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★チューリップの甘い幻想 04月17日 (月)
>桜の季節は過ぎ、りんごなどいろいろな可憐な花が咲きますね。
遅まきながら今日お花見をしてきました。〔Play with meさん〕
----------------------------
turip01
 【BBS関連】
播州の遅いサクラも、早や散り落ちてしまいましたか。
昨土曜日、気まぐれな春の天候の間隙を縫って、横浜・山手の
神奈川近代文学館へ。「夏目漱石から萩原朔太郎まで」展。
郷里の先輩でもある“朔太郎”、その文字を見ただけで
じっとしていられなくなる性癖がついて久しい。
今回は、「月に吠える」の初版で発禁になった作品の
手書き原稿が見られるということでして、早く、早くと
思いながらなかなか行けずにおりましたが、展示最後の日の
前日、やっと行けるチャンスを得ました。
この文学館のある“港が見える丘公園”にはさまざまな楽しみが
あり、とりわけ、ローズガーデンで見るとりどりのバラは、
横浜の海のやさしい風を吸ってか、その色はあざやかで、
大好きでした。しかし、この時期、それを見るには
まだ早すぎますね。ほかにもさまざまな花を見ることは
できますが、やはりここに来たらバラを見ないことには
満たされないものが残ります。

そんなもの足りない気分を残しながら、帰途、地下鉄関内駅へ
向かいます。途中、横浜公園を横切ろうとして、ビ~~~ックリ、
シャックリ! 横浜スタジアムを包み込む広い公園がそっくり
チューリップの海原をなし、眩暈を催すほどの
カラフルなうねりをなしているではありませんか!
数えるすべはありませんが、何十万本、何百万本という、
いまを盛りに咲き誇るチューリップの海。
ベイスターズとジャンアンツの試合を前に列をなして並ぶ
人びとの群れとその騒々しい熱気をよそに、
ときどきやってくる春の風に首をそよがせる
チューリップたちの幻想の世界。
その幻想と心地よい香りに酔ってしまったのか、
ベンチに腰掛けると、そのまましばらくは動けませんでした。

美しい花の季節になりましたね。

☆…画像2点削除
Re:★チューリップの甘い幻想(04月17日)
Play with meさん (2006年04月18日 21時12分)

これだけたくさんなお花に包まれるとチューリップの妖精に囲まれた気
分になるでしょうね。
近くにも県立のフラワーセンターがチューリップの競演をしています。
キバナカタクリの清楚な事!!
黄色ははじめて目にしました。
GANOさんのお花の画像にはいつもうっとりです。
Re:Re:★チューリップの甘い幻想(04月17日)
がのさん (2006年04月19日 15時08分)

Play with meさん

これだけたくさんなお花に包まれるとチューリップの妖精に囲まれた気
分になるでしょうね。

⇒花の妖精たちですか。いいな~。“チューリップの幻想”なんて、思
わず書いてしまいましたが、そういえば宮澤賢治の作品に『チゥリップ
の幻術』という、ファンタスティックな作品がありましたね。それがア
タマのどこかに残っていたのかも知れません。盗作したつもりはないの
ですが。わたしはこの“ひろば@”のどこかで、このことを書きませんで
したかねぇ。忘れてしまいました。読書メモを見返してみましたら、昨
年の5月に図書館から借りてきてこの絵本を読んだようです。田原田鶴
子さんの絵で偕成社から出ている本。園丁と洋傘直しの男が見た幻想
で、小さな白いチューリップが、湧き上がる光の酒に意識もなく酩酊す
る、というすてきなおはなし。
 わたしが横浜の「チューリップまつり」で幻術にかかったかのように
うっとりとひととき酩酊してすごしたのは、太陽の透きとおった光がつ
くるお酒ではなく(この日はどんよりとした花曇りでした)、圧倒的な色
の大きなうねりであり、そのやさしい香りでしたけれど。

キバナカタクリの清楚な事! 黄色ははじめて目にしました。

⇒めずらしいですよね、黄色いカタクリ。紫色のカタクリはよく目にし
ますけれど。ご近所の垣根のところで見たものですが、最初は「ゆり」
かと思いました。それにしては赤ちゃんの手のひらほどもない小さな花
だし、と。レンズを向けていると、まるで待っていてくれたかのように
お花自慢のご夫人がとび出してきて、ひと講釈浴びせられましたが。
Re:★チューリップの甘い幻想(04月17日)
dorothyさん (2006年04月21日 06時14分)

写真に思わず見とれ、本文を読むのを
忘れてしまうほどでした。

オランダのキューケンホフ公園には
まだ一度も行ったことがないのですが、
母が、写真に撮ったのを送ってくれた
ことがあり、それと同じようなので
感激いたしております。

うちの庭の500球のチューリップも、
今、やっとつぼみが出始めたところです。
とても日当たりのよい場所の3つほどは
咲きましたが、やはり、咲くのに時間差が
あり、このように一度にみごろにするのは
大変なようです。

素晴らしい写真をありがとうございます。
Re:Re:★チューリップの甘い幻想(04月17日)
がのさん (2006年04月21日 21時35分)

ドロシーさん 【その1】

>うちの庭の500球のチューリップも、今、やっとつぼみが出始めた
ところです。とても日当たりのよい場所の3つほどは咲きましたが、や
はり、咲くのに時間差があり、このように一度にみごろにするのは大変
なようです。

☆…そうですね、花自身がその生理にあわせて自然に花を咲かせるとい
うこともあるでしょうが、いっぺんにこうして咲かせるためには、いろ
いろな苦労やむずかしい栽培技術があるのでしょうね。
 秋の菊に凝っている知人がいて、その人などは、芽も出ない時期も含
め、一年がかりで菊の世話をしていますね。ペットを可愛いがる以上に
熱心、ほとんど狂信的です。菊の話になると、もうキリがなく、そこか
ら話を逸らすのに苦労させられるほど。
 このところ、サクラ、チューリップ…と、怒涛のように圧倒する花の
海原、色彩の森をご紹介してきました。サクラにせよチューリップにせ
よ、ふしぎですねぇ、あの色をつくりだす天の配剤の妙。しかし、わた
しは個人的には、こうしたこちらの存在を酔わせ、あるいは押し潰すよ
うな、自己主張の強い圧倒的な花たちよりは、山かげにひそやかにポッ
と一輪だけ咲いている、そんな花のほうが好きですね。つつましやか
で、愛されているとも知らないでいる純朴でケナゲな少女のような。ち
ょっと時期はすぎましたが、カタクリとかイカリソウとかコマクサと
か…。
とりわけ、色は白。この季節ですと、少し露を帯びたシロヤマブキな
ど、その清楚さにホッとさせられます。シロヤシオなどはこちらのここ
ろの穢れを洗い流してくれるような清さですし、あまり注目されること
はありませんが、シャガ、あれによく眼を近づけて見ると、ランにも似
たきれいな模様も見られます。ハナミズキの最後の時期に見られるヤマ
ボウシ、あのひし形の花弁の白さもいい。
【つづく】
Re:Re:★チューリップの甘い幻想(04月17日)
がのさん (2006年04月21日 21時39分)

ドロシーさん 【その2】

 じつは…、じつは、昨日のこと、春の嵐をついて読書会のメンバーを
引率して文学散歩に行きました。以前にもここでご紹介しましたが(「ア
ンデルセンが帰っちゃうよ!」)、ぐるりいろいろめぐってさいごに立ち
寄ったのが椿山荘。元黒田豊前守の中屋敷であり、その後、山県有朋の
屋敷跡でもあったこの椿山荘の林泉式日本庭園の、遊歩道の片隅の目立
たない木の下にヤマシャクヤク、あこがれのヤマシャクヤクを一輪、す
こし離れてもう一輪を見つけたのです。ヤッター! う~~ん、もった
いなくてここでは紹介できないくらい。
 はげしい雨と風のあとに蘇った春の明るい光のなかで、眼にしみるよ
うなみずみずしい白を見せてくれました。腕時計の文字盤ほどのささや
かな、飾り気のない花。短いいのちをつつましやかにのぞかせてくれる
花。万朶のサクラや絢爛たるチューリップより、ほんとうはこういうも
ののほうが好きだな、というものを感じながら、しばし見とれてしまい
ました。どうしよう、ヤマシャクヤクの清さ、このページではご紹介で
きない…。

 郡山、福島…、みちのくのほうにも、ようやくサクラ。本格的な花の
春が駆け足で近づいていることでしょう。
Re:★チューリップの甘い幻想(04月17日)
Hiromi~さん (2006年04月23日 21時42分)

 いつもきれいなお花の写真にホットしています。
街はすっかり緑ですね。チューリップも実家の近くのフラワーセンター
のものが見事です。母がいれば連休には必ず行くのですが昨年からそれ
もなくなりました。
 次女が小さいとき新潟のチューリップ畑へ行ったことがあります。そ
れはそれはみごとでした。チューリップのお花も染物にすると淡い色で
すてきですね。

 娘がそちらに帰りましたので、これからは横浜方面に足を運ぶことが
多くなりそうです。

 

 
Re:Re:★チューリップの甘い幻想(04月17日)
がのさん (2006年04月24日 11時00分)

Hiromi~さん

>いつもきれいなお花の写真にホッとしています。街はすっかり緑です
ね。チューリップも実家の近くのフラワーセンターのものが見事です。
母がいれば連休には必ず行くのですが昨年からそれもなくなりました。

☆…緑が眼の底までしみわたる季節。植物たちは季節をたがえず、芽を
ふき花を咲かせます。当たり前なことですが、生命の不思議を思います
ね。“星の王子さま”のいた星にも一本のバラがありましたけれど、そ
もそも、花たちはどんなワケがあって、地球というこの星に存在してい
るのでしょう。別段、わたしたちをストレスから解放してくれるために
その美しさを見せてくれているというわけではないでしょう。好き嫌い
はあるとしても、まあ、人間はだいたい花の美しさを愛します。さまざ
まな虫たちにとっても、美しいと思っているかどうかはわからないです
が、命を支えてくれる大事なものとして求めてやまないものです。道端
にはえている植物の葉をちょっと裏返してみてください。思わぬ虫を見
出すことがありますよ。そういう虫たちがいるから、さまざまな鳥たち
が人間の生活のすぐ近くまで近づいてきてきれいな鳴き声を聞かせてく
れます。今年は、どうしてなのか、異常気象によるのか、鳥インフルエ
ンザによるものか、いつもの小鳥たちの恋歌があまり聞かれないので心
配されますが、この季節は、四十雀、オオルリのさかんなさえずりにホ
ッとこころを休ませることができます。自然のつくりだす絶妙なバラン
スのなかにわたしたちは生きていることが知れます。
 でも、この自然の仕組みは当たり前すぎて、仕事に東奔西走する人に
気づかれることはありません。わたしなぞ、企業戦士として汗まみれに
なって駈けずりまわっているころには、春の花見のバカ騒ぎには関心が
あっとも、花の美しさ、その質素さ、つつましさを愛するこころからは
宇宙ほどに遠い距離がありました。欲を去って、こころに余裕がない
と、花にかぎらず、ものの美しさに気づくことはないのかも知れませ
ん。わたしの場合、利益を追求する活動の第一線を退いたとき、偶然に
出会ったターシャ・テューダーの生き方にピーンと共鳴するものがあ
り、はなはだインチキながら、そこから花や植物への興味がおこったよ
うな気がしております。
Re:Re:Re:★チューリップの甘い幻想(04月17日)
dorothyさん (2006年04月25日 17時47分)

がのさん

東京に住んでおりましたときには、椿山荘まで
歩けるところにおりました。当時、同じところに
おりました友人が今でもときどき椿山荘に
足を運び、季節折々の花や蛍のことを知らせて
くれます。

私も、以前はひっそりと咲く花にひかれていました。
が、あるとき、隅田川の満開の桜を見てから
桜が一番好きな花になりました。自分の一番
素晴らしい瞬間をその数日間にこめて、そして
一気に花を咲かせる。また、下町の人々の
生活に根ざした花見も心を打たれました。上野や
他のところの花見とは雰囲気の違う、江戸情緒の
残る花見。
同じように、殺風景な庭に徐々に色をつけてくれる
早春の花々から、一気に春を知らせてくれる
色とりどりのチューリップも、寒の強いこの地に
来て、ともに春を愛でる喜びをかみしめられる
花となりました。

まだまだ若輩ゆえ、侘び寂びよりも
華やかさにめを奪われてしまいます。
Re:Re:Re:Re:★チューリップの甘い幻想(04月17日)
がのさん (2006年04月26日 10時57分)

ドロシーさん 【その1】

>隅田川の満開の桜を見てから桜が一番好きな花になりました。自分の
一番素晴らしい瞬間をその数日間にこめて、そして一気に花を咲かせる
花。殺風景な庭に、一気に春を知らせてくれる色とりどりのチューリッ
プも、春を愛でる喜びをかみしめられる花となりました。まだまだ若輩
ゆえ、侘び寂びよりも華やかさにめを奪われてしまいます。
----------------------------
 なるほど。それはドロシーさんが若輩だからではなく、ご自身のこれ
までの生き方のなかで、今がいちばん、とまではいかないまでも、それ
に近い、充実と輝きのときにあるからなのだと思いますよ。ところが、
そういうときには、あの万朶のサクラを見て「美しい」とはなかなか思
えないものなのですが、三春にまでお出かけになって、あの滝桜、サク
ラといえば必ず紹介されるあの有名な枝垂れザクラを見て来るという行
動に駆り立てられるなど、そこがドロシーさんのすぐれた感性というこ
となのでしょう〔写真が欲しかったですね〕。
 ドロシーさんにしろ、吉野ザクラのあの雲なす風光を求めてお出かけ
になったcandyさんにしろ、うらやましいこころの健康さですね。candy
さんからは、眩暈を起こしそうな、なんとも幻想的な美しさをもつサク
ラの大きな画像をいただきました。
 人が惹かれてやまない美しさとは、窮極のところ、いったい何なんで
しょうね。色や形というよりは、盛んな生命力、健康さ、それに魂のゆ
らめき…。ドロシーさんのよくご存知の目白台界隈の話題に敷衍して言
えば、講談社野間記念館で目にした横山大観、竹内栖鳳、東山魁夷、川
合玉堂…、こうした日本画の巨匠たちの水墨画を見て枯淡な美を見るの
がふつうですが、そればかりではないんですね。大観の富士山の絵、雪
舟の絵をよくよく見ると、枯れた風景というよりも、自然がもっとも自
然で生命力のある瞬間、人の手にいじくりまわされる以前の、健康な自
然のすがたを写しとっていることが知れます。川合玉堂の水辺の風景な
ども、まさにそうですね。熊本藩主・細川家の下屋敷だった永青文庫で
見た書や骨董、数かずの国宝級の歴史的美術品に見ることのできるの
も、何気ないなかに動くたしかな人間の魂といったもの。
【つづく】
Re:Re:Re:Re:★チューリップの甘い幻想(04月17日)
がのさん (2006年04月26日 10時58分)

ドロシーさん 【その2】

 白い花、小さい花、どこにでも見られる質素な、つつましやかな花。
そういう花に惹かれるようになったのは、わたしの生命力が落ちてきた
からかも知れません。ちっぽけな、つまらない存在としての自分をそこ
に見るからかも知れません。それもあるでしょうが、そこに、生きもの
が本来もつ自然さ、健康な生命の横溢を見るから、とも感じるのです
が。一昨日のこと、あるご老人を紹介され、会いにいきました。70歳を
すぎたくらいでしょうか。リタイアして久しい、寡黙な、しかしやさし
い目をしたご老人。高山植物を集めて、庭先で栽培しているのです。売
るわけではなく、ただの趣味です。コマクサにせよ、サワギキョウにせ
よ、まだ花はつけていませんし、カタクリ、オダマキなどは、園芸店で
見るようなものではなく、ごくごく小さいもの。とても憶えきれないた
くさんの高山植物を見せてもらいましたが、中に八重咲き梅花唐松草と
いうまっ白な花を見ました。きれいです。シャツのボタンほどの小さな
花なのですが、その白さは、涙が出てくるほど純粋で、ことばを失いま
したね。帰途、よその家の垣でふと見たアネモネ・シルベストリスの白
さにも、不思議な感動をおぼえましたし、まっ白な花をつけるハナミズ
キの長い長い並木道を車でゆっくりと走るひとときは、ささやかなが
ら、幸せなものでした。
Re:Re:Re:Re:Re:★チューリップの甘い幻想(04月17日)
dorothyさん (2006年05月05日 09時54分)

がのさん

滝桜の写真、ご紹介できなくて心苦しいです。
ただただ、見とれて堪能してきました。

お詫び、というわけではないけれど、
下記に滝桜の現況の写真が公開されています。

http://www.takizakura.com/

花の時期には、ライブカメラで花の様子や
混雑具合も見られるページがありますが、
期間限定で、現在は公開されていないようです。

滝桜の後ろのソメイヨシノは現在
みごろのようです。

可憐な花の白さに心を打たれるがのさん。
SMAPの歌ではないけれど、
「がんばって咲いた花はどれもきれい」
だとしみじみ思います。
Re:Re:Re:Re:Re:Re:★チューリップの甘い幻想(04月17日)
がのさん (2006年05月05日 14時32分)

ドロシーさん 【その1】

>滝桜の写真、ご紹介できなくて心苦しいです。ただただ、見とれて堪
能してきました。
⇒三春の滝桜、ご紹介のホームページで見せていただきました。でも、
ま、こういうのは自分で行って、その土地の風の中で見なけりゃダメ、
という感じですね。
 数日前、朝食をしているとき、NHK の番組をたまたま見ました。福
島のサクラを追って、名所各地をめぐるというもので、地元のアナウン
サーを案内役に、ジュディ・オングさんが出演していましたよ。お食事
どころも紹介していましたので、猪苗代の日本そばのお店、「しおやぐ
ら」も出るかな、と思っていましたが、それはありませんでした。裏磐
梯、会津若松の鶴ケ城公園、…そして最後が三春。ところが、今年のサ
クラの開花はふだんより遅いらしく、どこへ行ってもまだツボミばか
り。パアーッとしたあの風景は見られませんでした。しかし、滝桜の桜
守の人と、人柄のいいその奥さんも登場するなど、このサクラがどれほ
どみんなに大事にされ、広く愛されているか、それを改めて知ることに
なりました。

>可憐な花の白さに心を打たれるがのさん。SMAPの歌ではないけれ
ど、「がんばって咲いた花はどれもきれい」だとしみじみ思います。
⇒SMAP…SNAP? 白い花の妖精のような女の子がわたしのイメ
ージする小さな白い花をけなげに歌ってくれたら、すてきかもしれませ
ん。でも、花はあまりがんばらないでもいい。自然のまま、よごれを知
らない風を吸って咲いた山かげの孤独な花こそ、きれいですよ。
 百花繚乱の春。五月の透き通った風が心地よいですね。その後、体調
はいかがですか。体調をもどしてくれたら、井村君江さんの「妖精美術
館」レポートをお願いしたいと思っているのですが。ケルトをやるんで
したら、井村さんの世界と、奥会津のここを通らないことにはモグリで
すからね。
 わたしの場合、さあ、花粉の季節が去ったゾ、と、浮かれて飛び出し
た丹沢山登り。いやいや、足が上がらない、前へ進まない、なんとも体
が重い…。そのうち、太腿からふくらはぎにかけて痙攣がおこり、ほう
ほうのていで下山。こんなハズじゃなかったのに、とがっくりして帰っ
てきました。これでは、夏に予定している登山にも自信が持てない。
【つづく】
Re:Re:Re:Re:Re:Re:★チューリップの甘い幻想(04月17日)
がのさん (2006年05月05日 14時37分)

ドロシーさん 【その2】

きょう(5月5日)になってようやく脚のツッパリがなくなったところで
す。体力の衰えって、徐々に、知らぬ間におだやかにやって来るのでは
なく、ガクッと来るような気がしています。悲しいことです。そんなわ
けで、このゴールデンウィークはどこにも出ることなく終わりそうです
 人出の少なくなったころを見はからい、ゆっくりと上野へ行ってみよ
うかナ、と思っています。芸大美術館のバルラッハ展。近くの国立西洋
美術館ではロダンとその恋人カリエールの作品が来ているそうですが、
今回見るなら、そちらではなく、断然、エルンスト・バルラッハでしょ
う。
 日本ではほとんど知られることのない彫刻家。わたしは、ドイツへ行
ってきた知人に見せてもらったバルラッハ美術館の図録で、初めてこの
人を知りました。すべて初めて見る作品でしたが、なんだか、震えるよ
うな感動をもって見せてもらったような記憶があります。ですから、そ
んなに詳しく知っているわけではありませんが。
 乞食がいます、魔女がいます、娼婦らしい貧しい女がいます、農夫
が、羊飼いが、祈りを捧げている人が、疲れた兵士が…。いわば、社会
の底辺で生きている人ばかりを表現している木彫りの彫刻です。それを
見ると、孤独で、内面的な生活に徹して生きた人だろうと想像されまし
た。良寛さんや西行にも似て…。そこには、なにやら底知れぬ深さの宗
教的なものがあって、卑しいものがカケラほどにもない。ムダなものを
徹底的に取り除いて単純化した線と面は、人間の尊さを湛えて凛として
います。その、シンプルでアルカイックな表現の中には、日本のすぐれ
た仏像彫刻にも通ずるものがあるように思いました。
 代表的な作品とされる“Der Asket”(「禁欲者」といったような意味
でしょうか)、これを複写したものをもっていますので、どこかで……、
「ページ一覧」のうちの「ことばの旅路 その②」で、期間限定でご紹
介しましょう。そういえばどこかで見たことがある…、とたいがいの人
がお思いのことでしょうけれど。
 滝桜からバルラッハへ。はっはっは…、ずいぶん話が飛躍しました
ね。わたしはこのごろ、分裂症になったかな?
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