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『ちひろとアジアの絵本画家たち』 09月23日 ()
今日は以前から行きたかった『ちひろとアジアの絵本画家たち』と義弟の奥さんが所属している岸本照美トールペイントの作品展を見に福岡まで行ってきました。
先月行った絵本ミュージアムがあった同じ福岡アジア美術館で、いわさきちひろやアジアの絵本画家の原画がたくさん展示してあって、見ごたえ十分。
原画にあわせて絵本も展示してあったので、知らないお話は絵本を読み、原画の魅力をたっぷり味わってきました。印刷されてしまうと分からない細かい表現や色合い、紙質や表現方法などが分かり、やっぱり原画は良いなあ!としみじみ感じました。
中でも韓国の絵本の色使いや表現など独特で面白かった。
赤羽末吉さんの「スーホの白い馬」の原画もあって、じっくり眺めていたら、スーホの白馬に対する思いが伝わってきてしんみりしてしまいました。
一人ひとりの画家の紹介と画家の作品に対する思いや子供たちへのメッセージなど興味深く、印象に残ったのを書くものを持っていなかったので、携帯で写真を撮ったらすぐに係りの人が寄ってきてしまいました。そこで鉛筆と紙を借りて印象に残った言葉を書き写してきたので、紹介します。
まずは「わたしのワンピース」を描かれた西巻茅子さん 
『心を込めて、絵を描く
 心というものは何のためにあるのだろうと考える。人と人は、リアルな現実だけで生きているのではない。心という計り知れないものの行き交いで関係を築き、動かされて共の生きていくのだ。その心が形になったものが、表現とか作品とか芸術と文化という言葉に言い表されていて、太古の昔から音楽や絵や詩や踊りなどは、人と人を結びつける心の乗り物としての役割を果たしてきたのだ。
 幼い子供に向けて、心を込めて仕事をしてきたけれど、ようやくこの頃になって自分の仕事の意味を理解できるようになって幸せである。』


それから「まつげの海のひこうせん」を描いた松浦範茂さん
『私がもっとも力を注ぐのは、テキストの範囲内でテキストに描かれていない部分を探し出して描くことです。眼光をテキストの紙背にまで徹して描くことです。場合によってはテキストの作者自身が気づかないようなことが、絵で表現できたら・・・と高望みします。
 加えて、その絵が絵としてだけでも鑑賞に耐え得る絵でありたいというのは言うまでもありません。眼を通して、耳や鼻や舌や皮膚にまで届く絵が描ければいいと思います。』


最後はいわさきちひろさんのことば
『どんどん経済が成長してきたその代償に、人間は心の豊かさをだんだん失ってしまうんじゃないかと思います。・・・・私は私の絵本のなかで、いまの日本から失われたいろいろなやさしさや、美しさを描こうと思っています。それを子供たちに贈るのが私の生きがいです。』

なかなかちひろ美術館には行けないので、思わず「ちひろ美術館の絵本画家たち」と「ちひろ美術館コレクション~ちひろと世界の絵本画家たち」を買ってしまいました。読み応え十分でじっくり楽しみたいと思ってます。「ちひろ美術館の絵本画家たち」は、ちひろさんの一人息子松本猛さんが世界の画家たちに直接会って話を聞いたり原画をもらってきた話などが書かれていて、よく知っている作品と共に絵本の向こう側にいる作家の人柄や魅力が伝わって面白いし、「ちひろ美術館コレクション~ちひろと世界の絵本画家たち」の方は、ちひろ美術館に所蔵されている絵を、国別に紹介されていて見やすく、画家の子供たちへのメッセージなどとても素晴らしい。その一つ「てぶくろ」を描いたラチョフのことば
『どういうわけか、動物の絵というと子供が喜ぶという誤った考えがあります。わたしは民話が動物を通して、人間の性格を表しているところに興味があります。民話は人間の願望とか、空想とか、人と人との間の感情を語っているのです。』

この2冊を見ていたら、一度はちひろ美術館に行かなくてはと思っちゃいますね。
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Re:『ちひろとアジアの絵本画家たち』(09月23日) >>返事を書く
ぼっくりさん (2007年10月01日 01時03分)

いつも、沢山の絵本に関するお話を書いていらして、興味深く読ませて
いただいています。

私も、東京のちひろ美術館は実家から近いので何度か計画をしたのにま
だ訪れるご縁がなく、時折、安曇野の美術館のHPを眺めてはぜひ一度行
ってみたいとずっと思っていました。
ついに、今年の5月に友人と2家族で、車で安曇野まで旅してきまし
た。
宿は、ちひろ美術館の隣にある「すずむし荘」というところに泊まりま
した。館内にはそこここにちひろさんの作品が飾られていたり、絵本が
並ぶくつろぎスペースがあったりの素敵な所で、美術館併設?とも言え
そうな感じがしました。温泉も気持ちよかったです。
ちひろ美術館は、それは本当に素晴らしく、安曇野の景色とあいまっ
て、5月の風にくるまれて最高に幸せな気分でした。図書室の蔵書にも
目を奪われ、子どもも大人も自由に読んで良いあの空間・・・何日あっ
ても時間が足りないと思いました。
美術館の外の小川みたいな場所で、蛙の赤ちゃんを見つけたり、小さい
子ども達も一日中飽きずにいました。

展示室にアジア作家の原画がいくつか飾られており、「きつねのホイテ
ィ」の作者シビル・ウェッタシンハの、偶然にも大好きな絵本「かさど
ろぼう」の原画が目に入ってきた時にはしびれました!

近辺には、他にも沢山の美術館があり、長野の自然と芸術に心をひたし
てエネルギーをもらって帰りました。
Re:Re:『ちひろとアジアの絵本画家たち』(09月23日) >>返事を書く
トミーさん (2007年10月01日 21時10分)

ぼっくりさんへ
良いですね~ホント羨ましい!!
私が行きたいなあと思っているところに、実際に行ってらして、
また詳しい話を書いてくださってるので、ますます行きたくなりますね

いわさきちひろさんの絵は、学生の頃から好きでいくつか額に入れて
(もちろんカードとか原画ではないですが・・・)飾ってました。
今回ちひろさんの生涯を本で読んで、原画展でいくつかの写真と共に紹
介されていたので、絵だけでなくちひろさんについても興味深く感じて
ます。今はすっかりビアトリクス・ポターの方にはまって読んでます
が・・・
作品については良く見たりして知ってるけど、作家についてはホント知
らないですよね。ラボっ子も大好きな「ピーター・パン」の作家につい
ても映画「ネバーランド」で紹介されてから知った方も多いんじゃない
かな?
ちひろ美術館いつかホントに行ってみよう!
書き込みしてくださって有難う。
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