平家の語りと琵琶の調べ、中高大合宿にて。 |
10月28日 (土) |
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台風の影響の雨の中、北関東の中高大合宿の今日、明日。
テーマは平知盛。
夜のプログラムの講師は荒尾努氏、平家の語りと琵琶の調べ。
荒尾氏には8年前のテーマ「耳なし芳一」の時にも講師を務めていただいた。
平家琵琶のことを最初に話してくださり、まずは「祇園精舎」の語りから始まる。
次に一の谷の戦いの「濱戦」、壇の浦の戦い「先帝御入水」の語り。琵琶の音が
ところどころで語りを飾る。
平家は家族を重んじて、家族愛を感じさせると荒尾氏。
確かに、親子の関係、兄弟の関係、乳母と帝、家族の蜜なる様子を語る。
1曲が30~40分の長さ、2時間の長さの語りもあるそうだ。
最後に那須与一が扇を打ち落とす場面の語りのおまけ。
秋の夜長に琵琶の音が・・・とはいかず雨音の中の琵琶の音。
とても不思議な音色、体に染み入る感覚で耳に入る。
昨今は外国人にも語る機会があるようで、ロシアやアメリカにもいかれるとのこと。
日本人にも難し平家物語の言葉、語る力で伝わるという。語る側の力、気持ちが
相手は外国人であっても伝わるものだそうだ。
外国人からみて日本のいいところの一つは 「和」ハーモニィとのこと、中高大生たちが異年齢グループで活動している姿をみて荒尾氏は 「和」の活動をしてることを
素晴らしいことと言ってくださった。
ラボでは当たり前、無意識の活動だけど・・・・・
最後に日本のこと、自分の住んでいる地域のことをもっと知って誇りに思って
語れるようにしてほしいとのこと、荒尾氏の中高大生への優しいまなざしで彼らへの
応援と期待のメッセージ。
中高大合宿だけど、夜のプログラム2時間だけテューターにも開放してくれ感謝である。
8年前にパーティのOBOGたちが平知盛を地元熊谷で発表した。もう一度、知盛を
扱ってみたいな^^^今のラボっ子たちと。
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