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★ノロウイルスも撃退! 江戸の武士・町人が求めた赤い縁起もの 01月01日 (月)
おめでとうございます。本年も相変わりませず…。がの・小夜

疫病を避けるには、赤い表紙の絵本を!?

■ ポーランドの絵本作家、ライナー・チムニク
小夜―ありがとう。おとうさんからのお年玉は今年もご本ですね。
がの―787円也の安上がりで悪いけど、小夜ちゃんがいちばん喜ぶものといったら、やはり、これ。春からは1年生ですし、どんどんひとりで本を読めるようになりましたので、ハイ、『レクトロ物語』(福音館書店)です。おとうさんは、以前、佐久間リカさんの訳した筑摩書房から出ている絵本のスタイルのもので読みましたが、これは昨年の夏に出たばかりの、上田真而子(うえだ・まにこ)さんの訳したもの。ほら、絵もたくさんあるでしょう。
小夜―わあ、ライナー・チムニクですね、ポーランドの。ずうっと以前から、おとうさんはこの人の作品を高く評価していましたね。
がの―20年以上も前ですが、『クレーン』をはじめて読んだときには、ほんと、仰天しましたよ。すっかりクレーンに惚れこんでしまった男。巨大なクレーンに登ったきり、下界で戦争が起ころうと、海の中に何十年にもわたって取り残されようと、仕事がなくなろうと、一文なしになろうと、知ったこっちゃない、ぜったいにクレーンから降りない。サビを落としネジを締めなおして、ただ大好きなクレーンを守ることにしか興味がありません。そういう非常識の世界をまともに生きる幸せな男というわけ。無益な戦争に対する批判であり、それに狩りだされていく人びとへの悲しみや市長や大臣たちの権力の虚しさといったものも、この変わった男の一途な生き方によってさりげなくいぶりだされていきます。う~ん、その意味は深く、文明を風刺する現代の寓話というところでしょうか。
小夜―レクトロさんもこのおはなしに出てきますね。トレーラーの運転手でクレーン男の唯一といってもいいお友だち。
がの―仕事よりは夢にふけることが好きな人です。戦争に引っ張り出されて最後には死んで帰らない人になりますが、夢と現実と、はたしてどっちがすばらしいかをわたしたちに問いかけているようなキャラクターです。
小夜―クレーン男もレクトロもタイコたたきも、いかにもおとうさんの好きそうな人物ね。クレーン男なんて、一日じゅう、ユーカリのボンボンをしゃぶり、口笛でローレライの歌を吹いている、がんこで、孤独で、融通がきかなくて…。
がの―そうかな。ところで、「レクトロ」のもともとの意味は、学者とか先生のことだそうですが、トンボめがねをかけ、学生服みたいなのを着た、ずんぐりして背の低い、あまり知性的には見えない、ごくふつうのおじさん。ふつうであることがふつうでないという異常な時代状況のなかを、生き生きと生きていく痛快さが格別です。
小夜―『クレーン男』『セーヌの釣りびとヨナス』『タイコたたきの夢』…、どれも小夜はだ~い好きですよ、この人の作品は。ユーモラスなエピソードに満ち、なんといっても、線描きの絵がユニークです。シンプルなパターンにした群像を細かく描くのが得意なのでしょうか。高い高いところから俯瞰する絵がときどき見られますが、これは珍しいですね。そして、主人公はいつもおっとりととぼけていて、さりげないなかにピリリと現代批判がこめられていてハッとさせられます。ひとつ、哀しくて小夜が泣いてしまった作品があります。『タイコたたきの夢』。「ゆこう、どこかにあるはずだ、もっとよい国、よい暮らし」と、タイコをたたき、角材を携えて人びとが集まり、さまざまなところを経めぐります。でも、どこにも受け入れられません。ユダヤ民族の悲劇を想い出させるものがあり、哀しかったです。ほかには、『熊とにんげん』や『いばりんぼの白馬』もおもしろかったです。
がの―小夜ちゃん、喜んでくれると思った。それにね、これ、小夜ちゃんがノロウイルスにかからないように、おまじないがかけられているのよ。

zimnik003

小夜―『レクトロ物語』を読んだらノロウイルスに感染しないのですか。
がの―そう。その秘密はね、この帯にあるの。まっ赤な帯がかかっているでしょう。
小夜―また、おとうさん、へんなことをいう…。“まっ赤なお鼻のトナカイさん”は時期が過ぎましたし、まっ赤な「帯」のどこに秘密が隠されているのですか。 
がの―お正月の町に出たとき、なんとなく「赤」が目につくとは思いませんか。神社の社殿や鳥居の多くが赤く塗られていたり (「神社はなぜ赤いか」について、いささか曖昧ながらずっと以前に私見を書いて、“ウの眼=4”のほうに転記しました) …。
小夜―縁起ダルマやテングさんもまっ赤。いまお花屋さんの店頭で見られるポインセチアやシクラメンも。サザンカ、ツバキ、それにセンリョウ・マンリョウの実、ヤブコウジの実もまっ赤。でも、ご本は赤いというわけではありませんけれど。
がの―江戸時代には「赤本」と呼ばれる子ども向けの読みものがありました。内容はたいしたことはなく、絵が主体のおとぎばなしや武者ものがたりで、他愛のないメデタづくりの絵本なの。ですが、人びとはこれを正月の縁起ものとしてさかんに贈ったり贈られたりしていたんですって。
小夜―江戸の子どもたちのお正月は「赤本」がお年玉だったのですか。なるほど、赤い褌や赤い腰巻など、江戸町人が「赤」を縁起ものにしてきたことは、「神社はなぜ赤いか」のおはなしのときに、教えてもらっていますが。
がの―江戸期にかぎらず、日本では古来、「赤」が魔除けの呪力をもつ貴重な色とされてきたのです。「赤本」は別名「疱瘡絵」とか「疱瘡絵本」とも呼ばれていました。
小夜―ははあ、おとうさん、タンジュン! 赤本が江戸の子どもたちを疱瘡から守ったから、同様に、赤い帯のついた『レクトロ物語』が小夜をノロウイルスから守ってくれると思っているなんて。
がの―いやいや、その疱瘡ですが、江戸の人びとにとってはたいへんな脅威だったのですよ。もう、手のつけられないほどの猖獗を見、江戸の何十万もの子どもがこれでバタバタ死んでしまったというのですから、ノロウイルスなんてものの比じゃない。ワラをもつかむような気持ちでみんなが丹色の表紙のその本を求めたのですよ。
小夜―その後の医療技術の飛躍的な向上で、今は疱瘡という病気の名前を耳にすることがありません。

「赤」のもつ不思議なパワーにすがって、お年玉には「赤本」

がの―子どもがみんな寝しずまったころ、「おめんどご、子どもはいねが」と悪鬼がヌッとのぞきにやってくる。
小夜―それじゃあ東北のナマハゲじゃないですか。
がの―子どものすこやかな成長を願う親としてみれば、その病魔のおとずれは、震えおののくほど怖く、深刻なものだったのね。だから、江戸といわず、上州、武州、甲州といわず、かなり遠い地方から、湯島天神そばの女坂にあった相模屋という本屋さんまでわざわざ買いに行って、それを子どもへの正月のみやげにした。そんな習わしがあったという記録が古い文献に見られます。
小夜―正月に、ですか。どうして護符としての「赤本」がお正月の贈りものだったのかしら。
がの―どうして…、といわれても詳しいことは知りませんが、「赤本」、それからそのあとに登場した「青本」も、正月に向けて出されていたというのです。
小夜―小夜もその赤本、一度見てみたい。
がの―小夜ちゃんならそう言うと思った。でも、無理です。そうですね、国立国会図書館のようなところへ行ったら、あるいは倉庫の奥のほうにいくつか保存されているかもしれませんが、もとの姿のままの赤本をわたしたちが目にすることは、まず困難です。ひょっとするとどこかの大金持ちのコレクターが秘蔵しているかもしれませんけれど。
小夜―だって、たくさんつくられ、たくさんの人がそれを買って読んだのでしょ。
がの―たくさんといっても、当時のことですから、いくら多くても一万部を越えることはなかったと思いますよ。それに、用紙は灰色っぽい粗末な再生紙で、今の本とは比べようもなく劣悪なものでした。印刷技術も製本技術も進んでいませんでしたから、たちまち字がかすれたりページがバラバラにほどけてしまったり。このころの大衆的な絵入りの出版物をひっくるめて「草双紙」と呼んでいました。「草」といったら、小夜ちゃん、どんなものを想像しますか。
小夜―雑草、草花、草刈り、草もち、草むら、草ひばり、草分け、それに…、草野心平、森田草平。
がの―草野球、草競馬、草相撲、草枕、草庵、草の褥(しとね)、民草…。つまり、あまり本格的でないもの、きちんとしたところでおこなわれないもの、あまり真剣でない遊び半分のもの、劣っていてごくつまらないもの、ちょっとした仮りのもの、…そんな意味がありますね。草双紙のひとつ「赤本」も、あまり大事にされることはなく、読んだらポイと捨てられてしまうことが多かった。だから、あとに残っていないんです。表紙はあの毒々しい印象の「赤」ですから、お部屋にいつまでも飾っておくにはちょっと、ね。
小夜―もったいないわ。おとうさんがよく言うじゃないですか、本は大事に受けとめるべきで、しっかり読まないくらいなら外へ出ていって遊んだほうがいい、と。

derklan005

■ 水準化で価値が埋没し、“質”の感覚が喪失した時代
がの―そうはおっしゃいますが、良くも悪くも、今の出版やマスコミの周辺と事情がよく似ているとは思いませんか。猛スピードで氾濫する情報を次つぎに追いかけていて、知識は豊富でも、それがどういうことなのかを立ちどまって考えることをしないわたしたち。わかったような気分になったら、よく咀嚼するいとまもなく次へ次へとつっ走り、すぐ忘れてしまいます。そういう薄っぺらな文化現象を商売上手な人がバッチリとらえて、読んで噛みしめじっくり考えるようなものよりは、読んだらすぐわかるもの、絵を多くして文字は少なく、だれにでもパッと飛びつけそうなものを、と商品化する、おカネに不自由しないわたしたち庶民が気易くそれを受け取る、という軽薄短小型の文化のなかにいるわけです。江戸時代後期、田沼意次(おきつぐ)という老中が側近政治をやっていた時代に有史以来の開放経済がもたらされました。享楽的な一大消費文化に人びとが浮かれ騒いで、大事なことを忘れた時代。それとよく似ているような気がします。それでも、このごろのマンガ文化やケータイなどに象徴的に見る大量生産と大量消費は、そのころとは比べようもない規模にふくれあがっていますけれど。
小夜―木も空気も水も、地球の大事な資源がメリメリと食いつぶされ、汚染され、砂漠化していくという現実があります。地球の温暖化の一因を日本の出版事業が担っているといわれますね。でも、江戸期にはそれほど多く出版されていたのですから、パッパと捨てられたとしても、中に少しは貴重なものもあったのではないでしょうか。
がの―そこが日本人の日本人らしいところ。自分の足元はあまり見ようとしないのよね。まえに浮世絵のはなしをしてあげたじゃないですか。
小夜―はい。浮世絵は、もとはといえば、長屋暮らしの江戸町人の、子どもが破った障子のアナをふさぐためにペッタリ貼られていたものだったり、お鍋や釜の底に敷かれていたもの。それをたまたまゴッホが目にして、「とんでもないこと!」と、簡素な線でなよやかに表現するその見事な描写法にびっくりし、大事に自国に持ち帰り、それを一所懸命にまねて絵を描いて、それがヨーロッパじゅうに広まり、世界にジャポニスムのブームを巻き起こしました。外国の人のたしかな目で評価されて初めて、自分の持っているものの価値に気づくという、日本人のいつものパターン。桂離宮に日本最高の建築美を発見したブルーノ・タウトの場合もそうでしたね。その後、和辻哲郎さんの名著『桂離宮』もあって、ようやく日本での評価が定まったという。
がの―その当時の出版事情をザッとおはなししておきましょうか。
小夜―でも、おとうさん、お正月早々、また長くなりましたよ。
がの―そうね。でも、これまでのおはなしで、赤本のことなどはよくわかってもらえなかったでしょうから、ごくかいつまんで。
◇   ◇   ◆   ◇   ◇
日本の中世までの本づくりは写本によりました。16世紀の末になって、キリスト教の宣教師が九州に印刷機械を持ち込みました。初期のごく単純なものでしたけれど。つづいては、豊臣秀吉による朝鮮出兵の戦利品の中に銅活字があったそうです。そろそろ出版がはじまっていくわけですが、当時読み書きのできたのは、武士階級と貴族階級のみならず、まだまだとはいえ、町人層にもどんどん広がりつつあり、本が「商品」として流通しだしていく前夜だったのです。
まず、京都・大坂に「仮名草子」と呼ばれる一群の小説が登場しました。1620年以降にはそれが商品化され、とりわけ井原西鶴の登場によってブームとなって、「浮世草子」として爆発的に流通するようになります。それはたちまち江戸のほうにもたらされ、いよいよ勢いを増し、山東京伝、曲亭馬琴らの洒落本が爆発的な人気を得ます。このときを機に出版事業は上方を離れ、江戸資本による独立した形でおこなわれます。この本屋さんのことは「地本問屋」(じほんどんや)は呼ばれました。
生き馬の目を抜くといわれるほど商売にたけた江戸の地本問屋の仕掛けで、“縁起”をからめて始まったのが丹色で表紙を刷った子ども向けの絵本「赤本」というわけ。ここからさらに、青年世代向けの「青本」「黒本」、おとなの人向けの「黄表紙」へと発展を遂げていきますが、ともあれ、疱瘡やコレラを恐れた江戸の人たちは、子どもにたむける縁起ものとして争って買ったので、赤本は完全に大衆化しました。発行部数の増大にともない、ついには表紙の印刷に使う赤色の顔料 (酸化鉛) が不足して途方もなく高騰します。とうとう赤色に代わって萌黄色で表紙が刷られるという始末。享保年間になり、その質も内容も変わり、萌黄色の表紙の「青本」は、絵よりは文章の比重のほうが重いものになっていきます。当代流行の風俗を映すことが主流で、歌舞伎や浄瑠璃の情報が取り入れられることが多かったようです。こちらのほうも原則的には正月に刊行するのが習わしでした。
◇   ◇   ◆   ◇   ◇
※…ライナー・チムニク絵・文 「クレーン男」(または福音館書店版「クレーン」=絶版)「セーヌの釣りびとヨナス」「タイコたたきの夢」はともに矢川澄子訳、童話屋刊(福音館版はいずれも絶版)。「熊とにんげん」「セーヌの釣りびとヨナス・いばりんぼの白馬」はともに福武文庫、前者は上田真而子訳、後者は矢川澄子訳。現在、入手不可のものが多いので、お確かめください。

★…転記スミ ⇒ ページ一覧「S&Gトーク=4」
Re:★ノロウイルスも撃退! 江戸の武士・町人が求めた赤い縁起もの(01月01日)
dorothyさん (2007年01月03日 05時08分)

ウの眼4も読ませていただきました。

「あをによし ならのみやこは さくはなの
 におうがごとく いまさかりなり」

この歌の「に」も「丹」で表記されていますね。

現在、古色蒼然としている神社も、できたばかりの
ときは、赤い壁に緑の窓枠、といったいわゆる
けばけばしい色彩を放っていたはずです。
薬師寺西塔が再建されたとき、そのあまりの
色の激しさに驚きましたが、できた当初は
東塔も同じような色彩だった、と聞き納得したものです。

西洋でも、赤いペティコートは体を温めると
いわれているようです。実際、色彩の世界でも
赤は暖色前進色ですね。

疱瘡別名天然痘は、根絶宣言された伝染病ですが、
江戸期、庶民の玄関の入り口に牛の絵の札を貼って
魔よけにしたのは、疱瘡だったように記憶しています。

これはワクチン開発のために牛を媒体にしてワクチンを
作ったため、その製法がどこからかゆがんで流布し
「牛は疱瘡につよい」という噂が形をかえていき、最後には
お札になった、とも記憶しています。

また、庶民の対処療法で、天然痘のかさぶたを
乾かしたものを鼻から吸い込んだら天然痘にならない、
という風説が流れ、それを実行した多くの人が
天然痘にかかった、という話も聞いたことがあります。
Re:★ノロウイルスも撃退! 江戸の武士・町人が求めた赤い縁起もの(01月01日)
Play with meさん (2007年01月03日 21時28分)

あけましておめでとうございます。
小夜ちゃん、お久しぶりです。
今春はもう1年生なんですね。
さすが、がの父さんと難しいお話しができるんですね。
すごい!!
”赤”が病魔を撃退するとのことなんですね。
お年玉に健康を祈念してがの父さんから頂いたのですね。
それも大すきな絵本ですからよかったですね。
PMW叔母さんもそんなこと知らなかったけれどお正月には赤いセータ
ーを着ていました。
1月で大役が終わります。
また小夜ちゃんと一緒に読書をしたいです。
今年もよろしくお願いします。
Re:Re:★ノロウイルスも撃退! 江戸の武士・町人が求めた赤い縁起もの(01月01日)
がのさん (2007年01月03日 21時38分)

dorothyさん

>現在、古色蒼然としている神社も、できたばかりのときは、赤い壁に
緑の窓枠、といったいわゆるけばけばしい色彩を放っていたはずです。
薬師寺西塔が再建されたとき、そのあまりの色の激しさに驚きました
が、できた当初は東塔も同じような色彩だった、と聞き納得したもので
す。
西洋でも、赤いペティコートは体を温めるといわれているようです。実
際、色彩の世界でも赤は暖色前進色ですね。
     ----------------------------
 年末25日の早朝放送になった民放の番組に出演、わたしは見損なって
しまいましたが、dorothyさんはまっ赤なセーターで出演なさっておいで
だったとか。やはり日ごろからほとばしるエネルギーでしょうかね。そ
のパワーで、あらゆる病気も吹き払ってください。前進、前進! エ
ッ、ひょっとしてdorothy さん、イノシシ年?
 そういえば、たったいままで、見ておりましたよ、NHKのNEW YEAR
OPERA CONCERT。ご贔屓のフィオレンツァ・コッソットさんの「トロヴァ
トーレ」、その円熟した表現とド迫力に感動させられました。喜寿を越
した人ですが、パワフルですね。それに、おまけに、しょっぱなに「ト
ゥーランドット」を唄った歌手、ここからまっ赤な衣装でしたね。今回
出演した人の多くはこれまで知らない人がほとんどでしたが、ポピュラ
ーな歌がそろえられ、堪能させてもらいましたね。

> これはワクチン開発のために牛を媒体にしたため、その製法がどこか
らかゆがんで流布し「牛は疱瘡につよい」という噂が形をかえていき、
庶民の対処療法で、天然痘のかさぶたを乾かしたものを鼻から吸い込ん
だら天然痘にならない、という風説が流れ、それを実行した多くの人が
天然痘にかかった、という話も聞いたことがあります。

⇒ そうですか、むかし、どこかの国では、かさぶたを粉末にして鼻か
ら吸った、というのは、たしかにありそうですね。むかしの科学とはそ
んなものだったのかも知れません。失敗し、苦しみ、恥をかいて、そし
てついにいいものが作られていく…、そんなことをくり返してきたのが
人間なんでしょうね。
Re:Re:★ノロウイルスも撃退! 江戸の武士・町人が求めた赤い縁起もの(01月01日)
がのさん (2007年01月04日 10時42分)

Play with meさん

> 小夜ちゃん、お久しぶりです。今春はもう1年生。さすが、がの父
さんと難しいお話しができるんですね。”赤”が病魔を撃退するとのこ
と。PMW叔母さんもそんなこと知らなかったけれど、お正月には赤い
セーターを着ていました。1月で大役が終わります。また小夜ちゃんと
一緒に読書をしたいです。今年もよろしくお願いします。
-     ---------------
PWMせんせい、あけましておめでとうございます。
ご家族のみなさんとお元気に新年をお迎えでしょうか。
かわいい赤いセーターで、エイ、ヤッ! と、いやな病魔を撃退、
イノシシにならって、パワフルな前進の一年でありますよう、念じ上げ
ます。
ところで、小夜の着るものは、赤はほとんどありません。
おとうさんの趣味なのでしょうか、白が多いのですよ。
コートも白、セーターも白、手袋も白、おまけにスキー帽まで白。マフ
ラーだけは海のような青。
でも、お正月のおいしいものをいっぱい食べ、元気もりもりです。
ふしぎなことが一つあります。いつもの年ですと、広島から、山口か
ら、牡蠣がたくさん送られてきてとても食べきれず、ご近所に分けてさ
しあげるのに苦労するほどなのに、この冬はゼロ。きっとノロウイルス
の風評のせいではないかと思います。牡蠣鍋、牡蠣ごはん、酢牡蠣、と
ってもおいしいのに。PWMせんせいは、牡蠣、いただきましたか。

きのう、お宮参りにいきました。おみくじを引きましたら、「末吉」と
出てがっかり。「なにごとも進んですることはいけません。こころ静か
に諸事ひかえなさい。…身をつつしんで勉強なさい。そのうち悪い運気
去って、幸福のときがきます」ですって。「一升枡には一升しかはいら
ぬ。無理にいれればこぼれ、抑えつければ枡が裂ける。…世のため、人
のために尽くして徳を積め。徳を積んで容器を大きくせよ」とありまし
た。
う~ん、小夜にはそんなに大きな野心はありませんけれど、幼稚園のと
きから教えていただいているフランス語をもっとしっかりお勉強したい
と思っています。学院の、カナダのトロントから来ていらっしゃる先生
が大好きなのです。それと、今年もいいご本をたくさん読むこと。PW
Mせんせい、今年も小夜と仲良くしてくださいね。
がのおとうさんは、どうやら、江戸文化のことをいろいろ勉強してみた
いようです。
Re:Re:Re:★ノロウイルスも撃退! 江戸の武士・町人が求めた赤い縁起もの(01月01日)
dorothyさん (2007年01月06日 17時35分)

がのさん
>年末25日の早朝放送になった民放の番組に出演、わたしは見損なって
しまいましたが、dorothyさんはまっ赤なセーターで出演なさっておいで
だったとか。やはり日ごろからほとばしるエネルギーでしょうかね。そ
のパワーで、あらゆる病気も吹き払ってください。前進、前進! エ
ッ、ひょっとしてdorothy さん、イノシシ年?

いいえ。干支をいうと年齢が発覚しますので、これ以上は
回答できません。ちなみにりんごがイノシシです。

>そういえば、たったいままで、見ておりましたよ、NHKのNEW YEAR
OPERA CONCERT。ご贔屓のフィオレンツァ・コッソットさんの「トロヴァ
トーレ」、その円熟した表現とド迫力に感動させられました。喜寿を越
した人ですが、パワフルですね。それに、おまけに、しょっぱなに「ト
ゥーランドット」を唄った歌手、ここからまっ赤な衣装でしたね。今回
出演した人の多くはこれまで知らない人がほとんどでしたが、ポピュラ
ーな歌がそろえられ、堪能させてもらいましたね。

はい。私は、フィオレンツァ・コッソットのあのあまりの
迫力に、しばし呆然としてしまいました。日記に書くのも、
少し自分の中で熟成させてからでないと、うまく言葉にすら
ならない状態でした。今日、やっと日記に書けました。

今回のニューイヤーオペラコンサートは、確かに例年以上に
耳に慣れ親しんだものが多く、とても楽しめました。
カルメンは、一昨年、りんごと見に行ったので、りんごも
特にこの曲には反応していました。

私は、オペラではカヴァレリア・ルスティカーナが
特に好きです。一幕物で気が楽だし、話もわかりやすい。
ゴッド・ファーザー3でも、劇中劇でとりあげられて
いました。あのアリアが特に好きです。
Re:Re:Re:Re:★ノロウイルスも撃退! 江戸の武士・町人が求めた赤い縁起もの(01月01日)
がのさん (2007年01月06日 21時05分)

dorothyさん

>私は、フィオレンツァ・コッソットのあのあまりの迫力に、しばし呆
然としてしまいました。日記に書くのも、少し自分の中で熟成させてか
らでないと、うまく言葉にすらならない状態でした。今日、やっと日記
に書けました。
私は、オペラではカヴァレリア・ルスティカーナが特に好きです。あの
アリアが特に好きです。
     ----------------------------
誰のどんな歌い方がすぐれているのか、正直なところ、わたしにはそう
した鑑賞力についての自信はないのですが、たしかに、フィオレンツ
ァ・コッソットさんの歌には、ことばの細かなニュアンスはわからない
でも、ジンジンと伝わってくるものがありましたね。あれこそがキャリ
アであり、あれこそが彼女の才能なのかもしれません。すばらしかった
です。
ちょっと知り合った関係にあったオペラ歌手がプリマとしてあまり出演
することがなくなってしまって以来、オペラを聞きに足を運ぶこともな
く、あまり親しいものを感じなくなっていました。それでも、今回のオ
ペラコンサート、出演はほとんど知らない歌手ばかりでしたが、なかな
か上手でしたし、歌は名前や顔で聞くものではなく、歌そのものを素直
に、純な気持ちで聞かないといけないな、と思ったものでした。

純な気持ち、といったついでに、じつは、きょう、小夜につきあって、
映画を観てきました。二本も。『子ぎつねヘレン』、おまけに『佐賀の
がばいばあちゃん』。二本も見て、もう、目が疲れてしまいましたが、
どちらの映画も子どもの純粋さに、涙(なだ)そうそう、でした。その内
容については説明の要はないと思いますが、子どもの純粋な心、無垢な
その魂は、宝ものですね。何にも代えることのできない宝もので、せめ
てこれを大事にできるおとなでありたいと願います。
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