ココアちゃんの日記
身体から心を読むー臨床動作法 04月16日 (金)
今日は月に一度の臨床動作法の研究会だった。
教師や臨床心理士になる学部生と大学院生たちの研究会に
入れていただいて今年の初めから一緒に学んでいる。
教授以外ではもちろん私が最年長。
でもやる気は若い人には負けません。
臨床動作法は教育学部の臨床心理学の一分野で、
他の心理療法はクライエントとセラピストが「ことば」を
介在させ、ことばを手段として進めるのに対して
臨床動作法は「動作」を手段にする心理療法です。
1.動作は動作をしようとする努力のプロセス
2.人は動作しながら成長している
3.心の動きは動作とともにある
という考えのもと、セラピストは動作からこころを読み取り、
クリエントは身体で自分の実感詩、身体で自分が変わる体験をしていく。
ラボのテーマ活動はことばと身体で物語を表現するが、
ラボッコがテーマ活動をしているときに
何気ない身体の動きに
心理的な意味があったりするのを見ることができる。
また、多動や自閉症などの治療にも用いられているので
多動傾向のある子などをあえて動作させることで
心理的に落ち着いて集中できるようになるなどの事例があるらしい。
ラボのためにもとても参考になるが、なんと言っても
やってみてもうけものだったのは
私自身が自分の身体に注意を払うことができるようになったこと。
自分の重心のかけ方、姿勢の傾向、ストレスを感じている時の
姿勢などを意識化することで、自分の身体がとても楽になってきた。
そして、若い人たちに囲まれて、まだまだ私も輝かしい未来があるかも
と希望を抱いて学べることがとても幸せです。 |