Re:Re:◆源氏物語展、日本文化の最高の粋を蒐めて(10月23日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2008年11月07日 21時26分)
dorothyさん
【その2】
>がのさんのラジオ、聞けなくてごめんなさい。残念です。どんな内容
だったのか、教えていただけますか?
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どうしようか、と迷っているここ数日です。
その日(10月30日)、仕事を休み、午前には、風邪のため鼻汁が止まらな
いし声があやしいのでお医者に行って「なんとかしてよ」と泣きつい
て、いい薬をもらって服んだり、
午後からずうっと待機させられて、ディレクターや石山智恵さんという
女子アナやエッセイストの青木奈緒さん、アンカーの柿沼さんとずいぶ
んたくさんのことを話しあったはずなのに、
ナマの部分はアッという間、何も話せないうちにいきなりプツン! と
やられて、こちらはアタマにくるという状態。
いつものことではありますが。
ですから、言い残したことがいっぱいあります。
別のところで一応の整理はしてみましたが、
この「ひろば@」でそれを改めて紹介するのは、どんなもんか、と。
このごろのラボはどうしちゃったのか、と思うほど、
右も左も「ハロウィーン」「ハロウィーン」…、
だいじょうぶなんかね、やるべきことが違うだろう、
ものがありすぎて本当に必要なことが見えなくなっているのでは、
それとも、老兵は早いとこ消え去れということか…と、
思いに複雑なものがあるので、
「読書、しませんか」とか「名作を読み返そう」なんて、
いよいよソラゾラしいだろう、と。
ま、そうヒネたことは言わず、後日、少しご紹介させてもらいましょう
かね。
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Re:Re:◆源氏物語展、日本文化の最高の粋を蒐めて(10月23日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2008年11月07日 21時22分)
dorothyさん
【その1】
>うらやましいです。源氏物語展、行きたかったです。
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行けなかったというdorothyさんには、泣き面をして足をバタバタさせ、
歯噛みして口惜しがっていただくに値する貴重な展覧会だったと思いま
すよ。
これほどの文物が蒐められることは、もうないのではないか、と思われ
るほど充実していました。
たくさんの友人知人から「行けなかった」「もっと早く知らせてよ!」
と連絡をもらいましたが、そういわれても、
これは、人それぞれで、あまりひとに強いていいことではありませんの
で…。
せっかくですから、図録のひとつからちょっと拝借して、
一点だけ日記欄に画像を追加いたしましょう。
これはdorothyさんもよく知る「紅葉の賀」の、そのごく一部分。
あまたの貴顕が見守るなか、青海波(せいがいは)を舞う
光源氏と頭中将(手前)。
土佐光芳の筆によるものと伝えられています。
ヘッドホーンの音声ガイドが、加賀美幸子さん。
高校時代から面識のあるひとですが、雰囲気バツグン!
しっとりとした、なつかしい語調とともに楽しませてもらいました。
【つづく】
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Re:◆源氏物語展、日本文化の最高の粋を蒐めて(10月23日) [ 関連の日記 ]
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dorothyさん (2008年11月07日 06時04分)
うらやましいです。
源氏物語展、行きたかったです。
受講生さんからも、
「先生、行かないのですか?」
と尋ねられましたが、どんなにがんばっても
開催時間に東京に行くことができない、
つまり、日中目いっぱい仕事が入っていたので、
あきらめざるをえませんでした。
今年五月に京都に行って葵祭りを見たあと、
そこここのミュージアムで源氏物語特別展を
開催していたのを見ましたが、11月1日が
源氏物語千年紀の根拠となるので、きっと
いろいろなところで格別の催しがあるのだろうな、
と思っておりました。
がのさんのラジオ、聞けなくてごめんなさい。
残念です。
どんな内容だったのか、教えていただけますか?
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Re:Re:If only we poor mortals could escape the hand of the god of Cronos.
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カトリーヌさん (2008年10月24日 15時46分)
がのさん
私のHP訪問だけで豪雨とは、たいした威力ですね~。うちのほうはそんなに降りませんで
したよ。
うちでは三男が雨男、小学校時代も中学も、行事はみんな雨。
さて、クロノスは、私も、ゼウスの父神が時の神なんだ、これこそ無常・・・と、ずっと
思っていたのです。
でも、字が異なり、ヘシオドスの神統紀にはなく、別の神だということでした。
日時計で出てくるのは、
バーで飲んでいるときに、ウイリアムがふっとこのセリフを漏らすのです。
ケンが「君がそれを言うとは泣かせるね」とこたえる。
「ああ、大人の会話だ~」と、子どもの頃思っていたものでした。
今、日時計に取り組んでいるわけではなく、いつも、ライブラリーのいろいろなセリフやこ
とばが、浮かんでは消え・・・・。
ちょうどテューター研修で「プロメテウス」をやっていることもあり、クロノスを思い出し
てこのセリフが浮かび、調べてみたら、クロノス違い・・・
私は、出典はホメロスだと、ずっと思っていたのですが、ちがうのかなっと思って。
ニコルさんより、定村色とは、思いつかなかったけれども。
私も人生の折り返し点を過ぎ、
冥界の入り口で待っててくれる人、いろいろいらして、楽しみですね~。
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Re:If only we poor mortals could escape the hand of the god of Cronos.
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がのさん (2008年10月24日 11時43分)
カトリーヌさん
【その2】
ふつうの理解としては、自分がこの世にもたらしたもの一切をきれい
さっぱり消し去り滅ぼしてしまう神、といえるかと思います。「日時
計」のクロノスは、たぶん、カトリーヌが書いているように、ひとりの
存在がこの世で刻んできたいっさいのものを、時の流れのなかで隅から
ひとつずつ消していき、やがて死によって、拭ったように消される、そ
のことを言っているのではないでしょうか。(認知症のひとの記憶のよう
に)
もし資料が手元にあるようでしたら、「旧約聖書」の「創世記」第三
章のあたりを見てください。西洋のひとはこのへんを人口に膾炙してい
るのかもしれません。あるいは、ミルトンの叙事詩「失楽園」(渡辺淳一
の「失楽園」と間違えないように!) にも書かれていたような。ヨーロ
ッパの教養人はこのへんをよく読んでいますので、もしかすると…。ま
さかとは思いますが、バイロンの「ハロルド卿の旅」にも、このへんの
ことが書かれていたような記憶が。
いまのわたしこそが、日々「時」にさらわれ「忘却」の神のふところ
に誘い込まれています。悲しい、避けられぬ人間の摂理。
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Re:If only we poor mortals could escape the hand of the god of Cronos.
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がのさん (2008年10月24日 11時40分)
カトリーヌさん
【その1】
秋の好天つづきだったのに、急な豪雨。きのうの夕方など、駐車場か
ら家に飛び込むまでのわずかな時間に、上から下まで情けないようなヌ
レネズミ。どうしたというのだ…? と思っていたら、“雨おんな”カ
トリーヌの接近だったんだ! いまも、モーレツな雨のなかを小学校か
ら帰ってきたところ。この1週間、小学校はオープンスクールで、校長
にうるさく引っ張られるまま、AET(これ、ふつうにはどう呼んでいる
のかなあ。異文化理解教育? 6年生の授業で、ハローウィンのお面づ
くりをしていました) を参観してきました。問題多いね、これ。
>「あはれ一切の衆生、神クロノスの手を逃れること能わず」日時計に
出てくるこのセリフ、どこからの引用でしょうか。西欧人に常識の一節
なんでしょうね。
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「日時計」の活動に取り組んでいるのですか。そんな場面があったか
なぁ…、と、わたしの記憶はおぼろですが。
昨夜、NHKの女子アナと「古い本を読み返す」ということでおしゃ
べり、キリシア悲劇のことまでは話したのですが、ギリシア神話までは
話が及びませんでした(来週木曜日、30日、午後4時半ごろ、NHKラジ
オ第一の生放送に出演します。電話による女子アナのインタビューに5
分前後応えるだけですが)。
「あはれ一切の衆生…」の出典がどこか、それは、あの世に行ったと
き定村さんに会って訊くしかありません。困ったことに「日時計」もギ
リシア神話の数十の書籍資料も処分してしまって、確認のしようもない
のですが、カトリーヌの理解とわたしの記憶では、ちょっと違うところ
があります。クロノスは“clock”の語源にもなっている「時」の神、ゼ
ウスやデメテルなどの父親の、ギリシアの古い神。少し時代がくだって
ローマ神話とごっちゃになって(と、わたしは思うのですが) サトゥルヌ
スとして語られるようになります。そこまで来て、本によっていろいろ
な書き方がされ、異教の神々をオリュンポスから追い出し、悪いことを
一掃して平穏な黄金時代をつくったティタン神とするものもあれば、自
分の子どもをむさぼり食らう、とんでもない怪物のように書いてある本
も。
【つづく】
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If only we poor mortals could escape the hand of the god of Cronos.
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カトリーヌさん (2008年10月24日 01時53分)
「あはれ一切の衆生、神クロノスの手を逃れること能わず」
日時計に出てくるこのセリフ、どこからの引用でしょうか。
西欧人に常識の一節なんでしょうね。
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Re:ツマグロヒョウモン
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がのさん (2008年10月20日 23時44分)
Kさん
>ツマグロヒョウモンの写真が、外の割りにはよく撮れました。
見に来て下さい。
今、クロアゲハとナガサキアゲハの蛹がいるので、シャッターチャンス
を待ちます。
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翅が青と黒でフチどられているのがメスですって!?
ええ、中世騎士のような凛然とした気高さ、ディグニティがあり、
好きです。こちらのほうがオスとばかり思っていました。
以前撮った自慢のメスの画像がありますので、
あとでメールで送ります。せっかくですので、
できれば、オス・メス並べて紹介していただけるとうれしいな。
それにしても、何度も夢のなかで歯ぎしりさせられるのは、
アオスジアゲハ。これがどうしてもとらえられない。
動きが早いので、いつも翻弄させられてばっかり。
あの目の覚めるように鮮やかなメタリックブルーの翅、
ばっちり捕らえてみたい。
わたしのほうは、つい先日撮った山野草の画像があります。
好きですね~、山野草。
もったいなくて、人に見せられない、…というわけではありませんが、
こちらにヒマがないというか、
あまり甲斐がない、張り合いがないというか…。
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ツマグロヒョウモン
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けいこさんさん (2008年10月20日 17時17分)
の写真が、外の割りにはよく撮れました。
見に来て下さい。
今、クロアゲハとナガサキアゲハの蛹がいるので、
シャッターチャンスを待ちます。
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Re:がのさん、dorothyさん
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がのさん (2008年10月10日 10時33分)
福ちゃん(nana)さん
そうですか、「紫苑物語」はないですか。石川淳の著作集、いまどき書
店にはないかも知れませんね。わたしの周囲には読書家が多いですが、
このごろ石川淳を読んだという声を聞きませんので。
nanaさんも、そんなにこれにこだわらないでくださいね。人それぞれの
好みや感じ方もありますので、な~んだ、とがっかりされることもない
じゃないでしょうから。
でも、せっかくですので、わたしがなんとかいたしましょう。豪華な革
の背表紙の11巻ものの全集から文庫本まで、何種類もの著作集をもって
いますので、提供いたします。
それに、星野富弘さんの詩画集は4~5冊出版されていて(このごろはも
っと出ているのかな?)、これはどこの書店にも置かれているはずです。
わたしは、知人友人の病気を見舞うときには、花や食べ物ではなく、そ
の詩画集をよく手みやげにいたします。どんな美辞麗句も病む人の前で
は歯が浮いたようにしか聞こえないように思えて困るのですが、この人
の一語一語と純粋さ、やさしさは、こころに染み入るようなひびきで慰
めになり励ましになるように思えますので。こちらの口ベタを何十倍に
も補ってもらえるパワーがあり、「躁」状態にあるときも「鬱」状態に
あるときも、見るもののこころを生まれたばかりの清水のように洗って
くれる魂の光を孕んでいますよね。
わたしは彼と郷里を同じくし、赤城山麓の、湖を見下ろす「富弘美術
館」で二度ほどじかにお会いしています。なぜなのか、絵のこと、詩の
ことを話し合った記憶はなく、農道をよこぎるヘビをめぐって雑談した
ことばかりがよみがえります。あれこそ人柄というものなんでしょう
ね、ほんと、神さまといっしょにいるような聖さとあたたかさで癒され
ます。どれほど逆立ちしてもこの人にはかなわない、というパワー。こ
ちらはぜひぜひ一度手にとって見てください、読んでください。
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