ダルデンヌ兄弟監督『ロルナの祈り』
2008 年カンヌ国際映画祭脚本賞受賞
・・・・タルデンヌ兄弟監督の映画・・・・・・・・・・・・・
1999年に『ロゼッタ』カンヌ国際映画祭パルムドール大賞
2002年『息子のまなざし』(主演男優賞&エキュメニック賞特別賞)
2005年『ある子供』2度目のパルムドール大賞受賞
2008年『ロルナの祈り』と4作品連続主要賞受賞
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ヨーロッパの底辺に動く人びとの葛藤を描く、
せつなく、ひりひりするような、
過酷な現実を描きながら、それでもほんの少し残された希望を捨てない
ぎりぎりの映画であった
ヨーロッパの底辺を丁寧に描く、優れた作品でした
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豊かな生活を求めて、アルバニアからベルギーにやってきたロルナは、
同じアルバニア人である恋人と将来飲食店を持つためにクリーニング工場で必死で働いている
恋人もロシアの原子力発電所の危険な時間仕事で金を稼いでいる
ロルナは国籍取得のため、麻薬中毒のベルギー人青年のクローディと偽装結婚し、ベルギー人となった
偽装結婚のまま、二人で暮らしている
クローディは麻薬中毒から抜け出そうとロルナを頼っているが、
ロルナはふたりの関係を深めようとは決してしない
そのわけもだんだんわかってくる・・・・
「麻薬中毒者は必ず死ぬ」と背後にいる組織は次の計画を進めている
国籍のほしいロシア人と再婚させて、大金を稼ぐ
ロルナは大金を貰え、店を持てる・・・・・
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