★華麗に、小粋に、いなせに、“小江戸・川越”の秋は祭り一色に |
10月17日 (火) |
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上の写真は、晴れ姿の“小江戸小町”たち。ちょっぴり緊張ぎみですが、かわいいでしょ!
山車の曳きまわしは、先頭には先触れ、つぎには金棒を手にした露払い以下の曳き子がつづき、
吉原つなぎとあでやかな緋ちりめんの手古舞衆、黄八丈のたっつけ袴をはいた提灯持ち、
そのあとにつづくのが、この可愛らしい小江戸小町たち。
さらにこのあとには半纏に鈴だすきの、いなせな小若連が。
町内ごとに繰り出すご自慢の鉾山車。この日を待っていた歴史文化伝承の29基。
秋空をつきあげるかに、あちらから、こちらから、ピーヒャラ、どんどん、
チンカンポン…、笛、大太鼓、締太鼓、鉦のお囃子が聞こえる。
囃子台の前では、天狐、おかめ、ひょっとこ、獅子、猩々…、
お面をつけた踊り手がお囃子のリズムの緩急に乗って、おもしろおかしく舞う。
人びとの波が道々にあふれ、うずをなし、町はいま、祭り一色に。
ラボの皆さんの活動にはあまり関係ないことなので、
コーナーの飾りにそっとご紹介するにとどめようとのつもりでしたが、
目ざとい人がさっそくこれを見つけて、もっとちゃんと! とのお叱り。
初めての川越で、知るところは少ないですが、写真でサッとご覧いただきます。
勢ぞろいのあと、それぞれの山車は町すじに出る。ひとつの見どころが
この「曳っかわせ」。山車同士が交差点で出会ってすれちがうときには、
お互いの山車の正面を向け合って、囃子の儀礼打ち。いわばエールの交換である。
一か所に数基の山車がせりあって「曳っかわせ」をするときは、急テンポの囃子が入り乱れ、
踊り手、囃子方、曳き子たちの声がどよめき、祭りはまさに最高潮に!
町すじを練り歩く山車とは別に、祭り道路のわきには仮説の舞台が設けられ、
ここでもにぎやかなお囃子と踊りがくりひろげられている。
川越のシンボルといえば「時の鐘」。今も日に4回、市民に時をつげている。櫓の高さは、
奈良の大仏さまと同じとか。下は江戸の町屋形式のおもかげをとどめる蔵造りの町並み。
★…画像4点削除 12.12
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Re:★華麗に、小粋に、いなせに、小江戸“川越”の秋は祭り一色に(10月17日)
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Hiromi~さん (2006年10月17日 19時52分)
お天気もよく川越祭りも盛況でしたね。いかがでしたか??小江戸川
越えの街並みは。時の鐘や、蔵作りの家々。工事中のお店も保存・・と
看板出してました。喜多院もおいでになりましたか。喜多院には娘(次
女)の赤ちゃんのお宮参りに5月の連休に行きました。7.5.3なども喜多
院です。
今日は天神平の紅葉を見にいってきました。こちらも見事でした。
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Re:Re:★華麗に、小粋に、いなせに、小江戸“川越”の秋は祭り一色に(10月17日)
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がのさん (2006年10月18日 10時09分)
Hiromi~さん
> お天気もよく川越祭りも盛況でしたね。いかがでしたか? 小江戸
川越えの街並みは。
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好天に恵まれ、秋の一日、十五万石の城下町・川越、小江戸の風趣を
存分に楽しませてもらいました。お薦めいただいていた喜多院には最初
に行き、宝物殿や本堂をじっくり見学、なぜ川越が「小江戸」と呼ばれ
るのか、なぜ春日局や三代将軍家光がこことゆかりがあるのか、よくわ
かりました。大奥を仕切り政務の実権をにぎっていた実力者の春日局の
部屋、あるいは家光誕生の間、どちらも漆塗りの調度品などは豪華とい
えば豪華ですが、やはり思いのほか質素だ、という印象。
五百羅漢、壮観ですね。ふりにし538体の羅漢さんの一つひとつの表情
にどこかやさしい、親しいものがあり、こころ安まる思いがします。
「時の鐘」「蔵造り通り」には、江戸独特の雰囲気が。わたしたちのこ
ころの原郷にこういう風景が馴染み深くあることを感じます。
鉾山車についてはすでに触れましたので書きませんが、もうひとつお
薦めいただいていた「菓子屋横丁」、とんでもないことですね! わず
か十数メートルにすぎない路地を通りぬけようとすれば、人の波にもま
れもまれて、息もできないほど。15分ほどもかかったでしょうか。
町はどこもかしこも、日没近くなるにつれて人、人、人…でいよいよ
ふくれあがっていき、こういうところではすぐ鼻炎をおこしてしまうわ
たしは、早めに退散ということになり、最大の見ものと云われる光と祭
り囃子の中の宵山祭りは見ずに帰りました。しかし、まだ、胸のなかで
あの祭りのどよめきがひびいている感じです。
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