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★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き 06月02日 ()
唐突な質問ですみませんが、夏目漱石の「二百十日」と宮沢賢治の「注文の多い料理店」は、何だか似ているように感じるのですが、どちらかが、影響を受けているとか、その時代の特徴的な作風とか、なのでしょうか? ご存じだったら教えてください。〔みかんさん 06.01
          ☆          ☆
 ははあ~、「草枕」とともに、みかんさんのお住まいの熊本を舞台にする漱石の作品ですね。細かなことはすっかり忘れてしまいましたが、「二百十日」は7~8年前に川崎市のほうでやっていた読書会で読み合った作品です。「草枕」とはだいぶ趣きが違い、ふたりの男のヤジキタ漫才といったタッチで書かれた、軽妙洒脱な会話体の短篇作品でしたね。温泉宿に来たふたり、浴衣すがたのまま阿蘇山に登りますが、噴煙に巻き込まれ、二百十日の雨と風にあって道に迷い、胸まである草のなかをさまよううち穽におちてさんざんな目にあうというはなし。そちら熊本では愛されてよく読まれている作品ですか。

chuya007

 「注文の多い料理店」との影響関係ということでは、わたしはこれまで考えたこともないのですが、もしあったとすれば、先ほど年表を見たところによりますと、「二百十日」のほうは1906年の発表、「注文の多い料理店」は1924年に1,000部を自費出版したとありましたから、あとの宮澤賢治が影響を受けたことになりますね。たしかに、漱石はすでに人気作家、新聞小説としてどんどん作品を出していた時期ですから、賢治もそれを読んでいた可能性は十分に考えられます。しかし、どうでしょうかね~、「二百十日」には江戸の草双紙のような軽さがあり、金持ちや華族たちが跋扈する世の中に対する庶民的な悲憤慷慨はありますが、それは酔っ払いの愚痴というに近く、温泉につかりながらの無責任なヨタばなしのような味があって、社会批評というには浅いように思いますけど。
 一方の「注文の多い料理店」には、自然を軽視する人間の傲慢不遜さをふたりの青年紳士、イギリス風に洗練されていることをハナにかける都会人種に対する明確な批判があるように思いますね。かなり意識的な社会批判を感じます。どちらが優れた作品か、そこには違った評価の軸があるでしょうけれど。

chuya006

 宮澤賢治と夏目漱石との影響関係については、後日、改めてもうちょっと丁寧に探ってみるとして、じつは、きょう、神奈川県立近代文学館の「中原中也と富永太郎展――ふたつのいのちの火花」を見てきました。きのうの狂ったような荒天とはうってかわって、気温21℃、横浜の海からの心地よい風を浴び、バラ園の香りに包まれて、遠い青春の日の甘酸っぱい記憶に浸ってすごした半日。
 この展示を見て、アッそうか、とひざをたたいたのは、中原中也の詩のいくつかに宮澤賢治のイメージが乗っている、ということ。あまり知られていないのですが、「修羅街挽歌」という中也の詩を見て、あ、「春と修羅」を読んでいるな、とピーンとくるものがありました。

  暁は、紫の色/明け初めて/わが友等みな/我を去るや
  否よ否よ、/暁は、紫の色に/明け初めて
  我が友等みな/一堂に会するべしな。
  弱き身の/強がりや怯え、おぞまし/
  弱き身の、弱き心の強がりは、/猶おぞましけれど
  恕(ゆる)せかし/弱き身の/さるにても
  心なよらか/弱き身の、心なよらか
  拆(さ)るることなし。

 この早熟な天才は、“ダダイスト”をみずからに認じ、火のように烈しい偏執で自己主張するものですから、周囲には、ちょっとつきあいきれないハナモチならぬやつ、というものがあって敬遠され、一人去り二人去り、友人に見放されて孤独をかこつ時期がありました。人の話には耳を傾けない傍若無人ぶり、自己撞着ぶりだったようようですね。自業自得か、孤独の痛みにさいなまれていたときに書かれた詩篇がこれです。“修羅”という印象あざやかな語の発想は賢治か萩原朔太郎のもの。書かれている内容においてはあまり通じるものがあるとは思えないのですが、まず「春と修羅」と無関係とは考えにくい。
 このほかにも、影響といえそうなものに、「星とピエロ」という詩稿があるし、中也にはめずらしい童話作品「夜汽車の食堂」という草稿、これなどはどうみても「銀河鉄道の夜」を知らずに書いたとは思えませんね。

  「雪の野原の中で、一條のレールがあって、そのレールの
   ずっと地平線に見えなくなるあたりの空に、大きなお月様が
   ポッカリ出てゐました」

 中原中也はどこで宮澤賢治を知ったか? もちろん直接会ってはいません。会ったとしても、賢治と親しい関係がつくられるとは考えにくい個性同士。つまり、「春と修羅」を中原中也に紹介したのは、富永太郎のほかにはいないでしょう。24歳の若さで惜しまれて夭逝した、中也より6歳年上の詩人であり画家、新鮮で硬質な象徴詩を書いた天才でした。ヴェルレーヌ、ボードレール、ランボーらのフランス近代詩を紹介して、中原中也をダダイズムの狂信のわだちから抜け出させたほか、世界の新しい詩の世界を切り開いて見せ、中也を独自の抒情詩の世界へ引き出した人物。その「新しい詩」のひとつに「春と修羅」があったことはほぼ間違いない。
 中也は17歳、すでに長谷川泰子と同棲しているときのふたりの天才詩人の出会い。それは、はげしく嫌悪し、反発しあいつつも、互いの才能を認めあわずにいない、不思議な友情でつながっていました。

 あ、ここは似ている、ここはこちらをまねている、盗用しているなどと詮索するのは好きではないですが、知性と知性、感性と感性が本質的なところでふれあえば、熱い火花がほとばしり、どうしたって影響関係は生じずにはいないでしょうね。それでなくてさえ、たとえば日本神話とギリシア神話に共通するものがいくらでもあることにみるように、時間や空間をはるか隔てても人間存在の本源には太くつながっているものがあり、絵画も音楽も文学もあらゆる芸術が古来よりそこをひたすら表現してきたのだ、とはいえないでしょうか。時代を超え世紀を超えて残っていく傑作、人類の宝には、いつの場合も共通して、人間とは何か、存在の意味は何か、の問いと追求がありますね。

  ☆…転記スミ 宮澤賢治・夏目漱石・中原中也 ⇒ページ一覧「物語寸景(2-4)
           萩原朔太郎、詩人の魂に憑かれた少年 ⇒ページ一覧「つれづれ塾その《6》詩歌」
 
Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
dorothyさん (2007年06月03日 19時57分)

中原中也と萩原朔太郎、どちらもシュール、という点で
似ている、と言えなくもないように思います。また、
系譜からいっても、中原中也と朔太郎は似ている。
三好達治は、朔太郎に師事していましたが、系譜から
いうとむしろ室生犀星に近く感じます。

宮沢賢治と夏目漱石。「注文の多い料理店」と
「二百十日」。若い二人がかけあいのように
話している、という点では似ているのかな?
とも思いますが、むしろ、「二百十日」は
「弥次喜多道中」を彷彿とさせられますね。
Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
がのさん (2007年06月04日 21時37分)

dorothyさん

【その1】
>中原中也と萩原朔太郎、どちらもシュール、という点で似ている、と
言えなくもないように思います。また、系譜からいっても、中原中也と
朔太郎は似ている。いうとむしろ室生犀星に近く感じます。
     ----------------------------
 中原中也や立原道造、宮澤賢治、あるいは室生犀星、佐藤春夫、三好
達治、高橋元吉、萩原恭二郎、西脇順三郎、……などなど、国内でいえ
ばこうした詩人の詩に若いころから親しんできましたが、萩原朔太郎と
なると、わたしにとっては、まったく別格なんですね。まったく違うと
ころの存在。文学史的には、高村光太郎が「日本近代詩の父」であり、
朔太郎は「日本近代詩の母」といわれます。そんな称揚のされ方をされ
ても、わたしにはぜんぜん納得するものがありません。どういえばいい
のかわかりませんが、「父なる天神」とでもいうか、ギリシア神話にな
らって言えば「ガイア」とでもいうか、デメテルのような地母神のよう
な存在、とでもいうか…。シュールでもサンボリスムでもレアリスムで
もリリシズムでもない、朔太郎の詩は朔太郎だけの詩で、わがままを言
わせてもらえば、だれかの詩に似ている、なんていわれるのが、いやな
んです。理由は、…ない、としかいえませんが、…そう、理由なんてな
いんです。
 郷里を同じくする詩人です。高校(朔太郎の時代は中学と呼んでいまし
たが)の先輩で、わたしが高校へ入った年がちょうど創立80周年でして、
何か画期的に記念になることをやろうじゃないか(高校入試の少し前に校
舎の半分を焼失する火事があり、そのショックを払拭しようという意気
がはたらいていたでしょうか)という気運のなかで取り組んでいるうちに
発見したのが、朔太郎の短歌。
 ずうっと以前につくられていた校内の文芸誌「坂東太郎」にたくさん
書いていたものでした(坂東太郎とは利根川の別称)。探しているうちに
十数編の詩篇も出てきて、び~~っくり! 
【つづく】
Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
がのさん (2007年06月04日 21時39分)

dorothyさん

【その2】

 インクの色も落ちた、ほこりまみれのその文芸誌から数十の短歌と詩
を拾い、記念誌をつくろうと、高校に入ったばかりのすこしおませな男
の子が、ああでもない、こうでもないと不器用な手つきで進めていまし
た。当初はごくつつましいものを、とのつもりでしたが、「朔太郎の短
歌が掘り起こされた!」「朔太郎の幻の詩、あらわる!」というニュー
スが中央にまで流れると、すごいんですよ、じゃんじゃん問い合わせが
舞い込み、依頼をかけたわけでもないのにそうそうたる詩人たちがつぎ
つぎに寄稿してくれ、記念誌はあれあれという間に分厚いものになって
いきました。
 伊藤信吉、谷川俊太郎、高橋信吉、村野四郎、東宮七男、三好豊一
郎、渋谷国忠、町田嘉章、高橋元吉、白鳥省吾、長瀬清子、菱山修三、
中川与一、能村潔…。これをきっかけに、このあとすぐ、中央で第一次
朔太郎ブームが起こりました。朔太郎の娘の葉子さん、妹の愛子さんに
も寄稿をお願いして、と、どんどん計画はふくらんで、わたしたちの手
にあまるものになると、地元新聞社も協力の手を貸してくれ、思いがけ
ないほど立派な記念誌ができました。
 朔太郎の死後、葉子さんは父朔太郎をめぐるいくつもの作品を書いて
いますが、書くことなどまったく考えたこともなかったという彼女がも
のを書くはじめとなったのが、この記念詩「桑弓」でしたね。
 前橋の代表的な公園、敷島公園の一角に記念碑がたったのもその前後
でした。「わが故郷に帰れる日/汽車は烈風の中を突き行けり/ひとり
車窓に目醒むれば/汽笛は闇に吠え叫び/火焔(ほのほ)は平野を明るく
せり。/まだ上州の山は見えずや。」(「氷島」より「帰郷」)
 高校にほぼ隣接して二子山古墳があります。彼の若いころの詩に「二
子山附近」が。そこは当時、緑深い公園のようになっていたのですが、
授業を抜け出してそこに来て、朔太郎を気取って草の上に臥し、下のほ
うをごとごとと走っていく列車を眺めてすごした幾時間かも。
【つづく】
Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
がのさん (2007年06月05日 00時10分)

dorothyさん

【その3】

 優秀だったはずの少年が道を踏み外して文学の藪の深みにはまって迷
うようになったのが、このときの朔太郎の詩との出会いでした。ですか
ら、朔太郎の修羅も虚妄も、苦悶の痛みも恋も破滅も、デカダンも恨み
も憤怒も悲しみも、それはすべて、むこうのほうに隔てられてある抽象
ではなく、すべてがわたし自身の体温のなかにあるものなんですね。生
涯、秘めたまま貫いたエレーナへの純愛と幻想の官能も、朔太郎のもの
であるよりもむしろわたしのものなんですね。こりゃあ、もうどうしよ
うもないです。

 おっとっと、…ずいぶん話が逸れてしまいました。ここは朔太郎のこ
とを語るところではなかったですね。ごめんなさい。
 漱石をめぐっては、「門」「それから」「こころ」などに見る近代人
の苦悩を、古都鎌倉の名刹・花めぐりとともにご紹介したいところです
が、この「ひろば@」では浮いた話題で、あまり関心をもたれることもな
いでしょうから、やめときます。
Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
みかん(でこぽん)さん (2007年06月05日 00時33分)

漱石をめぐっては、「門」「それから」「こころ」などに見る近代人
の苦悩を、古都鎌倉の名刹・花めぐりとともにご紹介したいところです
が、この「ひろば@」では浮いた話題で、あまり関心をもたれることもな
いでしょうから、やめときます。
ーーーーーー
そんなことをおっしゃらずに、是非、お願いします。NHK教育テレビ
のテキスト?でしょうか?書店で手に取った「知るを楽しむ・私のこだ
わり人物伝」7月に”夏目漱石・悩む力”のことが書いてありますが、
やはり作品をもう一度読み直すべきかなと思います。

「二百十日」は大学の「新熊本学」という教科で取り上げられて、読ん
だものでしたが、知っているつもりで、よく知らない作品や、すっかり
忘れてしまった作品も多く、今、また読み返してみると、きっと、受け
取り方や理解が違うのだろうと思います。

「二百十日」は「弥次喜多道中」を彷彿とさせるという、dorothyさんの
指摘ももっともですね。私は、阿蘇の草原で迷子になったあたりが、山
中で迷子になる「注文の多い・・・」の二人に似ているような気がした
のですが。

最近、パーティで「猫の王」に取り組み始めたので、根子岳の伝説や、
阿蘇の民話等も調べてみようかと思っているところです。イギリスの昔
話ですが、何か因縁めいた、縁を感じます。
Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
がのさん (2007年06月05日 11時21分)

みかんさん

【その1】
>NHK教育テレビのテキストでしょうか? 書店で手に取った「知る
を楽しむ・私のこだわり人物伝」7月に「夏目漱石・悩む力」のことが
書いてありますが、やはり作品をもう一度読み直すべきかな、と思いま
す。
     ----------------------------
 一般的な教養として、アクセサリーとして読んできた漱石。青春の輝
きのなかにその印象は色褪せず残っています。漱石のおもしろさと彼が
投げかけている生き方の問題、近代人の悩みの根源は、この年齢になっ
てようやく、少しわかった! という感じ。わたしのようなオタンチン
は、漱石がこもった鎌倉・円覚寺の帰源院で1週間ほど座禅をさせても
らってこころを洗い、じっくりと考えるといいのでしょうが、思うだけ
で果たせずにいます。ええ、みかんさんにはぜひもう一度お読みいただ
きたいと思います。

 でも現実、目先のことに追い回されている人には、なかなかその意識
を共有する余裕はないんでしょうね。グローヴァルな思考力をお持ち
で、たとえばスリランカの教育にもかかわっておいでのみかんさんのよ
うな人は別として、きょうのこと、あしたのことで精いっぱいという人
にとっては、漱石も鴎外も中原中也も、ラボ・ライブラリーに入ってい
ませんので(鴎外には「山椒大夫」がありましたね)、とりあえずは関係
ない、まあ、余裕ができたらそのうちに…、となって、ついにまったく
触れることなく終わりがち。いえいえ、バルザックの大作に食いついた
Play with me さん、前関西支部テューター代表のようなすごい人もおい
でですけれど。

 こちらBBSのほうではかなり勝手なこと、悪ふざけも含め気ままなこと
を自由に書かせてもらっていますが、オモテの日記のほうは、広く目に
ふれるところですので、極力、みなさんの活動と「遠すぎず、また、近
づきすぎず」という距離を置いて書くようにしてきました。いまはぜん
ぜん違う世界に生きているわたしのようなものがここでいい気になって
書いても仕様がありませんので、せいぜい月に1本か2本にとどめてい
ます。【つづく】
Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
がのさん (2007年06月05日 11時25分)

みかんさん

【その2】
>「二百十日」は大学の「新熊本学」という教科で取り上げられて、読
んだものでしたが、「弥次喜多道中」を彷彿とさせるという、dorothyさ
んの指摘ももっともですね。私は、阿蘇の草原で迷子になったあたり
が、山中で迷子になる「注文の多い…」の二人に似ているような気がし
たのですが。
     ----------------------------
 はい、みかんさんが似ていないだろうか、と見たのはそこだろうとは
思っていました。阿蘇の草千里。九州のラボ・キャンプで産山に、湯坪
に行ったことがあります。背丈ほどもある草の原を漕ぐようにして右往
左往する感覚を経験したことはありませんけれど、方向感覚も失って迷
い歩き、疲れはてたすえに、ふと目の前に見たのが、宮澤賢治の描く途
方もないレストランだったり、雨月物語の浅茅ケ宿だったり、むかしば
なしのすずめのお宿だったり…。そうした幻想と人間の根源的な不安を
高等落語のように語ってみせる漱石って、やはりタダモノじゃないです
ね。
 漱石の高等落語、といえば、みかんさんには読んでもらっているでし
ょうかね、「オタンチンパレオロガス! 漱石を慕いて」という一文。
昨年12月9日、漱石の命日ということもあって書いた日記で、たくさん
の人に読んでいただきましたが、「吾輩ハ猫デアル」初版本をめぐっ
て、漱石のことをあれこれ書かせてもらいました。まだお読みいただい
てないようでしたら、12月9日の日記か、それを転記した「物語寸景(2-
4)」をご一読くださいませんか。


>>最近、パーティで「猫の王」に取り組み始めたので、根子岳の伝説
や、阿蘇の民話等も調べてみようかと思っているところです。イギリス
の昔話ですが、何か因縁めいた、縁を感じます。

⇒阿蘇の民話、根子岳の伝説、ぜひご紹介ください。どんな物語がある
んでしょうねぇ。いいものがありましたら、みかんさんがリライトなさ
ってラボ・ライブラリー作品として提案なさいませんか。よそからの借
り物でない、そういう物語が恋しいですね。
Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
dorothyさん (2007年06月15日 13時15分)

がのさん

>漱石をめぐっては、「門」「それから」「こころ」などに見る近代人
の苦悩を、古都鎌倉の名刹・花めぐりとともにご紹介したいところです
が、この「ひろば@」では浮いた話題で、あまり関心をもたれることもな
いでしょうから、やめときます。

私も、みかんさんと同様、この続きの話をしていただきたい
と思っていました。ただ、現時点では、子供の体調が心配で
ちょっと余裕がなく、残念です。
Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
がのさん (2007年06月18日 11時00分)

dorothyさん

【その1】
>私も、みかんさんと同様、この続きの話 (漱石をめぐっては、「門」
「それから」「こころ」などに見る近代人の苦悩を、古都鎌倉の名刹・
花めぐり) をしていただきたいと思っていました。ただ、現時点では、
子供の体調が心配でちょっと余裕がなく、残念です。
     ----------------------------
 キンタくん、その後いかがですか。「軽い怪我」とのことでしたの
に、ヘンな具合いですね。ご心配なことでしょう。一日も早い恢復をお
祈りいたします。

 鎌倉はいま、アジサイの薄青い色につつまれていることでしょうか。
きょうの朝日新聞朝刊の「天声人語」でも、この若夏の鎌倉のことが書
かれていましたね。
 はい、行きたい! ……ところが、いまのわたしはそんな優雅な状態
にないんです。もっとも、この時期は、ちょっとズラさないことには人
のウズに呑まれるだけのおしくらまんじゅうのカマクラ、カマわず押し
クラしないと生きていけないザマですので、避けるのが賢いと思います
が。
 それに、先週、奥美濃の美濃市や郡上八幡で遊んできたツケもあっ
て、7月末の盆踊り大会や神社の祭礼(御輿祭り)へ向けての準備で、
商店街の各店へ、区役所へ、警察へ、消防署へ…、と文字どおり「駆け
回る」日々。踊り手、囃し手の手配、機材の調達、それぞれの担当決め
も。ええ、この近在では最大の、1万5千人、天気がよければ2万人も
の人の集まる33回目の夏まつりなんです。これまで、この祭りにはソツ
ポを向いてきたため、わからないことばかり。たいへんです。
小学校、中学校の問題もあります。あるいは、このところ組織率の落ち
てきている自治会を回復させるためのさまざまな努力も。
また、福祉ボランティア希望者の発掘とその実務のための隔週の連続講
座。不器用なわたしには、体が二十くらいないことにはどうにもなりま
せん。
〔つづく〕
Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
がのさん (2007年06月18日 15時38分)

dorothyさん

【その2】

 それに、この木曜日には、ギリシア悲劇を「ふれあい読書会」で講ず
ることになっております。きょう、あすにしゃべる内容を固めねばなり
ません。多分、2回にわたる講座になると思いますが、
 まずは、テバイのラブダコ王家の悲劇、オイブィプス王の非情な運命
――知らずとはいえ、自分の父を殺害し、自分の母を妻として臥床をと
もにして4人の子をなすという運命のいたずら。そして命果てた母であ
り妻の上衣を飾っていた黄金の留金で自らの両の目を突き刺し、盲目の
身で見知らぬ地を乞食してさまよう身に…。
 ソポクレスの「オイディプス王」「コロノスのオイディプス」「アン
ティゴネ」を軸にこの悲劇を。

 また、もうひとつは、ミュケーナイのアルゴス王家のたどる悲劇的な
没落を俎上にして、アイスキュロスのオレステス三部作「アガメムノ
ン」「供養する女たち」「慈しみの女神たち」、ソポクレスの「エレク
トラ」に書かれたドラマから、古代ギリシアの人びとの運命観を。こち
らは、トロイア戦争の大将として活躍したアガメムノンの呪われた家系
の話ですよね。戦勝して帰国、だが、その夜、長い戦いの疲れを癒して
いる浴槽で惨い事件が。樵が木を切るように唐金の両刃の斧が王の頭蓋
を割る。
 王妃クリュタイムネストラは、王の従兄弟であり王妃の情人のアイギ
ストラと共謀して夫を殺害。情人が王家を継ぎ、子どもは他国に逃れて
身を隠すなどの冷遇。ここから始まっていく娘のエレクトラと息子のオ
レステスによる母殺しという仇討ちの連鎖。

 人間にとって、何が尊いことなのか、何が賎しいことなのか、
何が人間にとって誉れか、何が汚辱か、
そういうことを中学生から老人までのさまざまな層の人びとと学びあう
つどいになるはずです。

 そんなわけで、申し訳ありませんが、鎌倉花めぐりと漱石は、しばら
くおあずけですね。
Re:Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
dorothyさん (2007年06月21日 19時07分)

がのさん

鎌倉花めぐり&漱石は少し気長に待ちます。
楽しみにしています。

ギリシャ神話、とても興味があります。
実は、私の会社・イリスシステムの
イリスも、ギリシャ神話からとっています。

英語名でアイリス、のこの女神。

また、トロイア戦争、というと、ハインリッヒ・
シュリーマンの人生を思い起こすとともに、
アガメムノンのことも興味津々。

ぜひ、その話もお願いします。
Re:Re:Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
がのさん (2007年06月22日 13時51分)

dorothyさん

【その1】
>鎌倉花めぐり&漱石は少し気長に待ちます。楽しみにしています。ギ
リシア神話、とても興味があります。トロイア戦争というと、ハインリ
ッヒ・シュリーマンの人生を思い起こすとともに、アガメムノンのこと
も興味津々。ぜひ、その話もお願いします。
     ----------------------------
 きのう(6月21日)、2時間にわたりギリシア悲劇について講じまし
た。参加者は二十数名と、いつもよりちょっと少なかったですが、「い
まどきなぜギリシア悲劇!?」ということで、ただの読書会ではなく、意
識の高い人たちの集まりとなりました。
 アテナイの独裁者ペイストラトスが創始した大ディオニュニア祭の悲
劇競演のこと、コロスのことや劇場の構造のことを含み、どんなふうに
それがおこなわれたか、ホメロスの「オデュッセイア」と「オイディプ
ス王」のつながり、また古典古代ギリシア悲劇の三大悲劇作家のことな
どなど。ギリシア悲劇の最高傑作とされる「オイディプス王」、テーバ
イのラブダコス王家三代の罪と呪いと報復の物語の、いまのわれわれに
向けて発せられているメッセージをお伝えして終わりました。

 無関心時代、自分の目の前のことしか見えていないバカ親がつくる社
会、といわれる今日と、真相追求の強い意志を貫き、人間の誉れとは何
か、汚辱とは何か、人間の強さとは何か、人間の誇りとは何か、尊さと
は何か、卑しさとは何かを、はげしい気性をもって追求する誇り高い正
義の王。それゆえに転落と破局を迎え入れることになるのですが。“知
らぬがホトケ”でやりすごすことの多いわれわれの日常と、なんと大き
な隔たりがあることか!
 「オイディプス王」の続編(独立した作品ではありますが)の「コロノ
スのオイディプス」や「アンティゴネ」についてはあまりふれられず、
次回7月には「アンティゴネ」を中心に講ずることになりました。ま
た、おまけに、10分足らずでしたが、蜷川幸雄監督、野村萬斎主演でお
こなわれ大好評を博した演劇公演を観た知人のひとりに、そのときの感
想をたいそうな興奮をもって語ってもらいました。すばらしい芝居だっ
たようですね。わたしは観ていませんが、萬斎の発声力を想像するだけ
で、その緊迫感と興奮が伝わってきます。
【つづく】
Re:Re:Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
がのさん (2007年06月22日 13時54分)

dorothyさん

【その2】

 きのうは、ソポクレスの作品ばかりに終始し、この物語につながるア
イスキュロスの「テーバイ攻めの七将」にも触れられずじまい。したが
いまして、アガメムノンをめぐる悲劇については一歩も踏み込むことな
く終わりました。たぶん、そのへんは9月(8月は休み)にやることにな
ると思われます。わたしにとっては、ここしばらく、ギリシア悲劇三昧
ということになりそう。

 宿題がいっぱいたまってしまいましたね。「ひろば@」には、月に2本
以上のつまらぬ日記は書かない、それがわたしのような立場にあるもの
の基本だ、と自分で決めていますが、トロイア戦争に出征したオデュッ
セウスと、その孤閨を10年余にわたって守る王妃ペネロペイア。その美
貌の王妃に群がる129人もの求婚者たちのことを書くといっていまだ書い
ていない。夏目漱石の鎌倉とカマクラ花めぐりもなかなか書くいとまが
ない。(おがちゃんが30日に鎌倉に行くとのことですので、アジサイにう
ずもれるカマクラのこと、書いてくれないかな~)

 じつは、みなさんには関係のないことながら、この町の一大イベント
の夏祭り盆踊り大会が7月28、29日と恒例どおりに決まっており、とこ
ろが突然、参院選が29日にズレこんだことで、シッチャカ・メッチャカ
の状態。あすの連合自治会で対策を講ずることになりますが、日程を崩
すことはできない。どちらも責任ある立場で、どう調整を図ればいいの
か見当もつかないお手上げ状態。夏祭りのほうは実行委員の最高責任者
というわけではないにしても、当日の欠かせない役割がいくつもある
し、一方、選挙のほうは、初めての経験ですが、「投票管理者」という
ことで、ひとつの投票所の管理責任を一身に負う立場。も~、やけくそ
です、アベのウスバカやろう! 引っ込め! と叫ぶのみです。
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
dorothyさん (2007年06月30日 11時08分)

がのさん
>じつは、みなさんには関係のないことながら、この町の一大イベント
の夏祭り盆踊り大会が7月28、29日と恒例どおりに決まっており、とこ
ろが突然、参院選が29日にズレこんだことで、シッチャカ・メッチャカ
の状態。あすの連合自治会で対策を講ずることになりますが、日程を崩
すことはできない。どちらも責任ある立場で、どう調整を図ればいいの
か見当もつかないお手上げ状態。夏祭りのほうは実行委員の最高責任者
というわけではないにしても、当日の欠かせない役割がいくつもある
し、一方、選挙のほうは、初めての経験ですが、「投票管理者」という
ことで、ひとつの投票所の管理責任を一身に負う立場。も~、やけくそ
です、アベのウスバカやろう! 引っ込め! と叫ぶのみです。

選挙の予定、というのは、ただ投票する立場の人間に
とっては、立候補受付から身近に感じられますが、
実は、それ以前からの長い下準備期間があるのですね。
最近、それを知り、驚くとともに、代議士のトップとも
ある人が、それを十分に知りつつ日程を延ばしたのには
何か、一般人にはすぐとは諮れないものがあるのか?
などと邪推します。夏休みに入ってからの選挙、と
なると、選挙率も下がるだろうし。
----------------------------
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
がのさん (2007年06月30日 22時38分)

dorothyさん

【その1】
>選挙というのは、ただ投票する立場の人間にとっては、立候補受付か
ら身近に感じられますが、実は、それ以前からの長い下準備期間がある
のですね。代議士が、それを十分に知りつつ日程を延ばしたのには何
か、一般人にはすぐとは諮れないものがあるのか? などと邪推しま
す。夏休みに入ってからの選挙、となると、選挙率も下がるだろうし。
     ----------------------------
 もちろん、投票率を下げることも織り込み済みの小ずるい駆け引きで
す。年金をめぐる国民の怒りを冷まして選挙に勝つためには、国民をた
ばかる目くらましの空白時間が必要だ、というわけ。
 この「ひろば@」は、政治、宗教、それから個人的な営利につながるこ
とを書くのは禁じられていますが、これは政治でも宗教でもなく、ごく
ごく常識的な国民のひとりの素朴な怒りです。きわめて重要な法案を中
身がまったくないまま通してしまって、さあ、選挙だ! という乱暴さ
には、あきれるほかなく、国民のほうを向いていない政治はこれにきわ
まった、といえそうです。あとがたいへんですよ。公的介護保険制度が
そうでしたね。ろくろく練ることもなく発足させてしまったから、いま
良心的におこなっている介護の現場は、経営のほうは火の車、介護従事
者の負担はいよいよ大きく、悲惨な状態にあります。一方、ほい来た、
ビジネスチャンスだ! と六本木ヒルズに居をかまえて金儲けにつっ走
ったコムスンが、あんなザマに。最初から問題だとわかっていたのに、
いまさら! コムスンの経営者は当然責められていいですが、そんなう
すぎきたない野望を許しただけでなく、むしろうまうまと利用した政治
的指導者の空っぽアタマこそ、ぶったたくに値いしようというもの。

 ま、差し障りがあるといけません、これくらいにしておきましょう。
だいたい、投票管理者に選任されますと、選挙運動と疑われる言動を関
係区域内でおこなうことはいっさいご法度とされていますしね。関係区
域じゃないから、いいのかなぁ。
【つづく】
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
がのさん (2007年06月30日 22時39分)

dorothyさん

【その2】

 そのほかにも、さまざまな制約が課されるんですよ。自由・公正・平
等という原則に反しないよう留意し、投票の秘密はぜったい保持すると
か、従事中の私語や余計な会話は禁止、選挙人の個人情報はぜったい漏
らしてはならない、とか。それから、おもしろいのは、へんに格式ばる
ことですね。「アリ・ババ」の「開け、ゴマ!」、あるいは「耳なし芳
一」の「開門!」よろしく、投票管理者はラジオの時報に合わせておご
そかに「開始」を宣言するんですよ。午後8時の閉鎖時間のときも同様
に「閉鎖」宣言をします。いったん投票所にはいったら、よっぽどのこ
とがないかぎり、外には出られません。朝6時に準備に入り、7時の
「開門!」から夜8時まで、13時間はまったくのカンヅメ。

 投票箱には外箱と本体とがあり、立会人全員監視のもと、わたしがカ
ギをかけ、立会人全員の封印をして、開票所に送致することになるよう
です。これもはじめて知りましたが、いちばん最初に投票してもらう人
には、特別にやってもらうことがあります。投票管理者たるわたしは、
ほかの立会人とともに、その最初の選挙人の前で投票箱をひっくり返し
て、何も入っていないことを目で確かめてもらいます。確認を経て錠を
かけ、確認してもらった人の住所・氏名を記録してもらって署名を受け
るという。投票所閉鎖までカギはわたしがあずかり、どんなことがあっ
ても途中で箱を開けることは許されません。トイレにカギを落としちゃ
った! としたらどうなるんでしょうね。やりかねませんよ、わたし
は。
 ハハハッ、漱石でも賢治でも中也でもなく、選挙のことばっかりでし
たね。きょうは、4日連続であった不審者情報から、警察、学援隊(小学
生見守りボランティア)、小中学校校外委員、自治会会長が急遽集まって
の対策会議、そして先刻までは、ボランティア講習会の第三回、実践編
をやってきました。
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
dorothyさん (2007年07月03日 22時45分)

がのさん

選挙に関して、とても勉強になりました!
本当に、感動ものです。
ありがとうございます。

私も国民の義務と権利、として喜んで
投票する一人ではありますが、そんな、
一番最初に行ったことなどなく、最初
の人の前で投票箱をひっくり返す、など
という魔術師の
「ハイ、タネも仕掛けもございません。」
的なパフォーマンス(といっては失礼
かもしれませんが)をする、などとは
想像だにできません。

誰に投票しましょう、とか、どの政党が
いいとか悪い、とかではなく、投票に
いきましょう、とは声高くいっています。

選挙率が下がる、ということは、ごく一部の
狂信的な考えの人の意見が通る可能性が
ある、ということです。

極端な意見が世論となっても文句を言わず
それに従うのであれば、選挙に無関心でも
よいのでしょうが、何がしかの感想をでも、
持つのであれば、選挙で意志を表明しなければ。

・・・あ、選挙となると熱くなるのです。
ちょっと、選挙オタク気味の私です。
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日)
がのさん (2007年07月06日 09時27分)

dorothyさん

>選挙に関して、とても勉強になりました! 私も国民の義務と権利、
として喜んで投票する一人ではありますが、そんな、一番最初に行った
ことなどなく、最初の人の前で投票箱をひっくり返す、などという魔術
師の「ハイ、タネも仕掛けもございません」的なパフォーマンス想像だ
にできません。
選挙となると熱くなるのです。ちょっと、選挙オタク気味の私です。
   ----------------------------

 「選挙オタク」ということばもあるんですね。
 早起き名人でもあるdorothyさん、ものはためし、今回はがんばって開
場前に並び、「いのいちばん」に投票というのはどうですか。名前、住
所も書き、署名もするようです。ちょっといい経験、めずらしい記念に
なりはしませんか。
 でも、これは横浜市だけの慣習で、ほかの地方は違うということがあ
るかもしれません。郡山ではちがう、ということでしいたら、ごめんな
さい。
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