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★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ 08月22日 (火)
10年以上も前になるでしょうか、箱根の湿生花園でチラと見た記憶のある花。
そのとき以来、レンゲショウマの可憐さ、清楚さのイメージは
こころのスクリーンに焼きついて離れることはありませんでした。
身の置きどころもない熱暑の季節。涼やかなイメージをお届けしましょう。

mitake.a

8月21日、この日はどこへ行っても、前日の甲子園の高校野球決勝戦、
大接戦の試合の話題一色に日本じゅうが塗りつぶされた日の翌日。
決勝戦再試合を見るには心臓がどうにかなってしまう心配があり(?)、
わたしは朝一番で奥多摩へ向かう電車に乗りました。
台風10号は列島から逸れ、雷雨の心配もほぼなくなって、
お天気はようやく安定。各地で35℃という残暑が云われるときではありましたが。
(御岳山、標高929メートル。早朝の山のうえは22℃でした)。

mitake.b

かつて知人が感動をもって語ってくれた御岳山のレンゲショウマ。
ラジオで、たまたま、7月末日から9月3日まで「レンゲショウマまつり」が
おこなわれているという情報を得ました。8月下旬ごろがもっとも見ごろという。
この機にわたしも自分の目で見たい、押しかける人の群れを避けるには、
土曜・日曜のあとの月曜、この日しかない! というわけ。
(それでも、アマ・プロのカメラマンがワンサカ、わんさか)
さて、この花の奇跡のような美しさは、百万言を費やすよりは、見ていただくしかありません。
多くの画像を差し込みましたが、遺憾ながら、わたしの撮影技術には限界があります。
もっとダイナミックにこの花をご覧になりたいという方は、
「かんてんばばガーデン」のレンゲショウマのスライドショーはいかがでしょうか。
http://nick21.hp.infoseek.co.jp/renge_syo/renge_syo.htm
清楚さと高雅さを一点に集めてかためたような愛らしい花ですが、
どうでしょうか、自分の美しさを知らず、下うつむいて恥らうかのよう。
こころの思いをことばにできず、ただ控えめに、涙をいっぱいためた目を上げ、
悲しげに訴えかける可憐な少女のような魅力。

ケーブルカーを登りきり、売店をぐるりとまわるようにしてその背後に。
広い北側斜面は落葉樹林になっていて、湿気高いその林床に約5万株が自生、
夏の木漏れ日のそよぎに合わせて、細長い花茎の先で、たよりなげに
かわいい首を振って呼吸するすがたは、無垢な妖精のつつましい舞いを見るよう。
金緑色のま~るいツボミも、なんともかわいい。
ここでは9月上旬まで花が見られるそうです。
レンゲショウマ(蓮華升麻)、キンポウゲ科レンゲショウマ属。
学名:Anemonopsis macrophylla

なお、この山では、レンゲショウマのほか、この季節ですと、
ツリガネニンジンに似た紫色のソバナや、ヤマホトトギス(ヤマジノホトトギス)、
秋海棠、そのほか、とりどりの花が澄んだ色を競っていますし、
早春のころにはカタクリの群生、梅雨期のアジサイもたのしみ。
また、多摩川が岩を食んでまっ白なしぶきをたてる渓流を見下ろす
日本画家・川合玉堂さんの美術館ですごすひとときも、ゆかしくすばらしい。

☆…適当な時期がきましたら画像は削除いたします。オリジナル・サイズの画像をご希望の方は、私信メールのほうから、どれを、とご指定のうえ、お申し出ください。デスクトップの背景に、と評判をいただいております。
☆☆…転記スミ⇒今月の花神
☆☆☆…画像6点削除(09.08)
Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
さちこさんさん (2006年08月22日 16時01分)

か、かわいいお花~~・・・!
「かんてんぱぱガーデン」のスライドショーも拝見しましたが、
がのさんが撮影されたレンゲショウマのほうが
お花の紫がはっきり見えるように思います。
この固そうな蕾が開くと、こんなにかわいいお花になるんですねぇ?
不思議・・・。
HPのトップに紹介されているお写真、いただけますでしょうか?
よろしくお願い申し上げます。

ホトトギス、祖母が大好きな花です。
米寿祝いに出版する予定の短歌集も、
タイトルは「ホトトギス」、表紙は紫色にする予定です。
こうやって生活が豊かになるということは、
愛する花があるっていいことだな~と思います。
Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
みみっぴさん (2006年08月22日 19時01分)

はじめまして~☆
昨年12月に富士市で開設した、新人のみみっぴと言います。
タイトルに引かれてやってきました~!

すご~く素敵なお花の写真がいっぱいですね!!!
レンゲショウマ、私も実物を見てみたいです。
奥多摩ですか?
つり橋のある風景がとっても涼しそうですね~。
ラボを始めてから、ちょっとお花から遠ざかっていますが、また、秋のお花を
ベランダいっぱいにしてみようと思いました!
また、素敵なお花の写真、アップして下さい。
Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
がのさん (2006年08月22日 21時05分)

さちこさんさん

>か、かわいいお花~~! お花の紫がはっきり見えるように思いま
す。この固そうな蕾が開くと、こんなにかわいいお花になるんですね?

⇒ほんと、かわいい花ですねぇ。感動してしまいます。小さいながら花
の形がハスに似ているところから「蓮華升麻」といわれるようになった
とか。ハスの花に似ていますかねぇ…? わたしには、どうも…。
でも、花弁の先端だけが紫色というのは、ふしぎです。開花して間もな
い若い花ほど、そのムラサキは鮮やかだとか。

> ホトトギス、祖母が大好きな花です。米寿祝いに出版する予定の短歌
集も、タイトルは「ホトトギス」、表紙は紫色にする予定です。こうや
って生活が豊かになるということは、愛する花があるっていいことだな
~と思います。

⇒自然界は不思議と美しさに満ちています。あざむくことを知らない純
良な世界。小さな美しいもの、小さな真実に寄せる愛惜の情と好奇の目
をいつまでも持ちつづけたいものです。ホトトギスの花ことばをご存知
でしたか。「今月の花神」の“ホトトギス”でご紹介しましたが、「永
遠にあなたのもの」だそうですよ。さて、さちこさんは永遠にだれのも
のと宿命づけられている?
Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
がのさん (2006年08月22日 21時40分)

みみっぴさん

>昨年12月に富士市で開設した、新人のみみっぴと言います。すご~く
素敵なお花の写真がいっぱいですね! レンゲショウマ、私も実物を見
てみたいです。

⇒主として列島の太平洋側に、薄くながら広く分布して見られるようで
すよ。ひょっとすると富士山麓のどこかで自生しているかもしれませ
ん。木の下蔭のあまり目だたないところを好むようですので、カタクリ
ほどには注目されることもなく、見過ごされてしまうことが多いかも知
れません。でも、こうして一度意識化されていますと、何かの機会に、
「アッ、これだ!」ということがあるかも。

ラボを始めてから、ちょっとお花から遠ざかっていますが、また、秋の
お花をベランダいっぱいにしてみようと思いました!

⇒かぐや姫のさと、富士市のラボ。前庭に駿河湾、うしろに富士。さぞ
かし美しい自然に恵まれておすごしのことでしょう。新富士から富士川
に沿って北上、芝川町を経て白糸の滝近くの温泉へ行ったことがありま
す。郊外の“富士楽座”から見た富士が、それはそれはきれいでした。
すてきな思い出です。どうぞその美しい地で、ゆとりあるゆたかさをも
って、多様なものがたりのこころを体したラボっ子たちを育ててくださ
いますことを念じ上げます。ラボっ子OGの一人とか。かつてのもっと
も輝かしい時代のラボを全身で体験なさった世代。富士山麓から清新な
風を巻き起こしてくださいますことを!
Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
足弱オジサンさん (2006年08月23日 09時06分)

 21,22日と平ケ岳を歩いていて、この日記が更新されているのを
知りませんでした。

 レンゲショウマ、いいですね。色、形、下向きに恥ずかしそうに咲い
ているのが、なんともいえず可憐ですね。尾瀬沼のほとりに咲いてい
た、ヒメサユリを思い出します。真夏の太陽に照らされている姿より、
曇りの日に日陰でひっそりと咲いている方が似合いそうですが。

 足弱らしくもない感想になってしまいました。この花の姿に感動させ
られたせいです。

 
Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
Play with meさん (2006年08月23日 11時59分)

またまた涼やかな妖精をみせていただきました!!
す~~~と汗が引いていくようです。
あの喧騒を避けて深山を踏み分けて妖精を見つけてこられたのはさすが
です。
私はあの斎藤投手に魅せられて、何をも後回しにして、TVにかじりつ
いていました。
フィーバーとは別に彼も涼やかですよね。
内に秘めた熱き想いを見せない18歳なんて、本当に魅力的でした。
おばさんの心をくすぐりますね。
はなしはもとへ!
レンゲショウマのやさしい恥じらいはまた別ですね。
cの紫の濃い一輪の画像をいただけませんか?
小夜ちゃんのイメージに重ねています。
どうでしょう?
Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
がのさん (2006年08月23日 17時25分)

足弱オジサンさん

>21,22日と平ケ岳を歩いていて、…

⇒上越国境の山、利根川の最初の一滴を求めて登った山につづいて、平
ケ岳ですか。すごいですね、勁いですね。すっかり「膏肓(こうこう)病
いに入る」というところ。山のことなど何も知らなかったわたしに、貴
君はここ5年、その香ぐわしい英気の心地よさ、ゆたかさを教えてくれ
ました。体力の衰えに抗しきれずにいるのが口惜しいところですが。

> レンゲショウマ、いいですね。色、形、下向きに恥ずかしそうに咲い
ているのが、なんともいえず可憐ですね。尾瀬沼のほとりに咲いてい
た、ヒメサユリを思い出します。

⇒ヒメサユリ、長蔵小屋の前であざやかな色を見せてくれましたね。台
風一過の一点の雲もない空の光と早朝の空気のなかで。
 この夏の至仏山歩きではたいへんお世話になりました。こころならず
も多大なご迷惑をかけてしまうことになり、申し訳ありませんでした。
もう山はダメかな、と自信をなくしていましたが、このたびの御岳山、
足まわりを入念に検討した末に歩きました(ケーブルカーで一挙に400メ
ートル以上登ってしまいますので、もともと、それほどの急斜面はない
ところですが)。原因は、履いていた靴下がキャラバンシューズのなかで
ツルツルすべってしまっていたことによるとわかりました。対策のひと
つは、すべりにくい靴下をはくことと、すべるのを防止する中敷きをあ
てること。これでバッチリ、まったく苦痛はなく、快適そのものでし
た。
 ええ、レンゲショウマ、ほんとうに愛らしい花です。画像で見てもら
っているのがほぼ原寸大の、小さな花。かわいいランタンのようです。
飾り気ない清楚さと、ひっそりとして自己主張のないつつましやかなと
ころが、いいですね。わたしの個人的な好みということでしょうか。
Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
がのさん (2006年08月23日 22時11分)

Play with meさん 【その1】

>涼やかな妖精をみせていただきました! す~~~と汗が引いていく
ようです。あの喧騒を避けて深山を踏み分けて妖精を見つけてこられた
のはさすがです。

⇒ いやいや、多くの知人がこの夏、海外へ行き、大きなすばらしい体
験をしてきました。ノルウェーへ行った人、ベルギーへ、スイスへ、ド
イツへ、フランスへ、スペインへ、イギリスへ、また南米ペルーへ…。
(ずいぶん多くのテューターの方も海外旅行をなさっていましたね)。テ
ロの騒ぎなんぞどこ吹く風、わたしのまだ行ったことのない世界を見
て、無事に帰ってきております。おかげで少しずつながらおみやげの世
界の珍味にあずかって幸せな気分ではありますが、それにひきかえ、わ
たしの幸せとは、山の蔭でひっそりと隠れている小さな美しいものにふ
れて喜びとするという程度のケチなもの。まあ、人それぞれですから、
わたしはわたし、そんなにみじめに思っているわけではありませんが。
つつましい小さな喜びを何倍にも膨らませて喜ぶ、そんな貧しい生活ス
タイルに、もう馴れてしまいましたかね。

> 私はあの斎藤(佑樹)投手に魅せられて、何をも後回しにして、TVに
かじりついていました。フィーバーとは別に彼も涼やかですよね。内に
秘めた熱き想いを見せない18歳なんて、本当に魅力的でした。おばさん
の心をくすぐりますね。

 ⇒  決勝戦 ハンドタオルの 清(すが)き汗
 決勝再試合は見ませんでしたが、前日の引き分けになった息づまる熱
戦を見ながら、ふと浮かんだ川柳です。驚くほどマナーのいい選手でし
たね。投げおわったあと、荒れたマウンドのあたりをていねいにスパイ
クの先でかきならしたりして。あのハンカチのことなど、わたしのほか
だれも意識して見ていないかと思っていましたが、なんのなんの、きょ
うの新聞を見たら、「ハンカチ王子」「青ハンカチのさわやか投手」の
異名さえ生んでいるみたいで、ああ、みんな見ていたんだと、ちょっと
びっくり! 
【つづく】
Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
がのさん (2006年08月24日 11時07分)

Play with meさん 【その2】

だって、ふつうなら、野球選手が顔の汗をふくとなると、試合中でした
ら腕(そで)で乱暴にグイッとぬぐったり、ベンチに帰って大きなタオル
で頭から顔をゴシゴシこすって拭く、という風景を見せるものでしょ。
おしりのポケットからキチンとたたまれたタオル地のハンカチをおもむ
ろに取り出し、拭くというよりは軽く押し当てる、という、作法を知っ
た女性がしそうな上品なしぐさ。育ちのよさというか。意外でしたね。

> レンゲショウマのやさしい恥じらい、小夜ちゃんのイメージに重ねて
います。どうでしょう?

⇒「『レンゲショウマって、小夜ちゃんみたい』とPWMせんせいが云
ってるよ」なんて伝えましたら、すっかりいい気に舞いあがって、ます
ますせんせいが好きになってしまうかもしれませんよ。でも、この花の
ように清潔で、つつしみ深くへんに自己主張をしない、素直で、控えめ
な子であってほしい、どんな小さなこともごまかしたり、いい加減に流
したり、ないがしろにしたりすることのない子、小さな美しいものを見
てさえ感動し幸せを感じるこころ、小さな真実に好奇の目と愛惜の情を
もって向かい合える子になってほしい、と思っています。
 でも、そんな理想をわたしが云うまでもなく、小夜はとってもいい子
なんですよ。
Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
candyさん (2006年08月25日 01時18分)

レンゲショウマ・・・私もお写真を拝見して一目ぼれしてしまいまし
た。実物が見られるなんて素晴らしい事ですね。私もこの掲示板の写真
を是非送っていただきたいです。イギリスで本当のイングリッシュガー
デンを色々見てきましたが、彼の地の、夏でも20度前後の気候が可憐な
花々にぴったりなんだと実感してきました。日本の35度にもなる機構に
可憐な花々のイングリッシュガーデンはかわいそう。このレンゲショウ
マも高地の22度あたりの気温だからこんな可憐な花を夏に咲かせるので
しょうね。日本の平地にはしっかり根を張った木々のある日本庭園が似
合っているな~と思いました。
ところで、昨日合宿から帰って毎日新聞の余禄(コラムです)を見たら
キレンゲショウマが絶滅寸前と言う記事が載っていました。
「日本植物の研究は以後欧米植物家を煩わさずして日本の植物学者の手に
よって解決せん」と日本の植物学の自立宣言をした東大植物学科の初代教
授の矢田部良吉氏が宣言後に二つの新種と新属新種のキレンゲショウマ
を公表している。属名は和名そのままのキレンゲショウマとし、日本の
植物学ここにありという意気込みを世界に示したのである。・・・
私の故郷徳島県の剣山山頂近くに群生しているようで、宮尾登美子氏の
「天蓋の花」がこのキレンゲショウマのことだそうです。「みごとな花の群
落、見渡すかぎり黄色の点々は拡がり・・・まるで一つ一つの花が月光
のように澄み、清らかに輝いてみえた。茎の高さは1メートルほど、葉は
たっぷりと大きく幅は二十センチはあろうかと思えるが、その立派な葉
を従えるように、さわやかな月光の花は凛、として気高い」・・・こちら
も見ることが出来たら素晴らしいでしょうね。・・・近年の暖冬で生息
数の増えた鹿などが標高の高い群生地に出没し、葉や茎を食い荒らして
いるのだそうです・・・
お花屋さんに色んな国のいろんな花が並んでいますが、やはり植物はそ
の土地の空気や環境にあったところで育つのが一番でしょうね。外国に
行くとその土地の素晴らしさを満喫し、一方日本の本来の良さを改めて
認識する事が出来ます。これも年の功でしょうか・・・ラボッ子たちは
どんな思いで日本とホームステイ先を見ているのでしょうね。
Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
がのさん (2006年08月25日 11時04分)

candyさん 【その1】

>昨日合宿から帰って毎日新聞の余禄(コラムです)を見たら、キレン
ゲショウマが絶滅寸前と言う記事が載っていました。私の故郷徳島県の
剣山山頂近くに群生しているようで、宮尾登美子氏の「天蓋の花」がこの
キレンゲショウマのことだそうです。「みごとな花の群落、見渡すかぎり
黄色の点々は拡がり……、まるで一つ一つの花が月光のように澄み、清
らかに輝いてみえた。茎の高さは1メートルほど、葉はたっぷりと大きく
幅は二十センチはあろうかと思えるが、その立派な葉を従えるように、
さわやかな月光の花は凛、として気高い」…こちらも見ることが出来たら
素晴らしいでしょうね。

⇒ ご丁寧な書き込みをいただきました。ありがとうございます。「黄
蓮華升麻」ですか。いやいや、わたしは知りませんでした。花の形、花
のつき方、葉の形など、このたびわたしの見たレンゲショウマとはだい
ぶ印象がちがう(アジサイ科に属する)ようですが、これもなかなかかわ
いい、さわやかな花ですね。こちらはたしかにアジサイほどの青々とし
た大きな葉をもっていますが、レンゲショウマのほうは、ひょろりと頼
りない花茎のうえに咲き、花弁の印象ばかりで葉の印象はぜんぜんない
んですね。絶滅が心配されているというキレンゲショウマは、四国の剣
山とか石鎚山などの深山、九州・熊本の五家荘などでわずかにその群生
を見ることができるそう。できることなら、ぜひこの目で見たいもの。

宮尾登美子『天蓋の花』はさっそく読んでみたいです。先日、古書店ブ
ックオフでいったん手にしたものでしたが、105円、安くて助かるともい
えるものの、本の編集を長いことやってきたものにとって、本づくりの
たいへんな手間と気づかいを思うと、なんだか気がとがめ、105円なんぞ
で手にしてはバチがあたるような気がしてしまうんですよね。
【つづく】
Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
がのさん (2006年08月25日 23時44分)

candyさん

【その2】
>お花屋さんに色んな国のいろんな花が並んでいますが、やはり植物
は、その土地の空気や環境にあったところで育つのが一番でしょうね。

⇒ ええ、このたびも、その苗を鉢ごと売っていまして、それをみやげ
に持ち帰る人を見かけましたが、たぶん、骨折り損でしょうね。空気は
よごれ、コンクリートの熱に包まれた都会の、マンションのベランダに
置いて見る花ではありませんよね。きれいな花も、おいしい食べもの
も、その土地土地でないと本来のものには出会えません。ギリシアの古
代彫像はやはりギリシアの風のなかで見ないと、明日香美人はやはり明
日香の光のなかで見ないと…。
 つまらない例ですが、高級な食べものの代表のようにいわれるキャビ
ア、いくら高級といわれても、日本のレストランで食べるキャビアをほ
んとうにおいしいと思って食べたことはないですが、このたびノルウェ
ーへ行ってきたという友人のみやげにもらったチューブ入りのキャビ
ア、現地ではこんな食べ方をしたら笑われるのでしょうが、これがま
あ、じつにうまい! 朝食に、トーストされたパンにつけて食べたら、
もうやめられません。今度もう一度ノルウェーに行くことがあったら、
おカネなら出す出す、これを1ダースほど買ってきてくれ、と云ったも
のです。

 この季節、町で日常的に見られる花といったら、サルスベリ(百日紅)
のピンク色の花、キンケイギクやキバナコスモスの橙色の花、ヒマワリ
の黄色、ゼラニウム、アマリリス、カンナ、ケイトウ…、など。芙蓉、
タチアオイもありますか。わりあい花の少ない季節で、しかもここにあ
げた花はいずれも色がきつかったり大ぶりだったりして、いかにも暑苦
しく、清流の音や木々の葉をさやがす風、みどり深い木陰の涼やかさを
感じさせてくれるような爽やかさがない。
 その点、レンゲショウマの清楚さ、爽やかさは、絶品だと思うんです
よね。惚れてしまったものの弱みかも知れませんが。
Re:Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
candyさん (2006年08月26日 02時10分)

がのさん
>candyさん

【その2】
>お花屋さんに色んな国のいろんな花が並んでいますが、やはり植物
は、その土地の空気や環境にあったところで育つのが一番でしょうね。

このたびノルウェーへ行ってきたという友人のみやげにもらったチュー
ブ入りのキャビア、現地ではこんな食べ方をしたら笑われるのでしょう
が、これがまあ、じつにうまい! 朝食に、トーストされたパンにつけ
て食べたら、もうやめられません。

→おかしくないと思いますよ!実は私がキャビアを始めて食べたのは昨
 年のデンマークなんです(~~;) アンデルセン博物館にあるレストラン
 で確かデンマークサンド(?)かなにか、ご当地らしい命名のサンド
 イッチを注文するとオープンサンドに野菜やゆで卵、その上にたっぷ
 りのキャビアが乗っていました!「わあ!贅沢」と大喜びで食べまし 
 た。もちろんと~ってもおいしかったです!チューブ入りのキャビア
 を売っているんですね。あまり食べ物に執着しないので、スーパーと
 かも寄りましたが気がつきませんでした。ちょっと残念です・・・

 この季節、町で日常的に見られる花といったら、サルスベリ(百日紅)
のピンク色の花、キンケイギクやキバナコスモスの橙色の花、ヒマワリ
の黄色、ゼラニウム、アマリリス、カンナ、ケイトウ…、など。芙蓉、
タチアオイもありますか。わりあい花の少ない季節で、しかもここにあ
げた花はいずれも色がきつかったり大ぶりだったりして、いかにも暑苦
しく、清流の音や木々の葉をさやがす風、みどり深い木陰の涼やかさを
感じさせてくれるような爽やかさがない。

→そうですね。私も自分の子供の頃に見た夏の花と言えば、カンナ、ひ
 まわり、百日草、オシロイバナ、ホウセンカ、ケイトウ、タチアオイ
 などですね。最近この花々も新興住宅地では、あまり見なくなりまし
 た。皆さんお花屋さんで買ってきたイングリッシュガーデン風のお花
 を育てておられますね。

 その点、レンゲショウマの清楚さ、爽やかさは、絶品だと思うんです
よね。惚れてしまったものの弱みかも知れませんが。

→写真とても素敵です。涼しい高原をイメージしながら、暑い残暑を乗
 り切ります!
----------------------------
Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
Hiromi~さん (2006年08月26日 15時28分)

いつも可憐なお花を見せていただいてありがとうございます。レンゲシ
ョウマ色といい姿といいなんとも味わい深いですね。
 御岳山もロープウェイ入り口というところは何度か、通った記憶があ
ります。

 河合玉堂の美術館は行ったことがあります。青梅に温泉があり、その
帰りに奥多摩までドライブしたときです。かわらに下りてみましたよ。
絵葉書も何枚か持っています。

 この夏はヨーロッパで遊んできたので、後半ラボラボです。

大きな写真おねがいできますか!
Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
がのさん (2006年08月27日 00時02分)

Hiromi~さん

>レンゲショウマ、色といい姿といい、なんとも味わい深いですね。

⇒ただに、きれい、かわいい、というだけでなく、虚栄を知らず、気高
く、天のもののように澄んでいる、という印象。こんなわたしの思い入
れは、ちょっと強すぎるんじゃないの、と、みなさんにもの笑いにされ
るのでしょうけれど。
 それにしても、東京都の最深部、…というほどではありませんが、青
梅線、五日市線…、立川や八王子からちょっと行ったところにすぎない
のに、緑は深く、オゾンがいっぱい、空気もまったくちがってすみわた
り、天と地ほどにも違う別な東京のすがたですよね。多彩な顔をもち、
こんなすばらしい自然を併せもつ首都って、ひょっとするとほかにはな
いかもしれませんよ。(五輪誘致には賛成できませんが)

> 御岳山もロープウェイ入り口というところは何度か、通った記憶があ
ります。

⇒ロープウェイを降りると、だいたいの人は御岳神社へ向かう左の径へ
入ります。そうではなく、降りたら右に出て、展望台からの眺望をたの
しみ、さらに右からおみやげ屋さんのウラにまわるようにして斜面をの
ぼります。簡単な遊歩道がつくられていて、その右・左にこの花を見る
ことができます。落葉樹のあいだを縫う小径がつくられ、雨でなくても
濡れたようになっています。足もとのしっかりしていない人が、斜面で
ときどきコッテン、こってん、としりもちをついています。ケガをする
ほどのことはありませんが。

> 川合玉堂の美術館は行ったことがあります。青梅に温泉があり、その
帰りに奥多摩までドライブしたときです。かわらに下りてみましたよ。

⇒今回はこの美術館には立ち寄りませんでしたが、忙がわしく、欲まみ
れの、パサパサしたこころの目だつ、この時代の印象からはあまりにも
遠い、ほんとうにこころにしっくりとくる、明鏡止水の平静さ、とでも
いいますか、多摩川の瀬音とともに見る川合玉堂の日本画には、そんな
魅力がありますね。
 温泉もあり、「澤井」の銘酒をたのしみにする人も多いようですが。
Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
スミティさん (2006年08月27日 10時31分)

こんな花があるんですね。
このページで見せていただいて、ドキっ! 
この暑さの中、なんと涼しげな。
是非咲いているところが見てみたい、と。
Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
がのさん (2006年08月27日 23時16分)

スミティさん

>こんな花があるんですね。この暑さの中、なんと涼しげな。是非、咲
いているところが見てみたい、と。
----------------------------
 そう、こんな花がこの世にあるんですね。皆さんは、この交流の夏
を、東奔西走、さぞかしあわただしくすごされたことでしょう。振り返
ってみればたかが1か月、キャンプの興奮もようやく冷め、海外へ出た
人たちもつつがなく帰国され、よかった、よかった、というわけです
が、異常な酷暑のなか、ときには、スワッ、テロ! とテューターとし
ては肝を冷やすようなこともあり、いまごろはちょうど、張り詰めたも
のがゆるむとともに神経にチクリと疲弊を感じるころかもしれません。
いかがですか。お疲れはありませんか。
 秋からの活動を清新な気分で再スタートするためには、心身に曖昧な
熱をもってよどんでいる疲れをスッキリと洗い流したい。そんなとき
に、この天のものとも云えそうな美しく清いもの、可憐にして純粋な花
はいかがでしょうか……、という次第。
 ほんと、お近くにおすまいなら、旗をもって先頭に立ち、「さあ、二
列に並んで、あとについて来て…」と、みなさんをこの花野に案内して
さしあげたいほどです。いくつかの画像をお送りしましたので、おここ
ろ休めください。
Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
ちこらんたんさん (2006年08月28日 07時25分)

おひさしぶりです。
可憐な妖精たちの姿に、心和ませられました。

がのさんにお聞きしたいのですが、ソングバード2に出てくる
bluebell、妖精ともちょうちょとも言われますが、どんなお花ですか?
日本にもありますか?もし写真があったら拝見したいです。

ところで、がのさんは、甲子園の再試合なんて心臓がどうかなってしま
う…とは、やっぱり早稲田を応援されていたのでしょうか?
私も、久しぶりに高校野球を見て、胸が熱くなりました。
途中からですが、決勝戦・再試合とも見て、感動しました。
それはそうと、巷ではすっかり「ハンカチ王子」ブームだそうですね。
Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
がのさん (2006年08月28日 10時15分)

ちこらんたんさん

【その1】
>可憐な妖精たちの姿に、心和ませられました。
がのさんにお聞きしたいのですが、ソングバード2に出てくる
bluebell、妖精ともちょうちょとも言われますが、どんなお花ですか?
日本にもありますか? もし写真があったら拝見したいです。

⇒夏の疲れのあと、気分がぐんにゃりしそうな時期。こんなきれいな、
なんとも可憐な妖精の舞いを見て、気分をシャキッ! とさせて秋に向
かってくださいね。
 Blue Bell ですか。園芸店の知り合いに教えてもらって撮ったのがい
くつかあるはずですから、探してあとでメールに添付して送ります。ふ
つうにいうBlue Belle と、イングリッシュ・ブルーベル(ヒメアガパン
サス)はちょっと違うようですが、デルフィニウムも含めて「ブルーベ
ル」と云ってしまっているようです。いく種類か送りますので、お気に
入りのものを「ブルーベル」としてもらっていいと思います。

> がのさんは、甲子園の再試合なんて心臓がどうかなってしまう…と
は、やっぱり早稲田を応援されていたのでしょうか? 私も、久しぶり
に高校野球を見て、胸が熱くなりました。途中からですが、決勝戦・再
試合とも見て、感動しました。巷ではすっかり「ハンカチ王子」ブー
ム。

⇒心臓がどうの…、というのは冗談ですが、早稲田実業高校との縁は、
ないこともないんですよ。大学で教職課程を取得する際、教育実習に行
ったのがこの高校。大学に近かった(4年前に国分寺に移転したというの
は、今回はじめて知りました。男女共学になったとか!)というだけのこ
となのですが、とにかく、男くささムンムンで、わたしがシカツメらし
い顔をして古典文学を教えるような雰囲気はぜんぜんなかったことを覚
えています。
【つづく】
Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
がのさん (2006年08月28日 10時22分)

ちこらんたんさん

【その2】
校長室に行くと、王さん時代の功績をたたえる数々の優勝旗や優勝楯、
表彰状などの記念の品がギッシリ。どっちを向いても王さん、王さんで
した。まるで王さんのつくった学校みたいだな、なんて仲間同士で陰口
していたものです。
 斎藤佑樹くん。いいですねぇ。Play with me さんの書き込みに応えて
書いたように思うのですが、ハンカチに目をとめていたのはわたしだけ
かと思ったら、な~んだ、みんな見ていたんですねぇ。それも、ハンカ
チやタオルでごしごし顔の汗を拭く、というのではなく、ちこたんがや
りそうな上品な手つきで、そっと押し当てる、という汗の拭きかた。都
会的に洗練されている、というか、育ちがよい、というか。それに、な
んといっても、謙虚さがいいですね。日本じゅうの人びとが彼のそのた
たづまいに若ものの理想像を重ねて見たのかもしれません。彼は群馬県
太田市の出身とか。わたしの出身が群馬県だということ、ご存知でし
た? 太田ではなく県都の前橋、詩の町・前橋ですけどね。

 高倉健さんの「黄色いハンカチ」、いい映画でしたね。それに、石原
裕次郎には「赤いハンカチ」という歌があります。アカシアの花の下で
シクシク泣いているかわいい女の子。恋の怨みの涙でしょうか、その涙
をふいているのが赤いハンカチ、というわけ。ロマンチック~ッ! ち
こたん、どうですか、この際「青いハンカチ」という歌をつくってみま
せん? …そうか、ちこたんは歌よりオロリのほうが得意なんでしたっ
け。
Re:Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
ちこらんたんさん (2006年08月28日 11時46分)

がのさん

>夏の疲れのあと、気分がぐんにゃりしそうな時期。こんなきれいな、
なんとも可憐な妖精の舞いを見て、気分をシャキッ! とさせて秋に向
かってくださいね。
 Blue Bell ですか。園芸店の知り合いに教えてもらって撮ったのがい
くつかあるはずですから、探してあとでメールに添付して送ります。

ありがとうございます。楽しみです♪
ソングバードの本にスケッチが載ってましたが、ぜひカラー写真を見た
いと思いましたので。お願いいたします。

>心臓がどうの…、というのは冗談ですが、早稲田実業高校との縁は、
ないこともないんですよ。大学で教職課程を取得する際、教育実習に行
ったのがこの高校。大学に近かった(4年前に国分寺に移転したというの
は、今回はじめて知りました。男女共学になったとか!)というだけのこ
となのですが、とにかく、男くささムンムンで、わたしがシカツメらし
い顔をして古典文学を教えるような雰囲気はぜんぜんなかったことを覚
えています。

なるほど。実習に、母校ではなく、大学に近いところにいらしたわけで
すね。
最近は男女共学が増えていますね。
愛知にもいくつか甲子園の常連高がありますが、そのほとんどが共学に
なったようです。
Re:Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
ちこらんたんさん (2006年08月28日 11時53分)

がのさん

>【その2】
校長室に行くと、王さん時代の功績をたたえる数々の優勝旗や優勝楯、
表彰状などの記念の品がギッシリ。どっちを向いても王さん、王さんで
した。まるで王さんのつくった学校みたいだな、なんて仲間同士で陰口
していたものです。

なるほど。王記念館になってるんですね。
でも、今回さぞかし王さんはお喜びでしょうね。
いい療養になるのではないでしょうか。

>斎藤佑樹くん。いいですねぇ。Play with me さんの書き込みに応えて
書いたように思うのですが、ハンカチに目をとめていたのはわたしだけ
かと思ったら、な~んだ、みんな見ていたんですねぇ。それも、ハンカ
チやタオルでごしごし顔の汗を拭く、というのではなく、ちこたんがや
りそうな上品な手つきで、そっと押し当てる、という汗の拭きかた。都
会的に洗練されている、というか、育ちがよい、というか。

今日はもちあげてくださるんですねぇ。
それともなにか裏があるんでしょうか。

それに、なんといっても、謙虚さがいいですね。日本じゅうの人びとが
彼のそのたたづまいに若ものの理想像を重ねて見たのかもしれません。
彼は群馬県太田市の出身とか。わたしの出身が群馬県だということ、ご
存知でした? 太田ではなく県都の前橋、詩の町・前橋ですけどね。

なるほど。ハンカチ王子と同郷の、がのさんはさしずめ「ハンカチ大
王」?

>高倉健さんの「黄色いハンカチ」、いい映画でしたね。それに、石原
裕次郎には「赤いハンカチ」という歌があります。アカシアの花の下で
シクシク泣いているかわいい女の子。恋の怨みの涙でしょうか、その涙
をふいているのが赤いハンカチ、というわけ。ロマンチック~ッ! ち
こたん、どうですか、この際「青いハンカチ」という歌をつくってみま
せん? …そうか、ちこたんは歌よりオロリのほうが得意なんでしたっ
け。

いえいえ、実は歌のほうが得意です。
オロリ歴はまだ短いものですから。

「黄色いハンカチ」の映画もちゃんと見たことないんです。
「赤いハンカチ」の歌も、残念ながらよく知りません。
「木綿のハンカチーフ」なら知ってます。この歌、好きです。

「青いハンカチ」の歌、考えてみます。
でも、川柳になっちゃうかも?!
Re:Re:Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
がのさん (2006年08月28日 20時55分)

ちこらんたんさん

【その1】
>それも、ハンカチやタオルでごしごし顔の汗を拭く、というのではな
く、ちこたんがやりそうな上品な手つきで、そっと押し当てる、という
汗の拭きかた。都会的に洗練されている、というか、育ちがよい、とい
うか。 ⇒今日はもちあげてくださるんですねぇ。それともなにか裏が
あるんでしょうか。

☞ そウラ、またそんなスネ方をする。うすっぺらで透き通っていて、
ウラもオモテもありゃしませんが、ウラやましくってウラめしいくらい
なだけです。ただ、「ちこらんたん」さんというと、左の腕の下に頭ご
とかかえ、首をしめあげながら、右手のこぶしでグリグリしてやりたく
なるというのが、わたしの悪いくせ。いじめてばかりでなく、たまには
ちょっと持ち上げておかなくっちゃ、あとでウラまれようというもの。
一応、女なんだし。

> 彼は群馬県太田市の出身とか。わたしの出身が群馬県だということ、
ご存知でした? ⇒なるほど。ハンカチ王子と同郷のがのさんは、さし
ずめ「ハンカチ大魔王」?

☞ そんなア。ハンずかしいです。もともと、どケチな人間でして…。
つまらぬハンカツー(半可通)ヤロウとでも呼んでください。
【つづく】
Re:Re:Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
がのさん (2006年08月28日 20時56分)

ちこらんたんさん

【その2】
> 「黄色いハンカチ」の映画もちゃんと見たことないんです。

☞ あ~、これをちゃんと見ていないなんて、非国民じゃ! 正確には
『幸せの黄色いハンカチ』というタイトル。レンタルビデオ屋さんの倉
庫を隅から隅まで探してもらっても、ぜったいに見るべし。だって、こ
れ、第一回日本アカデミー賞を受けた作品ですよ。山田洋次の監督で、
網走から夕張を結ぶあたりの広大な北海道が舞台。日本の美しい風景の
なかで演じられる、小さな、しかし、なんとも暖かい夫婦愛。暗い過去
をもつ無口な男を演ずるのが高倉健さん、それとは対照的な、軽薄な今ふ
うの若い男女をおもしろおかしく演じる武田鉄也(たしか、これが最初の
映画出演だった?)と桃井かおり、小さな貧しい漁師町で男の帰りをひっ
そりと待つ(自分のようなものを待ってくれてはいないだろうことを、男
は暗い情念のなかで死ぬ思いで恐れている)、つつましい女を倍賞千恵子
さんが。寅さんの渥美清も出ていましたよ。棹の先いっぱいに結びつけ
られた黄色いハンカチがひるがえっているのを見たときは、たかが映
画、つくりばなしとは知りながら、見ているこちらも、うれしかった
~! 泣けちゃったね。
Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
dorothyさん (2006年09月01日 05時00分)

心が洗われる様なきれいな花々ですね。
いかにも高山植物らしい風情がまた
素敵です。
渓流の写真も、涼やかですね。
Re:Re:Re:Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
ちこらんたんさん (2006年09月01日 11時15分)

がのさん

> そウラ、またそんなスネ方をする。うすっぺらで透き通っていて、
ウラもオモテもありゃしませんが、ウラやましくってウラめしいくらい
なだけです。ただ、「ちこらんたん」さんというと、左の腕の下に頭ご
とかかえ、首をしめあげながら、右手のこぶしでグリグリしてやりたく
なるというのが、わたしの悪いくせ。いじめてばかりでなく、たまには
ちょっと持ち上げておかなくっちゃ、あとでウラまれようというもの。
一応、女なんだし。

あはは~、そうでしたか。
近くにいたら、ほんとにしめあげられそうですね。
いえいえ、分かっております。お褒めになったのが、がのさんのご本心
でしょう。

> そんなア。ハンずかしいです。もともと、どケチな人間でして…。
つまらぬハンカツー(半可通)ヤロウとでも呼んでください。

ハンカツーヤロウですか。
ハンカチョウ(半か丁)ではないんですね。

>あ~、これをちゃんと見ていないなんて、非国民じゃ! 正確には
『幸せの黄色いハンカチ』というタイトル。レンタルビデオ屋さんの倉
庫を隅から隅まで探してもらっても、ぜったいに見るべし。だって、こ
れ、第一回日本アカデミー賞を受けた作品ですよ。

そうだったんですか。
分かりました。今度借りてきます!!

bluebellの写真、ありがとうございました。
本日公開いたします♪
Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日)
がのさん (2006年09月01日 19時15分)

dorothyさん

>心が洗われる様なきれいな花々ですね。いかにも高山植物らしい風情
がまた素敵です。渓流の写真も、涼やかですね。
----------------------------
 9月に入り、こころの波も周囲の情況も落ち着かれたご様子、よかっ
たですね。

 山へ行くたび、人間のからだのためにはきれいな空気がたいせつだな
あ、と感じます。人間のこころにもその清さが欠かせないような。それ
にひきかえ、わたしたちの日常は、よくぞこんなところで生きていられ
る、と思えるほど、狭い、ひどい空気のなかにあります。世界の美し
さ、可憐さをぜんぶ集めたようなレンゲショウマという花がこんなにさ
わやかな花弁をつけるのも、大きな自然のなか、みがかれたようにきれ
いな空気に恵まれているからとしか考えられません。よごれた空気のな
かで人間が考えることは、おれが、おれが…と、競争してひとに勝つこ
と、おカネ儲けをすること、自分の虚栄心を満たすこと、だけのよう
な…。
 驚くのは、澄み透ったマイナス・イオンにあふれたそこも、同じ東京
の一部だということ。きたないものをぜんぶかき集めて束ねたような、
あの東京と。
 だから、新品でぴかぴかのりんごちゃんとこんな美しい世界を分かち
あえたらなあ、抱えきれないほどこの美しさを持って帰ってくれたらな
あ、とつくづく思わけです。
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