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■「あなた、あなた! 長生き、したいですか?」 04月27日 ()
〔がの話休題〕
 …えっ、ほどほどでいい? 子どもの迷惑にならない程度に…?
 まあ、そんなとこでしょうかね。
 わたしですか? ほら、一度、おっかない閻魔庁の浄玻璃の鏡の前までいって戻ってきた身としては、どうせこの命は拾い物、あまり役にも立たないし、どうぞ神さまのお好きなように、といったところ。

 さて、きのう(4月25日)の新聞朝刊を見て、びっくりしゃっくり! ご覧になりませんでしたか、市区町村別に見た平均寿命のこと。
 男の場合、もっとも平均寿命の高いところは、なんとまあ、ここ、わたしの住んでいる横浜市青葉区というわけ。さらに念の入ったことには、二番目が、道ひとつ隔てたむこうさん、川崎市麻生区、ときたもんだ! ともに81.7歳。女のほうで見てみると、トップはさすがに沖縄でした。沖縄の北中城(なかぐすく)村が89.3歳、そしてこの横浜市青葉区は7位にランクされ、88.0歳。
 それぞれさほどの差異はなく、コンマ以下の微妙な違いですけれど、たいしたもンですねぇ。わたしとしては、ケチな年金生活を、世にはばかりながら、この先まだまだずっとつづけなければならないわけ。「地域支えあいネットワーク」という、区と地域をむすんで組織されたものがあり、ここ5、6年、地域を代表してかかわってきたのですが、この日、朝から区役所でボランティア講座をめぐるミーティング。さっそくこの話題をめぐって湧きあがりました。

 平均寿命でトップは、めでたい、すばらしいことですが、ちょっと待った、ですよね。考えてみれば、行政にとっても地域住民にとっても、それはたいへんな負担を背負っていることを意味します。若い市長は、どこまで実感としてわかっているのか知りませんが、そういえば、このあいだ会ったときも、福祉行政の重石にアタマを抱えていたなあ、彼はふだんあまり弱音を吐くことはないんだけど。高齢者福祉を担う地域のボランティアの育成という課題には、背負いきれないほどの重いものがあります。日曜日(20日)の自治会総会でも、そのことを訴えたばかり。
 数年前、サクラの花見を楽しんでいた老人が心臓麻痺でその場で倒れました。たまたまそこに居あわせたわたしは、救急救命の心肺蘇生マッサージとニトロの服用で、ひとりの老人の命を救った経験があり、もしかするとそれが数字を押し上げたかな、なんて密かにいい気になったりもするのですが、それは冗談として、そもそも、ここに住む人たちがなぜそんなに命を永らえていられるのか。

xyz003
コバノタツナミソウ

 このたびの報道では、そういう分析はしていないですが、わたしなりにいくつかの思いあたるフシがあります。第一には、車で15分圏内に三つの大学病院があり、総合病院もいくつか。医療、そして介護、福祉方面を含めた施設がたいへん充実していることがあります。医師不足、介護スタッフ不足で、その役割が果たせないで悩んでいるところが多いというのに、これは、申し訳ないくらいにありがたいこと。民生委員さん、保健活動推進員さん、そしてわたしたち社会福祉協議会常任理事たちや自治会役員のがんばりもあります。
 それに、何といっても自然環境に恵まれていることでしょうか。いえいえ、ド田舎じゃない、レッキとした横浜の街なんですよ。それでも、道路ごとにきれいな街路樹があり、家々には競うようにして植木や花、そのほか、里山や農業地帯も保護されていて、緑がゆたかで空気がきれい。呼吸器系に問題のあるわたしなんぞは、日常、ほんとうに助けられているのかも知れません。
 もうひとつ。それは、このあたりの地形ではないか、と思うのです。坂のある街です。ちょっとお買物に出るにも、坂を昇ったり降りたり。ええ、そんなにきつい傾斜ではなく、適度な坂です。老いは足の衰えから来る、とよくいわれるじゃないですか。ふだんから知らずのうち足を鍛えていて、加えて、坂の昇り降りでフーフーいって汗を流しながらも呼吸器を鍛え、動悸を早くしたり遅くしたりして心臓を刺激、これがいいのではないかな、と、何の科学的な根拠もないですが、わたしは思うんですよね。

 わが家などは、エレベーターなしの5階の築30年余のボロ屋。ヘバっているとき、酔っているときの帰宅にはつらいものがあり、途中でしゃがみ込みたい誘惑に駆られることも。でも、わざわざ運動を意識してやらないでも、日常のなかで否応なく鍛えていることになっています。
 午前、何かの用事で外に出る。公園のわきを通ると、そこではいつも、老人会の人たちがグランドゴルフやゲートボールをしています。声をかけられ、ときにはいっしょに遊ばせてもらうこともあります。ですが、これ、遊ぶだけじゃないんです。その都度、公園内をすみずみまで掃除をしてくれます。午後から子どもたちが来て、安全に遊べるように。公衆トイレの清掃も、執念を感じるほどていねいにやっておられます。川の両岸の遊歩道の草とりも、そのご老人たちがやってくれています。それは、ボランティアとかマナーとかではなく、体を動かし適当に汗を流しながら、健康を保っている姿でもあるんですね。

 だめですよ、あなた! 整備された平坦なところに住んで、すぐそこに行くにも車で移動するような横着をしていては! 歩け、歩け! ですよ(わたし自身への戒めですか)。
Re:■「あなた、あなた! 長生き、したいですか?」(04月27日)
candyさん (2008年04月27日 13時25分)

すばらしい環境にお住まいなのですね。
医療機関環境も、自然環境も、人的環境も上手く釣り合いが取れている
というのはうらやましいです。
こちらは、自然環境は最高ですが、救命救急医療環境はお寒い限りで
す。救急車のたらいまわしで、全国紙をにぎわせているくらいです。
人的環境は・・・昔からの住人と新しくこちらの住人になった人々との
調和が少しずつ進んできているという所でしょうか・・・。
我家の裏に出来た、今子供たちにとっても人気の公園、住民の間で上手
く管理していつまでも子供たちの歓声の絶えない場所である事を願って
います。
私自身も車にばかり頼らず足を鍛えて、家族の迷惑(ラボっ子にも)に
なら無いように気をつけます。
Re:■「あなた、あなた! 長生き、したいですか?」(04月27日)
Hiromi~さん (2008年04月27日 21時12分)

 ご無沙汰です!!

日本人の平均年齢のこと、私もテレビで見て、へ~~と思いました。意
外ですね。男性は横浜!!

 長寿といえば田舎や温暖な気候のところと思っていましたが・・・・
私の母も村一番の長寿者ですが(98.5)最近老衰状態で点滴のみで命を
つないでいます。危篤といわれてから1ヶ月以上がたちました。
 よみうりランド前の介護つきの有料ホームにいます。寝たきりです
が、声をかけるとうっすらと目をあけるような気がします。すごい生命
力だとおどろいています。

 87歳でハワイへ行き(娘たちと)、89歳でデズニーランドに行きたい
といいだし、お供しました。94歳ぐらいまでは毎日散歩をしていました
ね。村でも評判でした。

 そんな母に育った私は、楽ばかりしています。子どもたちが小さい時
はよくラボでもお留守番に来てもらったものです。

 共働きで私が生まれる日まで学校《先生》に行っていたそうです。明
治生まれの共働き!!すごいなとおもいす。
Re:■「あなた、あなた! 長生き、したいですか?」(04月27日)
Play with meさん (2008年04月27日 21時33分)

長寿の報道はTVでみたのですが、がのさんのところだったんですね?
都会とひとくくりにしている私にとって、そんなに住みよい都会がある
んだ。。。!!と驚きです。
当方田舎にしては医療機関5キロ圏内に充実しており○○才ともなれば
はなはだ便利です。
ですが、公共の交通機関があまりなく、すべてマイカーで動くのでよく
ありまん。
愛犬とともに毎日計1時間くらい散歩が大事な運動源です。
それとラボッ子と飛び跳ねる(つもり??)ですね。
それも減ってきているのでポストラボを真剣に考えなくてはなりませ
ん。
平均寿命までまだずいぶんありますものね。
孫が成人するのを見たいものです。
Re:Re:■「あなた、あなた! 長生き、したいですか?」(04月27日)
がのさん (2008年04月28日 19時29分)

candyさん

【その1】
>すばらしい環境にお住まいなのですね。医療機関環境も、自然環境
も、人的環境も上手く釣り合いが取れているというのはうらやましいで
す。

     ----------------------------

 手前よがりの“お国自慢”は、あまり趣味ではないのですが、近年、
東京のベッドタウンとして顕著に人口がふくれあがり、15年前に分区さ
れた新しい土地。東京には代表的なセレブな町として「田園調布」とい
う高級住宅地がありますが、もともとは、これにならって計画された田
園都市。劇団四季の本拠地があり、若い息吹きあふれるファッショナブ
ルな町ともされ、わたしはまったく知らないのですが、以前あったとい
う「金曜日の妻たち」という評判になった昼のメロドラマの舞台になっ
ていて、“キンツマの町”と呼ばれることもありました。高学歴の女性
たちが教養を磨きあったり、もうひとつの恋を楽しんだり、という新し
い時代の「妻」の生きかたを描いたものだったらしい。
 概して言えば、candyさんのところのような歴史には乏しい(ながら、
万葉集の東歌にはこの地を詠ったものが数首あります)、けれど、よく
計画されたピカピカに新しい街です。
 わたし自身がここに移り住んで20年余。セレブにもピカピカにも関係
のない、どこかの宰相のことばを借りれば「可哀そうなくらい」つつま
しい生活に耐えていますが、日ごろはそんなに意識することはないなが
ら、医療、介護、福祉といった環境が、なかなかよく整っていることが
わかります。スポーツ施設もあちこちにあり、お散歩圏だけでも大学・
短大が四校、教育環境、文化環境も、なかなかと言えると思います。
【つづく】
Re:Re:■「あなた、あなた! 長生き、したいですか?」(04月27日)
がのさん (2008年04月28日 19時31分)

candyさん

【その2】

 とりわけ、教育熱には高いものがあり、最近ではすぐ近くに慶応大学
付属の小・中一貫校の開校が来年には予定されていることも加わって、
ちょっと異常なヒーバーぶり。このところ、小学校、中学校の卒業式と
入学式に来賓として招かれて行き、名簿を照らし合わせて見てみると、
並んで設置されている小学校と中学校ですから、小学校を卒業すればそ
のまま隣りの中学校へ行くのがほとんどかと思いきや、そういうケース
は30パーセント以下。小学校の卒業式で見た顔は中学校の入学式であま
り見ることはなく、大多数は私立の中学校へ進学しています。

 すっかり足が抜けなくなってしまったわたし自身の福祉活動も含め
て、“ちょいボラ”がさかんです。ボランティアと呼ぶほどでもない、
ちょっとして周囲からのこころづかい。そのための広宣活動を9年間、
わたしが軸になってやってきました。その成果のひとつとして、地域の
人たちと福祉施設との関係性がたいへん親密です。きのうの日曜日は、
ヒマのあるやつ、集まれ~! ということで、施設の前の駐車場のうえ
に、ダアーッと120匹の鯉のぼりを吊るして飾ったり、きょう月曜日は、
もうひとつの別の施設の裏山にある竹林に入って、タケノコ掘り。今年
のタケノコは“豊漁”でして、手に大きなマメをつくって鍬を振るい、
わたしも30本以上を掘ったはず。激しい肉体労働にヘバり、さきほどま
で正体もなく昼寝をしていました。(こちらの老人保健施設は、神奈川
県で最初に認可されたところで、全国で唯一、全室ユニット型介護を昨
年12月から展開)
 消防署の活動を地域にぐっと近づけることにも腐心、いざというとき
に備えての防災意識を高め、救急救命法の普及も、自治会や社会福祉協
議会を通じて進めてきましたね。この先、後期高齢者の比率もぐっと高
まることが見えています。そして、団塊世代がワッと地域にもどってく
るときでもあり、わたしはそろそろ引退すべきときですが、町づくりは
新しい段階へ向けて進めねばなりません。
【つづく】
Re:Re:■「あなた、あなた! 長生き、したいですか?」(04月27日)
がのさん (2008年04月28日 19時32分)

candyさん

【その3】

 福祉をめぐる人的環境づくりは、たしかにたいへんです。時間がかか
ります。でも、がんばって動けば、かならず出会いがあり、それを積み
上げつつ、互いに高めあいつつ、無理なくやっていくほかないんでしょ
うね。いま、もうひとつのNPO法人のボランティア組織を立ち上げようと
していますが、だれかが騒がないと、人は多忙な日常のなかに埋没し、
自分の目先の利得にのみ小さな幸福を求めていきますのでね。
Re:Re:■「あなた、あなた! 長生き、したいですか?」(04月27日)
がのさん (2008年04月28日 21時46分)

Hiromi~さん

>  長寿といえば田舎や温暖な気候のところと思っていましたが…。
私の母も村一番の長寿者ですが(98.5歳)、最近は老衰状態で点滴のみ
で命をつないでいます。
 そんな母に育てられた私は、楽ばかりしています。

     ----------------------------

 親の愛情のもと、何不自由なく、申し分なく暮らしていることは、結
構な、幸せなことです。

 ですが、虚栄を競い合い、便利なモノとモノにうずもれて、きれいで
清潔なモノとモノに包まれて、そんな恵まれた生活をみんなでノーテン
キにエンジョイしているとき、わたしたちは何とまあ、700兆円もの借金
(国債)をつくり、これを子や孫に押し付けて、「あとは頼む」と、極
楽浄土へ旅立つわけですよね。いい気なもんです。食い放題に食いちら
かし、空気や土や水を生きづらいまでに汚染し、添加物や農薬などの有
害物質にまみれたものをごっちりと地球に残して、それでどんな墓碑を
子や孫に建ててもらうつもりなのか。
 わたしたちは、子や孫たちに、何を誇りにしたらいいんでしょうね。
何を伝えるべきなんでしょうかね。社会が悪い、政治の責任だ、わたし
のせいじゃないよ、と問題を回避しているところからは、何もはじまっ
ていかないことだけは確かですね。
Re:■「あなた、あなた! 長生き、したいですか?」(04月27日) ・
ばーばーじゅこんさん (2008年04月29日 00時02分)

 姑、101歳と10ヶ月 4月14日に 静かに友の沢山待つ世界に旅だちま
した。昨年10月 誤嚥性の肺炎で入院するまでは、介護2の認定でヘル
パーさんの力を借りながらも自宅ー(といっても隣の棟2階)で一人暮ら
し。施設に入ることを頑として拒否し、自由気ままな生活を送っており
ました。勿論、近所の老人会では最高齢、グループの皆さんからは、
「生き方の目標」とか言われ 100才時には市長さんからお祝いの花束を
受け、ケーブルテレビで放映されたぐらいしっかり生きておりました。
 
 大変な時代を生きた明治の女性の強さ(?)をしっかりと学ばさせて
もらった気がしております。
 
 介護問題は勿論のこと、老人医療、終末医療を含めて じっくりと考
えさせられ、向かわざるを得ない半年ほどでした。

がのさんは、多分私より、まだまだお若いはずです。が、ご無理なさい
ませぬよう ご自愛くださいませ。
Re:Re:■「あなた、あなた! 長生き、したいですか?」(04月27日)
がのさん (2008年04月29日 21時39分)

Play with meさん

>長寿の報道はTVでみたのですが、がのさんのところだったんです
ね? 当方、田舎にしては、医療機関5キロ圏内に充実しており○○才
ともなれば、はなはだ便利です。
愛犬とともに毎日計1時間くらい散歩が大事な運動源です。それと、ラ
ボっ子との飛び跳ねっこ(つもり??)ですね。平均寿命までまだずい
ぶんあります。

     ----------------------------

 Play with me さんのおうちの近くの風景なのでしょうか、ホームペー
ジのトップでみると、赤茶けた土が太陽の熱をいっぱいに吸ってホカホ
カしているかのよう。季節により、そこに稲や麦の黄金色の浪や、夏野
菜の青々とした広がりを目にしたら、気持ちいいだろうな~、と想像さ
せられます。
 ここにきて、呼吸器系に弱みの再発したわたしなどは、空気の清浄さ
がなによりのごちそう、何よりの健康のモトです。そして、このごろ
は、本を読んでもものを書いてもパソコンを見ても、すぐに目が疲れて
かすんでしまいます。目薬もあまり役には立たず、遠い緑の風景をボー
ッと見るのが何よりの快復法。あっちもこっちも衰えました。ほんとう
は、後期高齢者のことで走りまわるどころではありません。

 きれいな空気を肺臓いっぱいにして、ワンちゃんといっしょにお散歩
ですか。健康的ですね。でも、わたしがそこに出合せたら、すぐ宙返り
しなければなりません。じつは、わたしにはもうひとつの弱みがあり、
イヌがだめなんです。イヌが嫌いで、イヌを見たら顔色を変えて逃げ去
る、オバQみたいだ、と、人はからかっていいます。イヌが怖いというだ
けでなく、あの臭いをかいだだけで、はげしい鼻炎を起こしてしまうん
です、花粉症と同じような。ですから、うかうかとお散歩にも出られな
いんです。
 
 それにつけても、孫の成長を見守り、ひ孫の顔も見られるという生き
かたには、もっともあたたかく、プリミティブな家族の姿があります
ね。
Re:Re:■「あなた、あなた! 長生き、したいですか?」(04月27日)
がのさん (2008年04月29日 22時23分)

ばーばーじゅこんさん

【その1】
> 姑、101歳と10ヶ月、4月14日に静かに友の沢山待つ世界に旅だちま
した。大変な時代を生きた明治の女性の強さ(?)をしっかりと学ばせ
てもらった気がしております。介護問題は勿論のこと、老人医療、終末
医療を含めてじっくりと考えさせられた半年ほどでした。

     ----------------------------

 たいしたもんですね、102歳! ほんと、明治おんなの底の強さは驚き
です。無菌といいながら、添加物まみれ農薬まみれで育った、いまどき
のヤワなものには真似できることではないですね。厳粛なまでの命の品
格をもって、親しい人たちに愛され、見送られて逝った人。
 ても、現実をみるとき、そんな恵まれた人は少なく、お姑さんは稀れ
なほど幸せな終末だったと思います。家族にあたたかく見守られ、ヘル
パーさんや医師・看護師さんにも恵まれ、ホスピスでおだやかに最期の
ときを迎えられたのですから。もちろん、親しい人の死に、悲しみや憂
いがないはずはありません。よくわかります。
 わたしが福祉ボランティアで出会う人のなかには、だれにも見取られ
ることなく、悲しみのためいっしょに滂沱の涙を流して、孤独と貧し
さ、病苦の悲惨さに耐えねばならない老人も少なくありません。さまざ
まな機会を通じて、行政にも議員たちにも訴えるのですが、福祉は「福
止」であり「伏死」のまんま、後回し、後回しになってしまいます。票
欲しさ・バッチ欲しさの口先ばかりで、本気で取り組んでくれる意思は
感じられません。

 かくいう私たち自身も、あの日の若さは立ち戻ることはなく、ここに
きて日々、衰弱の度は加速し、さして遠くない日に、避けがたく、行っ
て世話にならねばならない世界。それは、自宅かも知れないし、病院や
福祉施設かも知れない。子や孫にあまり負担をかけたくない、と思え
ば、あらゆる「欲」を棄て「我」を棄てて、孤独の日々を覚悟しなけれ
ばなりません。だれにも訪れるそのときにあって、若いとき身を飾った
高価な品々、自分を支えた知恵と知識、便利なモノは、ただの虚栄にす
ぎず、何ほどの意味もありません。【つづく】
Re:Re:■「あなた、あなた! 長生き、したいですか?」(04月27日)
がのさん (2008年04月30日 00時31分)

ばーばーじゅこんさん

【その2】

 例えば、わたしには、これまで宝にしてきた書籍がいくつかあります
(譲り渡すべき財産といったら、これくらいなもの)。だれにも譲れな
いで大事にしてきた本。しかし、「すばらしいぞ、これを読んでおけ」
といっても、わたしの子どもはこれには見向きもしません。親子でも、
人が違えば価値観も違う。ですから、一人の人生、残さずきれいに使い
きって終わればそれでよく、自分にとって大事なものが必ずしも子や孫
にとって大事なものではない、ただの無価値なガラクタ、あとで処分に
困ったりするにすぎないこともあると知らなければなりません。

 あ~あ、ここに書く月一本の日記。ラボをやるみなさんにはあまり
関係なかったですね。つまらぬことを書いてしまったものです。
Re:Re:Re:■「あなた、あなた! 長生き、したいですか?」(04月27日) ・
ばーばーじゅこんさん (2008年05月03日 22時51分)

がのさん
102歳まで生きることは、姑の本意ではなかったかもしれません。
危篤状態になったことは90歳をすぎてからも何度目か、そのたびに 
「私は何で死ねないのだろう?」今回も 「先生にお願いして死なせて
欲しい」と言っておりました。
 ボケないで、足は車いす生活、聴覚も悪くなり、楽しみは読書と食べ
ることでした。
はたでみていると、「生きること」「生かされること」のつらさ、厳し
さも感じられてまいりました。

 義母の遺品の中から出てきた、不思議なもの。多分すてられないか
な?。
明治43年、と大正4年の 種痘接種済証ーA4くらいの大きさです。

私はすてられないものが、多すぎる。捨てられない人間です。


>ばーばーじゅこんさん

【その2】

 例えば、わたしには、これまで宝にしてきた書籍がいくつかあります
(譲り渡すべき財産といったら、これくらいなもの)。だれにも譲れな
いで大事にしてきた本。しかし、「すばらしいぞ、これを読んでおけ」
といっても、わたしの子どもはこれには見向きもしません。親子でも、
人が違えば価値観も違う。ですから、一人の人生、残さずきれいに使い
きって終わればそれでよく、自分にとって大事なものが必ずしも子や孫
にとって大事なものではない、ただの無価値なガラクタ、あとで処分に
困ったりするにすぎないこともあると知らなければなりません。

 あ~あ、ここに書く月一本の日記。ラボをやるみなさんにはあまり
関係なかったですね。つまらぬことを書いてしまったものです。
----------------------------
Re:Re:Re:Re:■「あなた、あなた! 長生き、したいですか?」(04月27日)
がのさん (2008年05月04日 00時52分)

ばーばーじゅこんさん

【その1】
 102歳まで生きることは、姑の本意ではなかったかもしれません。
はたでみていると、「生きること」「生かされること」のつらさ、厳し
さも感じられてまいりました。

      ----------------------------

 どうでしょうか。ときには「早くあの世に迎えられたい」と口にする
ことはあっても、痛みに耐えがたいようなとき、そう思うことがあった
としても、それは本当の本心でしょうか。愛する肉親たちを残して他界
することを無念に思わない人なんているでしょうか。寂しさと不安なし
にその日を迎えられる人はいるでしょうか。

 ばーばーじゅこんさんの日記に、新聞紙で折ったカブトとそれをかぶ
る子どもたちの可愛い(精悍な!)すがたが紹介されていました。話は
ちょっと逸れ、それに関連してなのですが、きのう、わたしはふだんか
ら関係している特別養護老人ホームの「鯉のぼりまつり」を手伝ってき
ました。
 わたしの役まわりとしては、保育園の幼児たち、小学生たちをそこの
ご老人たちと直接触れ合わせることでした。園長や校長とのあいだで話
を詰めるのに、さまざまな事情もあり、けっこう骨がおれました。こう
いう地域福祉の場にあってどうしても実現させたかったのは、世代間交
流。いのちを直接ぶつけ合わせること。
 本来なら、五月の薫風を受けて泳ぐ120匹の鯉の下でこの祭りを催した
かったのですが、雨もよいということで、急遽ホールでおこないました
が、活気にあふれ、にぎやかなこと、にぎやかなこと。お遊戯あり、歌
あり、はげましのメッセージの記された手づくりウチワのプレゼントあ
り。
 ご老人たちがほんとうに喜んでくれたばかりでなく、子どもたちにと
ってもすばらしい交流体験になりました。ここの書き込みスペースでは
写真を紹介できないので残念ですが、あとでPCメールを送りますので、
子どもたちのすばらしい表情をご覧いただきましょうね。「おじいちゃ
ん、おばあちゃん、その笑顔、ありがとう」とあいさつする小学2年
生。いいですねぇ。みんなの命が輝きます。一人ひとりの存在があたた
かくつつまれます。
【つづく】
Re:Re:Re:Re:■「あなた、あなた! 長生き、したいですか?」(04月27日)
がのさん (2008年05月04日 00時53分)

ばーばーじゅこんさん

【その2】

 つづいては施設職員によるアトラクション。ゴレンジャーの登場。子
どもたちの息吹きに刺激されてでしょうか、101歳のおばあちゃんがキレ
ンジャーと相撲をとり、大男を投げとばします、88歳の認知症のご老人
がアオレンジャーを突き飛ばしてやっつけます(もちろん、演技です
が)。こうした盛り上がりの2時間のなかで、自分の孤独を思い、死の
ときの憂鬱を思うひとは一人もいないだろうと思うのです。要介護度の
高い人にも、それは、老いと衰えを忘れてすごすひとときだったろう
と。

 人によっては、こうした老人のための福祉施設に入ることをかたくな
に拒みます。とくに高学歴の人、社会的に高い地位にあった、プライド
の高い人ほど。それぞれの死に方によしあしはないでしょうが、ここで
見るような屈託ない笑顔を見ていると、それは美しく、やっぱりみんな
といっしょがいいな、とわたしなんぞは思いますね。
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