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★葦芽(あしかび)のさやぎ 04月11日 ()
(「スサノオとカタツムリ」をめぐるさとみさんの書き込みに応え,本来なら掲示板のほうで書くべきなのですが,1000字をオーバーするとアトカタなく消えてしまうようなので,こちらにて。掲示板のほうと合わせてお読みいただければ幸いです)

おー,「古事記」を読破されている!
“What are little boys made of?” というナーサリー・ライムがよく知られているが,ほんと,ラボはこういうスゴイ人でできていると,世に広く誇りたい衝動に駆られますね。
(国文学を専攻したわたしでさえ,恥ずかしながら,6~7割程度しか読めていない。部分的には何度も読んではいますが)。
高橋鐵のその本をわたしは知りませんが,なるほど,「古事記」には彼の好みそうなSexualなイメージがあふれていますからね,およそ彼がどんな書き方をしているかは想像できます。で,それはおもしろく,わかりやすいことでしょう。「成り成りて成り合はざる處一處在り」「成り成りて成り餘れる處一處在り」なんて表現には彼はすぐ飛びつくはず。事実,そのつぎには「成り餘れる處を,汝が成り合はざる處に刺し塞ぎて…」と,「古事記」はそういうエッチなところのある書ではありますが,感傷的すぎると批判されるかも知れないにしても,わたしはもっと敬虔な思いをもってこれを読みたいほうですね。神秘なもの,美しいもの,誇りに満ちたものをそこに見ているほうが好きです。何ごとにつけイチャモンをつけるほうですが,本質的には保守的なのかな,わたしは。

「故(かれ)二柱の神,天の浮橋に立たして,其の沼矛(ぬぼこ)を指し下ろして畫(か)きたまへば,盬,許袁呂許袁呂(こをろこをろ)に畫き鳴らして,引き上げたる時に,その矛の末(さき)より垂落(しただ)る盬,累積(つも)りて島と成る。是,於能碁呂島(おのころじま)なり」

くらげのようにふわふわ漂っていたところに,雲がわき,野が生まれ,そこに泥や砂ができていき,やがて男神と女神が誕生する。この男女の神,伊邪那岐・伊邪那美に天界の神たちが国づくりを命じ,天の沼矛というものを下される。天界と地上をつなぐ橋でしょうか,天の浮橋のうえに立ってこの男女の神が仲良く矛をかきまわす。かきまわす矛の先端から雫がしたたり落ち,それが宝石のようにきらきら光って凝り固まる,ひょっとすると虹のような輝きに包まれていたかも知れない……。
美しいイメージですよね。わたしたちの国はこんなにも清い,イラク周辺に見るような野卑な争いで汚すことがあってはぜったいいけない国なんだと,時代おくれの偏屈おとこはそう思うわけです。葦の芽のような人間たちが神々の末から分かれて次つぎにふえていく。それがわたしたちの祖先だという。なるほど,文学的ではあるけれど,危機にあっても追従に終始し腰のさだまった態度をとれないこの国の指導者たちは,葦のようにあっちにそよぎ,こっちにそよぎ,そより,そよりと,…関係ないかな,これ。
「尾張学堂」かぁ。なつかしいなぁ。武蔵学堂,なにわ学堂というのもかつてありましたねぇ。もう少し下の世代には「ラボ土曜講座」なんかもあったし。いまは無理なんでしょうかねぇ。
そんなに読んでいるわけではないので,これを読めとお薦めするわけにはいきませんが,「古事記」に関しては,やはり本居宣長の「古事記伝」は欠かせないでしょうし,わたしは西郷信綱の「古事記注釈」がいちばん好きでしたね。
Re:★葦芽(あしかび)のさやぎ(04月11日)
さとみさん (2004年04月11日 23時33分)

がのさん

今、途中まで掲示板を書いて、がのさんの日記に戻り、また、自分の書きこみ
に戻ろうとしたら、もう、自分の書いたものが、消えてしまっていました。掲
示板も慣れるまで、いくつかの失敗をしないと、使いこなせないんですかね。
は~

がのさんの日記のくだりを貼り付けしながら、お返事を書こうと思いました
が、また、消えてしまうの空しいので、思いのままを書き連ねます。

その前に、誤解をなさっていらっしゃるので、恥かしながら、『古事記』は読
破しておりません。ちゃこさんの日記「国うみ」にもありましたが、わたしの
殆どの興味はラボのライブラリーから派生しているといっても過言ではないの
です。『古事記』も例外ではなく、扱われている場面の拾い読みです。今振り
返っても、自分の場合、ラボテープからのイメージからが先ず、インプットさ
れて、そこから興味が広がり、派生して本、映画、TV、時に漫画へ移行して
いくという感じです。
天の浮き橋のイメージも、大学生の時、九州のキャンプ(当時のキャンプ地の
名忘れましたが。。)へ参加したとき、阿蘇の周りのどこかの山へ登り、そこ
の頂から、どこまでも広がる雲々、空との境界線もひとつになり、立っている
う感覚がふっと消え、自分の姿さへその景色の中に一体化し瞬間、ラボの『国
生み』のテープの声が、臨場感あふれる音楽とともに、頭に鳴り響いた“あな
たたちの立っているところが天の浮き橋だ。”自分はいざなみになって鉾を
「こうろこうろと」回していた(頭の中でですが)てな具合に、身体にしみこ
んでしまったイメージが、自然と湧き起こってきてしまうのです。そして、
「天の浮き橋がどこだったか」という諸説を読んでも、自分の中では、九州の
あの場所以外はあり得ない。なんて思ってしまうのです。そして、興味は果て
しなく広がっていきます。日本人のルーツ、邪馬台国の歴史等など。でも、ア
ル意味、はじめにインプットしてしまったイメージは絶対なんですよね。

こうして考えると、ラボライブラリーから入るイメージは、その世界への出合
い、ある領域の興味への誘い、その後派生する関心の広がり方まで、とても影
響力あるものなんですよね。改めて感じます。「ラボッ子のさが」とでも呼び
ましょうか。。。

感覚として、、、日本の美しさへの畏敬、日本を愛する心、神々への愛
着、、、知識としてではなく、自分の中にうめ込まれたこれらの感覚は、ラボ
のテープに出会っていなかったならば、持ち得なかったものなんだろうな。

あ、また、がのさんの日記の内容からずれています?前に戻って確認したいの
ですが、消えてしまうのが怖くて、前ページへ戻れません。

西郷さんという人の『古事記』関連本、探してみます。

2日間に渡り、お時間をさかせまして、ありがとうございました!!

私の足元も、あしかびのさやぎの如く、まだまだ漂い定まらずです。
Re:★葦芽(あしかび)のさやぎ(04月11日)
カトリーヌさん (2004年04月12日 00時50分)

葦芽、なんというなつかしいひびきでしょう。国生みが出来た頃を思い出します。『葦
芽』も読んでいましたからね。私は第2回黒姫学堂参加者です。
スサノオのうずまきのモチーフは、谷川さん自身からきいて、大感動したことを覚えてい
ます。ラボっ子の成長は、ラボの三本柱(ことば ものがたり 交流)をぐるぐるまわり
ながら、次第にゆっくりとと高みへ登っていくのだという私のラボ観はここからきている
ともいえます。
ところで、古事記はとてもおもしろくて何回も読みました。ライブラリーのおかげで、い
ろいろなものに興味を持ち、原作を読む楽しさを味あわせてもらっています。くにうみの
おかげで、古事記日本書紀、さまざまな研究書も読みました。大学入試のとき、スサノオ
関係の出題があって、「もらった!」と思いましたが、納得できない説だったので、賛成
できず、正解を書いたとはおもえない。大学生の時、読んだ本をもとに出雲を旅し、写真
を撮って回りました。結婚してから、九州くにうみの旅も実現することが出来ました。も
ちろん、いずれもかすっただけのようなものですけれど。
『谷川雁の仕事』を読むと、ライブラリー制作の話が出ていておもしろいですね。声ま
で、よみがえるようです。
Re:Re:★葦芽(あしかび)のさやぎ(04月11日)
がのさん (2004年04月12日 13時49分)

カトリーヌさん
>葦芽、なんというなつかしいひびきでしょう。国生みが出来た頃を思い出し
ますラボっ子の成長は、ラボの三本柱(ことば ものがたり 交流)をぐるぐ
るまわりながら、次第にゆっくりとと高みへ登っていくのだという私のラボ観
はここからきているともいえます。
ところで、古事記はとてもおもしろくて何回も読みました。ライブラリーのお
かげで、いろいろなものに興味を持ち、原作を読む楽しさを味あわせてもらっ
ています。くにうみのおかげで、古事記,日本書紀、さまざまな研究書も読み
ました。
----------------------------
(これもこの欄ではおさめきれず,分割することになりましょうか)

古事記も読んだ,日本書紀も読んだ,もう何回も読んだ,おもしろくってしょ
うがない,という。ほらほら,ラボにはとんでもないすぐれた個性があちこち
に潜んでいるんですね。外国語のほうには通暁しているが,日本の古典のほう
はさっぱり,自分の立っているところさえちっとも知らないじゃないか,とい
ったテイのわたしごときの軽率な認識をいっぺんにひっくり返してくれる醇乎
たる能力。…もう,うれしくって,涙が出てきちゃうよ。
もっとも,カトリーヌにはいまに始まったことでなく,彼女の中学生のころか
ら驚かされっぱなしでした。口達者な,できのよい娘にいつもやりこめられる
おやじみたいに,たじたじになり,オタオタしながら。もう3児の母だという
からおそれいってしまうが,わたしのなかではいまも「あの子」のままなんで
すけどね。
そうですね,ラボを離れて8年。忘れてしまうことばかりですが,黒姫学堂と
いうのもありましたね。こういうところで,中高生世代のラボっ子は,学ぶと
はどういうことなのか,学ぶ楽しさってどういうものか,それを新しい感覚で
体得したはずですね。カトリーヌにせよ,浜松のさとみさんにせよ,いまもそ
の体験を大事に胸にあたためていてくれている――。これは,もう,ほんとう
にありがたいなあ,と思いますね。以前,このホームページのどこかで書いた
ことがあるように思いますが,ラボという組織がそうした才能,これまでにラ
ボのなかで培ってきた力を新しい風として呼び込み,柔軟に,ダイナミックに
活かしてくれるところであってほしいなあと願っています。
Re:★葦芽(あしかび)のさやぎ(04月11日)
さとみさん (2004年04月12日 22時42分)

がのさん
>谷川雁さんについて軽軽しく語る気はない、

がのさんの心の奥を推し量っても、私には量りしれない程の、刻まれた長い時
と皺の深さ、、でしょうが、どうか、この日記の断片にでもいいです。ぽつり
ぽつりと語って欲しい。谷川さんのこと。

だって、今あるラボの根っこであり、芽であり、どうつないでも、つながって
いく線だから。ちょっとゆがめた唇の微笑みと、帽子の鍔からのぞく厳しく熱
い瞳の微妙なアンバランスを保ちながら、どこかで私達をみておられるんでし
ょうね。谷川さんとともに私達自身が葦芽であったのだと、思いおこされ、知
らされたこの2日間でした。

りん子さん、また、どこかでお会いできますことを心待ちにしております^^
あ、がのさんの日記をおかりしてしまいました。葦からず。
Re:Re:★葦芽(あしかび)のさやぎ(04月11日)
がのさん (2004年04月13日 16時58分)

カトリーヌさん

カトリーヌさん
>九州くにうみの旅も実現することが出来ました。もちろん、いずれもかすっ
ただけのようなものですけれど。『谷川雁の仕事』を読むと、ライブラリー制
作の話が出ていておもしろいですね。
----------------------------
(つづきです)
谷川さんという詩人については(かつてのラボの役員としてでなく),云うに
云えない複雑な思いがあり,軽々には語る気になれません。9年前の2月2日
という日,歿しました。学生運動の渦中に出会ったこの人の詩句,

  海べにうまれた愚かな思想 なんでもない花
  おれたちは流れにさからって進撃する
  蛙よ 勇ましく鳴くときがきた
  頭蓋の窪地に緑の野砲をひっぱりあげろ(「おれは砲兵」より)

まだ何もわからず,血気盛んで純真なばかりで,若くみずみずしかったわたし
の感性は,自分の顔を「蛙」にしたり,こういうことばにコロリとまいってし
まい,当時ふらついていた磁石がピタリとひとつの方向を示すようになったの
を感じたものでした。そして,以来ずうーっと,いまもってその呪縛から逃が
れることができずにあがいているというわけ。数年前,新しい自分を求めて彼
の著作物のいっさいを廃棄したにもかかわらず…。
彼に招ばれてラボで仕事をするようになり,いきなり見せられたのが「ポア
ン・ホワンけのくもたち」のスクリブト。待たされている間に読んでみろとい
われて渡されたものでしたが,
  雲がゆく/おれもゆく/アジアのうちどこか/
  さびしくてにぎやかで/馬車も食堂も/景色も泥くさいが/
  ゆったりしたところはないか/どっしりした男が/五六人/
  おおきな手をひろげて/話をする/そんなところはないか/
  雲よ/むろんおれは貧乏だが/いいじゃないか つれていけよ
                      (「雲よ」より)
こんな彼の詩を思い浮かべながらその童話を読んだ記憶があります。吉岡實と
並んで難解な詩を書くとされていますが,現実の根っこのところにひそんでい
る根源的な心情を的確に表現する詩人としてわたしのなかにあり,一方,上の
詩のようなやさしく平明な,そしてとびきり新鮮な詩も書く人でした。彼がラ
ボでの活動の集大成として残していった『国生み』に特別な思いがないはずが
ありません。忘れようとして忘れられない存在。久しぶりに思い出しまし
た。
Re:Re:★葦芽(あしかび)のさやぎ(04月11日)
がのさん (2004年04月14日 00時57分)

さとみさん

あ、がのさんの日記をおかりしてしまいました。葦からず。
----------------------------
で,「葦」って,どんな植物でしたっけ…?
流れおだやかな浅瀬に生えていて,根が浅く,
ちょっと力を入れて引っ張ると簡単に抜けてしまう・・・
風次第であっちになびき,こっちになびき
食べ物になるでもなく,生薬にも建築材にもならない。
――だとすると,日本人の本質を,くしくも,
みごとに現わしているといえないだろうか。
なぜ米軍支援なのか,なぜ自衛隊派遣なのか…,
その問い方の根っこの浅さ。
日本の葦はパスカルの葦ではなく,「考えない葦」「追随する葦」。
そして,このごろはとくに,みなさん,この浅瀬がお気に入りなようで。
みんなそろって幼児のようになり,安全無事な浅瀬で
キャーキャー,ピーピー,こころ浅いことばを無意味に飛び交わす。
もっとも,この国,トンボが交尾した形(?)からの発想で,あきづ(蜻蛉)
の国と呼んだこともあり,スイーッ,スイーッと,
きわどくぶつかりそうでぶつからない,軽妙なところもあるようで。
ま,地球よりも重い人命にかかわる問題,じょうずにやってもらいたいもの。
Re:Re:Re:★葦芽(あしかび)のさやぎ(04月11日)
さとみさん (2004年04月15日 00時19分)

がのさんへ
>で,「葦」って,どんな植物でしたっけ…?
流れおだやかな浅瀬に生えていて,根が浅く,
ちょっと力を入れて引っ張ると簡単に抜けてしまう・・・

もっとも,この国,トンボが交尾した形(?)からの発想で,あきづ(蜻蛉)
の国と呼んだこともあり,スイーッ,スイーッと,

----------------------------
ほんと、ためになります。がのさんの掲示板。蜻蛉って読めませんでした。漢
和辞典で調べてしまった…
でも、トンボの交尾の形はハート形、、日本の形に似てますかね?

あきづの国ですか。
はるばる遠い国から訪ねてきたマルコ=ポーロはジパングと呼んだ。

日本がジパングと呼ばれ、ヨーロパでは幻の国とされいてた16世紀に、わず
か13歳の少年達が、使節団として、スペイン王国のフェリペ王に謁見した。王は
彼等のさす刀の精巧さに感嘆したと。その後、謁見を許された少年達を見たロ
ーマ教皇が、彼等の教養の高さ、礼儀正しき姿、遥か長い旅路を支えたその情
熱に胸うたれ、ぼうぼう(変換できません)の涙を流した。当時のヨーロッパ
の人々は、少年達を通し幻の国ジパングを知った。
しかし、彼等のその後の人生はあまりにも悲しいものでした。徳川幕府の政策
の元、死刑とは。今夜の“その時歴史は動いた”の内容です。

イラクで、平和という願いを実行していた三人。
国益を優先し、今尚、彼等を救出できないこの状況。

番組を見ながら、私は思わず、送り出したにもかかわらず、統治する人物が変
わり、国の政治といううずに使節団の少年達をのみこんでいった悲しい結末
と、今の国の政策の名の元に何もできない情況を重ねてしまわずにはいられま
せんでした。
イラクの地で拉致されているみなさんの無事は願ってやみません。

私達は自分たちの国を知り、いつぞやのどこの国のことやら忘れられた国、失
われた国(ロスとワールド)などにさせぬよう、しっかりと軸をもち、浅瀬で
ひっこぬかれない、しっかりとした根っこをもたなければいけないのですよ
ね。誇りをもって。

葦。優しくそよぐ風に身をまかせるその姿は、いかにも心地良くみえる。で
も、気をつけないと、、そういえば、葦に恋してしまった燕さんもいましたね
Re:Re:Re:Re:★葦芽(あしかび)のさやぎ(04月11日)
がのさん (2004年04月15日 01時49分)

さとみさん
>でも、トンボの交尾の形はハート形、、日本の形に似てますかね?

⇒ネェ,どこが似ているんでしょうか。だれが発想したものか,そのアイディ
アに驚かされます。秋になったら,よく観察しようっと。先史時代のことです
から,きっといまのような地理感覚はなかったのでしょうね。あきづの国とい
ったり,「とよあしはら の みずほのくに」(豊葦原の瑞穂の国)という美
称もよく見られますよね。きっと,いまみたいに埋めたてはないし,河辺・海
辺にコンビナートはないし,水質汚染はないし,葦が美しく生え茂り,それが
風になびくと葉をオモテにしウラにして銀色の輝きを見せ,トンボも延びやか
に飛んで遊ぶ,よほど美しい国だったにちがいありませんね。

しかし、彼等のその後の人生はあまりにも悲しいものでした。徳川幕府の政策
の元、死刑とは。今夜の“その時歴史は動いた”の内容です。

⇒さとみさんのたくましい知識欲に感嘆させられます。いつもこの番組をご覧
になるのですか。わたしも時には見ることもあり,少し前,沖縄戦のことを紹
介したときには,もう,ほんと,滂沱の涙でした。
因みに「滂沱」は「ぼうだ」と読みます。大雨が車軸を流すようにダーッと降
るときの形容で,涙がちょちょぎれるほど流れ出るさまをいいますが,ごめ
ん,たしかにさとみさんのような若い人たちが使うことばじゃなかったです
ね。でも,「ぼうだ」でわたしのPCでは一発で出てきますけどね。試してみ
てください。

私達は自分たちの国を知り、いつぞやのどこの国のことやら忘れられた国、失
われた国(ロスとワールド)などにさせぬよう、しっかりと軸をもち、浅瀬で
ひっこぬかれない、しっかりとした根っこをもたなければいけないのですよ
ね。誇りをもって。

⇒日の丸の国,君が代の国というよりは,やはり,清く美しい「豊葦原の瑞穂
の国」を子子孫孫に伝えていきたいもの。

葦。優しくそよぐ風に身をまかせるその姿は、いかにも心地良くみえる。で
も、気をつけないと、、そういえば、葦に恋してしまった燕さんもいましたね

⇒きょう,雨の落ち始めた空をバックに,数羽のツバメが鋭角的に空間を裂く
のを見ました。ことし初めてじゃないかな。ツバメが恋をする葦って,これま
た,どんな葦なんだろう。その葦もそろそろ晩春の気に芽ぐむころでしょう
か。
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