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生きているということ 12月24日 ()
久しぶりに日記を書けます。
実は、今週の月曜の朝から父が意識不明になりずっと病院に詰めていました。
その日は、足の壊死が進んでいるので、このままにしておくと体中に菌が回ってどうしようもなくなるというので、父はかなり嫌がっていましたが、外科病棟から整形外科に移って火曜日に手術して足を切断するということになっていました。
若い頃はテニスの国体選手で、毎年どこかの大会に参加していましたし、週末は決まってテニスかゴルフという人でした。だから足を切るということが父にとってはどうしても絶えられない思いがきっとあったんだと思います。

心臓や腎臓が悪く、去年から透析を始め、心臓弁膜症の手術をし、大動脈瘤の手術をしていた父は、10月末に小腸に穴が空き緊急手術をしていました。その後も経過が悪く、中々回復しないのでかなり不安に思っていたのですが、こういった形で突然意識不明になるとは考えもしなかったので、ショックでした。
かなり体力も落ちていた父は、意識不明のまま小康状態が続き、脳波を調べても回復することは考えられないと、担当医から話を聞き、このまま自然に死を待つしかない悲しさで胸が押しつぶされそうでした。
でも、もう今までのように、痛い思いも辛い透析もしなくてすむ、これで楽になるんだ。もう苦しまなくていいからねと語りかけながら涙が止まりませんでした。
そして、担当医からここでは、思ったように家族の方が会えないので、個室を探しますと言われ、家族控え室で部屋が空くのを待ちましたが、看護婦さんから「すみません、どうしても個室が取れませんでした」の言葉に妹と一緒に涙が溢れてどうしようもありませんでした。その姿にその看護婦さんが、
「あんまりです。どうにかしてあげてください」と話をしてくれたみたいで、しばらくして部屋が取れましたとの連絡。これで最後の時間を家族で一緒に過ごせる。最後に父に会いたい人も自由に会えるとホッとしました。
個室に移動し、脳波を取った後のノリが頭にかさかさと残っていたので、熱いタオルで綺麗にしてあげようと拭いてあげていたら、父の目がかっと開きみんなびっくり!でもきっと気持ちいいんだよと言われ、そのまま綺麗に吹き上げてあげました。その後も、母の言葉に反応したりうなづいたりするので、
そのたびに反応するよね。すごいね。なんだか分かっているみたいだねと話していましたが、意識が戻っているとは誰も気付かずに時間が過ぎていきました。その間も、手をつかんだりするようになりましたが、先生は意識がない状態でもそういうことはある。分かってやっているんじゃないと話されるので、一体どのくらいの時間が残っているのか不安な気持ちで時を過ごしていました。
その間も、父に関わってくれたたくさんの先生方や親戚などが病室を訪れて、声を掛けてくれ、母もそのたびに感謝で頭を下げていました。
そのうち段々と母の問いかけにうなづくと言うのが確実にするようになって、顔を見ると何かを話したそうにしているので、呼吸器を外して最後に言いたいことを言わせてあげたいと言う思いで、先生に聞きに行ったら、すぐ来てくださって眼球の反応を見、手を握らせると左右とも握り返したので、先生の方がびっくりして、こんなことがあるのかと他の先生を呼び、確認。
兄を呼び、家族を集めて、意識が戻っているのであれば、治療に向けて透析を始めましょうと話をされました。今までは意識が戻らないということで、透析も止め、呼吸器をつけ、血圧を上げる薬を入れながら、自然死を待つ状態だった。もしもこの状態で透析を始めれば、血圧が下がり死期が早まると言う不安もあったのだけど、このまま何もせずに死を待つのか、透析を始めるのかとの決断を迫られ、父の命は父のもの、本人の意思を尊重すると言うので、父に聞いてみると、透析をするとうなづいてくれた。そこでまた集中治療室に移動し、24時間透析をすることになった。
かなり不安があったのだけれど、なんとか透析を開始し、今は落ち着いた状態で治療を受けている。
父の生命力のすごさに、担当された先生方も驚きを隠せない。自分たちの見立てが間違っていました。脳のことは、未だに未知の部分が多いけれど、本当にビックリしています。と話された。
途中父の苦しそうな姿をこれ以上見ていたくないと、無理に呼吸器をつけ、血圧を上げる薬を使わなくてもいい。早く楽にしてあげて欲しいとお願いしたこともある。それでも、担当の先生は、その時その時一番いいと思う方法を私たちに提示して真摯に話をしてくださり、本当に有難かった。
もしもあの時諦めていたら、父は生きていなかった。
本当に父はすごい人だなあと改めて思う。この数日の間、こういう究極の時間を過ごしていると、人の本当の姿が見えてくる。同じ兄弟でも一人一人関わり方が違う。こんな風に感じているのか、こんな風に思ってもらっていたのかと、父の存在の大きさを感じた。
一度は諦めた命だったけれど、もう少し父と過ごせる時間ができたことに感謝し、あと残された時間を大切に過ごしていきたいと思う。

こんな個人的なことを長々と書いてしまいましたが、

ただ生きているということが当たり前で、色んなことに不平不満を言ったりするけれど、生きているということの大切さ、有難さを痛切に感じた時間でした。

今日はクリスマスイブ。家族と一緒に過ごせる大切な時間を大事に大事にしたいですね。この数日家のことは、義母に任せっぱなしだったので、久しぶりに料理をしました。やっぱり家族みんなで食べる食事は良いものですね。
当たり前だと思っていることが、本当はものすごく有難いことなんだとつくづく思います。
皆さんも、一つ一つの大切な時間を大事に過ごしてくださいね。

Merry Christmas!!
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Re:生きているということ(12月24日) >>返事を書く
ぼっくりさん (2005年12月24日 23時24分)

日記に書いてくださり、ありがとうございました。
私も、今日この日記を拝読する機会があった事、とても感謝です。
お父様ともう一度お話できるのですね。素晴らしいです。私も胸がいっ
ぱいです。
Re:Re:生きているということ(12月24日) >>返事を書く
トミーさん (2005年12月25日 00時22分)

ぼっくりさん
>日記に書いてくださり、ありがとうございました。
私も、今日この日記を拝読する機会があった事、とても感謝です。
お父様ともう一度お話できるのですね。素晴らしいです。私も胸がいっ
ぱいです。
→そうもう1度話ができること、一緒にいられることが何より嬉しい!
どうしようかと思いましたが、そんな風に感じてもらえたんですね。
あんまり個人的なことってどうかな?と思いましたが、一人しかいない父や母
のこと大切にしなくてはと思います。
元気な時は、どうしても自分のこと優先になってしまいますから・・・
Re:生きているということ(12月24日) >>返事を書く
hitさん (2005年12月25日 23時25分)

お父さんの事、なんと言っていいかわからないけれど、感激しました。
人の命のこと、肉親への思い。
暗いけれどあったかい、考える事の多いクリスマスになります。
ありがとうございます。
Re:Re:生きているということ(12月24日) >>返事を書く
トミーさん (2005年12月26日 22時41分)

hitさんへ
今回のことで、色んなことが見えてきて考えさせられました。
こういう究極の時間を過ごすと、人がどう生きてきたかというのが見えてきま
す。そういう時に、いい人生だったんだなあと思えるように生きていきたいな
あとしみじみ感じています。
こんな風に離れていても、気持ちを寄せてくださることが嬉しいです。
有難うございます。
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