幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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 8月 全国 Summer Camp
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 Paulさんといっしょに!
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 ★Narumi in USA★
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 ★Maju in USA★
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 Jack & Edward from AUS in 2018 winter
Keisuke
保護者の方々へ・・・・・・・よりLABOをご理解いただくために
保護者の方々へ・・・・・・・よりLABOをご理解いただくために [全240件] 51件~60件 表示 << 前の10件 | 次の10件 >>
Don Quixoteの旅 2 02月18日 (火)
Squire
ふと上を見上げると、Don QuixoteとSancho Panzaが!しかし、よく見るとSanchoは、本物の人間!こんなユーモアがあるスペインでした。in Mijas
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冬休み中、『ドン・キホーテ』の世界に少しでも近づきたく、スペインへ行って参りました。バルセロナから南下し、遠くアフリカ大陸を臨めるところまで行き、ラ・マンチャ地方マドリッドへと北上。毎日、よく移動し歩き、1週間で7都市を巡ってきました。まず最初に感じたのは、石の街であること。バレンシアへのオレンジ畑、グラナダへのアーモンド畑、セビリアまでのオリーブ畑を眺めながら、高い木が糸杉ぐらいしかない荒野と言ってもいいような岩山を見てきました。小説にも出てくる山脈を抜けて、ラ・マンチャ地方に入ると、今度は赤い大地が地平線まで続きます。ラ・マンチャが、アラビア語で「乾いた大地」を意味することに納得。低木のブドウ畑が見られる程度で、他の作物は、ほとんど見られません。この水の少ない地域で、馬や驢馬で移動した当時の人々の生活を想像してみました。

Venta
セルバンテスが泊まったという旅籠(Venta del Quixote)は、こうした赤土の大地に突如、小さな集落があり、その中にありました。ここは、騎士の叙任式をした旅籠という設定になっているため、どこにもサンチョ・パンサはいません。今や観光地として、その旅籠だけが、きれいに壁が白く塗られていましたが、周囲は、古い集落でした。丁度、シエスタだったのか、閑散としていました。最近出来たというドン・キホーテの展示室が、旅籠の中にあり、セルバンテスの書斎の再現、当時、出版された本のレプリカや、ゴヤ、ピカソ、ダリ、など多くの画家達が描いたドン・キホーテの挿絵が飾られていました。鳥の怪獣のように描かれた風車もあり、画家達も多くのインスピレーションをこの物語から得たようでした。子ども達もこの画家達以上に想像力を発揮できると感じました。面白かったことは、日本の浮世絵風ドン・キホーテが、試みとして描かれていて、「侍ドンキホーテの文学的狂気」などタイトルがあったことです。たしかに騎士道と武士道は、どこか共通する部分もあります。

WindmillDQ
コンスエグラの風車は、ドン・キホーテが闘った風車ではないという設定ですが、風車の前には、Don Quixoteが立っており、風車の中に入ることもできました。よほど日本人の観光客が多いようで、スペイン語・英語・日本語の説明がありました。闘った風車は、さらにもう二日ほどかけないと見に行けない場所にあることが、子ども達が調べた資料から分かりました。今では、最新型の三枚羽の風車が、あちこちの丘に立ち並ぶスペインですが、ぐるぐる回る羽根は、今でも、巨人の手に見えて、思わずにんまりとしてしまいました。白い煙がみえれば、軍勢かな?洗濯物を見つけては、城かな?と、すっかりDon Quixoteの気分で回りました。

Earth
Cervantes
マドリッドのスペイン広場には、『ドン・キホーテ』の本を右手に持ったセルバンテスの大きな像が堂々とたっていました。宮殿の前にひっそりと立つフェリペⅢ世の像よりも、ずっと立派で、スペイン人が彼をいかに誇りにしているかが分かりました。像の上には、地球があり、その下には本を読む人々が彫られていました。これは、『ドン・キホーテ』が世界中の言語に翻訳されたことを意味しているそうです。


セビリア、コルドバなどは、街路樹にたくさんのオレンジの木がありました。丁度食べ頃で美味しそうなオレンジがたくさんなっていましたが、誰も取りませんし、鳥が来て食べる様子もありません。不思議に思って尋ねると、スペイン人の方が、「とても苦くて動物ですら取らない。こんなオレンジは、イギリスに売ってしまうのさ」と言って笑っていました。まさに、Rain, rain go to Spain~の逆バージョンでした。後で調べると、これは、セビリアオレンジとして有名で、イギリスではジャムの材料として好まれているとのことでした。
Orange オレンジの木の後ろの建物は、国立のプロのフラメンコダンサー養成校。たしか8歳から入学できるとか。

また、セビリアの万博会場となったスペイン広場では、アルファベット順に壁画があるのですが、"C"で始まる壁画には、Castilla-La Manchaの出来事として、ドン・キホーテとサンチョが描かれていました。ちなみに、"G"は、Granadaの無血開城の絵ですので、どれほどドン・キホーテが、スペイン人に愛されているのかが分かります。
C


コロンブスの新大陸発見で富を得て、かつて「陽の沈まぬ国」だったスペインも、無敵艦隊が敗れた頃から衰退し、様々な戦争を経て今に至っています。ピカソの「ゲルニカ」など、当時の人々の叫び声が聞こえてくるようでした。スペインの経済状況は、2014年1月時も厳しく、マドリッドの中心地でも、スケルトンビルディングが多くありました。若者の失業率55%も深刻でした。消費税21%であっても、社会保障制度は同じEUの諸国に比べ充実しているとはいえないとのこと。ただARTは、本当に素晴らしく、どこを歩いていても、絵になる風景があり、建築物、モニュメントなど、常に芸術を感じずにはいられませんでした。

また、歴史的背景から、スペインは、イスラム教徒に支配された時代とキリスト教徒に支配された時代が交互にあり、両文化が共存する世界は、不思議な景観でした。建築様式もゴシック、ルネッサンス、バロック、ロココ調まで、全てが一カ所に集まっている建物もありました。『ドン・キホーテ』にも、モーロ人の話、キリスト教徒の話、どちらも否定されることなく出てくるのは、まさにスペイン史そのものかなとも感じています。

観光地では、ジプシーと言われる人々にも初めて合いました。この言葉は日本では差別用語のようですが、昔、イザベラ女王の時代に、流浪の民であったこの民族が、軍馬の調達や敵城視察など活躍し、グラナダの丘に住むことを認められたということでした。丁度、2013-14Winter「ことばの宇宙」10ページの丘の中腹あたりです。15世紀、当時は横穴式住居だったそうです。そうした民族でもありますが、様々な意味で蔑視されているところもあります。この話をすると、やはり小学生達からは、有名なNursery Rhymeを思い出す子もいました。

スペインのカトリック総本山のカテドラルがあり、刀剣の産地として有名なトレドでは、たくさんの剣が店先に並んでいました。隣には、鎧兜も。バルセロナにあった鎧兜一式は、1ユーロ=150円(2014.1)で計算して、70万円ぐらい。剣は、もちろん偽物ですが、それでも3~5万円ぐらいで、持つとずっしりと重く、これに盾を持って闘う騎士を想像しました。
Knight 銀月の騎士?

シェイクスピアと亡くなった日が同日でないかという説もあるセルバンテスですが、『ドン・キホーテ』の中には、『ロミオとジュリエット』に勝ると劣らぬ恋愛物語が出てきます。真相は分かりませんが、シェイクスピアも『ドン・キホーテ』を読んだと言われているそうです。

ラボのCDは、前後篇ある長い原作(岩波文庫6巻)を3つの話にしぼり、まとめています。ラボでは、原作とは少し違った楽しみ方もできると感じつつあります。

  原作には、たくさんの神話、格言、哲学、思想、歴史が出てきます。ほぼ独学のセルバンテスの知識、知恵には、感動するばかりです。人間味あふれるドン・キホーテとサンチョ・パンサの二人の人物像も、非常に面白く、読み進めていくうちに、ドン・キホーテという人物にひきこまれ、崇高な存在になっていくところが不思議です。この人物像の裏には、やはりセルバンテス自身の波乱に満ちた人生が大きく関わっていることが読み取れます。

  ドン・キホーテとサンチョの関係も、最初は、ボケとつっこみのような関係から、しだいにサンチョも、ドン・キホーテの知識の深さに惹かれ、サンチョ自身が才覚を発揮し、その働きにドン・キホーテがサンチョを見直します。しだいに強い主従関係で結ばれ、最後には、あれほど嫌がっていたサンチョ自身が遍歴の旅の虜になっていきます。

  最後にドン・キホーテは、死を迎えますが、セルバンテスが、なぜドン・キホーテの生涯を終わらせたのか、その理由も原作を読むと自ずと納得できます。これは、私の考えですが、おそらくこれ以上の贋作が出ることを警戒したのではないかと。そしてセルバンテス自身も、後篇発刊の翌年にこの世を去ります。

  今でもスペイン発行の50¢、20¢、10¢コインには、文豪セルバンテスの肖像が刻まれています。没後400年が経っても、いまだにスペインの人々に尊敬され続けているのだと思います。

  スペインの全てが詰まっていると言われる『ドン・キホーテ』を子ども達がどう味わい、どう表現するのか、これからが楽しみです!
「脳力」を鍛える大学生達 02月14日 (金)
 最近、大学生達の活動や様子を見ていて、ラボでの活動は、「脳力」を鍛える、非常にレベルの高いことをしていると感じています。
 先日、ある大学生が、「大学のサークルよりもラボで出会う大学生達の方が刺激になる」と話していました。サークルも様々なので、否定する気もありませんが、彼らからラボの話を聞いていると、かなり「脳力」の必要とされる行事をこなしていると実感しました。
 例えば、リーダー研修会。先日、初めて出た高校生が、非常に大きな刺激、感銘を受けて帰ってきました。この会のヘッドは、大学生が立候補し務めます。縦割りの年代の中で、何をどう伝えるか、ひとつのプロジェクトを企画・実行しますが、そこに集結する子ども達自身が、既にこうした「段取り力」を持った子達なので、単なる企画・実行とは異なり、高い力を求められています。
 また、今月下旬には、「わかものフェスティバル」といって、全国の大学生達が集まり、各支部の発表を見せ合い交流を深めます。東京の大学生達は、1年弱をかけてギリシャ神話『プロメテウスの火』に取り組んできました。かなりギリシャ神話について研究もしていました。3月16日の東京公演も本当に楽しみです。限られた時間の中で、何を発表するか。とことん突き詰め、議論し、仲間同士で磨き合っている様子です。もちろん大学のサークル活動でも、こうしたことは可能だと思いますが、ラボには、これまでシニアやコーチなどで鍛え抜かれた「脳力の高い」子ども達が集結していますので、飛び交う「ことばの力」も異なるようです。
 さらにカレッジメイトの国際交流活動、ホームスティ引率をするカレッジリーダー、夏のキャラバン隊、コーチ活動など、大学生達は、自分で選んで活動をしています。そこで、彼らは、本当によく話し合うのですが、いそがしい彼らは自分たちが「今、何を話し合うべきか」を常に考え、内容は非常に濃いものになっていると想像できます。というのは、こうした活動に参加している大学生達と話していると、彼らの言葉の選び方、話の進め方に成長が感じられ、「鍛えられているな」と実感できるからです。おそらく彼らは、これを英語に置き換えることも必要に迫られればできる力をもっているでしょう。社会で役立つ力を自ずと身につけていっている様子をみて頼もしくなります。
 単純なようで、誤解のないように言葉を選びながら、相手、グループにしっかりと自分の「考えを効率よく伝え」、他者の考えを「理解し判断する」力は、脳を鍛え、非常に「脳力」を要するのだと感じています。茂木健一郎がいう、人間の脳は、人と出会うことで高まるということも、理解できます。
 これまでも、縦割りの年代との交流で育つ子ども達を、数多く見てきました。中学生も、精神面が育ってくると、今まで出来なかったことができるようになってきます。自ら考え行動できるようになってくると、自分の目標について考え、今、自分のすべきことが見えてくるのだと思います。
 丁度、オリンピックメダル最年少記録を打ち立てた平野歩夢選手のお父さんが、子育てで気をつけたのは、技術を教え込むのではなく、「自ら考える力をつけるように」したと語っていたことが印象的でした。考えさせるためには、そうした環境に子どもをおくことぐらいしか、親にはできないのではないかと思います。
 余談になりますが、「物語の力」についても、大学生達から話を聞いています。昔、自分が頑張って発表した物語が、今、自分を支えていると。そのときには、よく分からなくても、「こういうことだったんだ」と後から分かる体験も、子ども達にはたくさん味わってもらいたいと願っています。
 人と物語の中で、体験を積み、自分を成長させることができる場が、ここにあると日々、実感しています。 
『すてきなワフ家』が役に立った! 12月03日 (火)
区で選ばれて、オーストラリアの姉妹都市へ、交流に参加した小5の女の子が、帰国しました。夜に帰国し、その翌日のラボに、元気に参加!彼女が感動した内容をぎっしり書いた素敵なカードをいただきました。

彼女は、ラボの事前活動同様、自主的に、「1月から12月までの日本紹介のアルバム」をつくり、ホストファミリーにプレゼントすることができました。「アルバムも、とても喜んでくれて、とてもうれしそうに、すみからすみまで見ていました」とカードに報告がありました。「お味噌汁とおにぎりも作り」、好評だったそうです。また、「家族みんなやさしく、ホームスティの楽しさを実感しました」とあり、ラボのクラスでも皆に写真を見せてくれながら、ホストファミリーの紹介をしてくれました。

スティ中、「どこへ行くの?」と聞きたくなったときに、ワフ家の“Where are we going?”がすっと出てきたそうです。彼女は、10月の個人発表会で、“The Wonderful Wuffs”シリーズの“On Tuesday, They Went on a Picnic”を半分以上、覚えて発表することができました。どうして英語だけでなく、英語と日本語(一文ずつの対)で覚えたの?と尋ねると、その方が、現地で言いたいことが英語で言えるからと、応えてくれました。今回は、それが実現したとのこと。「役に立つことがありました。・・・ワフ家をすすめてくれて本当にありがとうございました」と書かれてありました。

また、彼女は、学校代表で選ばれてから、数ヶ月ですが、自主的に、英文法も勉強して、基本的な文の約束事も理解し、出発することができました。現地の学校の対面式で、代表で発表する英語スピーチも、自分で内容を考えて、和英辞書で一生懸命、単語を調べ、最後に一緒に簡単な文章にすることができました。その英文も、いつもラボで覚えている英文の調子で、ナチュラルなイントネーションで覚えて準備することができました。

最後にカードには、「Thank you for everything.これからも、ラボでよろしくお願いします」と書かれてありました。次は、2年後の夏のラボでの1ヶ月ホームスティですね。

彼女を見て思うことは、何事も「自主的」に取り組めたこと。また、押しつけないならないように、お母様が、そっと支えていらしたこと。さらに、個人発表会でも、「この子ならできる!」という「発達の最近接領域」をお母様が予測し、そこまで頑張るように見守られたことが、素晴らしいと感じています。

ホームスティという目標があると、子ども達は、準備をする中で、様々なことにチャレンジし、多くを学ぶことができます。是非、たくさんの子ども達が、こうしたチャンスに恵まれますように!
テレビで、ラボ・パーティが紹介されました! 1 11月13日 (水)
12日夜9時~のBSテレビ朝日、本格報道INsideOutで、「ラボ・パーティ」が大きく取り上げられました。文科省が、今後、学校での英語教育を小3から前倒しすることについて、現在の小5、6年生に実施している内容と同程度であれば、その成果は期待できないという内容でした。これを言い切ったのは、我が子を世田谷区の公立小に通わせるゲストの、秋田県で最近話題の国際教養大学の客員教授、(同時通訳者でもあった)小西克哉氏。その教授が、ラボ・パーティの教室の様子を見て、「いいことだと思う。自由に英語がしゃべれるようになる前に、いろいろな細かい言葉の表現のストックをためていく、それを遊びでやっていく。日本語を使っていたことがいい。物語だけに、日本語のアシストがないと難しい。単語を、絵でみてただ覚えていくのではなく、台詞を覚えていくのはいいやり方だと思う」と評価していました。

 ラボの紹介として、「民間で50年近く英語教育にたずさわっているところ」「全国で3000カ所以上教室を展開している」「英語を学ぶだけの教室ではなく、子ども達のコミュニケーションの力を育てていく中で英語の力をのばしている」「年齢の異なる子ども達が一緒に学びあえる」「教材は、物語を英語で芝居仕立てにした絵本とCD」「発表へ向けて、子ども達同士が話し合う中、人と人とのコミュニケーションがしっかりとれるようになる」「日本にいながら日本人を相手に英語を話すのは不自然だが、劇の中では、自然なシテュエーションで話せる。」「(ことばが)自分の中に蓄積される」「物語のもつ魅力が言葉への魅力をかりたてる」と報じられていました。

 実際にCDに合わせてテーマ活動を楽しんでいる様子が報じられ、インタビューを受けたラボっ子(小学生)も「一文覚えたら、どんどん楽しくなっていくから、もっと覚えようとはまっちゃって...」「英語がしゃべれると、いろんな国に行けて、他の人ともしゃべれて、友達作りになるから!」、また来年、中1でホームスティをする小6の男の子は「アメリカがどんな感じの国か知りたい。実際に生で行って見てみたい」....

 「ラボ・パーティでは、①こどばに関する知識だけではなく、②相手の心を受け止める力、③自分で表現する力、この3つの力がつくからこそ、英語を使ったコミュニケーション力が養われると考えている」という図が紹介されました。

 またラボ教育センター理事の木原が取材に対して「大事なのは、どういう出会いができるかというところ。特に、幼児、小学生達は、実際、英語のお勉強だと思ってきていない。英語でお話をみんなで劇にするのが楽しい。仲間と一緒にことばを使って一緒につくりあげることが、こんなに楽しいんだという体験を小学生時代にしっかりしておくことが全てのベース。これができていれば、中学高校に行った時に、英語の力が、この上にのってくる。自分で理解したい、英語で表現したい、使いたいと思った時に、そこに興味が向き合う。自分から興味をもった時には、やりとりしながら向き合っていける」と応えていました。

 また司会者が「宇宙飛行士の若田光一さんも、小さい時から、このラボ・パーティで英語を勉強したということで、英語もさることながら、チームリーダーになることも勉強になったと聞いています(若田さんも、中学でホームスティに参加)」と紹介がありました。 
さらに教授も、日本のグローバル化について「大切なのはモチベーション」と話した。「モチベーションさえあれば、英語は道具でしかない。英語を学習することを目的化すれば、グローバル化するという訳ではない」。また、基礎ができていれば、自分で強いモチベーションがあった時に、数年、集中的にやればできるようになる。そして特徴あるカリキュラムの国際教養大学の紹介されました。この大学では、海外の大学への留学も必修となっていて、就職率100%で引く手あまた。大学生達に対しては、日本語の新聞と英語のインターネットをみることで、中学生レベルの英語力で英語を学べる(教授はジャーナリズムが専門ということもある)。また明治時代以来の大学受験英語が変わらない限り、何も変わらないと、予備校教師と英語について話が全く合わなかったと語った。現時点では、小学校での英語教育前倒しよりも、大学で、どのような英語教育をするかの方が効率がいいとの考えを示した。英語のプロになるためには、留学は絶対必要とも語った。

 海外で育つ場合と、英語を聞く量の絶対量が異なるという話題も出ました。今、日本にいてできることは、聞く絶対量を増やすことかもしれません。基本的なコミュニケーション力を育てることも大切です。「自分の考えをどう表現し、相手の思考回路がどうなのか」を知ることができること。言葉の基礎体力をしっかりと育てた上で、あとは英語を話したいという強い「モチベーション」さえあれば、世界へはばたけると結論づけていました。
 ラボ・パーティが、こうした番組で大きく報じられ、専門家から「いい」と評価された意義は大きいかと感じています。 
「頑張って良かった!」 Happy Halloween! 10月24日 (木)
年に一度のBig Eventが、今年も終了しました。個人発表会とGame Corner巡りのHalloween Party も今年で10年目。
◆今年は、大学生3名がC.W.Nicol作“Ah, the Good Old Days”『ああ、ふるきよき時代』を発表し、場を盛り上げてくれました。音楽CDをPCで制作して自分たちで操作しながら、息もピッタリで、幼児も高笑いでした。途中、高校生がReferee's Wifeとして登場し、さらに大爆笑。同窓会シーズンにぴったりでした。

◆Speech部門も、国際交流参加者4名を始め、高校生も、ラボで培った「語る姿勢」が身につき、聴衆に想いが伝わってきました。自分のホームスティ体験をしっかりSpeechできたメンバーは本当に立派です。中には、スティ先で覚えたスペイン語を紹介してくれた中学生もいらして、耳で言語を獲得する力の高さにも感心しました。
Speech
最後に、Michael Jacksonの“Heal the World”を透き通るような歌声で歌ってくれた中学生は、歌についての想いもSpeechで語ってくれました。彼女が選んだ英語の語彙の豊かさにも感動しました。

◆素語り部門も、全話達成者が、年長さんから小6まで4名。他に、兄妹で1話を語れたメンバーもいました。“It's a Funny Funny Day”,“We're Going on a Bear Hunt”,“In the Night Kitchen”,“Guess How Much I Love You”を最後まで語りきりました。50名近い子ども達が、素語りや歌をひとりや兄弟で頑張りました。毎日、親子で練習した子。CDを聴き続けた子。皆、たいへんな努力をされていらっしゃいます。発表が終わって、お子さんが「頑張って良かった!」と言ってくれたことで、お母様も嬉しくなられたという感想をいただきました。

◆この秋、区代表としてオーストラリア交流に出発する小5の子は、『ワフ家 火曜日』を半分以上素語りして、現地でも使える英語を身につけました。

◆人と比べることなく、子ども達、それぞれが、自分で決めた目標を達成することができました。

******************************
◆今年のGame Cornerは、8箇所。コーナーを周りながら、お菓子ももらえます。幼児クラスは、お母様方が制作しますが、小学生以上のクラスは自分たちで、今取り組んでいるテーマからゲーム内容を考え、材料集め、ルール、制作は、全て子ども達に任せています。

①Playroom Classの恒例Fishing コーナーは、小さい子だけでなく、小学生にも人気。今年も、お母様達が、手作りのお魚を補充してくれました。
Playroom
② Bravo! Kittensのコーナーは、お母様方手作りのMatching Gameになっていて、小さな子も絵が合うとニッコリ笑顔になっていました。
BravoKittens
③ Frederickのコーナーは、Let's gather colors!ということで、様々な色のボールを投げ入れるゲームでした。なかなかのアイデアです。
Frederick
④ The Invincible Nine Brothersのコーナーは、9人兄弟体験ゲームと王様をやっつけるボーリングゲーム。特に体験コーナーでは、One Stepになって段ボールを飛び越えたり、Never Hotになって火の玉をよけたり、ペットボトルの水をたくさんもってNever Heavyになったり、霧吹きをかけられても大丈夫なNever Drown?Never Cold?になったりと、よく考えられていました。ボーリングのピンは、KingとMen(家来)と書かれていました。
NineBrothers
⑤ Jolly Roger号のおばけやしきも、行列ができていましたね!Please take it!と書かれたところで何かをとろうとすると、Coffinから誰かが現れる仕掛けになっていました。
JollyRoger ⑥ Peter Pan Quizコーナーも、問題一つだけは、書かないという工夫がされていていました。クイズの英文は、物語に出てきた英語を使って考えました。
PeterPan
⑦ Spring Breezes Huff and Puffコーナーも、クイズに応えてから、風船を運ぶゲームで、ゴールには、動物たちのすてきな絵があり、Polar Bearに入れてはだめなど、よく考えていて驚きました。
Breezes
⑧ 中高大生は、今年、国際交流に参加した中学生が現地で教えてもらったCoin Gameを実施。BankにCoinを預けたり、Officerに見つかったら、取り上げられるという、スリルのあるゲームで、グループ対抗というところも新しい切り口でした。グループ写真を撮る時間がなくて残念!大学生達の仮装写真は、次回、撮って載せることに。

他にも、ピニャータ割りをしたり、保護者の方々の美味しいご馳走をいただいたり...
Pinata
運動会後に駆けつけて発表したお子さんもいらして、親子で長い一日だったことと思います。たくさんのご協力の中、発表も頑張り、お菓子もたくさんもらえて子ども達もHappyだったようです。
2013HalloweenA
BCVだより その5 4 09月10日 (火)
シャペロン報告もこれで最後。今回のホームスティで、子ども達は、たくさん「気づき」ました。順調だったからではなく、壁にぶつかったり、悩んだり、その中で自分で解決策を見いだしていました。子ども達の金言の一部を載せます。

★ 「ホームスティを終えて思う。外国人とも仲良くなれる!
 ぼくは本気でぶつかっていった。いやぶつからざるをえなかった。
 本気、本気、本気。その言葉がこのホームスティでは頭から離れなかった。何日か経ってまたふと気づいた。友達が日につれて10人、20人、30人と増えていったのだ。・・・・本気はぼくに勇気をくれた、本気だから友ができた。本気だからたくさん学べたぼくの一瞬のホームスティだった。 中2男子」


この子は、みんなの人気者。彼の周りにいつも人が集まっていました。
でも、蔭で、こんなに頑張っていたのだと知った時、涙が出る思いでした。

★「最後に泣いてしまった。うれしかった。たくさん日本でできない体験をして、すごく感謝しています。楽しかった。こんなに夏休みって楽しいっけ?と思ったくらいです。さいこうの一ヶ月でした。すてきな時間をめいいっぱい楽しみました。ありがとうございました。中1女子」

最初は、おとなしいし、なんだか一人でいることも多くて、少し心配されましたが、受け入れる心が広いお子さんだったようで、本当に素晴らしい1ヶ月を過ごすことができました!

★ 「最初は、ホストファミリーのテンションについていけず、とまどってばかりいました。聞かれた事は適当に“Yeah”とか言っていたら後で面倒な事になって、そのときにやっぱり周りに流されてばかりではく、自分の意見をしっかり持った方がいいんだなと思いました。・・・
このホームスティは日本から離れて一人でいろいろ考えるいい機会にもなった。家族や友人などの大切さもよく身にしみた。最初は嫌がっていたが、ホームスティにきて良かったと今は思えるようになった。  中2男子」


Eye Contactもままならない男の子でしたが、自分で気づいて
修正せざるをえなくなり、最後はしっかり前を向けて笑顔で良かった!

★「慣れたころに1ヶ月が終わってしまってもっと長く居たいと思いました。英語はすごく難しいし、日本で習っていることと本当に使うことは違うし、日本語と英語は対応していないなと思いました。本当に英語を話せるようになりたいのなら現地に行くことが一番だと思いました。最後に国際交流に参加させてくれた家族・・・関わった人全員にとても感謝しています。 高1女子」

唯一の高校生だったので、対面式でいきなり、開会の言葉をSpeechしてもらいましたが、動じることなく、堂々と立派でした!ホストマザーと話している様子もみて、英語もさらに上達したように感じました。

★「変わったかわからないけれど、たくさんの人と会って話して笑って心が広くやさしくなった気がする。みんなに合った人に“Thank you!”ってまた言いたい。きっと言っても言っても伝えきれないと思う。自分を変えてくれたすごいものだから。それだけ嬉しいものだから。1ヶ月でたくさんの人に出会えた。こんな嬉しいことは初めてだと思う。・・・
ラボでやったものを何度かきいた。“Take me ~”も。ラボでやるものってこんな身近にあるんだと思ってうれしかった。  中2女子」

壁にぶつかった時に、カレッジリーダーの一言で気づけて良かった!この子は、ホストとだけ仲良くなるのがホームスティでないと気づいた時から、ホストの友達とも仲良く交流でき、結果的にホストとも仲良くなれました。だから喜びもひとしおなんですね!また、ラボで聞いた英語もたくさん出てきたと思います。ライブラリーで聞いた英文や単語は、役にたちますね!

★ 「この一ヶ月のホームスティで感じたことは、自分の気持ちしだいで、できないこともできると思うその気持ちだけでとても変わると気づいた。だから最初からできないことは、できないで終わるんじゃなくて、どうやったらできるか考えるだけで、ちょっとは変わると分かった。中2男子」

野球少年のこの子は、毎日、野球ができないと分かった時にも、さっと
ホストファミリーの事情を考え、自分の気持ちを切り替えることができました。ホストマザーも週1回は、近所の子達を集めて野球ができるように頑張ってくれていました。大切なことに気づきましたね。

★「楽しく過ごすも、つまらなく過ごすも、一ヶ月というたった短い時間だけということ、終わってから気づいてももう遅いタイムマシンはこの世にない。 中2男子」

ホストがアイスホッケーの練習をしている間に、図書館に行くなど、自分で臨機応変に動けましたね。プラス思考で動かないといけないということに、気づけましたね。

★「ホストとホストの友達と温水プールに行きました。最初「泳ぎたい?」って聞かれて、いつも川で泳いでいたので寒かったから「けっこうです」そのあとに「寒いから」って言ったら「温かいプールだよ」って言われたので行くことにしました。理由をちゃんと言うことが大切だと気づきました。中2女子」

これはとても大切なことに気づけました。“No”と断る時、必ず理由を言うこと。自分で気づけたこと、本当に立派です。またこの子は、常にホストファミリーのことを考え、ホストファミリーみんなからも愛され、とてもいいスティができました。

★ 「最初は、ホストファミリーの言っていることがわからず、分かっても何を応えればいいかわからず、いつも困っていました。でもある日、ホストがホストマザーに呼ばれた時に“What?”と言っていたのでぼくもまねしてみると、ホストマザーが笑ってくれましたので、そこでちょっと最初の自信がつきました。それから毎日ホストの言っていることを聞いて、よく使うことばはたいてい返事ができるようになりました。それから毎日が楽しくなり、ホストとホストの友達と遊んだり、家族でプールへ行ったり、カニをとりに行ったりしました。 中1男子」

どうしたらいいんだろう?と思った時には、ホストの様子を見ているとヒントになりますね。心を開いて、よく聞くことができました。多くを吸収できたと思います。

★「日本からもってきたお土産も喜んでくれたし、素語り、日本食などもとっても嬉しがられて「もっと日本の事を教えて」と友達から聞かれて、自然に友達の輪が広がっていった。         中1女子」

素語り、日本食、お土産、どれも、交流のきっかけをつくってくれます。会話がはずんだだけでなく、お友達の輪が広がったなんて素晴らしい!

★ 「今回のホームスティをして素語りと自己紹介アルバムとお土産がとても役に立つことがたくさんあり、ホストファミリーと自分が準備したものを使って交流することがたくさんできたので、ホストの母はとても喜んで、僕が「とてもありがとう」と言ったら「とてもありがとう。すてきなものをありがとう」と歓迎された。
 この大きな体験を絶対に忘れないようにしたいです。  中1男子」

ホストの弟と最初に会った時も、すわって目線を合わせるなどができていましたね。お互いに感謝の気持ちがもてたことで、いいスティになりましたね。

★「素語り『大草原の小さな家』を手作り絵本で紹介したさい、途中、聞いていない時もあったが、最後までやりぬくと、ホストマザーがよく頑張ったね!とハグしてくれた。中1女子」

1ヶ月間、積極的にホストとかかわり、それゆえにぶつかることもあったけれど、自分の意見をしっかり相手に言って、ホストも納得してくれましたね。充実した交流ができました。

★「日本を出て知らない人たちと一緒に一ヶ月間すごすことは大変だし、勇気のいることだったけど、すごくいい経験ができました。 ・・・日本食や日本語など、日本から持ってきたお土産をわたした時にいろいろ話せたのが楽しかったです。自分が言ったことが通じたとき、とても嬉しかったです。ホストファミリーもたくさん質問してくれました。 ・・・・ “What do you want to do today?”“What do you want to eat?”と聞かれたときにすごく困りました。 日本では「何でもいい」だったり、出された物を食べるとかだったので。 すごく受け身だったんだなぁとわかりました。自分の意思をはっきりもつことが苦手なので、それが大変でした。   中2女子」

本当に勇気のいることですね。でも仲間がいたから気強かったと
思います。自分の意思をはっきりもつことの大切さに気づけて良かった!

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以上は、一部です。この夏、ラボから873名の子ども達が海外へホームスティをしました。そのうち724名が北米にスティをしました。
全員が安全に健康に帰国できました。これは、ラボ国際交流40年以上の歴史と経験があってのことだと感じました。

今回、シャペロンの仕事をさせていただき、Teenagerの多感な時期に、自分で「気づいた」ことは、一生の宝物になり、将来の人格形成に大きな影響を与え、世界の人々と交流できる人へと成長できるきっかけになると確信しました。
 
BCVだより その4 09月09日 (月)
今回、シャペロンでカナダに行き、10年前に私が受け入れをした4Hの女性に会うことができました。お互い10年ぶりで、顔もうる覚えの中、再会。積もる話で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。彼女は、ラボの子ども達をはじめ、世界中の子ども達の受け入れをしています。1年留学だけでも、ラボの子を含め6名。1ヶ月以下のスティに至っては、本人も数え切れないようです。
実は、こちらのパーティへ、たまたま移籍してきた大学生が、このお宅で一年間、留学していました。本当に偶然で、驚きました。彼女の家へ行き、その大学生の子が通った高校へも案内してもらいました。

ラボの受け入れは、一年留学も含め、受け入れ側は、全てボランティアです。毎日、学校へ車で送り、部活があれば終わる時間に車で迎え、朝晩の食事、保護者として学校へ行ったり、部活の試合があれば、応援にも行きます。まったく我が子のように受け入れるのです。
こちらから感謝の言葉をかけると、「私たちは楽しんでいる。これまでたくさんの子ども達を受け入れてきて、ひとりひとりパーソナリティが異なり、本当に楽しかった」と目を細めてご夫婦で話してくれました。さらに彼女の家には、畑があり、たくさんのフルーツや果物、野菜がとれます。古くなった野菜を家畜のえさにしているので、お肉でさえも安全で美味しいものが食べられています。

彼女は、実の子ども5人の他に、里親として1人の子を育て、数え切れないほどの受け入れをし、多くの子ども達の母親です。さらに仕事もして、“I always do busy!”と話してくれました。
決して誰でもできることではなく、広い心と、楽しむ心がなければ、難しいことだと思います。
私のHPのプロフィール欄に、彼女と撮った写真を10年間掲載し続けていると伝えると、すぐに新しいのを撮ろうということになり、場所を選んで下記を撮りました。
Jenny

ご主人が、「ラマ」を20頭ほど飼っていて、家の中にはラマコレクションコーナーがあります。南米にいかなければ、なかなか出会えない動物です。ラマグッズ、なかなか見つかりませんが、あればプレゼントしたいと思っています。

海外の子ども達を「受け入れ」ることは、心を豊かにしてくれる、そんな印象をこのご夫婦から受けました。
BCVだより その3 08月19日 (月)
 今回は、私個人のスティ状況をお伝えします。街から車で1時間のベッドタウンで、鹿が歩いているようなところです。スティ先には、Mangaを描くことが好きなKira(10歳女の子)とゲームが大好きなSeth(8歳男の子)がいて、4人家族です。

Hostfamily
これは、巻き寿司を作ったときの写真です。小さな入れ物に入っているのは、お味噌汁で、スプーンはそのためのもの。巻きすを持参しなかったのですが、そこは慌てず、習字の筆を巻いていたものに、クッキングペーパーを敷いてセーフ。

 4日に1回は夕食を担当。日本食材は、車で1時間のところにありますが、どれも日本の倍の値段。Sushiの総菜が人気でした。ほかに、雑草取り、掃除、台所仕事、一応主婦なので、とにかくファミリーがHappyになってもらえればいいなぁと思って過ごしています。
  
 KanjiTea Ceremony

これは、Momが色紙に書いた漢字。なかなかです。ほかに茶道、折り紙、日本語(家族全員、お祈りのあとに、「いただきます!」をいいます)、日本の社会事情など、伝えられるだけ話したかな~と思います。震災のことも、他のfamilyからですが、かなり聞かれました。日本からの漂流物の話から、原子力発電所は、なぜmelt downしたのか?チェルノブイリのような状況になっているのか?など。
 
 さて、こちらの子ども達は、夏休みの最中ですが、8時半に寝ます。必ず寝る前に、私のところへきて、"Good night!""Have a good dream!""You too."と互いに言いながら3人一緒にHugします。特にKiraは、いつもぎゅっとしっかりHugするので、本当にかわいいです。
Day Camp
お母さんも一日4時間ほど働いているので、毎日、小学校の施設で実施しているDay Campへ行きます。私も行ってみましたが、学童保育のようなところです。ただ今週は「海賊」などテーマが決まっていたり、たまにロッククライミングや車一台ペインティングなどのイベントもあります。

 Sethも、私にwiiのゲームについて解説をしてくれたり、私がプレゼントした、だるま落としで一生懸命、遊んでくれたり。他にも、いろいろと私に気を遣ってくれます。ゲームばかりしているようですが、理科の知識もあり、賢い子です。コンピューターゲームも、クリエイティブなもので遊んでいます。

 早寝早起きのふたりですが、週末は、たまにsleepoverといって、友達と一緒にBedに雑魚寝。そのときだけは、夜更かしOKです。ちなみに、テレビはなく、ネット契約の映画から選んで見るだけです。

 Momは、Child Careで仕事をしています。カナダも働く女性が増えて、Child Care Centerが増えています。もちろん日本のような待機児童はゼロ。高級なところだと、職場にいながらiPhoneで、我が子の様子をビデオカメラでチェックできるそうです。
Momとは、本当に毎日、様々な話をしているので、あと少しでお別れなのですが、お互い涙となりそうです。

 Dadは、朝4時に起きて職場へ。夕方4時には、子ども達をピックアップして帰宅。Momより帰宅が早いので、時々、夕飯を担当します。とにかく料理が好き。週末は、パンとバナナブレッドを同時に作るほど。小麦粉も10㎏単位で購入。日本は米を10㎏単位で買うから同じね!言ったら、我が家は米(long grain)もこの単位で買っていると、10㎏が入るタッパーウエアを3つ見せてくれました。あと一つは、なんとグラニュー糖10㎏入り。
flour
週末の洗濯など、家事にも積極的で、本当に驚きます。彼のMomが2年前に彼にプレゼントしたのは、立派な家族の歴史(100年前~)と写真が納められた分厚いレシピバインダー。長男にも同じものをプレゼントしているというから素晴らしい。私が気に入った料理のレシピのコピーも下さり感謝。日本で作る時間があるかは不明だが、努力したい。
Family
ここのご夫婦の連携は、素晴らしいと感じています。

 今回の1ヶ月ホームスティで、様々なことを学ばせてもらいました。
BCVだより その2 08月13日 (火)
ホームスティもいよいよ折り返しの日となりました。
Mid-Point Gatheringは、峡谷の公園でランチ持参でピクニック形式で実施。特に義務ではないため、6割弱の15名のラボの子ども達が集まりました。日焼けしたなぁと感じる子もいて、それぞれ充実した日々の様子が顔に出ていました。久しぶりに話すと、なんだか日本語が変で、例えば、「少し」といいたいところを、「小さい」と言っていたり。おそらく頭の中では、"a little"と言っているのでしょう。お互い笑ってしまいました。最初は、ホストファミリーに遠慮もあって、なかなか日本人同士では、集まりませんでしたが、そのうちに、遠慮がちに集まって、何を話すでもなく、久しぶりに再会に笑顔になっていました。このGatheringでも、コーディネーターの方が、様々にセッティングして下さり、本当に感謝の思いでいっぱいです。 

可能な限りこちらもホストファミリーのところへ行き、電話で話したのはあなたねと言われながら、あらためて家族へ御礼を伝える共に、子ども達の様子も少し聞きながら、家族の話などをしました。ほとんどの方が、この1週間の間に、電話で話をしていたのと、子ども達からは、2回に渡り手紙も届いていたので、状況把握はできていました。

 カナダは、郵便事情が悪く、隣の市へも3日はゆうにかかるため、2回目の手紙も早めに書くように促しました。日本からの手紙の消印をみると、8日~9日ぐらいかかっているので、いかにこちらに着いてから時間がかかっているかがわかります。

 ホームスティをしていて、大切だと思うことは、「ホストファミリーとの積極的な関わり」だと感じています。ラボの子ども達の中には、困ったことがあっても、なかなかホストマザーに言い出せない子もいます。ホストペアレンツの多くが、何かお世話をしてあげたくて待っているにもかかわらず、遠慮してしまう子がいます。自分の好みややりたいことを、はっきりと言うこと。例えば、ほんのささいな、チョコレートはお土産に持って帰っても溶けないかな?など、そんな疑問がわいたら、英語を話すチャンスです。どんどん聞いてみると、ホストマザーはとても嬉しいのです。文法など気にしないで、Speak! Ask anything!

 ある受け入れ経験の豊富なホストマザーが、日本人のYesはNoの意味だとまで言ってくれて、頭が下がりました。ホストマザーの多くが、ラボの子ども達の両親の思いまで考えながら受け入れをしていること、このチャンスを精一杯、楽しんでもらい、英語もたくさん使ってもらいたいと、心から願っています。

 中には、今日、プールへ行こうと誘われて、"No, thank you."と断り、"It's cold."と理由を言ったら、"It's hot!"と言われて、断る時は、きちんと理由を言うことが大切だと気づきましたと、手紙に書いてきた子もいます。こんな気づきの体験もたくさんしてほしいと願っています。

 昨夜、なんとかもっと受け入れをしている子に積極的に話してもらいたいと願っているホストマザーが、電話で、素敵な言葉を私に教えてくれました。
 “We cannot clap with one hand.”
 私たちは、このone handに応えなければ!
 ホームスティもあと10日!みんな悔いのないように!
BCVだより その1 08月02日 (金)
Hi! Hello! I'm in Canada as a chaperone for Labo students.
カナダに着いて1週間が経ちました。東京にいる皆様には、たいへん申し訳ありませんが、非常にこちらは過ごしやすく快適です。現地の方々は、半袖で平気ですが、朝夕は、寒くて半袖ではいられません。子ども達も、ホストに長袖を借りたり、自分で重ね着をするなど、工夫しているようです。

こちらのグループは26名(引率者3名)で、他のグループ同様、成田で初めてお互いに自己紹介をし合ったのですが、すぐに仲良くなり、自分たちで、テーマ活動も進め、対面式でのpresentationの内容も考えて大成功でした。

スティが始まり、1週間が経ちましたが、ようやくみんなもスティに慣れて落ち着いてきた様子です。
あらためて、日本文化紹介、日本の料理づくり、素語りなどの「準備」がとても大切だと実感しています。子ども達は気づいていないことも多いのですが、ホストファミリーは、日本の子ども達のアクションを非常に楽しみに待っています。自分で行動に移さなければ、相手には何も伝わらないので、これから国際交流に参加する子ども達には、是非、丁寧に準備してホームスティにのぞんでもらいたいと願っています。

前半の1週間がたった頃に、子ども達からの手紙がシャペロンに届きます。カナダは、隣の市へも、手紙が3日ぐらいかかるため、まだ私の担当する全員の分は届いていませんが、手紙をみながら、1軒ずつ、電話をします。ホストマザーが、"He is fine and doing very well!”など明るく応えてくれると、こちらもとても嬉しくなります。子ども達には、様子を聞いた上で、オーバーアクションで、しっかりThank you!やI'm very happy!I like it!など、自分の気持ちを伝えてね!お手伝いも積極的にしようね!など、あらためて声がけをしています。同時に、ホストマザーにも、受け入れのお礼と同時に、何かproblemがあれば、電話をもらうように伝えてあります。

コーディネーターの方が、とても素晴らしい方で、ここまで1週間、毎日、合ったり、電話で話したり、ホームスティのスタートを一緒にケアしてきました。ラボのアメリカ本部のスタッフによれば、毎年、一生懸命、ラボの子ども達の受け入れに親切に心細やかに対応してくれているそうです。

コーディネーターによれば、この夏から急に働き始めた主婦が多く、各家庭の都合もあり、一部、ホストチェンジなど申し訳なかったと最初に言われました。一方、なるべく同年齢のホストを探すということは、毎年、新しいホストファミリーを開拓していかなければならず、その努力は並大抵ではなく、こちらでは、一重に、コーディネーターの人柄とネットワークが大きな鍵となっていることも分かりました。

私自身のスティは、8歳男の子Sethと10歳の女の子Kiraと、とても優しいご両親のところにスティし、毎日、いろいろな話をしています。一緒にNursery Rhymeを歌ったり、ゲームをしたり、巻き寿司をみんなで作ったり。。。Kiraは、作るところまでは非常にはしゃいで、My sushi roll!と元気だったのですが、いざ食べるとなる海苔が食べられなくて、ちらし寿司状態だったので、お母さんも笑っていました。Sethは、お寿司は大丈夫でしたが、果物や野菜で嫌いなものが多く、picky eaterで、お母さんは、大きな課題だと言っています。これから、お好み焼きを、キャベツを細かく刻んで分からないようにして作る予定です。食べられたら、たくさん褒めてあげたいと思っています。どうかな~?
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