「シンベリン」シェイクスピア |
04月12日 (木) |
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蜷川演出の25作目、シンベリン。
幕開けは舞台上が楽屋になっていて出演俳優さんたちが仲間と話している人、自分の名前の付いている鏡台に座っているひと、それぞれに過ごしている姿を客席から見み、開始のブザーがなったら途端に前列に
俳優さん全員が立ち、一瞬にして楽屋衣装を脱ぎ舞台の衣装に早変わり。
客席も一瞬にして驚き、一寸間があってからわぁ~~~と歓声があがり
毎回の舞台装置も楽しみにしている。
双子の兄弟に乳をあたえるオオカミと源氏物語の大和絵のローマと墨絵のブリテン、ジュピターはクレーン車で天井から降りてくる、ローマ軍のブリテン軍の戦いはスローモーションで多くの人数の戦いのように見える。
ストーリーはシンベリン王の家族の離散と再会、そして姫である妻の貞淑のかけをする夫と2人の苦悩の最後はハッピーエンド。
シェイクスピアの楽しみは台詞、日本語であっても台詞の長さや言葉の豊富さは毎回の感動ものである。
阿部寛の妻を殺した苦悩の場面の台詞は圧巻、後妻の子供で姫の夫になりたい勝村政信のコミカルさ、シンベリン王の独り言、これらも大いに楽しませてもらった。 クスックスクスと。
シンベリンはロンドンオリンピックに伴いワールドシェイクスピアフェスティヴァルで上演されるのだそうだ。 ぜひ、ロンドンで観たい!
ワールドシェイクスピアフェスティヴァルはイラクのロミオとジュリエット、ブラジルのリチャード三世も観られるとか。
ロイヤルシェイクスピアカンパニーも9月9日まで開催されているようなのでロンドンへと気持ちは動く。
夏には「トロイラスとクレシダ」が上演される、行かなくっちゃ。
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