ファウストの悲劇を観てきました |
07月24日 (土) |
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蜷川氏の演出でのシェイクスピア作品は観ているので、そのイメージで
出かけていったのですが観客席には提灯が下がっていて、緞帳も歌舞伎のような幕で上からさがるのでなく横幕を引く方式で始まった。
舞台の奥はガラス張りの楽屋らしき様子、天井からは悪魔が宙刷りで
舞う、悪の世界の人たちは舞台下から登場。
悪の世界の人たちが出るときは火柱がシュワと出てきて驚きの舞台装置も派手。
ファウスト博士は真面目に悲劇を演じているが学者の仲間や悪の世界の
住人たちはとっても喜劇。クスクス、ワハハと笑ってしまう舞台だった。
解らなかったのはなぜにちょんまげの日本風と西洋がミックスしているのか。
特出していたのは悪魔の使いの勝村さんの台詞の声量と舞台客席を
駆け回っての役者姿。萬歳さんの悪魔に魂を売ったけれど神に救いを求める心の格闘している姿。
悪魔の世界を縦横無尽に現す舞台はエンターテイメント要素満載。
新たな蜷川演出を楽しみました。
10月にはシェイクスピアの喜劇、じゃじゃ馬馴らしはどんな演出なのか楽しみです。
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