幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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035
風のかよい路、〔がの〕さんの庭にて。
どうぞお気軽に。互いの率直な感性をそのままに交換いたしましょう。


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がのさんの掲示板 [全2358件] 161件~170件 表示 << 前の10件 | 次の10件 >>
Re:&#10022;追悼 水野忠夫先生と「エメリヤン…」(09月27日) [ 関連の日記 ] ・
バーバさん (2009年11月15日 22時36分)

今頃の書き込みですが、改めて感慨深い思いでいっぱいです。
私が開設した時の新刊テープがまさにSK20でした。
ですから非常に思いいれも深く特に『エメリアンと太鼓』は
一番好きなお話のひとつです。
私のバーバというニックネームは当時の初代ラボっ子が私につけたニッ
クネームで
アーバ・ヤガーからきています。
スミティさんが書いておられたように、私もどのお話も
どの役をどのラボっ子たちが歴代やってきたか思い出されます。
水野忠夫先生は本当にまだお亡くなりになる年齢じゃないのに
残念です…
『静かなドン』…懐かしいです。読んだ当時の事が思い出されました。
本棚のどこかにあるはずなのでまた読んでみたくなりました。
Re:Re:;追悼 水野忠夫先生と「エメリヤン…」(09月27日) [ 関連の日記 ]
がのさん (2009年09月29日 21時18分)

スミティさん

>SK20、かぶ、わらじをひろったきつね、バーバヤガー、シフカブー
ルカ、エメリヤン、おもえば全部子ども達と発表しました。
聞くといろんな子の取り組んだその時々の顔が思い起こされます。
     ----------------------------

ありがとうございます。
ラボ・ライブラリーは子どもたちに受け止められてこそ“ものがたり”
であり、
何かのメッセージとしてそのこころに届いてこその“ライブラリー”で
す。
大人が媚びたり衒ったり功利に走ったりしたら、子どもたちはすぐ見抜
きます。
口当たりのよい甘さだけでは、子どもたちの胸板にとどきません。
SKシリーズ20にこめられた、苦みも渋みもあるそれぞれの味を
歯を汚しながらぜんぶ噛みしめてもらえたこと、
それはこころを傾けて“ものがたり”をつくる側にとっては、
何にも替えがたい大きな喜びです。
子どものつくる表情なら、やさしい笑顔はもちろんのこと、
泣き顔も、哀しげな顔も、困惑げな顔も、怒りにみちた顔も、みんな好
きです。
底に健康の光があるかぎり。

ところで、あのときロシア語の「かぶ」をつくったはずですが、
このごろ取り組まれておりますでしょうかね。
それにつづいても、原音を聞いてもらいたいとして、いくつか
つくった記憶があります。アイヌのことばにふれてもらったり、
ウチナーグチ(沖縄のことば)で「キジムナー…」をつくったり。これは
ことばの本質にふれる機会になるはずで、英語の効率性のみに走らず、
ときには、子どもにそんな経験もさせてあげたいと思うのですが、
このごろはどう考えられているのでしょうかね。
Re:&#10022;追悼 水野忠夫先生と「エメリヤン…」(09月27日) [ 関連の日記 ]
スミティさん (2009年09月29日 09時21分)

エメリヤンと太鼓に取り組んだとき、制作資料集を引っ張り出して水野
忠夫先生の トルストイについての文章を参考にさせていただきまし
た。残念です。まだお若いのに。
SK20、かぶ、わらじをひろったきつね、バーバヤガー、シフカブール
カ、エメリヤン、おもえば全部子ども達と発表しました。
バーバヤガーは女の子にとって、シフカブールカは男にとって、思春期
一度は必要になるお話だと思います。
聞くといろんな子の取り組んだその時々の顔が思い起こされます。
お返事
スミティさん (2009年09月15日 11時18分)

メッセージのほうに送りました。
届いたでしょうか?
Re:Re:宇宙からの客人、“脚長おじさん”(08月26日) [ 関連の日記 ]
がのさん (2009年09月03日 22時29分)

Kさん

>長女新体操で・・・
長女は手足ばかりひょろひょろ伸びてます。ザトウムシみたいに。
こうなったら、オリンピックでも目指して欲しいものです。

     ----------------------------

➥サキちゃんは、とうとうザトウムシにされちゃったの!? 
(カフカの「変身」では、カブトムシみたいな甲虫だったけど)
マッチ棒だったり、蚊トンボだったり、アメンボだったり、
そして今度はザトウムシ。失礼ですよねェ。言っておくけど、
そこまでわたしはからかうつもりはないからね。
新体操かぁ。ザトウムシの身軽さがあれば、
うん、金メダル、いけるかも。
でも、間違ってもサキちゃんに「ザトウムシみたい」なんて言っちゃ、
ダメだよ。乙女ごころは微妙で、すぐ傷つくからね。

 >ザトウムシは、普通にいます。いつもいます。あんまりよく見ている
ので、風景と一体化して、まったく注意をはらっていませんでした。あ
りんこ並みに。

➥そうなんですか。わたしは初めて見たように思ったのですが、
不「虫」意だったでしょうかね。
ふだんからそんなにムシに関心があるわけではなく、ムシして目をそむ
けているからかな。ケコちゃんみたいにム蛾ム虫にはなれない。
ムシろ、ムシはきらいなほうだし。 …わかった!
ムシ返すようで悪いけど、かつて「虫めずる姫ぎみ」と
ケコちゃんのことを王朝風に雅びに呼んだこともあったけど、
それ、ちょっと持ち上げすぎだったかね。 却下、却下!
求めずとも自然に虫が近寄って来る人。誘蛾灯にさまざまなムシが集ま
っていくように。
ヘビやトカゲのようなものまでも。
そういう天稟を有し、そういう宿命を負った女だったというわけか、ケ
コちゃんは。
呼び名を改めましょう、「虫誘うオンナ」「虫寄するオンナ」とでも。
どうですか。
でも、イタズラのつもりなのか、それとも気まぐれか、
神さまはほんとに不思議な生き物をつくるものですね。
地上の全生物という視点からいえば、
人間というのがもっとも奇妙奇天烈な生きものだったりして。
Re:&#10022;宇宙からの客人、“脚長おじさん”(08月26日) [ 関連の日記 ]
けいこさんさん (2009年09月02日 23時28分)

私は、文学の話しではなく、虫の話しでお邪魔します。
ご無沙汰しております。
言い訳ばっかりだけど、本当に忙しく・・・
今年の夏はラボではなく、長女新体操で・・・
長女は補欠ながら、チームは関東大会を突破し、全国大会出場を決めま
した。手足ばかりひょろひょろ伸びてます。ザトウムシみたいに。
こうなったら、オリンピックでも目指して欲しいものです。
ちょうど適齢期にはシカゴか東京が開催地になりそう。
シカゴは去年の夏のステイ先です。まことに都合がよい。

ザトウムシは、普通にいます。いつもいます。
あんまりよく見ているので、風景と一体化して、まったく注意をはらっ
ていませんでした。ありんこ並みに。名前を知っているのみ。

ご存知の通り、私は虫採りが大好きです。
人生の喜びの上位から何番目ってくらい、大好きです。
虫センサー(って子ども達は呼んでます)をフルに稼動させ、目を凝ら
し、美しい甲虫たちを発見し、樹から引き剥がす楽しみは、他をもって
換えることはできません。
その喜びのさなか、ザトウムシはいっつもいます。
湿った腐葉土の上に。虫網にもよくひっかかってる。
腐葉土を飼育箱に入れるとき、必ず1、2匹入っちゃう。

なるほど、確かに面白い形。
宇宙人。ほんとですね。だけど、ものすごく身近。
そうえば、アニメの中の悪役ロボットも、この形が多い!
これから、もう少し注意を払うことにいたしましょう。
Re:Re:Re:宇宙からの客人、“脚長おじさん”(08月26日) [ 関連の日記 ]
dorothyさん (2009年08月29日 03時32分)

がのさん

そうですね。がのさんの写真とはずいぶん
かけ離れてしまいましたが、Daddy Long Legs
と聞いては、どうしても黙っておれない私が
いました。

ご迷惑とは思いますが、もう一言だけ。
(その一言が長いんだ・・・)

私は、「あしながおじさん」よりも
邦題「続あしながおじさん」”Dear Enemy”の
ほうが好きです。ジュディの親友のサリーが
主人公となり、成人が読み考えるべき問題やら
価値観が強く打ち出されています。
遺伝の問題・環境の問題、人を愛するとき
自分をごまかしてはいけないこと、などなど。

手紙で心をつづる、という手法は同じですが、
サリーの書く、複数の相手への手紙ですので
誰に書いているのかを丹念になぞらないとさっぱり
内容がつかめません。

40歳で出産がもとで亡くなったことは知って
いました。マーク・トウェインの姪であることも。
かなり強い信念の持ち主であるからこそ、
続編をかけたのだ、と思っています。一時期
”Dear Enemy”の原書と簡単に編集しなおした
ものとが書店に並んだ時期がありました。
見つけて両方手に入れましたが、そのあとは
なかなかこの原書を目にすることはありません。

なお、「あしながおじさん」の普通文体バージョンは
世界少女文学全集にあり、私は幼い頃こちらで
「あしながおじさん」を知りました。
Re:Re:宇宙からの客人、“脚長おじさん”(08月26日) [ 関連の日記 ]
がのさん (2009年08月28日 22時32分)

dorothyさん

【その2】

わたしがいまやっている社会活動、地域活動の原点はそれかも知れませ
ん。青少年指導員として青少年の健全育成にこころを砕くようになった
その原点も、ここでしょうか。むろん、彼女の高い志とはレベルがちが
いますが。

それに、「あしながおじさん」の作品舞台となっているヴァッサー女子
大学。ニューヨーク市の北120キロほどのところにある町にある東部アメ
リカ屈指の名門校。作品でもわかりますが、規律のきびしい全寮制の大
学で、山川捨松や津田梅子といった日本の女性が最初の海外留学女性と
して渡米、学位を取得したのがこの大学で、日本の女子教育の源流をつ
くったところだということ。dorothy さんもその恩恵にあずかっている
というわけですね。

 Daddy Long Legs、「ザトウムシ」の生態からはだいぶズレてしまいま
した。この奇妙奇天烈な昆虫については、虫博士のKさんが、たぶん情報
を寄せてくれるのではないか、と期待しています。
Re:Re:宇宙からの客人、“脚長おじさん”(08月26日) [ 関連の日記 ]
がのさん (2009年08月28日 22時26分)

dorothyさん

【その1】
>私は、ラボのライブラリーにこの「Daddy Long Leg
s」を加えてもらいたい、と願っています。
この本は、ティーンになるまえに読んでおくべき本、ティーンで読む
本、そして、成人のころまでに読んでおく本がうまく紹介され、中身に
織り込まれています。
     ----------------------------

 「ねえ、おじさま、わたしは人間にとっていちばん必要なことは、想
像力を持つことだと思います。想像力があれば、わたしたちは他人の立
場になって考えることができます。そうすれば自然、親切になり、思い
やりもでき、よくわかってあげられるようにもなります。その想像力
は、子どものころに育てておくべきものです」――ウェブスター『あし
ながおじさん』(恩地三保子・訳)

 ……ページ一覧の「ことばの旅路」―その《2》の〔2〕から引っ張
りました。ものがたりを通じ、子どもたちが旺盛な想像力を獲得してい
くことに手を貸そうとするテューターのあり方の大事さを再認識してい
ただこうとしてご紹介した一文です。
 が、さて、SF的生命体たる「ザトウムシ」と主人公ジュディーちゃん
のかわいい、まっすぐな生き方のどこに接点を求めたものか…。
 「あしながおじさん」をラボ・ライブラリーに。わたしもこの作品が
とても好きで、制作局長をしていた時代、かつてわたしもそう考え、私
的にリライトに挑戦したこともありました。しかし、書簡体の文体で主
として内面世界をたんねんに描く知的な作品で、イメージのはっきりと
した、動きで表現する劇活動に仕立てるのはなかなか困難、わたしの手
にあまると自覚し、途中で投げ出した記憶があります。
 でも、それを機会にウェブスターについてのいろいろなことを知るこ
とができました。文豪マーク・トウェーンの姪ということで、ものがた
りを書くよう宿命づけられていたかも知れませんが、それ以上に感銘さ
せられたのは、その生きざま。心底、まいります。40歳のときに最初の
子どもをさずかった幸せもつかの間、出産のあとすぐに亡くなります
ね。その間、彼女が骨身を削ってかかわったことは、孤児院や少年院、
貧民救済施設に通いづめ、貧困児童や少年犯罪の問題、刑務所での受刑
者の待遇改善などに身を捧げた奉仕活動。
【つづく】
Re:&#10022;宇宙からの客人、“脚長おじさん”(08月26日) [ 関連の日記 ]
dorothyさん (2009年08月28日 07時53分)

現在、「あしながおじさん」の題名で知られる
書名、以前(かなり昔)は「カトンボスミス」
という題名で邦訳されていたことがあるようです。

私は、ラボのライブラリーにこの
「Daddy Long Legs」を
加えてもらいたい、と願っています。

この本は、ティーンになるまえに読んでおくべき本、
ティーンで読む本、そして、成人のころまでに
読んでおく本がうまく紹介され、中身に織り込まれて
います。

たとえば、ジョン・グリア院では本をほとんど読むことも
できなかった主人公のジュディ(本名ジルーシャ)は
大学入学まもないころ、「モーリス・メーテリンク」
という作家を知らなくて恥ずかしかった、だから、
夜は児童小説を読みふける、というシーン、あるいは
ディケンズの「デビッド・コッパーフィールド」に出てくる
ユリア・ヒープ」という登場人物を紹介して、
ちょっとした会話にこういう物語の登場人物が
出てきたときに理解できないと、知的な会話に
入れない、ということをさりげなく伝えたり、
シェークスピア劇場でのお芝居を感激する、
などなど。

写真をみて、作者のジーン・ウェブスターが
ジュディの後見人の姿を挿絵で描いてある、
あれとそっくり、だから、書名が
「DADDY LONG LEGS」に
なったのだな、と感動を新たにしました。

ありがとうございました。
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