ことばの先には・・・・ |
02月23日 (火) |
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4月の地域での発表にむけてキディ以上のクラスが「ありときりぎりす」に取り組んでいる。全編が英日での会話で成り立ち、内容は楽しいの
だがセリフ(ことば)となると登場してくるありたちには名前がない!
だれがだれのセリフだかわからない!と小1たち。
キリギリスはなんとか名前がでてくるのだがありは役職の軍曹だけ、
あとは普通のありばかり。CDで耳だけで聞いている低学年には何が
何やら?????状態。絵本をみたり、場面を整理していくうちに
ありのセリフが誰なのかわかってくる。
「このありはかわいそうだね、手伝っているのにあとでサボってたって
軍曹に怒られるのだからさ」と。
大事なのはセリフの先に誰がいる? 誰に向かうセリフがわからなければ言葉としての成立にならない。
体の表現と一緒に相手に発することばでなければ、自分の目の先の
相手に伝わる言葉でなければ、そこには気持ちが乗せられていなければ
と言葉の先には必要なことがたくさんある。
ありのセリフの言い方でどんなありかなとイメージをしていく子供たち。怖い顔してちょっとお腹がでているのが軍曹、怒られていいるあり
は優しい顔して背は低いかな~でも一生懸命働く、手伝ってもらった
ありは普通のありでたまにはサボったりしているかもね~と。
イメージが共有できれば言葉は進む、自分たちで創り上げるイメージと
ことばで体の表現が出来上がる。
さて、あと1カ月で自分たちのことばに迫れるか低学年にとって
どんな春がくるでしょう。
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