交流がより充実したものになるということ。事前活動は、その総まとめと確認。
『ダルシン』を発表した子どもたちのように、堂々としっかり発声し、気持ちを全身で表現する経験を積んでいくことで、海外でも、決して動じない力を自然に養っている。全ては国際交流のためにある活動といっても過言ではないかもしれません。
②多くの支えがあって実現できている!
両親、家族はもちろん、大学生達リーダー、テュ-タ-や事務局の引率者など、多くの人たちが見守っていること。1人では決して実現できないこと。常に感謝の気持ちをもって、1日1日、スティを楽しんできてもらいたい。
③スティ先での体験全てが子どもたちにとっての成長の糧に。
ホームスティは、決していいことばかりではない。うまくいかないこともたくさんある。そのたびに、日本では気づかなかった「自分」に出逢い、ありのままの「自分」を知ることができる。親に言われて気づくのではなく、自分で気づかざるを得なくなる。こうした経験全てが、子どもを大きく成長させることに間違いはない。
帰国報告の中で、ホストと気まずくなってしまった時に、自分から積極的にホストマザーに相談した中学生が、ホストが実は自分のことを、とても大切に思ってくれていることを知り、自分の行動を勇気を出して謝り、ぐっとお互いの距離が縮まったこと。
自らの殻をやぶってみたら、まわりも変わったこと。
ホストマザーの“You should speek English.”の一言から、まずは、家族の名前からどんどん呼んでいくところから声を出していったところ、まわりとずっと親しめるようになったこと。さらにマザーが、英語のいいまわしをいろいろと教えてくれたなど。
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ラボ・パーティに入られた方は、ふだんのパーティ活動の経験を、是非、多感で若い時期に、海外で発揮してもらいたいと願っています!「ことば」に関してはもちろん、身も心も大きく成長させてまいりましょう!
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3月4日全国の大学生が集い、地域ごとにラボの「テーマ活動」を発表する「わかものフェスティバル」へ行って参りました。全部で7作品。『セロ弾きのゴーシュ』『罪と罰』『ああ、ふるきよき時代』『マクベス』『グリーシュ』『注文の多い料理店』『杜子春』。どれも力の入ったすばらしい発表ばかりでした。ラボ・ライブラリーに無い作品も多く、よくここまで英語・日本語を仕上げたと感心致しました。特に印象深く感じたのは、『罪と罰』、『注文の多い料理店』、『杜子春』でした。テーマがこちらへずっしりと伝わり、人間について考えさせられました。
今回は、大学生達が、立派な文集を作ってくれました。ひとりひとりが、ラボとの出会い、育ったもの、得たものを振り返り自分をしっかりと見つめ直し、語ってくれました。2~3歳からラボを始めた方も多く、これだけ長い間続けられる習い事もあまりないとあらためて感じました。
この「だから私は、ラボを続けてきた」というサブタイトルのついた文集の中から、いくつか大学生達の貴重なメッセージをご紹介します。
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「テーマ活動で物語を読む力、伝えたいことを読み取る力、英語への興味を得た。小さい子と一緒に活動することで思いやりや優しさをもつことの大切さを知った。異年齢との活動を通じて憧れを持つこと。仲間と一緒に活動することの難しさ楽しさを知った。たくさんの人と出会って、本気で接すれば分かり合えない人はいないと思った。」
「自分にはないものに日々出逢える活動を続けてきたことで、他人の価値観との出逢いだけではなく「人」「モノ」「新しい自分」など、あらゆる出逢いに感動することができるようになった。」
「ラボといえば英語!私は今英語を専門に大学で勉強していますが、この専門を選んだのもラボのおかげと言っても過言ではありません。なぜなら、私の英語は聞き取りからなりたっているからです。私は聞き取りの問題が中学校の時からとても得意でした。これは、2歳の頃から毎日聞いていたラボのテープのおかげだと思います。小さい頃の発表会にむけてのセリフ覚えは本当に大変でした。・・・小さい頃はまさに「宇宙語」。何回も何回もテープを巻き戻して、一緒に言えるようになるまで練習したのを覚えています。・・そんなふうに生の英語を覚えてきた私にとって、中学校の英語のテストで流れてくるゆっくりとした英語はとても簡単に思えました。・・・小学校高学年になる頃から子ども向けの英語塾が次々とできてきて・・「ここにリンゴがあります。ってなんて言うか分かる?」と聞かれ、・・正直焦りましたが、中学校になってラボの英語の学び方の素晴らしさが分かりました。・・国際化の中を突き進んでいる日本。英語を使う機会はこれからますます増えていくと思います。私はラボで学んできた英語に自信をもって、使っていきたいと思います。・・大切なことは『続けること』だと思います。小さな子の感性の素晴らしさに気づいたのも大きくなってからですし、自分のラボから得た英語の能力に気づいたのも大きくなってからでした。・・・ラボを続けてきたラボっ子はとてもいい笑顔をしています。その笑顔はたくさんの仲間に囲まれて、たくさんラボの中で吸収してきた証拠です。・・」
「テーマ活動を通して、そのお話の世界や、登場人物の心情などを想像する。それだけの想像じゃない。テーマ活動の発表を見て、何を表現しているのか、何を伝えようとしているのか想像するし、テーマ活動を作り上げていく中で、仲間が言っていることを想像してみたりもする。そして何より、仲間を理解するために、『他者を感じる力』として、そこには想像力が必要で、ラボを続けていく中で培われた。」
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ひとりひとりの大学生が、幼児、小学生また中学生からラボに通い始め、外国語、物語との出会い、発表会、キャンプ、ホームスティ、シニアメイト、留学、コーチなど、様々なことを多くの仲間と出会い共に経験し、力を得てきました。こうした経験全てが生かされ、今回のような人の心を動かすほどの大きな力のある発表会を実行することができたのだと感じました。
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「小学生年代の英語教育を現場の視点で考える-子どもたちの豊かな英語環境づくりのために」というタイトルで1月21日(日)国立オリンピック記念青少年センターにて、公立小、私立小、ラボの各実践例の紹介、およびパネルディスカッションがありました。
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実践例では、①渋谷区立鳩森小学校でのALTと小学校教師との例。日常会話を中心に、道の尋ね方“Where is the supermarket?”、目標物の単語を覚え、ゲームをしながら使ってみるというもの(小5)でした。1年生から6年生までのシラバスを作り上げ、力のあるALTと連携し、さらに津田塾会のサポートも得て、学年別に詳細なカリキュラムを作成していました。
②昭和女子大学付属昭和学校での小泉先生の英語の授業の例。その学年で現在、学習している理科や社会など他の教科の知識を英語を使って尋ねたり応えたりさせるものでした。例えば天体の直径を英語で応えさせて、大きさを比較してみるなど。子ども達の知的好奇心を満たしながら、聞く力をも重視した例でした。
③ラボの例。23パーティから集まった小学生70余名が『みにくいあひるのこ』のテーマ活動の発表をし、10回の集まりと練習の過程で何を学び、何を育てようとしているかを報告。中でも、.物語を題材としていることから、ある小5のお子さんの感想を報告。「わたしにとって本当の自分とは、...今でていない力が発揮できたときだと思います。今の自分では将来どんな自分になるか分からないからです。私はみにくいあひるのこみたいに、本当の自分になるためには努力やがまんをしなければ、その成果を得ることができないんじゃないかと思います。....私はこれからは本当の自分になるためにがんばろうと思います。この『みにくいあひるのこ』をきいて、本当の自分とは、と考えることができて良かったなと思いました。そして将来の自分が楽しみです」 単に台詞を覚えるのではなく、主人公の生き方が子ども自身にも影響を与える内容であること。また物語には、その国の文化、歴史が背景にあり、異文化に触れることができることなど。発表を通じて、「気持ちのこもった英語」を獲得でき、異年齢活動の中で大きな社会力をも育てることができる例を報告。英語教育は人間教育であるという視点にたつ。
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パネルディスカッションでは、NHKの教育テレビでも拝見したことのあるアレン玉井光江氏(文京学院大学教授、子ども英語教育センター所長)も、上記3つの例を紹介した先生方、テュ-タ-といっしょに、小学生の英語教育について理念、目標などについて話をしていきました。
現実問題として、文科省が昨年小学校での国際理解教育・英語教育に新規予算として6億円(当初37億を昨年末に減額)を当てることを発表したが、何をどうするのかまだ定まっていない。この科目に関しては数量的評価をしないというところまでは決まっている。
公立・私立小、民間企業、個人、グループ、様々なところで多様な目標・プログラムがあるが、その内容と成果がまとめられていない。ただし、今回の会の実行委員長である井上和子(津田塾会理事長・神田外語大学名誉教授)氏は、英語教育の意義について、異文化を知ること、コミュニケーション力をつけること、外国語にふれることで良い言語感覚が芽生え、「ことば」に接し、将来の思考能力に良い影響を与えると指摘。
パネルディスカッションの中で、アレン玉井氏は、「子どもの教材は、本物で大人が四苦八苦して制作したものでなくてはだめ。ラボのライブラリーはすばらしい」と発言。門脇厚司著『大人になったピーター・パン』より「ラボの質の高い物語は良質な日本語にも触れられ国語力をも身につけられる、物語から自然に人間の生き方、人間についての認識などを深められる。子どもたち同士の話し合い、仲間と育ち会う社会力、長期にわたって関わるテュ-タ-という存在の意義」を引用し、評価。一方、アレン玉井氏の英語教室でもStory Tellingを中心とした教育活動を行っているが、父兄からその学習の成果を尋ねられると困惑するという。目に見える成果としてLiteracy教育(読み書き)も行っているが、どこまで行うかは問題。Learner Centerではなく、Learning Centerでなくてはいけない、つまり学習者に合わせて授業を展開していける場所づくりが必要だという。
昭和小学校の例は、テレビでも紹介されたこともありよく知られた、面白い例でした。とてもユーモラスな小泉先生も「(子どもたちを)英語が使われている環境にはおくが、英語は教えない。小学校で文法説明をする優先順位は低い」と言明。
余談ですが、しっかりとしたALTがいて日常会話を中心に英語教育を展開している学校に通うラボっこの感想では、ALTの行う英語の授業は、ラボに比べると「うすっぺらい」とのこと。確かにラボの物語の深さに比べると場所を尋ねたり服の色を応えたりという内容は、いくらゲーム性があり、その場は楽しくても、内容的には、何か薄く感じられるのでしょう。
最後に、コーディネーターであり、以前この欄でもご紹介した和田稔氏がこう結論づけました。「いろいろな論点があり、まとまらないのが現実。小学生年代の英語教育に関して、評価をしないという点で、文科省も含め、三者とも一致している。ただ、子どもたちの表情、笑顔を見てもらえば、それが評価につながるのではないでしょうか。」と。
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TEC(Tokyo English Center)が、大企業の海外進出を支援すべく設立されたのが、1962年。わが国初の本格的な英会話教育機関として生まれ、それが母体となり、今から40年前に「ラボ教育センター」が設立されました。現在のような「テーマ活動」のもとが生まれたのが、その少し後のこと。当初は、歩きながら“Walk”、走りながら“Run”など繰り返していたそうですが、物語を体全体で動いたところ、子どもたちの目がパッと輝いたという発見から、現在のラボの教育方法が生まれました。
ファイナルイベント初日の講演会(後半のお話より)でも応用言語学者の杉浦氏が、ラボの教育法を「事実が先に生じた」と説明。面白かったのが、「欧米の英語教育理論は、部品を並べて分析し、魚でいえば、切り身を並べて、子どもたちの前に示しているような方法。それに対し、ラボの教育法は、生き生きとした魚を、さっと子どもたちの目の前において、さぁ触ってみなさい、抱いてみなさいと言っているかのようだ」と表現されたことです。おりしも、杉浦氏は輸入されてきた欧米の英語教育理論に対して違和感を感じていたということ。おそらくフォニックスなどもそれに含まれるのではないかと私は感じていますが、それらは、移民をいかに早くアメリカ人にするかのための英語教育法であり、第二言語として学ぼうとしている日本人には、そぐわない教育法だと世界の英語教育現場を見てこられた青山学院大学教授、言語政策学、国際コミュニケーション研究者の本名氏も述べていらして、さらに納得。子どもたちは、「切り身の魚」よりも「ピチピチした魚」の方が好きなのだということを諸先生方が話されました。
今回、慶応大学名誉教授、言語社会学の鈴木孝夫氏、筑波学院大学学長、教育社会学の門脇厚司氏、中高の英語教員養成を専門とされる和田稔氏、ほか上記の杉浦氏、本名氏を含む7名の方が代表となり、ラボ言語教育総合研究所が設立されました。教育崩壊がすすむ今こそ、このたぐいまれなラボの教育方法をもっと広く社会へ、さらに世界へ発信すべきだと感じていらっしゃるというお話がありました。
大学受験を目標とする英語教育が、現在の中高の学校教育では主流ですが、それでどれだけ英語が話せる日本人が育ったのか、誰しもが疑問に感じています。細かい文法ミスで点数を引かれることで、どれだけ英語嫌いな子どもたちをつくっていることか。一方、ラボで英語を培い、様々なスピーチコンテストで、ラボっ子が発表し賞をとっていることも事実。自然なイントネーション、発音、そして語る力がつき、また若い頃に海外でのHomestayを体験し、英語が手段でしかないことに気づき、英語に対する構えがさらになくなり楽になることも実感しています。
もちろん、ラボにも課題があり、元ラボっ子で応用言語学者のペレラ柴田女史が指摘するように「生の魚をそのままのみこんでいる」が、「どんな英語を使えばいいのか、CDで覚えたことばを外に出してあげる機会を増やすことも必要」と指摘。かつて和田氏に個人的に質問したさいも、当時、氏が「学校の文法学習とラボのような教育方法と、車の両輪のような関係だと感じている」と応えていらしたことも思い出され、ある年代になれば、両者のバランスも大切だと個人的には感じています。今回の研究所では、こうしたラボの課題も、今後の研究テーマとなり、さらに子どもたちの外国語習得を楽しく確実なものとできるようアクションも起こされると期待されています。
今回、家庭の事情で前半の鈴木氏、門脇氏、田島氏のお話が聞けず書籍からしか読み取ることができませんが、ラボが国際社会で必要な「社会力」を育てる活動であること、発達心理学的にも理にかなった外国語習得法であることなどが、以前にもましてさらに具体的に実証されてきていると感じました。
2日目、どれだけ多くの子どもたちが、生き生きと日本語、英語、スペイン語、韓国語などを情感豊かに発表したことでしょう。ラボ側にたっているため、ひいき目にはなりますが、観客を惹きつけるのは、やはり子ども自身が楽しく取り組んで発表しているからだと思います。本当に、生の魚を丸ごとのみこんでいるかのようです。しかし、これはたった一つの例ですが、『ながぐつをはいたねこ』を英語だけで発表した小学生達が、“Nothing impossible for me!”(心の中で、「できっこないだと!」)と叫んだときに、確かに丸ごとの英語ですが、切り身のことばよりもどんなに魅力的なことばで、一生忘れることはない「ことば」かということ。十分な言語習得ではないかと感じています。今は応用がきかないと言われるかもしれませんが、そんなことよりももっと大切なことを学んでいるような気がします。常にそこには仲間がいます。発表を終えたあとの達成感に満ちた目。仲間と一緒に、丸ごと外国語をのみこむ効用もたくさんあるはずです。真実は、子どもたちの生き生きとした目の輝きに隠されていると感じました。
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先日、渡辺尚代テュ-タ-をお招きして、お母様方に絵本のお話をしていただく貴重な会を開くことができました。ご多忙の中、たまたま地区研でお話したことがきっかけで、急に決まりました。小さいお子様のお母様方に、このチャンスを是非生かしてもらいたいと願い、私は保育を担当しておりましたので、前半にとれたビデオの内容を見ながら、遅ればせながら少しでもご報告できればと思います。
まずご紹介のあったのがウィリアム・スタイグ作『ロバのシルベスタとまほうのこいし』。生きるということ、がむしゃらに生きなくても信じていれば大丈夫。育児書にまさる内容であること。本当に子どもが言いたいことを見つけてあげること。母も子も何かに気づける絵本。シリーズで他にもある。
次に『ガンピーさんのふなあそび』の作者、ジョン・バーミンガム作“Would you rather..”。実際に作者が来日し、ラボで招き、お会いしたときのお話から、絵本を読みながら、様々なお話をきかせてもらいました。たまたまドイツで泊まった『眠れぬ森の美女』の舞台となったお城のお話。ルイス・キャロルの『地下のくにのアリス』(『ふしぎのくにのアリス』)は、小さい頃にこそ出会ってもらいたい、ディズニーではだめ。本物のかおりを楽しんでもらいたい。センスとナンセンスの世界に、この区別のつかない小さい時期にこそ出会うことで、1+1=2にはならない世の中に対する心のはば、しなやかさが養われる。ナーサリー・ライムはだから大切。
物語の世界では、のみこまれること、うまれかわること、いろいろな体験ができる。のみこまれても出てくればいい。うまれかわれる。これが子どもたちの生きる力になる。
大人は、目で見て、耳できくことしかできないが、子どもたちは、目で聞いて、耳で見ている、行間を読んでいる。絵本を全身で感じている。この大切な時期に、テレビをボーと見ているのは、あまりにももったいない。子どもたちが持っているせっかくの感性が育たない。
子ども達は、大人のことばで、傷つけられている。「この子は理科ができないんです」と決めつけたがる。子どもたちは毎日、心が変化している。今の子どもを全面的にたっぷり受け止めてくれる。こたえはいつもちがう。それが絵本。“Would you rather?”はそんな絵本でもある。
ロシアの昔話を集めた『シフカブールカ魔法の馬』のシリーズの中にある『森の魔女バーバヤガー』のお話。マーシャは、優しさ、知恵、勇気をもって、森から帰ってくることができる。森は、何を意味しているか。それは困難を試されているところ。行って帰ってくることができるから、子どもたちには達成感がある。『ヘンゼルとグレーテル』も、一番力の弱い者が、強い者をやっつけられる。困難はつらければつらいほど、達成した喜びは大きい。ラボのテーマ活動では、こうしたお話を擬似体験できる。鬼婆や魔女の役でもいい。昔話をたくさん楽しんでもらいたい。日本の昔話も是非、たくさん読み聞かせてほしい。
『耳無し芳一』。耳もとられてしまった後は、心で見なけれいけない。こういうお話の中で子どもたちは目覚めていく。芳一のこころにふれること、すなわち読書。いいものに出会うことが大切。つまらないものに出会っている時間がもったいない。
次にご紹介のあったは、やはりジョン・バーミンガムの『はるなつあきふゆ』。原作“Seasons”は残念ながら絶版。余談ですが、渡辺先生が、読んでいらしたところ、丁度そこへもうすぐ2歳のH君がきて、「お~!」と歓声をあげました。お母様方もこれにはびっくり。四季のめぐりを、何度も絵を見ながら発見できる絵本。
次にマーシャ・ブラウンについて。『さんびきのやぎのがらがらどん』絵本の最初を開き、どんな音が聞こえてくるか。子どもたちには、もう聞こえている。どれもがらがらどん。向こうの山、子どもたちにとっては「願望」。でもそこへ行くためには川がある。トロルもいる。一番小さいヤギ、どうしてこんなに小さく描かれているか。怖いから。小さくて戦えないから知恵を使う。二番目ヤギ、少し成長。自分のつかえるもの(知恵)できりぬける。三番目やぎ、大きく成長した。充分、力がついた。「おれだ!」。たとえば、兄弟で、弟だけれど、夜中に兄が、いっしょにトイレに行こうと言った時の弟の気持ちは、この三番目ヤギかもしれない。時にはあこがれの自分かもしれない。自分のもてる力をつかってトロルをやっつける。中には、トロルがかわいそうという人もいる。トロルは何の悪いこともしていない。しかし、これは違う。トロルが生きていてはいけない。子どもたちは、苦難を全て引き裂いて歩んでいく。だから、めちゃくちゃにされなければいけない。
以上が、この会のお話の前半です。まだまだ続きのお話がありましたが、ビデオのテープ切れで、本当に私も残念~。様子では、マーシャ・ブラウンのその他の絵本、センダックの紹介。著書の背景からその絵本が語ろうとしていることなど、ご紹介がありました。
終了後、『シフカ・ブールカ魔法の馬』について、うかがったところ。ロシア民話は、世界中の民話の中でも、特に優れているといわれているもの。民話に出会うことは、本当に大切。いいお話です。最初のお父さんの場面も、先祖を大事にするということを伝えている。。。このシリーズにある『かぶ』も、最後に一番、小さなネズミが来て大きなカブがぬける。ネズミは、だめな子といわれている子の象徴かもしれない。でもその子の力で、ぬけることができる。
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昨今、いじめで自殺の報道があり、心が痛みます。あるコメンテ-タ-が、子どもたちの読書にふれていました。戦争、苦難、この世の中にはびこるあらゆる困難の中、必死に生きていく人間を描いた本は、数え切れない。そうした本に出会っていれば、少しは救われたのではないだろうかと。
お借りした本の中にエリノア・エスティーズ作『ひゃくまいのきもの』という絵本がありました。日本での翻訳本がでたのが1954年。いじめということばは、どこにも出てきませんが、子ども同士のあからさまな会話がそのまま出てきます。その中で、友達を愛すること。そして気づくこと。子どもの心のゆれを非常に繊細に描いていました。そして背景にあるのは、私達には想像もつかない人種差別。戦争。
いつの時代にもある、子どもたちを取り巻く困難。でも現代の子どもたちにも、強くたくましく育ってもらいたい。この会を通じて、あらためて、子どもたちが、絵本を通じて、様々な困難を乗り越えていく力、生きる力、勇気をつけていけるのだと感じました。
絵本のもつ力に、ため息の出るようなときでした。
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息子の学校の講演会で、元サッカー日本代表監督の岡田武史氏のお話を聞いてきました。ラボには、関係はないと思いつつも、チームづくりという点で、共通する内容も多く、また非常にすばらしい方で、心うつお話でした。
全ての内容は記載できませんが、マリノスに赴任したさい、選手達に言い続けてきたPhilosophy(哲学)があったということで、次の5つをあげていました。とにかくこの5つを言い続けて、マリノスを優勝2回へ導いたそうです。
1.Enjoy
2.Thinking by Yourself
3.Concentration
4.Aggressive Play
5.Communication
もちろんサッカーの話ですので、ラボに結びつける訳にはいきませんが、来年度、地区の中高大生を担当する上でも、こうしたPhilosophyを生かしていきたいと感じました。
“Enjoy”は、もちろん楽しむこと。ラボも楽しくなければ元も子もありません。楽しくない時には、思いきって休むことも必要。そしてやりたい!と思った時こそまたPlayができる。
“Thinking by yourself”スランプに落ちている選手に手をさしのべることは簡単。しかし、さしのべて上がってきてもすぐに落ちる。最後はやはり自分でもがくことが大切だ。自分達で考えることの大切さ、この点は、ラボも同じ。
“Concentration”だらけていたマリノスの選手達に、日本一の練習をするぞ!と檄を飛ばした。限られた時間の中での集中力。質の向上。そして「今」この瞬間を大切にすること。
“Aggressive Play”試合なので、攻撃的なプレイが大切である。不言実行。ラボは競争ではないので、このことばは当てはまらないが、チームワークの大切さ。全てのことが平均的にできる必要はない。平均的にできる者達が集まっても、平均的なものにしかならない。他がだめでも1つ優れている者が集まるとき、その個が生きた集団には、かなわない。子どもたちの個性を見いだし、発揮できるように、見守らなければと自戒。
“Communication”全ては「あいさつ」に始まる。これにまつわる面白い話もあったが、先日の坂本氏の講演会同様、Communicationの原点。子どもたちとの最初の挨拶、これからも大事にしていきたい。
岡田氏は、各スポーツ界、企業経営者トップ、知識人など、グローバルネットワークがすばらしい。その中で、やはり今の日本人の子どもたちに欠けているもの、憂慮すべきこととして、やはり「恵まれすぎている」「豊かさの中での生きる術を身につけられていない」「リーダーシップがとれない」など、有識者の間で共通した認識をもっているという。親の関わり方についても、親がお膳立てをしすぎることに、警告を発している。
ある監督が、「ぼくは、人類愛のためにサッカーをしている」と言ったそうです。まずは自己愛、そして家族愛、他人・友人愛、最後は、地球愛へと段階があると。人類愛が、岡田監督の目標。
子どもたちにも、こうした広い視野のもてる人間に育ってもらいたいと考えさせられる講演会でした。
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14日に恒例の個人発表会を兼ねたHalloween Partyを行いました。第一部は、個人発表会。第二部は、各グループが現在取り組んでいる物語を中心にゲームコーナーを制作し、子どもたちがまわってお菓子をもらう会となっています。
今年も3歳~高校生までの子どもたち37名が個人発表にのぞみました。その半数以上が、自分で選んだ物語の素語り(一部でも可)に挑み、あとの半数がNursery Rhymeや歌♪を、高校生は国際交流で感じたことをスピーチ。1~2歳のプレイルームクラスの発表まで、第一部のプログラムは2時間半ほどかかりましたが、どの子も家でCDを本当によく聴いて発表にのぞみました。
早いお子さんは夏休み前の6月に自分が聴いてみたいライブラリーを購入し、夏休みに紙芝居を作ったり、絵を描いたり、CDを楽しみながら聴き、気に入った場面を発表しました。
毎年、恒例となっているため、お母様方も、子どもたちが昨年よりも成長している様子をみて、我が子のように、頑張ったね!良かったね!と声をかけあっていらして、本当に嬉しく感じました。子どもたちの中にも、感想の中に、「~君が上手に発表出来て嬉しかったです」と書いてあったそうです。本当に仲間がいるからこそできる個人発表会だと感じました。
当然のことながら、子どもたち全員が発表を得意としている訳ではなく、個性をもった子どもたちです。それでも、ひとりで初めて舞台に立てた時、本人も周囲も心から拍手を送りました。年齢ではなく個性を認め合える、心あたたかい保護者の方々のおかげだと感じています。
今回の発表の目標は、「相手の心にとどくことば」。子どもたち、ひとりひとりドラマがあり、発表の日まで、精一杯頑張りました。
ライブラリーも『妖精のめ牛』『はだかのダルシン』などの新刊から『スーホの白い馬』『大草原のちいさな家』『ドリームタイム』『ドン・キホーテ』『ヘルガの持参金』『どんなにきみがすきだか当ててごらん』『ながぐつをはいたねこ』『ワフ家』『さんびきのがらがらどん』『ピーター・パン』『はらぺこあおむし』『どろんこハリー』と、自分で選んだ物語の発表があり、物語紹介にもなったかもしれません。
子どもたち同士、刺激にもなった様子で、ハロウインが終わった夜から、来年の発表テーマを自分で決めて、CDの聞き込みを開始された方もいらっしゃったそうです。
全員の素敵な衣装、絵を見せながらなどアイデアのある発表のお写真を載せたいのですが、ここではほんの一部だけ、ご紹介します。
 身も心もPeterになりきってPeter PanⅣ話の一部を発表(5歳)  Harry the Dirty Dog全話を発表(5歳)12/3のファイナルイベントの交流広場でも発表することになりました。表現も加わり、ことばが届きました。手作りコステュ-ムもとても素敵でした。  今年アメリカにHomestayした高校生のSpeech。最後の“I got power from USA!”のメッセージが良かったです。
個人発表会後は、お母様方の美味しいごちそうをいただき、いよいよ第二部、子どもたちお楽しみの物語ゲームコーナーめぐり。前後半に分かれてまわりながら、お菓子をGet!幼児・小学校低学年クラスのゲームはすべてお母様方がこころをこめて作って下さいました。
①『ワフ家 木曜日』Catch a robber!コーナー。どろぼう達も様々、Skeletonも混じっていました!輪投げで捕まえられるかな?
②『大きなかぶ』Pull and pull!コーナー。箱から出ている3本のリボンのうちどれかを引いて引いて引っ張るとフェルトでできた大きなかぶ、ふたばなどが出てくるしかけになっていました。1歳の子もPullを楽しみました。

③『てじなしとねこ』Let's take a look!コーナー。Hatの中には何がいるかな?

④『ガンピーさんのふなあそび』Fishing sweetsコーナー。折り紙でできたお魚の中にキャンディなどが入っていて、Fishingをする子どもたちも真剣。
⑤『Qちゃん鉄道』子どもたちだけで、段ボールでQ-Choo Trainを作成。Pumpkin Ballを点数の書いた車両に投げ入れるゲームです。小学生達は、小さい子どもたちのために、おばQなりきりコーナーも別に用意。
⑥『はだかのダルシン』Keltoi Wrestlingコーナー(紙相撲)、The Duel with Urnigコーナー(缶倒し)、Pull out the Swordコーナー(ぬける剣はどれか)3つのゲームを作りました。




発表を頑張ったご褒美がもらえるようなHalloween Partyでした。(^^)
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本日無事、南東京地区の「ひとつしかない地球こどもひろば」が終了しました。プログラムは、下記の通りでした。
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1.開会の挨拶
2.小学生テーマ活動隊と英語の歌
・動物の鳴き声も、世界で異なる~There's something in the garden
3.小学生テーマ活動発表『ながぐつをはいたねこ』(英日)
4.ワークショップ
・登場人物ゲーム~John Brown's Baby
5.坂本達 氏(自転車で世界一周をされた方)の講演会
『夢は世界のいろいろな人々と出会うこと』
・スライド、ビデオを上映して下さりながらのご講演
・子どもたちからの質疑応答
6.♪ひとつしかない地球
7.閉会の挨拶
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小学生達は、地区の各パーティからの有志が参加し、土日に5回ほどの合同練習を経て、今回の発表会が実現しました。30名を超える小学生達だけでの発表でしたので、当日までいろいろと心配はありました。しかし、最後には、ひとりひとりが精一杯頑張り、上級生が下級生を助けながら、すばらしいチームワークで、立派に楽しく発表できたかと思います。皆とても仲良くなり、次に再会できる日が待ち遠しような様子でした。
坂本氏は、前回、こちらでご紹介しましたが、お会いしてお話しさせていただき、さらにすばらしい方と感銘を受けました。著書で文字にしたとはいえ、その体験は壮絶なものだったと察しました。人は、ひとりでは生きていけないということを、身をもって知ったこと。いつも死や危険と隣り合わせになったときに訪れる“Something Great”に深く感謝したこと。子どもたち自身が、あたかも体験しているかのように、分かりやすく丁寧にお話しして下さいました。
また国際交流に関しても、見知らぬ土地の人々に信頼されるには、どうしたら良いのか。ことばも分からない場所で、友達をつくるには。坂本氏は、率直に失敗したこともお話しして下さりながら、人との関わり方について話して下さいました。
1.挨拶をすること
見知らぬ土地へ行くと、まず腕組みをした男の人たちに周りを囲まれる。その時に、挨拶をひとつすることで、さっと態度を変えてくれる。これは、日本の地域社会でも大切なこと。挨拶をすることで、人との壁が取り除かれること。災害に遭ったとき、真に頼りになるのは、ふだん挨拶をかわしている地域の人々であること。
2.「ありがとう」
常に感謝の気持ちをもつこと。人は、慣れてくると「ありがとう」という気持ちを忘れがち。食事ひとつ、水ひとつ。子どもたちの発表会も。全てが、いろいろな支えがあって実現できること。忘れてはならないこと。
3.誰しも“Only One!”
自分の与えられた境遇をしっかりみつめ、そこでできることを探すこと。うわべの笑顔やお金よりも「気持ち」の方が大切なこと。自分を信じ、弱点を弱点と思わずに個性と考えればいいこと。欠点を見つめていても何も成長しない。長所をみつけ、そこを伸ばすことで、個性が生かされ、夢が実現すること。この点は、一母親である私自身、自戒すべき内容でした。さらに、これはラボっこひとりひとりについてもいえること。誰しもがOnly Oneなのだから、微力ですが、もっともっと良いところ見つけて引きのばしてあげられればと思いました。
以上、私なりの理解の範囲で、記しておきました。本日は、幼児から大学生、ご父母の皆様、さらにお友達もお誘いいただき、大勢の方がいらして下さいました。今回、ご都合でいらっしゃれなかった方も、是非、彼の著書をお読みいただければと思います。
発表会に参加した小学生達も、実によく頑張りました。今回の会は、本当に多くの人たちのご協力で実現致しました。深く感謝しております。またご感想をお寄せいただければと思います。
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