幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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 Wonderland 2005・3月号
 Wonderland 4/5月号
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・ はじめまして!ラボ・テューターまじょまじょ間瀬 自己紹介のページです。
 【私がラボを選んだわけ】
 【年間活動予定】
 【ご入会なさるには】
 【なぜ英会話でなく、「テーマ活動」をするの?】
 お父さんから見たラボパーティ
 お父さんのラボ・キャンプ・レポート
 【英語は何歳から始めればいいの?】
 【テーマ活動】って何?
 ラボっ子の実力
 すばらしいこどもたち
 ずっと夢をあきらめない~ラボっ子の未来~OBの今
 継続は力なり~何年ラボを続けていますか?
 社会が抱える現在の教育課題に向かって,ラボ・パーティはテーマ活動を提案します
 ラボ国際交流について
在籍表彰3
まじょまじょの日記
まじょまじょの日記 [全55件] 21件~30件 表示 << 前の10件 | 次の10件 >>
‘05東京支部テーマ活動発表会に出演したよ! 8 05月11日 (水)
5月8日(日)東京都立川市の「アミューたちかわ・大ホール」の素晴らしいステージで、間瀬パーティは「ふしぎの国のアリス・ハートの女王」を元気よく発表してきました。舞台間口は18メートル!!すっご~い広いステージ!客席数約1500名。午後はほぼ満席。山梨から、応援団のご家族も含めて総勢70名一行は朝6:30に(大型バスに乗り込めない家族は乗用車で)出発~!
今年度の支部テーマ活動発表会の構成は以下の通りです。
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Tokyo-2005 Labo Theme Activity Festival
午前の部10:30~12:45
~ナーサリーライムひろばPart 1 (西東京・多摩地区幼児・小学生低学年出演)
①『不死身の九人きょうだい』・・・大田パーティ
②『ふしぎの国のアリス~ハートの女王』・・・亀山パーティ
③『お化けのQ太郎~スマートになろう』・・・高橋(義)パーティ

午後の部 13:45~15:50
~ナーサリーライムひろばPart 2(東東京・南東京・西武・山梨・中信・茨城地区幼児・小低出演)
④『十五少年漂流記~さらば、ぼくたちの島』(素語り)・・・高橋(能)パーティ
⑤『ふしぎの国のアリス~ハートの女王』・・・間瀬パーティ
⑥『長ぐつをはいたネコ』・・・渡辺(尚)パーティ

東京支部発表会に出演するためは4月2週目に開催されるオーディションを突破しなければならず結構、体力・神経使います。エントリーするパーティ数は毎年違いますが、今年は15パーティがエントリー、6パーティが合格して支部大会に臨みました。
 山梨から東京まで、オーディションと本番の2回、ラボっこ全員と保護者の皆様を動員するのは大変です。往復5時間の行程は発表会開催時間よりも長いし、1才から出演するので、どれだけ体力が持つか・・心配事は多々ありましたが、さすがにこども達の力ってすごいな~と改めて感じました。
 私たちの発表は午後だったんですが、午前中からしっかり見ていたので、「あの大きなステージを見たらさすがに緊張するだろう」と思いきや、「早く、早く発表したい!」と、もう待ちきれない様子。

「ラボっこは本番に強い」「発表が一番よくできた」と、どこでもよく聞きますが、それはきっと、ラボっこ自身が発表に向けて自分を高めていくからだろうな、と、今回あらためて感じました。子どもが幼ければ幼いほどその傾向は顕著に現れるように思いました。
「もう、待ちきれない!早く、早く~!」って思いながら自分の気持ちを自然に盛り上げていく、そういう心の動きを、これからもラボっ子はたくさん経験していくと思うと、こちらまでわくわくしてしまいますね。頼もしい限りです。
 間瀬パーティの今回の出演メンバーは、(結局小さい子の多くは出演を断念しましたが)平均年齢は7・8歳!アリス役は、小2と小4、2名の合計3名。女王様は、中2と5才が2名、王様は19歳!ナレーションは、年中さんから担当しました。ラボ歴も数ヶ月から16年まで様々でしたが、1歳から幼児・小学生低学年がごちゃごちゃしながらも伸びやかに表現できたのはよかったかな~と思いました。
素晴らしい場面構成も凝った表現も全くありませんが、異年齢の仲間が「物語の中で十分に遊ぶ」こと、一人一人のこどもたちが自分なりの表現ができること、そして美しい音声表現、ちゃんと伝わる英語を心がけました。

大きなステージは大きな成長の場です。こどもたちに素晴らしいチャンスを与えてくださったことに深く感謝します。
1000人を越えるお客様からの暖かい拍手が心にしみました。

連休返上でパーティに送り迎えをしてくださったご父母の皆様へ:
そうでなくてもあわただしい時期に東京までの大移動(しかも2回も!)、バスの手配、名簿作り他、ご父母の皆様のご理解とご協力がなければできないことばかりでした。ここに改めてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
>>感想を掲示板へ
ラボ・パーティ 「人間の心の表現としての英語」教育の実践~もっと、もっと「テーマ活動」! 8 05月04日 (水)
「なぜラボでは英会話ではなくて、テーマ活動をするのか」を、ご父母の皆様に直接語って欲しい、との依頼を昨年秋にいただき、
他地区でラボを語るその責任の重さを痛感しつつ、先日、生まれて初めて秋田を訪問させていただきました。

秋田地区合宿と同時開催の「父母ひろば」、私の持ち時間は2時間。
遠くからお集まりいただいたご父母の皆様に限られた時間の中で、
「何故、テーマ活動なのか」を改めてご理解いただき、
「ラボに出会えてよかった!」「もっとラボを続けたい!」って思っていただけるように、さらに、「こどもたちのラボ活動を通じて自分自身(親)ができることは何か」を共に考えていく場にしていこうとポイントを絞り込み、
前半は、体と頭を使うワークションプを、後半は、「テーマ活動の実践を通じてこどもたちがどう成長していくのか」、「果たして『英語力』はどのくらい養われているのか」を具体的な資料とビデオを使ってお話させていただきました。

人前で話をするというのは大変なことです。わかりやすく、しかし説得力をもった内容にしていくためには必然的に自分自身のラボへの想い、ラボ教育活動の中で私が目指してきたもの、そして20年以上も「テーマ活動」を実践し今日に至る教育効果、もっと絞り込んで外国語習得としての「テーマ活動」の有効性を実例を交えて言葉できちん表わしていかなければならず、私自身がまずラボとしっかり向き合うとても良い機会を与えていただいたように思いました。(秋田地区のテューターの皆様、いろいろとご配慮いただきありがとうございました)

 秋田から戻ったその週末には「アースデーコンサート」にラボっこ家族20名と出かけました。武道館超満員の中で世界のアーチストと共に『ひとつしかない地球』を歌う宮沢和史さんを目の前にして、39年もの長きにわたって継承されてきたラボ教育活動の歴史を実感し、このように世界に出て活躍できる人間を育ててきた教育活動をもっと社会に向かって発信していかなければ、との思いを強くしました。
(※今年のア-スデーコンサートのテーマ曲になった『ひとつしかない地球』は、山梨県甲府市で4才から高校までラボ活動を続けてきたTHE BOOMの宮沢和史氏が昨年、ラボのこども達のために書き下ろしてくれた作品です)

 宮沢和史さんは中2の時にラボ国際交流に参加し、カリフォルア州にホームステイしている時に初めて歌を作り、異文化体験の中から「いつか世界中の人々が一緒に口ずさめるような歌を作りたい」との夢をもったそうです。
 中学生の時に抱いた夢の実現に向かってしっかりと歩んでいる宮沢和史さんを武道館で拝見できとても誇りに思うと同時にラボで育った多くのこども達もまた、夢をあきらめずに実現に向かって誠実に歩んでいることを重ね合わせて、感動で胸がいっぱいになりました。
 
 コンサート終了後、大急ぎで帰りの特急に乗り込んでつくづく思ったのは、、、
「未来は、どこか素敵なところにあるのではなく、自分の中にあるのだ」、ということです。
ラボでは、自分自身の可能性を信じる力、夢を実現する力、世界の人々と堂々とコミュニケートしていける力を育てているんだ、と再確認しました。
一般的にいう「英語力」は、このコミュニケーション力の一つであってrepeat after meでは決して身につかないこと、カードで単語をたくさん覚えさせたり、表面的な英会話を知識として教え込むのような教育はラボではしていないことをもっときちんと伝えるべきだと思いました。点数では到底はかれない、豊かなイメージをともなった人間の言葉としての語学習得は地道な努力の積み重ねがあってこそ!
「打ち出の小槌」なんてどこにもないことを思いました。

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(連休を利用して、HPを習い事ネットに登録しましたので、ラボの説明を少しします)

 ラボパーティは、1966年(東京オリンピックの翌々年)に「こどもの英語教室 ラボパーティ」としてスタートしました。「5歳から英語を始めましょう」という呼びかけに、5歳ではまだ早いと批判もあった時代です。それに対してラボ・パーティでは、英語を「ことば」として、人間の心の「表現」としてとらえよう。母語である日本語と同じように、またはそれに近い形で、英語を習得できる道筋があるはずだと考え、英語教育を知識の習得としてではなく、人間のこころの表現としての英語という新しい視点のもとに、こどもたちとの取り組みが始まりました。

 現在ラボ・パーティは全国3000ヵ所、6万人の会員をもつ外国語教育と国際交流の青少年教育団体として活動を活発に展開しています。活動域は当然のことながら一つの教室で収まるわけもなく、地域から全国、海を越えた外国に広がっていきます。ラボにおける言語習得の基本は前述の通り「言葉は人間の心の表現」であると捉え、人間の本質にせまる総合教育を実践しています。したがって一般的な「英語教室」「英会話教室」のカテゴリーにはとても収まりきれないために、かえって英語教育そのものを語ることを難しくしてきたように思います。

 『私たちが目指しているものは、やはりあくまでも言語習得、もっとはっきり言えば英語習得なのです。第二言語を本当にこどもたちのものにしてあげたいのです。ただ、それを従来からのやり方のように人間不在のところでやるのではなく、血の通った人間的なふれあいのある関係の中で、こども達の人間としての成長を助けながら、その中から『人間のことばとしての英語』を身につけさせたいと考えているわけです。』と1971年に先輩テューターが中央セミナー報告に書いておられることを、「ラボ・パーティ教育活動方針」で知りました。
以後30余年の教育実践と事例の蓄積の豊かな延長線上に今、私たちは立ち、確かな手ごたえをもって社会に存在していられることに深く感謝します。

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 私は、ラボテューターを長く続けてきたことで、95年から生涯学習指導員としてラボ以外のこどもたちにも英語を教える機会が増えました。良いところはどんどん学ばせてもらおうと、様々な英会話教室の先生とこれまた様々な英語教授法を実践してきました。英語だけで外国人講師とPair Teachingをすることもあります。でも外でそれらをすればするほど、「やっぱりラボのテーマ活動がいいなぁ」との思いが強くなるのです。
 ラボが35年も前にやめたGDM(Graded Direct Method:”This is my nose.”といって自分の鼻を指したり、部屋を歩きながら”I am walking”というような直接教授法)が、現在でも幅広く使われていて、こどもたちが楽しそうにそれをやっていると思い込んでいる指導者がとても多いことにも驚かされますが、物語を通じたラボの『テーマ活動を』をラボ以外のこどもたちに導入すると、こども達は劇的にその表情を豊かにしていくことも私にとって新鮮な驚きでした。
その手ごたえは、必然的にラボの『テーマ活動』を社会に向かって語っていくことに自信をあたえてくれました。

 昨年は小学校英語でもテーマ活動を導入しました。小学校英語研究指定校の教員研修を対応させていただいた時も「テーマ活動」を先生方に体験していただきました。小学校で英語を導入する時に是非心に留めて欲しかったのは、教師が「ことばを教えようとすればするほど、子どもは自分で学ぶ事をしなくなっていく」ということです。そのことを意識した上で小学校英語を展開してくださればいいなぁと祈るような思いでした。
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 「こどもたちがことばを身につけていく過程では、世界のあらゆることに興味を持ち、育っていこう、伸びていこうとする主体性がとても大切です。そしてこどもと向き合う大人にとって必要なのは、子ども一人ひとりの気持ちをどのように大事にし、どれだけ自己表現する場を用意できるか、ということです。
私たちはそのために母語と外国語の音声による物語(ラボライブラリー)を中心に、異年齢の仲間、コミュニケイションする場等々の環境を豊かにし、テーマ活動を進めています。」(2005ラボパーティ教育方針より)
 そう、もっともっとテーマ活動を自信をもって実践したい!と、今週末に迫った東京支テーマ活動発表会出演を目前に心を新たにします。
 
 いつか、「ラボ・パーティ」を「英語教室のような・・」と長々説明しなくてもいいように、「テーマ活動」を「英語劇のような・・・」と言い換えなくてもいいようなプランドにしたいです。
そうしたらラボを語るのも、ご理解いただけるのも、こんなに苦労しなくてもすむでしょうね。

長い日記になりました。最後までお付き合いくださりありがとうございました。
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ラボ教育活動を広く社会に!~この度、文科省の推進事業を実施することになりました! 15 [ テーマ ] 04月08日 (金)
 文部科学省が平成16年度から緊急3ヵ年計画で進める「地域教育力再生プラン」の一環として、地域に根ざした多様な体験活動や交流活動等の活動を充実させ地域教育力の再生を図るために地域の大人たちの力を結集し、安全・安心なこどもの居場所(活動拠点)を設け、地域の大人が指導者となり放課後や週末における様々な体験活動・地域に根ざした多様な活動の機会等を国が支援する『地域こども教室推進事業』が全国47都道府県10政令都市で開催されています。
 事業説明会では文科省地域教育力再生事業推進室長から直接事業内容を伺うことができました。そこで感じたことは、「あ~これはラボがすでに40年もやってきたことと同じだ」「ラボはまさに子どもの居場所だ」ということです。1月の総会で、筑波大の門脇厚司先生がおっしゃっておられた文科省が省運をかけて取り組んでいる事業はこのことだったんだ、そういえば、『是非ラボさんを推薦したい』とおっしゃっていたな~と、思い出し背中を押された気分でした。
 すぐに、山梨の地区研究会でこの事業の趣旨を説明し、皆で協力してなんとか開催できるように動き始めました。
 まず、「(財)ラボ国際交流センター山梨子どもひろば実行委員会」という特別実行委員会を立ち上げました。そして山梨県内5市6会場で同時に『地域子ども教室~小学生英語活動ラボ』を開催するプランを立てました。その教室に連動して申請する事ができる『週末チャレンジ教室』も年4回実施できるようにプランニングし、事業計画書と「こどもの居場所づくり」活動申請書を県教育庁を通じて文部科学省に申請をしました。
 具体的な活動内容としては、平成19年度から全面導入が始まるかもしれない小学校英語活動に先立ち、地域でこどもの心とことばを育てられる環境作りのお手伝いができるような活動申請をしました。ラボがこれまで続けてきた縦長活動や、「ことばを育てることは、こころを育てること」の志を大切に、単なる英会話教室ではない、人間のことばとして血の通ったあたたかい日本語や英語を身につけていけるように、まず自信をもって自己を開放できる居場所をつくっていくこととしました。
 そして先週、予算・事業内容の審査が終わり、文科省から県教育庁(地域教育力推進運営協議会)を通じて許可が下りました。申請していた全ての活動が認められ、この春からすぐに開催できるようになりました!!
お知らせチラシには全て『文部科学省地域子ども教室推進事業~子どもの居場所づくりキャンペーン』の一行が入り、県内の全小学校から配布持ち帰りできます。各地域の学校の協力・市教育委員会・公民館・児童館の協力も要請していきます。
「週末チャレンジ教室」については従来の地区のイベントを組み込み、多くの参加者に呼びかけられる活動にしていこうと計画しています。

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 地域に「子どもの居場所」をつくることが求められています。
ラボはすでに40年も前から「子どもの居場所」づくりをしてきました。
これまでの長い歴史ある活動の実績を私たちは自信を持って堂々と社会に発信し、こどもたちが安心して活動でき、自己をのびのびと表現できる居場所にしていこうと思っています。
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「英語が使える日本人」の育成のためのフォーラム2005 7 04月06日 (水)
文部科学省が平成15年3月に策定した「『英語が使える日本人』の育成のための行動計画」の取組み状況の報告とともに、英語教育関係者が一堂に集い、日本におけるさらなる英語教育の改善のための具体的な取組みについて意見交換を行う【「英語が使える日本人」の育成のためのフォーラム2005-変化する英語教育(教室英語から世界で使える英語へ)―】(東京ビックサイト)に参加してきましたので、できる限りご報告したいと思います。

 フォーラムのオープニングは、英語教育優良教育委員会・学校文部科学大臣表彰があり、その後、明石康氏(元国連事務次長)による「英語でも考えられる日本人」の基調講演がありました。
テレビでしか拝見したことのなかった明石氏を目の前に、どんなお人柄の方だろう、どんなスピーチをされるんだろう、とやや興奮気味にお話を伺いました。
文部科学省英語フォーラム

 以下抜粋です。(自分で書いたメモがグチャグチャで読み取るのに苦労しましたぁ~)
「未来を生きるこどもたちを育てる立場にある皆さんに是非お願いしたいのは、こどもたちが日本語の豊かさ、日本文化の奥深さを誇りに思って世界に発信できるような教育環境を是非、整えていただきたい、ということです。国際社会の中で生きるためにはまずアイデンティティの確立が必至です。自分は誰でどこから来たのか、またどこに向かっているのかはっきりと認識する必要があります。言語教育は、深い洞察力と想像力、多様な価値観を許容できる柔軟性、相手を尊重する態度の育成、人間性豊かな教育がまず根底にあってその上で成り立つ事です。自分を表現する、また相手とのコミュニケーションをよりよくするために国際語としての英語の重要性は今後ますます増大していきますが、世界で話されている英語は何もアメリカ人やイギリス人が話すことばだけではありません。アジアの英語、ヨーロッパの英語、日本人の英語、どれもきちんと尊重されています。重要なのは、英語で何を話すのか、その中身なのです。英語であれ日本語であれ堂々と自分の意見を表明できる国際人になってほしいと思います。私は秋田の田舎の出身ですが、憧れとの出会いがあり世界に目を向けられるようになりました。そういう教育を受けることができたことにとても感謝しています。どうか、大人の皆さんが、こどもたちの憧のモデルになってください。そして一人でも多くのこどもたちができるだけ早い段階で憧れに出会い、その憧れに少しでも近づけるように努力し、自分の力を自分で伸ばしていこうと意欲的に自分の人生を歩んで欲しいと願っています」
ごく一部しかおつたえできませんが、地方に住むものにとってとても大きな励ましになりましたし、同時に人間の総合教育として英語教育を実践しているラボ活動の方向性が間違っていないな、と再認識できる感動的な基調講演でした。
 興奮さめやらぬうちに、その後すぐに文科省より「『英語が使える日本人』の育成のための行動計画」進捗状況の報告があり、そのうちの一つの施策、SEL-Hi(スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール/全国各都道府県におおむね一高校が指定されています)のなかから選ばれた滋賀県立米原高校(第1期指定校)の模擬授業が始まりました。
SELHi2

40人一クラス全員が参加しての公開授業は圧巻でした!テーマは「50年後の日本の未来」です。気候・人口・食物・交通・教育など、10項目をそれぞれのグループがリサーチし、パワーポイントを使って1分~2分のプレゼンテーションをします。
SELHi

そのプレゼンに対してクラスメイトが自分の意見を述べる、というディスカッション形式の授業でした。(すべて英語)
 後で伺ったところ、特に英語課として入学を希望した生徒たちではなく、入学時は単語しか並べられない普通の県立高校の生徒だったそうで、「2年で、ここまでできるのか」、という素晴らしいモデル授業でした。何より高校生の堂々とした態度、輝く笑顔.、相手の言うことを尊重しながら、きちんと自分の意見を英語で表明できる力は素晴らしいと思いました。
 プレゼンの最後の項目が「education」でした。50年後の教育について意見を出し合い、最後のまとめとして担当教官が、「このビックサイトのステージで君たちが代表生徒として立てたことを誇りにし、50年後の未来に、自分達がどのように学んできたのかを自信をもって語って欲しい」と、英語でおっしゃいました。その時の生徒達の嬉しそうな笑顔に涙がこぼれました。
 ここまでの道はそんなに簡単ではなかったと思います。ですが、先生と生徒のたゆまぬ努力と信頼感、そして「こうなりたい」という憧れがあったからこそ短い期間であっても素晴らしい成果を挙げられたのだと思いました。 
 
 午後は分科会です。
いくつかのセッションの中から選択します。パネリストは英語教育に造詣の深い先生方でした。出版された本でお名前を存じている方々ばかりでしたから、実際にご本人からセッションを受けることができてとても良い研修になりました。
 私が選んだセッションⅠは、「アジア諸国における英語教育の現状と課題 -求められる英語力とその向上-」本名信行氏(青山学院大学教授)がコーディネーター、パネリストが吉田 研作氏(上智大学教授)他、セッションⅡー①「総合的な学習の時間における小学校英語活動を充実させるには」、セッションⅡ-②の「英語力の到達目標の設定が英語教育に与える影響-欧州などの事例を踏まえて-」コーディネーターは吉島茂氏(聖徳大学教授)パネリストは、金森強氏(英語力幻想の著者/愛媛大学教授)他でした。

文部科学省英語フォーラム2フィンランドの英語教育事情を報告する金森氏


ヨーロッパの英語教育の中で、「ポートフォリオ」のことが報告されていました。これは言語パスポートのようなもので、こどもがどのような英語教育を受けてきたのか、先生が替わっても適切な教育を施せるように、また英語で何を知っていて何ができるのかをこども自身が確認できる方法として国が作っているものだそうです。What I Know and I can do in Languages!いいなあ~と思いました。誰かに評価されるのではなく、自分自身でどこまでその言語を使えるようになったかをひとつひとつ自分で確認し、「こんなにできるようになったよ!」って、母語以外の言葉で話すことの自信をつけさせることができるなぁと思いました。もしかしたら数年後に日本でも取り入れられることになるかもしれませんね。
 ラボのこども達も、かなり高いコミュニケーション能力がありながら「英語を使える」ことの自覚がない子が多いので、もっともっと自信をつけさせてあげたいな、と思いました。
******************
このフォーラムは、今年で3回目。私はギリギリ申込で初めて参加しましたが、来年も3月末に開催されるそうですので、ご興味のある方は来年是非! 
今年のフォーラムの案内は、http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/02/05021002/001.htm
参加費はすべて無料。セッションひとつひとつが素晴らしいのですが、同時進行で行われるので全部参加できません。何人かで参加するとお互いにシェアできていいな、と思いました。
 午後のプログラムはパネリストのプレゼンが終わるとすぐに意見交換も活発に行われますので、現在の日本の英語教育がどこに向かっているのか、また、ラボとして自分ができることは何か非常にクリアーになりました。来年、多くのラボ関係者がこのフォーラムに参加されることを願っています。
>>感想を掲示板へ
Good Friday! ~やっぱり食べてみたいHot Cross Buns!!画像追加 14 03月25日 (金)
英語を学ぶ者にとってどうしてもぶつかる壁は「ナーサリーライム」(マザーグース)と「シェークスピア」、そして「聖書」だなぁと日々実感します。
 ラボでは幼いときからナーサリーライムに親しみながら英語の根っこづくりをしています。難解なナーサリーライムも英語圏のこどもたちがそうであるように、難しい理屈なしにリズムとイントネーション・ことばあそびを体全体で楽しむことができるようになります。さらに小学校高学年あたりから英語と日本語のバイリンガルでシェークスピアにも出会います。では、人類史上最大のベストセラーといわれている聖書はどうでしょう? 
 人々の精神に深い影響を与え、欧米文化の基礎となっているこの難しげな本は、キリスト教圏を理解する上で欠かせない書物です。欧米の絵画・音楽・文学や映画をより深く味わうにも非常に役立つはずです。
 とはいえクリスチャンでもない私にとって、聖書はいかにも分厚くて難解で、何年たってもとても読破できそうもありません。ゼミでは原書で聖書を読むことをやっていましたが、「美しい英語だなー」「簡潔だな~」と思いながら途方にくれた記憶のほうが鮮明で肝心の内容についてはすっかり忘却の彼方だし、今頃になってあの時もっと勉強しておけばよかったな~と思う次第です。

 「ことば」はその国や圏の文化と一体になって発展していますので、ことばだけを切り離すことはできません。私たちが英語を学ぶということは、その言葉を話す国の文化までまるごと学ぶということになるのです。英語は聖書に由来する単語やフレーズが数多いので、英語を学ぶ上で、どうしてもキリスト教の基礎的理解が不可欠になってくるのです。違う宗教だから・・なんて拒否している場合ではないのですよね!
 
 身近な言葉では、例えばだれでも気軽に使っている、ほとんど日本語化している”Good-bye!”は、God be with you(ye)”の省略形だったんですね。GoodはGodをさし、-byeの”b"はbeのこと、yeはyouをさします。お別れの時にいう言葉は、相手に対して「神と共にありますように」「神のご加護を」という願いがこめられた言葉なのだ、とわかって使うのと、単純に「さよなら」ってことだから、で使うのではことばの深みが全く違いますね。
 ラボではここのところをとても大切にしているのがポイントです。ことばの意味を理解するためには必然的に体験活動も多くなります。英語を話す国の文化を理解するためのひとつの方法として、英語圏の人々の生活に深く根づいている主だった習慣を体験できる機会を大切にしています。その体験を通じて世界には違う文化を持つたくさんの人々が生きている事、それぞれに家族があり、長い歴史があることを少しでも学んでいってほしいな~と思いつつプログラミングしていきます。
 新しいもの、自分とは違う価値観、文化、宗教、生活習慣の違い、それらを受け入れられる柔軟性は国際社会を生きるうえでとても大切だと考えます。
謙虚であること、しっかりとした知識を持ち、勇気をもって行動できること、一人一人がそういう国際人に育っていったなら世界がもっともっと平和になっていくのだろうなと思います。

 さて英語圏で最も大きなイベントのひとつイースター(復活祭)が近づいています。イースターは、イエスの復活を祝う1週間ほどのお祭りかと思っていましたら、なんと実は、イースター前の40日間とイースター以後の50日間、合わせて90日間がそれにあたるのだということがわかり驚きました。クリスマスと比べて、イースター期間の重要性が分かろうというものですね。
 イースター関連カレンダーを左のページ一覧にまとめてみました。ご参考まで!

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 そう、今日はGood Friday!
Good Friday is the Friday before Easter Sunday. On this day, Christians remember the day when Jesus was crucified on a cross. The name may be derived from 'God's Friday' in the same way that good-bye is derived from 'God be with ye'.

何故、Jesusが亡くなった日なのに'Good'というのか、と気になっていたけど、なるほど~、なるほど。Good bye と同じで、Godからきていたことばで、'God's Friday'(神の金曜日)だったんだぁ!
あ~すっきりした!
そして今日はHot Cross Bun を食べる日です。
Hot cross buns baked on Good Friday were supposed to have magical powers. It is said that you could keep a hot cross bun which had been made on Good Friday for at least a year and it wouldn't go mouldy.
お~~~、Good Fridayに焼いたHot Cross Bunsはマジカルパワーがあって、少なくとも一年はカビないなんて!実にすごいパワーだ。コレを食べれば一年健康で(カビずに腐らずに)過ごせるということですね~。

いつもパーティで歌っている♪Hot Cross Buns♪を今年はとうとう自分達で作って味わってみようと、イースターサンデーOn Timeに計画しました。(2005)
 甲府盆地が見下ろせる小高い丘に立つ「フルーツ公園」の中にある「くだもの工房」でどんなHot Cross Bunsが生まれるか楽しみです。
願わくばパンづくりの指導をして下さる先生の想像を絶するような事体が勃発しませんように!、と祈りつつ春の一日、「おなかの中から異文化体験」楽しみたいと思います。

参考資料:Special Days in Britain
http://www.woodlands-junior.kent.sch.uk/customs/holidays.html

キリスト教関係の資料
CATHOLIC ENCYCLOPEDIA
www.newadvent.org/cathen/
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Happy Easter.画像追加!
Hot Cross Buns作ったよ~We made it!
05easter
一次発酵が終わり、みんなに取り分けます。
easter2
パンは生きているのでやさしくつくろうね!一同真剣に作り方を聞きます。
easter6
丸く形成したら、今度は十字を作ってパンの上に載せます。この後オーブンへ。
easter11easter13
焼いている間にお外に出ていざ、Egg Hunt!それぞれ絵を描いてきたEaster Eggをこれからママがお庭に隠しにいきま~す。ナビゲーターはHide's mom.
easter13 easter14
み~つけた!!
easter10 ほら、私のたまご、ちゃんとみつけたよ!!
easter12 Easter Egg Spoon Raceも頑張りましたぁ。
さぁ~そろそろHot Cross Buns焼きあがったかな?
easter7
あっ、焼けた、焼けた!
easter8
ほら、おいしそうでしょう。
easter9
Special Thanks to:Yuuki's mom!!
Happy Easter!!
>>感想を掲示板へ
ラボ教育活動を広く社会に!~たくさんのアクセスありがとうございました。 19 02月20日 ()
2/20付の私の日記にアクセスいただきありがとうございました。
不特定多数の方がご覧になるであろうネットに書き込むにはあまりにも業務連絡的な内容でしたので、実は、UPする前もした後も非常に迷っていました。でも100件を越えるアクセスがあり、たくさんのお問い合わせメッセージもいただき、少しはお役に立てたかな、と思っています。BBSにはあたたかいお言葉を残してくださり本当にありがとうございました。私自身、皆様からとても大きなパワーをいただきました。
 日記に書いた情報は期間限定でしたので、本日、削除させていただきました。でも引き続き社会に向けて奮闘している様子をUPしていきたいと思っていますので、また是非遊びにいらしてくださいね。
ありがとうございました。まじょまじょより♡
>>感想を掲示板へ
わらべうたや日本の遊びを外国のお友達にも教えてあげたい! 35 01月14日 (金)
ラボでは、英語を母語とするこどもたちと同じように、幼いときからマザーグース(ナーサリーライム:伝承押韻詩)を親しみます。英語という言語自身がもつ弾むリズムや韻を踏むことで生まれるリズムや音の響きを繰り返し耳で聞き、口ずさみながら英語特有の音や強弱・リズムやイントネーションを体にしみこませていきます。
 
 昨年12月からNHK教育で放送されている「ようこそ『マザーグース』の世界へ」(毎週月曜日午後10:25~)では、何世紀にもわたって伝承されてきたマザーグースが英語圏の人々の生活の中に深く浸透し、「大人とこどもの共通文化」になっていることをあらためて実感させられました。
イギリスの保育園・幼稚園・小学校では先生がマザーグースを口ずさんだり読み聞かせをしていること、家庭でも母親ばかりでなく父親も共にマザーグースで遊んだり絵本を読んであげることにより、「マミーやダディの温もり」とともにマザーグースがこどもたちの身体に入り込み、母語教育に大きな役割を果たしていることを再認識しました。同時に大人の伝承童謡に対する姿勢に、あらためて「親の肉声」で伝えていくことの大切さを感じました。

 ひるがえって、日本のわらべうたや伝承の遊びはどうでしょうか?社会風刺や歴史が織り込まれたイギリスのマザーグースの広がりと日本の伝承童謡を単純に比べる事はできないまでも「親と子の共通文化」として育んでいけるでしょうか?皆さんのご家庭ではどうですか?
「私がこどもの頃、母はよくわらべうたを歌いながら一緒に遊んでくれました。でも母となった私はこどもたちにどれだけそれらを伝えてきただろうか?こどもたちは、外国のお友達に日本の遊びやわらべうたを教えてあげることができるのだろうか?・・」と考えるとなんだかとても責任を感じます。

 日本は世界でも有数の「わらべうた大国」なのだそうです。そして必ず歌には遊びがついているのだそうです。(お~そういわれてみれば、♪あんたがたどこさ~も、♪おしくらまんじゅうも・・歌いながら遊ぶ、遊びながら歌いますね~)こどもが大きくなってからでは難しいのでせめて幼児期のうちにたくさん親しんでおきたいですね。
伝えるのは大人の役目ですものね。

・・・とはいえ、幼いこどもをもつ親たち自身がすでにわらべうたや手遊びを知らない世代になりつつあります。私も偉そうな事は言えません。お正月の慣わしもおせち料理の一つひとつの意味もうろ覚えで全~部しっかり説明できません。
「どうして日本人は神社に入ったりお寺に行ったり、教会で結婚式を挙げたりするの?」「どうしてお祭りでおみこしを担ぐの?」などなど、アメリカにいたときに日本のことをたびたび聞かれ、答えに屈したこと数知れず!英語ができるできない以前に「知らない」、ということは致命的でした。日本人が日本のことを知らなくて一体誰が世界に向かって日本を発信できるでしょうか。日本語で言えないことは英語でもいえないのです。

 ラボのこどもたちは、いつか親の範疇を軽々と越えて世界に飛び立っていく子たちです。そのとき、誇りを持って堂々と自分や自分の国のことを語り、表現できるように成長して欲しいと願います。でも、そうなるためには時間がかかります。ひとつひとつの気の遠くなるような努力の積み重ね、経験という土台、それらに裏打ちされた自信と次のステップに進む勇気が必要です。
私たちテューターは、こどもたちにできる限りたくさんの経験をさせてあげたいと様々なプログラムを考え実践していきます。
せっかく出会ったラボです。是非ラボ活動のフルコース(日常パーティはもちろん、パーティ行事、合宿、発表会、交流会、地区活動、すべてのラボ・ライブラリー、テーマ活動、全国のキャンプ、国際交流、シニア経験、高校留学etc..)を堪能して下さいね。それらを味わい楽しんでいるうちに豊かな人間性が育まれ、どこに出てもどんなに大勢の人の前に立っても自信をもって自分を表現できるようになっていきます。
人が育つには時間がかかります。でも体験を通じた教育こそが人間の未来を作るものと確信します。

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 ラボには在籍表彰があります。3年・5年・7年・10年・11年・12年・13年・14年・15年!16年以上になると本部から表彰されます。表彰状と継続年数が入ったきらめくシールとバッチ(10年以上はかなり豪華!)がもらえます。
 で、これが間瀬パーティの在籍表彰状です。(クリスマスのときに渡しそびれましたので、写真に撮って載せます)
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一番大きいシールが15年です。以下13年・11年・10年・・と続きますが、ほとんどが7年以上のものです。16年(本人に渡し済み、ここには入っていません)は、立派な表彰状でした。いずれにしても一つのことをこれだけ長く続けられる、ということはそれだけで大きな力です。

他のパーティの表彰状を見たことがないので自己流ではありますが、その年の発表会や交流会で本人が輝いている写真を選んで貼って一言書くようにしています。1枚1枚、写真を選びながら、まだ小さかった頃のラボっ子を思い出します。思い出がいっぱいあり過ぎて涙がでてきて、いつも途中で書けなくなります。10年以上も毎週毎週送り迎えをしてくださっているお母様方にも感謝しながら書きます。ですので、1枚仕上げるのに結構時間がかかり、出来上がりはいつだって夜中です。
でもありがたく幸せな時間です。

継続は力なり。是非、長くラボを続けてくださいね。
様々な活動をともにするなかでちょっと立ち止まって自分のことや仲間のこと、日本のことや世界の国のことを考えてみることができたらいいな、と思います。小さくても何かハッと気づくことができたり、わくわくしたり不思議に思って調べてみたり、、そういう一つひとつの経験が、その子自身がもつ一つひとつの扉を開けるきっかけになればいいなぁ、と思います。

今年は酉年。こどもたちが明るい未来に向けて自信をもって飛び立っていけるように、たくさんのチャンスとチャレンジのあるラボ活動にしていこうと思っています。

皆様にとりましても「飛躍の年」になりますように!
今年もどうぞよろしくお願いします。
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Merry SWEET Christmas ~職人に変身! 12 12月25日 ()
「みんな~、大きくなったら英国に行って本物のクリスマスプディングを召し上がれ~」なんて暢気に叫んでいたら、「あれだけfiggy puddingのこと引っ張っておいて、そんなに待てないよ~!」「やっぱ今年のクリスマスには食べたいでしょ!」てなことになり、エッ?誰?私?もしかして私が作るのォ~?いや、それはあまりに危険!そもそもこんな展開考えてなかったよ~、と、完璧に自分で自分の首をしめるはめに!
え~い、こうなったらクリスマスパーティの内容大幅に変更!
「一同sweets職人に変身!みんなで作れば怖くない!!」と、いうわけで今年は世界のクリスマス・スィーツを楽しむことに致しました。「figgy puddingは、ねかしておく時間が必要そうだから、せめて事前に作っておきたい」、とのママ達の声に支えられ、前の週のパーティ後に材料一切合切(本当にこれでいいんかい?という不安を一同もちつつ、)とりあえず願い事を唱えながら木べラでかき混ぜ、大型プリンの形をした「ドンブリ」に流し込み、後はオーブンで蒸すことに。
全員不安ながらもクリスマスパーティ当日のお出ましを楽しみに帰宅。さて、23日当日。
Sweets職人に変身したこども達、今度はドイツのヘクセンハウス(お菓子の家)作りに挑戦です。香辛料を入れて焼いたハードクッキーで型をとりたいところですが、時間短縮のため市販のプレーンクラコットを利用。アイシング(粉砂糖と卵白と水を混ぜたもの)で糊付けして家の形をつくります。
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それから、屋根を乗せて少しずつ飾りをつけていきます。崩れないように慎重に~
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ママもこどもたちも真剣です。   Boysもがんばる!

で、完成したのがこれで~す。ジャ~ン☆
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「ヘクセンハウス」の森です。サンタさんもどのお家に入ったらいいのか迷いそう!
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もうちょっと近くに寄って見たい?!はい! では、ズーム・イン!
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頑張った皆にオーストラリアからいらしたLindyさんが「クリスマス・ストッキング」のお話を英語と日本語で語ってくれました。
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皆もちゃ~んと英語で自己紹介ができたよ!クリスマスソングもLindyさんと一緒に元気よく歌いました。それからお楽しみPOTLUCK PARTY!!
シュト-レン

手前に見えるのが、ドイツの伝統的なクリスマスのお菓子「シュトーレン」。周りに粉砂糖をふりかけた長細い固めのフルーツケーキのようなものです。ドイツでは1ヶ月前から少しずつスライスして食べていくんだそうです。(すでに解体されておりますが)、真中が盛り上がっているのですが、それは、おくるみにつつまれたキリストを現しているとか。前日に有志ラボママと一緒に「え”~こんなんでいいんかい~?」を連発しながら必死で作った作品!で、その向こうに鎮座していますのが、例の英国の(いえ、英国風の)figgy puddingでございます。この後、温めてカスタードをかけていただきました。かなりrichなお味でおいしかったです。"This dish is so good that you're going to feel like one of the more-decadent Roman Emperors as you feast upon it,no matter what."ってレシピのHPにあったけど、食べてみて妙に納得しました。

一度しかない人生の中ですべてを体験する事はできないけれど、世界には違う文化を持つたくさんの人々が生きている事、それぞれに家族があり、長い歴史があることを少しでも体験を通じて学んでいってほしいな~と思いました。そういう幼い時からの体験が、他の存在を認めお互いを尊重し合える気持ちを豊かに育んでいくのだと確信します。
寛容であること、謙虚であること、しっかりとした知識を持ち、勇気をもって行動できること、一人一人がそういう国際人に育っていったなら世界がもっともっと平和になっていくのだろうなと思います。

クリスマスは、真の平和を待ち望む日。第二次世界大戦中には12月25日を一日休戦にしたそうです。そして第一線の塹壕の中でクリスマスを向かえた米軍の兵士には、アメリカのラインハルト・ニーバーという牧師さんから次の祈りの文が届けられたそうです。

「神よ、変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。
 神よ、変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの落ち着きを与えたまえ。
 そして変えることのできるものと、変えることのできないものとを見分ける知恵を与えたまえ」

メリークリスマス!!
喜びに満ちた素敵なクリスマスになりますように!
そして良いお年を!!
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秘密を持ったクリスマス・キャロル~The first day of Christmas 16 12月22日 (水)
ラボ・ライブラリーのナーサリーライムⅡに収録されている"The first day of Christmas”(The Twelve days of Christmas/クリスマスの12日)をフルコーラス歌えるラボッ子は、とても多い。この「12日」というのも、ローマ・カトリックの「教会暦」により、キリストの降誕祭であるクリスマス(Christmas: 12/25)から、公現祭(Epiphany: 翌年の1/6)までの12日間をさしていることも学びました。そしてこの歌に隠された意味があることを知った時は、”わぁ~”とか”へぇ~”という感嘆詞を軽く超え、秘密を分かち合えた喜びに昇華し、歌も一気に上手になったような気分でした。
もうご存知の方も多いかと思いますが、もしもまだでしたら、キャロルの秘密の扉を一緒に開けてみましょう。

【秘密を持ったクリスマス・キャロル~暗号化された信仰】
実はこのキャロルは、絶対主義時代のイギリスの、カトリック教徒のための「暗号」だったと言われています。

モントゴメリーの「インマニュエル・プレスビテリアン(長老派)教会(Immanuel Presbyterian Church)」のニュースレターに、この歌詞の裏に秘められた本当の意味が掲載されたそうです。それによると、お話は16世紀までさかのぼります。
 エリザベス1世により「統一令」が出された1558年から1829年の「カトリック教徒解放令」までの期間、英国ではローマ・カトリック教の信者は、公然と自分たちの信仰を実践することは出来ませんでした。
そこで、イギリスのカトリック教徒たちは、自分たちの信仰を織り込んだ「わらべうた」を創作しました。つまり、一見数え歌のように聞こえ、歌っても捕らえられる心配がないが、裏にカトリックの信仰をも歌い込んである──そんな歌を創作したのです。それがこの"The first day of Christmas"「クリスマスの12日」というキャロルでした。

歌は二重構造になっています。表向きは他愛もない子供の歌ですが、裏の意味はローマ・カトリック教会への信仰を示す敬虔なものです。歌詞のすべての単語は、カトリック信仰の核をなす概念の暗号(符牒)になっていて、信者たちはこれを歌う時、暗号の裏に秘められたものを思い浮かべ、自分たちの信仰の実践にしたのです。

【暗号の意味】

各日付の冒頭のmy true love「愛しいあの娘」は、人々が最も愛した人、つまり主その人を意味します。

1. a partridge in a pear tree 「ナシの木のヤマウズラ」とは、 十字架にかけられたイエス キリストです。

2.「2羽のキジバト」とは、旧約聖書、新約聖書。

3.「3羽のフランス雌鳥」は、1. Faith(信仰)それを支える 2. Hope(希望) そして3. Charity(神の愛).

4. 「4羽の黒いことり」は、4つのゴスペル(「四福音書:1. Matthew, 2. Mark, 3. Luke and 4. John)

5.「5つのリング」とは、最初の5つの聖書(モーゼの五書: 1. Genesis, 2. Exodus, 3. Leviticus, 4.Numbers, and 5. Deuteronomy)

6.「6羽の卵を産むガチョウ」は、神の6日間による、天地創造を表します。

7.「7羽の白鳥」は、神からの7つの贈り物:wisdom(知恵), understanding(理解), counsel(勧め),fortitude(堅忍), knowledge(知識), piety(篤信)and fear of the Lord(神への畏れ)

8. 「8人の乳搾りの娘」は、山上の垂訓でイエスが説いた八つの幸福「真福八端」を表します。

9.「9人の鼓手」は、nine fruits of the Holy Spirit.(精霊の九つの果物):1. love(愛), 2. joy,(喜び) 3. peace(平和), 4. patience(忍耐), 5. kindness(親切), 6. generosity(善良さ), 7. faithfulness(誠実さ), 8. gentleness(優しさ), and 9. self-control(自制心).

10. 「10人の笛吹き」は、モーゼの十戒。

11. 「11人の踊るおじょうさん」は、the eleven faithful disciples/忠実な弟子11人を表します。(Not including the 12th disciple, Judas Iscariot, who betrayed Jesus.※ユダはJesusを裏切ったので、12人の忠実な弟子には入っていません。)

12. 「12人の飛び跳ねる殿方」は、the Apostles’ Creed(キリストの12の使徒のことです

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曲・詞ともに素朴で、こどもたちが喜びそうな楽しい内容になっていますが、歌詞の意味があまりにも突飛で不思議に思った方も多いことでしょう。私もつい、どうしてウズラやキジバト、「乳搾りの娘」や「とび跳ねる領主」なのだろう?ひとつひとつに何か、暗号に結びつくものがあるのかなぁ?って考えてしまいました。Keikoさんのページにこの曲が紹介されていますので、是非ご訪問ください。
http://www.labo-party.jp/hiroba/top.php?PAGE=labkeiko

まずはみんなで楽しく歌いたいですね。
明日は間瀬Pのクリスマス・パーティです。それで、今年のパーティは終わり!あ~、無事にここまでたどり着けてよかったぁ!
いつにも増して忙しい一年だったけど、新しい出会いと発見ががたくさんある一年でした。皆様に感謝!神様に感謝!家族に感謝!
さあ、年賀状書かなくちゃ!! 
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♪We wish you a merry Christmasのfiggy puddingって何?どんな味? 32 11月30日 (火)
クリスマス・キャロルの中で特に有名な"We Wish You a Merry Christmas"が「ひとつしかない地球」(ラボ・ライブラリー/CD)に入っていてとても嬉しい!
イギリス民謡で、古くから伝わるこのクリスマス・キャロルを
今年こそは、おなじみの第一連、
♪We wish you a merry Christmas
楽しいクリスマス
We wish you a merry Christmas
楽しいクリスマス
We wish you a merry Christmas
楽しいクリスマスと
And a happy New Year!♪
幸せな新年を! 
~だけでなく、みんなで「フル・コーラス!」最後まで歌えるようになりたいな~と思っています。
それで、少しでも内容が深まれば覚えやすいかなぁって思い、気になっていた以下の2点について良い機会なので調べてみました。
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①Glad tidings we bring・・・「歓びの便り」って一体何か?
「歓びの便り(Glad tiding)」とは、はい、それはもうズバリ!「イエスの生誕の福音」のこと。そうですよね。もともとのクリスマスの喜びはここにありました。

②We want some figgy pudding・・・「いちじくプディング」って何?
『鏡の国のアリス』にも出てきますが、英国ではクリスマスには果実などを乾燥させて作ったクリスマス・プディングを食べる習慣があるのだそうです。果実を干して、こってりした油(ケンネ脂)で熟成した果物プディングの代表的なものがクリスマス・プディング(figgy pudding )というわけです。本格的なものは数ヶ月、時には1年熟成させて味わうこともあるとか。昔はクリスマスから数えて5週前の「かきまぜの日曜日」に家族揃って順番に願い事を唱えながら材料の生地をかき混ぜていき、それを6時間かけて蒸して、1か月以上ねかして作っていたそうです。「クリスマスはクリスマス・プディングがあればもう満足」といわれるほど、中身が濃くて、おいしいんだそうです。
冷暗所でねかせればねかせるほどコクが出ておいしくなるようで、3段のウエディングケーキにもこのプディングを使い、下二段は結婚式のお客様に分け、一番上は最初のベビー誕生の時に切るといいますから、相当長持ちするんですね~。それにそれぞれ家伝があり、毎年微妙に味が違ったり、おまけに時間もかかるものですから、ちゃんと出来ているかどうか家族そろってドキドキ心待ちにしているのでしょうね。クリスマスの聖歌隊が、「どこにも行かないよ、食べるまでは!」と歌いたくなる気持ちもよくわかります。
では、いったいどんな形で、どうやってつくるんだろう?
と思って調べてみましたら、ありました!↓http://uktv.co.uk/food/homepage/sid/5918
なるほど、写真で見るとわかりやすい!
レシピも!!いつか挑戦したいな~!本場イギリスでfiggy puddingを食べてみたいですね~。電気を消して、ブランディをしみこませたプディングに点火して・・あ~英国御用達figgy pudding経験者の皆さん、日本人にも合うお味なんでしょうか?

♪We want some figgy pudding
いちじくのプディング
Please bring it right here!
どうぞここにもってきて!♪

う~ん、あふれる思いで歌えそうです。
~We wish you a merry Christmas~

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ちなみに、ナーサリーライムに出てくるLittle Jack Hornerがつまみ食いしているクリスマスパイは、このプティングをパイで包んだもののようです。親指つっこんで抜き出したプラムとは、果物のプラム(すもも)のこともいいますが、パイやケーキのプラムといえば「ほしぶどう」のことをさすのだそうです。へぇ~~~そうだったのか~。それにこのプラムにはなにやら秘密がありそうですよ!
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業務連絡!!↑このへんのことを含むナーサリーライム/マザーグースに関しては、教育テレビ:NHK人間講座「ようこそマザーグースの世界へ」を是非ご覧下さい。マザーグース研究の第一人者といわれる鷲津名都江(目白大学教授)を講師に、2004年12月6日から毎週月曜日(1/3除く)午後10:25~10:50 全8回の講座が以下の通り放送されます。(ジャック・ホーナーの秘密、クリスマス・プディング、クリスマスの12夜のことは、第三回放送日12月20日(月)クリスマスシーズンで放送予定です。)
①12月6日:マザーグースって何?
②12月13日リズムと韻の魅力
③12月20日クリスマスシーズン
④12月27日ロンドン橋落ちる!
⑤1月10日マザーグースとわらべうた
⑥1月17日みんな違ってみんないい
⑦1月24日おとなと子どもの共通文化
⑧1月31日男と女の心模様
イギリスでは、幼いときからマザーグース(英語の伝承押韻詩)を聞かされ、歌い、遊んで育ち、「生まれて初めて触れる詩がマザーグースである」といわれるほど、家庭でも幼稚園でも学校でも新聞にも映画にも文学にもマザーグース/ナーサリーライムが登場します。マザーグースが母語教育で大きな役割を果たしている事、英語の音やリズムが耳や口を通じて身体にはいることがどれほど大切か、なぜラボではマザーグース/ナーサリーライムに親しんでいるのか、きっと答えが見つかると思います。
尚、このNHK人間講座には、放送内容に沿った同名タイトルのテキスト(冊子)が発刊されています。基本的に増刷はしませんから、放送前になくなってしまうことが多いです。地方の書店にはもともと数冊しかおいてありません。お取り寄せも面倒なので是非、今すぐ本屋さんに走って下さい。ラボッ子ご家族の皆様も是非手に入れてください(588円!)
万が一放送を見逃しても内容の確認はできます。でもどうか放送はお見逃しなく!!
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