遊ぶことに夢中だったあの頃・・・・・ |
09月23日 (金) |
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台風がすぎて朝晩が涼しくなり、ススキが揺れて筆柿が色づき始め
ザクロの実がルビー色になって、サルスベリの花がもう少しで終わる、
青い空にはうろこ雲の白、夏草の陰で虫が鳴き、網戸にはカマキリが
張り付いてそれを狙うネコがジッと身を低くする、
日差しは暑いけれど秋を感じるお彼岸の庭のあれこれ。
地元のデパートでの創作人形展「昭和の風っ子たち」を見てきた、
買い物にいって偶然に見つけた人形展。
懐かしい昭和の時代に遊んだわが身は人形たちの生活の中での遊びに
あれもこれも重ね合わせてふっと子供のころに戻った感じ。
神社での缶けり、馬跳びを夕方まで遊んで叱られてその時に流れていた隣の映画館から流れる歌はポール・アンカのYou are my destiny. と
ダイアナ。
遊び場は神社、毎日夕方から流れるのは映画館からの英語の歌で意味も分からずに歌っていた英語の歌、初めて覚えたのがdestiny、ダイアナの
darling。神社の隣は洋画の映画館で前を通るたびにポスターだけは
見ていた記憶があるが一度だけディズニー映画を学校で連れて行ってくれたことがあった。
そんなことを思い出しながら、教室は雑巾で拭き掃除、夏は蚊帳の中で寝た記憶、白黒TVでチャンネルはカチャカチャと回すノブがついていて決まった時間だけの番組でテレビには布のカヴァーが掛けてあった。
母が枕元で夜なべして縫物をしていた記憶、紙芝居を見た記憶、5円で買った駄菓子、チャンバラごっこをした日、井戸の水くみ、落ち葉での焼き芋、どれも生活の中で遊びをみつけて、遊ぶことに夢中だった。
あの頃の遊び、仲間、学校、遊びの場所、臭い、全て記憶の中。
昭和の何もなくても遊べた時代、体で遊ぶことに夢中だった。
物も情報もあふれている中での遊ぶ平成の子どもたち。
10月の第二弾にはどんな子供たちに出会えるのか楽しみ。
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