リチャード2世を堪能 |
04月09日 (木) |
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リチャード2世、蜷川氏演出の若手演劇集団の作品。
若手集団の演劇ははじめて、シェイクスピアとあって今までみたことのないリチャード2世はどんなかなぁ~~と興味津々。
彩の国芸術劇場のインサイドシアターが会場。 さて、どこ? 何やら下に下に降りていく。
大ホールに客席をつくり、その真ん中が舞台。上から下の演者をみる。
まじかに観る迫力とことば。
超有名な俳優さんがいるわけではないが・・セリフの多さとそれを巧みに感情をいれ
伝えてくれるその力は大!
ネクストの若手とゴールドシアターの高齢者演者も加わり、厚みがある。
ストーリーはわかっているつもり、最初の場面が凄い!車いすに乗った黒留袖の
高齢者たち。そしてリチャード2世も車いす。
そしてタンゴのダンス、それも2世と臣下で。この意味は?忠誠を求めるものと誓うものの主従関係を表してる。
車いすを使うことで場面場面を切り替えられる。
なんとも凄い演出だぁ~~~。
有名俳優のシェイクスピアとは違った、若手集団だから冒険的にできることなのか?
ネクストの演劇は面白い。 配役もその日によって違うらしい。 小劇場のようで
好きですね、この感覚が。
日によって配役が違うならば・・・また見たい。
リチャード2世からボリングブルックに王冠が譲渡される場面は・・・王冠が宙を飛ぶ
リチャード2世の陰鬱さ・・・今日の俳優内田健司が・・・時にいやらしく時に冷静に時に感情的に表していた。
ものすごいセリフの多さのリチャード、こんな演劇もあるんだ~と3時間15分の堪能した作品でした。
ネクストシアターに気持ちが動いた今日でした。
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