ゴールドシアター鴉よ・・・・・ |
06月22日 (土) |
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鴉よ~~~、鴉は====と低く伸びる声が聞こえてくる、どこから?
舞台上ではガラス張りの箱が並ぶ、その中に老婆が足をくの字に曲げて
手先は鳥の足指がうごめいているかのよう。
箱の中から鴉よ~~~、とあちこちから聞こえてきた。
さいたまゴールドシアターの「鴉よ、おれたちは弾丸をこめる」の舞台の始まり。
初めてゴールドシアターの舞台、それも熊谷で観られるなんて。
テューター仲間の知り合いが出演、年齢82歳。41名全員が舞台に出ずっぱり平均74歳だそうだ。
出ずっぱりの舞台で動きっぱなし、長台詞をこなし、リズムよく
舞台は進む1時間45分。
蜷川氏の演出と清水邦夫氏作。
孫を助けるために爆弾やホーキ、老婆たちが日常で使っている道具をもって裁判所の法廷をゆっくりゆっくり舞台上手、下手、客席の後ろから入ってきて占拠。
この場面ですでに異常を感じた。そして裁判官、書記官、弁護士を
裁する、狂気を感じた。
老婆たちの台詞に笑い、舞台に引き込まれながらも徐々に理解するのが
難しくなり最後まで難解さは取れなかった。
ゴールドシアターの面々の年齢を感じさせないパワーに敬意。
凄い! これ以外の言葉は無い!
舞台が終わってもすぐには席を立てなかった。Extraordinary!!
言葉と体で表現するそのものだった。
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