★あのとき、戦争があった |
08月12日 (金) |
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図書館へ行くのは1か月ぶりになるだろうか。
夏休みは入館者が多いことから、行くのを見合わせる気分があり、
つい足が遠のいてしまいます。冷房もきいていて気持ちいいはずなのですが。
児童書コーナーの入口のところに、季節ごと、時期ごとに
この図書館の司書さんが推薦する児童書が特別展示されています。
きょうは「せんそうをわすれないで」と書かれたボードの下に、
いくつかの推薦図書が展示書棚に出ていました。
8月は6日がヒロシマ、9日がナガサキに原爆が投下された日、
15日が終戦記念日にあたるということから、世界の平和をみんなで考えよう、
60年前にあった戦争の意味をあらためて問い直そう、との意図によるもの。
すでにこの展示棚から借り出されてしまったものもあったはず。
この間、このサイトでしばらく「歴史認識」をテーマに話題にしてきたり、
山口のスミティさんのパーティでも夏の課題図書にして取り組んでおいでの
松谷みよ子さんの作品、「ふたりのイーダ」「屋根裏部屋の秘密」ほか、
「あの世からの火」「まちんと」や、高田敏子さんの「ガラスのうさぎ」も
ありました。それ以外にも、なるほど、というものや、これまでに
知らなかったものも多数見られましたので、そのうちからいくつかを
ご紹介させていただきます。
「ある日、村は戦場だった」山崎佳代子(創美社)
「彼の手は語りつぐ Pink and Say」パトリシア・ポラッコ(あすなろ書房)
「八月十五日、ぼくはナイフをすてた――戦争の中のぼくの中学時代」
「野火」大岡昇平
「死んでもブレストを」早乙女勝元(日本図書センター)
「(絵画記録)テレジン強制収容所――アウシュヴィッツに消えた子どもたち」(ほるぷ出版)
「(母と子でみる)南京からの手紙――日本は中国でなにをしたか」早乙女勝元編(草の根出版会)
「(母と子でみる)ターニャの詩」早乙女勝元編(草の根出版会)
「ぼくの町は戦場だった」BBC編、山中恒訳
「ビルマ はるかな空へ」幅房子(理論社)
「木かげの家の小人たち」 いぬいとみこ(福音館書店)

ワタスゲ、尾瀬沼
もう、幾重にもこのサイトで書いてきたことではありますが、
中国や韓国・北朝鮮をはじめ、アジアの近隣諸国から“歴史認識”をめぐって
きびしく批判され、ぎしぎしとした関係が生じているいまこそ、
わたしたちは、謙虚に、虚心坦懐にその歴史を学ばねばならないように思います。
そこを“ちゃんと見る”ところからしか新しい友好関係は生まれてこないし、
次へのステップを踏み出せないように思われますので。
戦争のことをよく知らないまま生きてきたわたしたち。
知ろうとしなければ空っぽのままメデタク通りすぎていきます。
耳を澄まして聴こうとしなければ聞こえてこないのが歴史です。
しなやかな想像力なしには見えてこないのが歴史です。
かつて国と国のあいだにあった争いの歴史、互いに傷つけあった事実、
とりわけ、隠されがちな負の歴史を、どうやって乗りこえていくかは、
わたしたちのこれからの最大のテーマかも知れません。
上記の作品のほか、このテーマに添うすぐれた読み物を
みなさんはもっともっとたくさんご存知のことと思います。
どうぞご紹介のうえ、いっしょに考えてみませんか。
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Re:★あのとき、戦争があった(08月12日)
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ちこらんたんさん (2005年08月12日 16時45分)
「ふたりのイーダ」と「ガラスのうさぎ」は、子どもの頃に読みまし
た。
怖くて悲しくて、子ども心にも、戦争は絶対いけないと思いました。
ほかに、早乙女勝元さんの「東京大空襲」という絵本があります。
映画では、「子どもの頃戦争があった」や「ひめゆりの塔」を見まし
た。
アニメ「はだしのゲン」も。
私自身も「戦争を知らない子どもたち」の一人ですが、
二度と戦争が起こらぬよう、子どもたちに伝えていきたいですね。
ただ、子どもの頃ふれたものは、すべて被害を受けた側の体験談でし
た。
これからは、がのさんがふれられたように、アジア諸国へ加えた害のこ
ともきちんと伝えていくべきだと思います。
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Re:Re:★あのとき、戦争があった【1】(08月12日)
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がのさん (2005年08月13日 11時39分)
ちこらんたんさん【1】
>早乙女勝元さんの「東京大空襲」。映画では「子どもの頃戦争があっ
た」や「ひめゆりの塔」を見ました。アニメ「はだしのゲン」も。
★…ありがとうございます。そうですね、「ひめゆりの塔」、竹山道雄
の「ビルマの竪琴」、それに子ども向けとはいえませんが、「きけわだ
つみのこえ」、大岡昇平「レイテ戦記」や「俘虜記」、火野葦平の「麦
と兵隊」、阿部知二の「死の花」。トルストイの「コザック」「セヴァ
ストーポリ」と、ほかいくつかの好短篇、…などなど。こころを震わ
せ、ときにはこころを凍らせながら読んだ記憶があります。原民喜の
「夏の花」も見落としてはいけない。そうそう、森鴎外の「歌日記」、
これぞ戦争文学の逸品じゃないでしょうか。
>ただ、子どもの頃ふれたものは、すべて被害を受けた側の体験談でし
た。これからは、がのさんがふれられたように、アジア諸国へ加えた害
のこともきちんと伝えていくべきだと思います。
★…“つれづれ塾=1”の「8月6日、わたしの場合、あなたの場合」で
暴露してしまったように、外国から「歴史認識の相違」を指摘され、は
げしい反日運動を招くまでは、被害を受けたこちら側のことしかほとん
ど見ることがありませんでした。考えてみれば、当然のこと、争いには
どんな場合にも相手があります。戦争においても、「あっち」があれば
「こっち」があります。そのことを強く意識させられたのが、松谷みよ
子さんの「屋根裏部屋の秘密」や「あの世からの火」でした。われなが
らずいぶん遅い認識でした。【つづく】
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Re:Re:★あのとき、戦争があった【2】(08月12日)
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がのさん (2005年08月13日 11時44分)
ちこらんたんさん【2】
それに、ちこちゃんはキャンプに出ておいでで見ておられなかったのか
な、ちょっとすごい3時間にわたるNHKの特別番組があったのですよ。原
爆を自分の手でつくり、エノラ・ゲイに搭乗してその爆発の威力を空の
上から観察し写真を撮っていたアメリカの化学者が出演したドキュメン
ト。8月5日の夜の番組だったでしょうか。そのご老人は、広島原爆資
料館の展示を見ても、ふたりの被爆者と対面し、その惨い体験を訴えら
れても、一言さえ謝りのことばをいいませんでしたよ。それどころか、
責任は真珠湾攻撃をした日本の側にある、と頑なにいいつづけ、むしろ
原爆投下の圧倒的な成功に得意げでさえありました。自分の撮影した映
像が資料館で放映されていることには至極ご満悦の態でした。これだけ
のものを見せたら「ごめんなさい」の一言くらいは言ってもらえるだろ
うと思うのは「こちら」の勝手な論理で、かたや、あの老人はまさに
「あっち」の人であって、「こっち」のことを理解しようとする想像力
は持たない人なんですね。びっくりしましたよ。科学的成功だけが関心
事であって人。いや、鬼でも悪魔でもなく、ごくおだやかそうな容貌の
老人でした。人によってはもうひとつの側の事情をまったく想像できな
いこともいるという、どうしても届かないこころの闇の恐ろしさをつぶ
さに見たように思いました。
ひどいめにあった側の記憶は50年や60年で消えるものではありません。
そういう「負」の歴史を背負いながら、バトンを渡された世代のものは
逃れようもなく次の時代をつくっていくことになりますね。「屋根裏部
屋…」で、老人が残した重大な秘密書類をエリコさんたちの孫の世代が
賢く処理せねばならない課題を背負ったように。たいへんなことです。
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Re:Re:Re:★あのとき、戦争があった【2】(08月12日)
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ちこらんたんさん (2005年08月13日 17時56分)
がのさん
ああ、私も「ビルマの竪琴」観たことがあります。
それから、タイで「戦場にかける橋」の舞台となった場所に行きまし
た。
以前サイパンの「バンザイクリフ」に行った時にも、写真をとっていい
ものだろうかととまどってしまったことを覚えています。
昨夜は、NHKのドラマ「ぞうれっしゃがやってきた」を観ました。
ご存知と思いますが、名古屋の東山動物園での実話です。
戦争にまつわる書物や映画、たくさん紹介してくださってありがとうご
ざいます。
左のページにでも保存しておいていただけたら助かります。
キャンプ前後は、出る前からバタバタしていて、しばらくテレビは見ら
れませんでした。そんな番組を見過ごしたとは・・・残念です。
しかしすごい番組ですね。いや、その老人の神経がすごい。まさに想像
力の欠如。
でも、日本人は、同じ事をアジアの人々に思われているのでしょうか。
大河ドラマ、今年は「義経」ですが、それが「こちら」だとすれば、
ライブラリーの「平知盛」は、「あちら」。
ラボっ子は、小さいうちから多面的に物を見る目を養うことができます
ね。それを他の人に伝える力も、これからどんどん身につけていってほ
しいです。
そして、各国の指導者たちにこそ、物事の両面を見る力-想像力-をつ
けてほしいですね。
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Re:Re:Re:Re:★あのとき、戦争があった【2】(08月12日)
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がのさん (2005年08月13日 23時38分)
ちこらんたんさん
ごめんなさい、ミステーク、ミステーク!
先に書いたテレビの特別番組は、NHKではなく、TBS系列で放送されたも
の、筑紫哲也さんの司会進行による「戦後60年特別企画・ヒロシマ」と
いう番組でした。なるほど、NHKでは扱いにくい内容でしたね。これにつ
いては8月5日、Play with meさんの書き込みに応えて紹介させていた
だいております(「私のアンネ=フランク」=≪2≫)。
>昨夜は、NHKのドラマ「ぞうれっしゃがやってきた」を観ました。
★…見ましたよ。百恵ちゃんのダンナが園長さんをやっていましたね。
このホームページで、以前、土家由岐雄の「かわいそうなぞう」(戦争の
なか、上野動物園で餓死していったトンキーたちのはなし)を話題にした
ことがありましたが、その続編というか、もうひとつのおはなしとして
見せてもらい、胸つまる思いを新たにいたしました。
こういうことを書いていると、断続的ながら、忘れていたものを少しず
つ思い出します。「サウンド・オブ・ミュージック」の映像が蘇ってく
るし、壷井栄「二十四の瞳」、今西祐行「ヒロシマの歌」、ドーデ「最
後の授業」、自身、ナチスの青少年機関に属していたことのあるハン
ス・ペーター・リヒターの「あのころはフリードリヒがいた」、そうそ
う、凍りつくような核の脅威をコマ割りのマンガでリアルに語ったレイ
モンド・ブリッグズの「風が吹くとき」がありましたね。
忘れちゃいけません、「アンネの日記」。じつはきょう、松谷みよ子さ
んの「私のアンネ=フランク」を読み終わったばかり。Play with
meさんから課せられていた宿題をひとつ果たしたところです。
子ども向けの本を離れると、井伏鱒二の「黒い雨」は名作ですし、も
う、ほとんど忘れてしまいましたが、林京子さんの「祭りの場」「二人
の墓標」、堀田善衛の「審判」などなど。あっ、そうだ、大江健三郎も
たくさん発言していますよね。「ヒロシマ・ノート」があるし、「洪水
はわが魂に及び」も「ピンチランナー調書」や「同時代ゲーム」にも色
濃く戦争が描かれていましたような。
好きというわけではないし、普段そんなに「戦争」を意識して本を読む
ことはないのですが、少しずつベールのむこうにいろいろの人が描きだ
した戦争のすがたが見えてくるような…。あ~あ、重いですねぇ。
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Re:Re:Re:Re:Re:★あのとき、戦争があった【2】(08月12日)
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ちこらんたんさん (2005年08月14日 10時23分)
がのさん
>ちこらんたんさん
そういわれてみれば、その番組、
たしかに、NHKでは扱いにくい内容ですね。
そうそう、「かわいそうなぞう」の本もありました。
「ぞうれっしゃ・・・」のドラマの中でも、上野動物園のことがでてき
ましたが、東山だけでも象が生き残ったこと、動物を必死で守った人た
ちがいたことは、救われる思いですね。
三浦友和さんの園長さん、よかったですね。
「サウンド・オブ・ミュージック」「二十四の瞳」「風が吹くとき」
「アンネの日記」「黒い雨」は読みました。
「蛍の墓」も(原作は読んでいませんが)、毎年お盆の頃に放映されるの
で、子どもたちと見ます。
それから、チャップリンの「独裁者」が好きです。
戦争のテーマ、重いけれど、子どもたちにも伝えていかなければなりま
せんね。
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:★あのとき、戦争があった【1】(08月12日)
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がのさん (2005年08月16日 10時28分)
ちこらんたんさん【1】
「火垂るの墓」も(原作は読んでいませんが)、毎年お盆の頃に放映され
るので、子どもたちと見ます。
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わたしはその「火垂るの墓」についてはまったく知りませんでした。
お盆でいなかへ帰り、いろいろな縁者と雑談するうち、戦争の話題にな
って、ある人からこの作品について教えてもらいました。野坂昭如の原
作で、この時期にはよく放映されている名作アニメなのだそうですね。
ひとから聞いた話でして、間違いがあるかも知れませんが、胸かきむし
られる思いで聴きました。
お話によると、前半部分は、戦火のなかで肉親をつぎつぎに喪い、幼い
兄妹がいなかのおばの家にあずけられるあたりは「ガラスのうさぎ」に
似たところがあるようです。おばのところでは、何も仕事のできない子
どもですから、邪魔者扱いされます。その冷淡さ、邪険ぶりに耐え切れ
ず、ふたりはそこから脱出、防空壕でふたりだけの生活をはじめます。
仲のよい兄妹。しかし、戦争というのは、人びとを極度にセルフィッシ
ュにするようで、ひとのことなんかかまっていられません。この可哀相
な兄妹にやさしい手を差し伸べてくれる人はない。食べるものはなく、
暑さ寒さをしのぐものもなく、いよいよのひもじさのなか、イモのつる
などをひとの畑から失敬して辛うじて飢えをしのぐ日々。
野坂昭如はこういうストーリィのなかで何を語ろうとしたのでしょう
か。戦争というものは、武器をもって人と人が殺しあうというだけのも
のではなく、人間性を根本から腐らせてしまうものでもある、というこ
とをいいたかったのではないでしょうか。違いますかねぇ。人間がふつ
うに備えている他への思いやり、やさしさ、助け合い、力を合わせる、
というような基本的な心情さえも奪い取るもの、…このサイトのここま
での話に添って云えば、「想像力」を奪うのが戦争である、その想像力
が人間には大事なんだよ、と語りたかったのではないかと、わたしは読
み解くのですが。【つづく】
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:★あのとき、戦争があった【2】(08月12日)
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がのさん (2005年08月16日 10時30分)
ちこらんたんさん【2】
ひとが語るものを聞いただけで、はなはだいい加減かも知れませんが、
そんなことを感じながら哀しい兄妹の物語の概略を聞きました。最後の
部分にはとりわけ涙を覚えました。兄は、4歳の妹が飢えて死に、その
遺体を野火で焼いてお骨にするのですが、拾ったドロップ(だったか
な?)の缶におさめて土にうずめ、以来、二度とそこに帰ってくることは
なかったのだそうですね。ひとつには、ちっぽけな缶におさまってしま
うほどのお骨だったということ。幼いというだけでなく、栄養が得られ
ず骨がボロボロだったろうことが想像されます。そして妹が永遠の眠り
を眠るところに兄は二度と戻ることはなかったというのは、このあと間
もなく、兄もまた衰弱して、だれもしらない野辺のどこかでひとりで死
んでいったのだろうと想われること。たまらない哀しさです。
来年の夏、その機会があったら必ず観てみたいアニメドラマです。
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★あのとき、戦争があった【1】(08月12日)
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ちこらんたんさん (2005年08月18日 10時55分)
がのさん
「火垂るの墓」、ストーリーは、だいたいがのさんのおっしゃるとおり
です。
最後にお骨を入れるドロップの缶は、爆撃から逃げる時から持っていた
サクマドロップスだと思います。
店頭でこのドロップの缶を見ると、食べるものがなくてお腹が減って減
って、この最後のかけらに水を入れて、おいしいおいしいと飲んだの
だ、と切なくなります。
>戦争というのは、人びとを極度にセルフィッシ
ュにするようで、ひとのことなんかかまっていられません。
>野坂昭如はこういうストーリィのなかで何を語ろうとしたのでしょう
か。戦争というものは、武器をもって人と人が殺しあうというだけのも
のではなく、人間性を根本から腐らせてしまうものでもある、というこ
とをいいたかったのではないでしょうか。違いますかねぇ。人間がふつ
うに備えている他への思いやり、やさしさ、助け合い、力を合わせる、
というような基本的な心情さえも奪い取るもの、…このサイトのここま
での話に添って云えば、「想像力」を奪うのが戦争である、その想像力
が人間には大事なんだよ、と語りたかったのではないかと、わたしは読
み解くのですが。【つづく】
人間を極限の状態にしてしまう戦争・・・
自分だってそんな状態になったら自信はありません。
わが子を生かすだけで精一杯だと思います。
衣食足りて礼節を知る・・・でしたよね。
それでも、最後まで相手を思いやる兄妹の姿に、心を打たれますが、
そんな状態にならないのが一番。
そのためにも「想像力」って本当に大事ですね。
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★あのとき、戦争があった【1】(08月12日)
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がのさん (2005年08月18日 23時49分)
ちこらんたんさん
最後にお骨を入れるドロップの缶は、爆撃から逃げる時から持っていた
サクマドロップスだと思います。店頭でこのドロップの缶を見ると、食
べるものがなくてお腹が減って減って、この最後のかけらに水を入れ
て、おいしいおいしいと飲んだのだ、と切なくなります。
★…じつは話をしてくれたのは3歳上の姉なのですが、そのへんの話は
ほとんど声にならず、嗚咽しながら語ってくれました。文学的な誇張は
あるとしても、わたしたちのちょっと前の世代の人のことですから、ち
ゃんと受け止めねばならないですね。
人間を極限の状態にしてしまう戦争…。自分だってそんな状態になった
ら自信はありません。わが子を生かすだけで精一杯だと思います。衣食
足りて礼節を知る…でしたよね。そんな状態にならないのが一番。その
ためにも「想像力」って本当に大事ですね。
★…きょうはずうーっと図書館で南京大虐殺のことをしらべていまし
た。ナゾが多く、まだまだ事実が解明されていないところもあります
が、旧日本軍がアジアでしてきた植民地支配はナチスのユダヤ民族殲滅
の思想と根は同じで、中国や朝鮮の人を人間として見ていない醜いおご
りと野心的な狂気に発していることがわかります。民族的な優越という
幻想。日本民族あげての狂った幻想であって、清明に想像することを忘
れたことが招いた戦争だったといえるかもしれません。
歴史は大好き。大河ドラマが好きで、子どもの頃から見ています。昨年
の「新撰組!」も、「あちらがわ」と「こちらがわ」が気になるドラマ
でした。いつの間にか新政府軍に反逆者にしたてられてしまった若者た
ちにどうしても情が湧きます。これも「判官びいき」なのかな。
★…はは~、そういたしますと、白虎隊の話や戊辰戦争のこと、五稜郭
の戦いなどはたまらないところですね。ところで、小泉・郵政改革内閣
に反逆した亀井静氏たちのことは? 胸にぐっときますか、それとも茶
番ですか? つまらない質問でした。
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★あのとき、戦争があった【1】(08月12日)
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ちこらんたんさん (2005年08月19日 17時14分)
がのさん
>…じつは話をしてくれたのは3歳上の姉なのですが、そのへんの話は
ほとんど声にならず、嗚咽しながら語ってくれました。文学的な誇張は
あるとしても、わたしたちのちょっと前の世代の人のことですから、ち
ゃんと受け止めねばならないですね。
そうですか、お姉さまが。
戦争の話は、私も、直接体験した祖母やおばなどから聞きました。
語れる人がいるうちに、きちんととどめておかなければならないです
ね。
>…きょうはずうーっと図書館で南京大虐殺のことをしらべていまし
た。ナゾが多く、まだまだ事実が解明されていないところもあります
が、旧日本軍がアジアでしてきた植民地支配はナチスのユダヤ民族殲滅
の思想と根は同じで、中国や朝鮮の人を人間として見ていない醜いおご
りと野心的な狂気に発していることがわかります。民族的な優越という
幻想。日本民族あげての狂った幻想であって、清明に想像することを忘
れたことが招いた戦争だったといえるかもしれません。
南京大虐殺・・・まさに狂気ですね。
それに関しては、あまり文献も読んだことがないので、少ししか知らな
いのですが、たしかにユダヤ狩りと同じですよね。
日本人としてはあまり知りたくないという気持ちも少しあります。で
も、知らなければなりませんね。
>…はは~、そういたしますと、白虎隊の話や戊辰戦争のこと、五稜郭
の戦いなどはたまらないところですね。ところで、小泉・郵政改革内閣
に反逆した亀井静氏たちのことは? 胸にぐっときますか、それとも茶
番ですか? つまらない質問でした。
小泉さんと亀井さんたちのことは・・・う~ん、ちょっと判断に困ると
ころです(苦笑)。
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