★雨にぬれて舞う白い妖精と毒を吹く魔女 |
09月02日 (日) |
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気に入った花を見るとき、あるすてきな女性のおもかげに重ねてその印象を愉しむのが好きだ。胸にあるひそやかなあこがれの思いを込めて…。
レンゲショウマ。この可憐な妖精がだれの印象か、それは言えませんね。わたしだけの秘密。(「白い恋人」と呼んでいた時期もあるのですが、どうやらその名には問題があるようで…)。昨年8月21日に撮った画像――「ページ一覧」のうち「今月の花神」でご紹介したこの花の画像の1枚を、この1年、わたしは自分のパソコンのデスクトップの背景にしてきました。とにかく、大好きな花なんです、世界でいちばん好きな花かもしれません。
で、どうにか時間をやりくりして、今年もまた奥多摩・御岳山へこの恋人に逢うために行ってきました。9月1日、あの猛暑がまったくウソのような、冷たいつめたい雨が降る山。しかし、時期が少し過ぎたためか、この夏の気温が高すぎたためか、天候わるく光量不足のせいか、それともわたしの撮影技術の衰えか、どうも相手は不機嫌でして、昨年ほどには気に入った画像を得ることはできませんでした。アップでこの愛らしくも気高い妖精をご覧になりたい方は、ぜひ「今月の花神」のほうへどうぞ。
レンゲショウマについてはそれくらいに止めおいて、ここでは別の花をご紹介することにしましょう。だれだろうかな、美しいけれどちょっと気性の強いこの花の印象になぞらえるべき女性は…?
トリカブト。どうでしょうか、トリカブトと聞いたら、かつて起きた保険金殺人事件を思い起こす方もおいででしょうね。以来、ゾッとする怖さをもったその名。そうです、毒草の代名詞のように言われる猛毒をもつ植物。でも、花はなかなか美しいでしょ!? 御岳神社の参道わきでふと見つけ、惹きつけられました。
「附子(ぶす)」とも呼ばれ、ご存知でしたか、西洋の魔女はこれを混ぜた軟膏を身に塗って空を飛ぶことになっていますよ。あるいは、狂言の名曲のひとつ「附子」。おもしろいですよ、これ。主人が出かけ、その留守に毒薬だとして附子の入った桶をあずかることになるふたりの冠者。じつはこれ、毒薬なんぞではなく味こたえられぬ黒砂糖でして、ふたりはそれを残らず食べてしまいます。さて、帰ってきた主人にどう言い訳をするか、その悪知恵を利かすところが絶妙なミソ。めっぽう楽しい狂言です。
ギリシア神話にも登場しますが、ご記憶にありませんか。地獄の番をしているケルベロスというおっそろしい猛犬がいます。英雄ヘラクレスの冒険譚のひとつで、彼ががそいつをおびき出したとき、牙のあいだからだらりと垂れ落ちたヨダレ、それがこの毒だ、ということになっています。また、四谷怪談のお岩さん、憐れなあの女性が飲まされたのも、この附子。また、アイヌの人びとは、むかし、これを矢に塗って大物の狩りをしたとも伝えられていますね。
アコニチンというアルカロイド系の毒素を塊根にたくわえている植物。とにかく、たいへんな毒性を持ち、これを口に入れたら、数十分のうちに間違いなくあの世ゆきになるという、即効性をもった毒薬。まず、初期の症状としては、舌にしびれが生じます(といっても、わたしに経験があるわけではありません)。つづいてすぐ、はげしい嘔吐、さらにふらふらの酩酊状態におちいり、脈は激しく乱れ、次には昏睡状態となって、ついに心臓停止に。
はいはい、そう言われて思いつくことがあります。歯の治療の際の、あの痛った~い麻酔注射。そのあとの3、4時間は口の周辺の感覚が失われ、口が口でない、自分の顔が自分のものでない痴呆状態にある、あの感覚。あれが附子によるものじゃないだろうかなあ。違うかなあ。チョウセンアサガオから抽出した麻酔薬と聞いたことがあるけど、…うん、今度歯医者に行ったら確かめてみよう。
毒性物質はこの植物の根から採ることが多いそうですが、花の蜜や花粉、葉にも毒が。うすバカなミツバチがいて、これで中毒を起こして死ぬのもいるとか。ところが、ふしぎ、ハチはハチでも、マルハナバチとは共生関係の仲良しにあるという。
「附子(ぶす)」「ブス」「ぶす」といっても、けっしてあなたのことを言っているのではありませんので、決して気になさせぬこと。ところが、同じ「附子」と書いて「ぶし」と読むこともあります。その場合は、漢方医学では欠かせない生薬のこと。もちろん、どんなふうにしてかは知りませんが、減毒加工をほどこして精巧につくったもので、全身の新陳代謝機能を回復させたり、強心、鎮痛、利尿、また女性に多い冷え性の治療にと、広い目的で用いられています。ちょっと気持ち悪いですけれど、冷え性で悩んでおいでのあなた、試してみます? 毒か薬か、それは紙一重、サジ加減ひとつ、ということなんですね。
さて、この花、深い緑のなかで青紫色の花を鮮やかに際立たせています。雑草に混じってキリリッと自己主張をしています。花の形が、かつての王朝貴族がかずいた烏帽子、またの名の鳥兜に似ていることから命名された名だそうですが、さあ、どうでしょうか、みなさんにはどう見えますか。わたしですか、わたしには、……う~ん、イメージダウンになるといけませんので、言わないでおきましょう。
★転記スミ〔部分:とりかぶと〕 ⇒ ページ一覧「今月の花神=2」
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Re:★雨にぬれて舞う白い妖精と毒を吹く魔女(09月02日)
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Hiromi~さん (2007年09月05日 20時44分)
ご無沙汰しています。久しぶりのがのサンのお花日記。素敵です。
白い恋人ならぬ、れんげしょうま、とりかぶと可憐ですね。
ほんとに白い恋人はやってくれました。夫が6月北海道に主張して、
ラボっ子たちのお土産に買ってきてくれて喜んで食べたんです!!!
私も夏の初めにくまがやそうの群生地をみてきましたが、とても可憐
でした。
5月スイスへ行った時、お花畑の案内があったのですが時期がはやか
ったためか咲いていませんでした。アルプスのお花畑今頃にぎわってい
ることでしょう!!
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Re:Re:★雨にぬれて舞う白い妖精と毒を吹く魔女(09月02日)
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がのさん (2007年09月05日 22時06分)
Hiromi~さん
【その1】
> 私も夏の初めにくまがいそうの群生地をみてきましたが、とても可
憐でした。
----------------------------
クマガイソウですか。懇意にしている園芸店の店主と話題にしたこと
があります。
春から初夏のころに見られる花。わたし自身はその自生地を知りませ
んで、群生するすがたを見たこともありません。壮観なことでしょう。
これは、好きな花というわけではありませんが、同属のアツモリソウと
ともに、珍しいランですね。
大きな葉と、袋状をなした唇弁に、うす茶色、または紅紫のストライ
ブが入った変わりもの。だれがつけたのか、その発想とネーミングがお
もしろいじゃないですか。「平家物語」の「一の谷合戦」から曳いた
名。ラボの活動にはエンがありそうですよ。
戦国武将は、戦陣に立つとき、背中に風船のようにふくらませたホロ
をつけることがあります。あのなかには討ち取った敵将の首を入れるの
かと誤解していましたが、そうではなく、うしろから矢を射掛けられた
り、流れ矢に当たったりするのを避けるための工夫だそうですね。「平
家物語絵巻」や古い屏風絵で有名なシーンで、熊谷直実がそれをつけて
戦い、平敦盛の首を討ち取ります。見れば、敦盛は、自分の息子ほど
の、まだ幼さの見られる若武者。泣く泣く討ち取りはしたものの、あと
でこころに悔いて、直実は出家します。…そんな悲しい物語になぞらえ
てこの花を見ると、また感慨ひとしおなものがありますね。
【つづく】
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Re:Re:★雨にぬれて舞う白い妖精と毒を吹く魔女(09月02日)
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がのさん (2007年09月05日 22時45分)
Hiromi~さん
【その2】
> 5月スイスへ行った時、お花畑の花は咲いていませんでした。アル
プスのお花畑今頃にぎわっていることでしょう!
----------------------------
スイスアルプスの花。さぞかしきれいなことでしょう。わたしがとき
どき歩く谷川岳や尾瀬の周辺の山、上高地や奥穂高などでも運がよけれ
ばエーデルワイスを見ることがありますが、やはり、こういうものはス
イスのすっきりと澄んだ風光のなかで見ないとダメなんでしょうね。そ
れにしても、Hiromi^さん、同じ花を愛ずるといっても、スケールが違う
んですねぇ。もう、いやになるくらい貧乏人のわたしとは違う! うら
やましいことです。長くラボをやって来られたご褒美ということでしょ
うか。
めまぐるしく駆け去った夏の日々。幾重にも重なる地域行事に振り回
され、身もこころも困憊の極にありました。そうして、1か月半のあい
だ「ひろば@」に日記をしるすことから離れてみると、もう、何を書いた
らいいのかよくわからない有様。ほかの人の記述を読むと、ハミ出さん
ばかりのキャンプの話題、国際交流の話題。それも、わたしのような者
の眼からは、どうも、よくもまあ、と思うほど、変わりばえのない同じ
もののように見えてしまい、何か書け、との数名からの催促にもかかわ
らず、何となく気持ちが向かわず、ご無沙汰ということになりました。
とりあえず、差しさわりのない「花」のことでも、といった次第です。
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Re:★雨にぬれて舞う白い妖精と毒を吹く魔女(09月02日)
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さちこさんさん (2007年09月11日 17時11分)
先日読んだ本の中に「銀龍草」がでてきました。
あっと思いました。
以前、がのさんからいただいた素敵なお花の写真。
物語にサッと色がつくのを感じました。
ありがとうございました。
がのさんからご紹介いただいた映画をいまだ見ることができません。
テレビの前に座りビデオのスイッチを押すだけのことが、
ものぐさな私には億劫な様です。
本を開くことはできるのに、うふふ~、変ですね?
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Re:Re:★雨にぬれて舞う白い妖精と毒を吹く魔女(09月02日)
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がのさん (2007年09月12日 22時29分)
さちこさんさん
【その1】
>先日読んだ本の中に「銀龍草」がでてきました。あっと思いました。
以前、がのさんからいただいた素敵なお花の写真。物語にサッと色がつ
くのを感じました。
----------------------------
⇒至仏山から尾瀬ヶ原に下りてくる途中で見つけた花、キノコかと見ま
ちがえそうなふしぎな花でしたね、ギンリョウソウ。「今月の花神=1」
で紹介したあの画像、偶然目にして撮ったものですが、たいへん珍しい
ものらしく、全国の尾瀬ファンから送ってほしいという依頼がたくさん
寄せられ、びっくりしたものでした。わたしにとっても初めて見る花
(いまもって「花」とは呼びにくいのですが)でしたけれど。
さちこさんがお読みになったという本、だれの何という本ですか。わ
たしも読んでみたいです。
バソコンの不調で入院させておりまして、お返事が遅くなりました。
ごめんなさい。
ほんとうのところ、さちこさんはお花がお好きですか? ラボ・テュ
ーターをやっているような人で、花だ、蝶だ、昆虫だ、という人は稀れ
ですよね(Kさんのような「虫愛ずる姫ぎみ」もおいでではあります
が)。どうも、四六時中バタバタ心に余裕なく追いたてられているよう
で…。でも、瑞々しい花を求めてときには山を歩くなんて、ほんとうに
いいですよ。自分の精神の奥のところが澄んできて整うという感じ。
全国の錚々たる国文学者、萬葉学者が顔をそろえる「萬葉花の会」と
いう組織があります。先日、その会の会長をつとめる辰巳正明先生(国
学院大学教授)の話を聞く機会がありました。古来、なぜ人は花を大事
にしてきたか…。花には「五徳」が備わっているから、というんです。
すなわち、
一、すべてを隔てなく受け容れる徳。…そうですよね、人間も昆虫も
等しく受け容れ、心地よくしてくれますよね。
一、美しいという徳。…美しいということ、健康だということ、それ
は人を、生きものすべてを幸せな気持ちにしてくれます。
一、さまざまな文化を生み出す徳。…美術、文学、その他さまざまな
方面で文化に香りをつけてきました。
一、お互いのあいだをとりもつ徳。…ささくれだった気分も花を見る
とホッとあたたかくほころびますしね。
【つづく】
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Re:Re:★雨にぬれて舞う白い妖精と毒を吹く魔女(09月02日)
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がのさん (2007年09月12日 23時00分)
さちこさんさん
【その2】
一、運命に逆らわない徳。…手入れの行き届いた花園に咲く花であろ
うと、路傍の石のあいだに咲く花であろうと、花は不平をこぼすことな
く、それぞれの美しさを見せて咲いてくれる。
どうでしょうか、人間の生き方に置き換えて考えても、そんなふうで
ありたいという理想、魅力ある生き方に通じませんか。とりわけ、日本
人の精神、日本人の文化の根底には「花」がありますね。咲いて散って
いく花に「もののあはれ」を感じる民族、散り行く花のはかなさから、
存在するものへの信頼と慈しみを覚える民族。こんな民族は世界にめっ
たにはないと思いますよ。
美しい民族――。「美しい国」を標榜したヒトは、テロ対策法―米軍
支援法で、きょう、ひっくりかえってしまったようですが。
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Re:Re:Re:★雨にぬれて舞う白い妖精と毒を吹く魔女(09月02日)
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さちこさんさん (2007年09月13日 09時01分)
がのさんへ
>だれの何という本ですか。
「西の魔女が死んだ」(梨木香歩著・小学館)です。
以前から読んでみたいと思っていたのですが、ついそのままに。
先日、図書館の児童文学のコーナーで目にとまり、
読むことができました。
>さちこさんはお花がお好きですか?
庭仕事に入れ込むほどではありませんが、好きです。
万葉集を勉強していた祖母の影響もあると思いますが、
小さい頃、
本に出てくる花や木の名前を写真集で探すことは日常でした。
年齢を重ねるごとに、
花を、自然を求める気持ちが強くなっていると感じます。
去年の発見はヒイラギ。
あんなによい香りなのに今まで全く感じませんでした。
山歩きもはじめたいと思っています。
>花には「五徳」が備わっているから
自分自身もそう存ることができればよいのですが・・・
美しくあることは本当に難しいですね。
だからこそ「花」を求めるのかもしれませんね。
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Re:Re:Re:Re:★雨にぬれて舞う白い妖精と毒を吹く魔女(09月02日)
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がのさん (2007年09月14日 10時21分)
さちこさんさん
>(花は)庭仕事に入れ込むほどではありませんが、好きです。万葉集
を勉強していた祖母の影響もあると思いますが、小さい頃、本に出てく
る花や木の名前を写真集で探すことは日常でした。年齢を重ねるごと
に、花を、自然を求める気持ちが強くなっていると感じます。去年の発
見はヒイラギ。あんなによい香りなのに今まで全く感じませんでした。
----------------------------
⇒ そうでしたね、お祖母さまは立派な歌を詠まれる方でしたね。昨
年、家集を送っていただき、読ませてもらいました。花にこと寄せて人
の思いと感性をそれぞれに表現するのが、日本人の優雅なならわしでし
た。さちこさんの、あわてて突き進むことのない、ワン・テンポ置いて
考えてから動くスタイルも、もしかするとお祖母さまゆずりなのかもし
れませんね。「西の魔女が死んだ」にさちこさんのこころが寄るのも、
それと関係がありそう。“魔女”とは、あの怖い妖婆のことではなく、
少女のお祖母さんのことで、老人がかわいい孫娘と「死」のことを語り
合う、というものらしいですね。ギンリョウソウのことはともかく、新
潮文庫にもなっているとのこと、探して読んでみます。
ヒイラギの香りがいい、…ですか? それは、葉ですか、あの白い小
さな花ですか。同じモクセイ科のキンモクセイの花、そろそろその季節
ですが、あれ、すばらしい香りですよね。わたしには覚えがありません
が、きっとヒイラギ(オニオドシ)の花の香りもいいのでしょう。
キンモクセイ、嵐のあとなどにびっしり下にじゅうたんのように敷き
つめられるオレンジ色の細かな花。そのすがたが大好きで、近くの公園
に大きなキンモクセイの木があるのですが、秋の嵐が去ったあとにはす
ぐ飛び出していきたくなります。
“花の五徳”、萬葉学者から聞いたその話にわたしはなぜかえらく納
得してしまったのですが、せめてわたしも花の五徳(如く)ありたい、
といったら、男として女々しいでしょうかね。もちろん花は女々しいだ
けではないですけれど。
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Re:Re:Re:Re:Re:★雨にぬれて舞う白い妖精と毒を吹く魔女(09月02日)
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さちこさんさん (2007年09月14日 12時34分)
がのさんへ
>ヒイラギの香りがいい、…ですか?
>それは、葉ですか、あの白い小さな花ですか。
小さな白い花です。
去年の冬、実家のそばを母と散歩しているとき、
ふと気がついた香り。
香りの主を探して枝を少し拝借し、本で調べたら「ヒイラギ」でした。
私も母もヒイラギが香ることを知らず、
何だか得をした気分でした。
名古屋に帰り、図書館の前でまた同じ香りに出会い、
上を見上げたらヒイラギの木。
とても素敵な発見をした去年でした。
>男として女々しいでしょうかね。
>もちろん花は女々しいだけではないですけれど。
女々しいだなんてちっとも思いません!
女々しい、雄々しい、最近はそういう感覚が薄れていますね。
よいか悪いかわかりませんが・・・
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:★雨にぬれて舞う白い妖精と毒を吹く魔女(09月02日)
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がのさん (2007年09月15日 15時32分)
さちこさんさん
>(ヒイラギ)小さな白い花です。去年の冬、実家のそばを母と散歩し
ているとき、ふと気がついた香り。
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花の楽しみのひとつは、神がもたらした奇跡のようなその色と形とと
もに、「香り」がありますよね。キンモクセイ、クチナシ、…大好きな
香りです。
また、ハーブの葉一つひとつを指先に軽くつまんで、その香りをかぎ
分けるたのしさ。ハーブ園をもつ大先輩の友人がおりまして、わたしは
その幸運にも恵まれています。川崎のテューター、みっちゃんをそのご
老人に紹介、わたしがあまり行けないでいる分、このごろは代わりに愉
しんでもらっていますが。
それと、この際ぜひご紹介したいのは、トップページで紹介したショ
ウガの花。この香りが、思いのほかすばらしいんです。わたしは、その
ことをハワイの教会での息子の結婚式で初めて知りました。式に参列す
る両親に神父さんから掛けられるレイ。なんともいえぬいい香りでし
た。それがジンジャーの花のつぼみを編んだもの。むこうでは、ショウ
ガの花といっても、白のほか、赤や黄やピンクや、いろいろあるんです
ね。さちこさんのご近所にはショウガ畑はありませんか。
今度、どこかでショウガの花を見ることがありましたら、ぜひ一度
鼻を近づけてみてください。(わたしの場合は、鼻を近づけて花粉を吸
おうものならアレルギーを発してたいへんなことになるのですが)
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★雨にぬれて舞う白い妖精と毒を吹く魔女(09月02日)
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さちこさんさん (2007年09月15日 22時15分)
がのさんへ
>トップページで紹介したショウガの花。
ショウガの花!!!
ちょっと想像を超えていました。
ショウガ、食べるのは大好きなんですが、花ですか!
>さちこさんのご近所にはショウガ畑はありませんか。
うわ~、思い当たりません・・・どうやって探しましょう!?
周りを見渡す楽しみをまた一ついただけました。
ありがとうございます!
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