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先々日行った大きな お屋敷の手入れが続いている
大きなケヤキが何本もある
今日は4人で行った
2人の先輩が落とした枝を手押し車に積み裏の畑に持ってゆく
その合間には門から玄関へのアプローチの植え込みの清掃をする
落とした枝葉の清掃
職人さんの手は早い 私の3,4倍早いのではないか
あとから「早いですね・・・」と聞いてみると
「仕事はリズムだから・・・」
確かに小ぼうきや竹箒を使っているときの音が私とまったく違う
いい音が出せるように頑張ろう
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一日雨の中で作業をしました
雨だと休みかと思ったけれど
最近は雨でも仕事をすることが多いそうだ
午前中は昨日のお宅へOさんと行く
フェンスの完成へ
格子の取り付けには頭をつぶした釘を使っている
つぶした釘は頭がイチョウの葉の形になっている
それをふつうの釘のように使って格子を取り付ける
頭だけは少し上にでている
最後にペンチで頭をはさみ、まっすぐ縦に整列させる
なるほどこの釘の使い方はいい
安上がりだし釘の頭が並ばないので、
目立たないし並ぶときれいだ
フェンスはとてもきれいにできた
柱を立てるのに掘りあげておいたアオキなどを移植する
清掃
お客さんへの挨拶
片付け
Oさんは今日はこれで終了
午後はお茶の稽古に行かれるそうだ
庭師の素養として必要な稽古なのであろう
Oさんに送ってもらって、別のチームのところへ駆けつけた
YさんとSさん、初日と同じチームだ
たくさんある木の剪定中
私の仕事はというと・・・
大きなお宅なので瓦を載せた長い白壁がある
白壁のまわりの長い植え込みの徹底清掃
塀の上の木々の中で、黄色や黄土色になった冬の葉がまだついている
それを竹竿を使って払い落とす
瓦屋根の落ち葉を払い落とす
上の木々から落ちてきた落ち葉が植え込みにかかって
焦げ茶になったり、黒くなったりしているのを手で取り去る
植え込み一本一本をよく揺すって、引っかかっている葉を落とし
植え込みの昨年の葉を落とす
植え込みの下に層をなしている落ち葉を取り去る
手で掻き出し、小ぼうきでさらにきれいにする
これ全部雨の中の作業です
地下足袋が雨天用のものでないため、すっかり濡れてしまい冷たい
用意した雨具が安物のせいか雨を通してしまった
軍手も濡れてびっしょり・・・
家に帰って
温かいシャワーと風呂が気持ちよかった
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7時半集合
今日の作業は昨日の続き 入口から玄関へのフェンス工事延長
柱に横板(貫板)を取り付ける
さん木を切る (屋根の瓦留めに使う細い木)
さん木にドリルで穴を開ける
*まっすぐに開けること
さん木に頭を叩いた釘をセットする
横板にさん木の取り付け位置(今回は104ミリピッチ)を書き込む (墨つけ)
さん木を貫板に取り付ける
今日は途中までだが できたフェンスは美しい
社に戻ってほかのチームの手伝い
このチームは庭の石貼りをしているので
明日のために自然石を選んでいる
今日のノートを書く
7時40分三つ目のチームが戻ってくる
みんなで片づけ
みんなでお茶
8時50分帰途へ
今日も拘束時間が長~い
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今日は個人邸のフェンスの追加工事
先輩について行く
駐車場から玄関へ
昨年施工した格子状のフェンスが美しい
今はトベラも伸びていい感じだ
その時は前に樹木があるのであえて
フェンスを延ばさなかったコンクリート塀の部分
の前にフェンスを設置して
コンクリート塀を完全に隠してしまう工事が発注された
作業手順寸法を測る
角材を切る 防虫防腐剤を塗る
抜き板 防虫防腐剤を塗る
さん木 防虫防腐剤を塗る
柱を立てる位置に今植えてある樹木の移植
穴を掘る
柱を立てる
柱の高さを厳密に測る
途中雷雨があり会社に戻って作業
雨が上がってから現場に戻る
明日の取り付け作業用に、釘の頭450ホンをたたきつぶす
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修業第一日
7時半集合、事務所に少し早めについた お茶が出された
数人の職人さんが集まってくる
二脚(はしご)や消毒の器具など道具の積み込み
準備をして、8時過ぎ、Yさん、Sさんと関前3丁目の個人宅へ
トラックを駐車場に入れる
*道具の出し入れで庭の草木やお客さんの車に注意
Yさんは50代くらいの男性、ほとんど話さない
話し声の聞こえない人
Sさんは今年造園科卒業
3月にこの会社に入ったばかりとのことだがてきぱき動いている
住居の裏3面の雑草取りを指示される
素手の指で抜くようにとのこと
竹だけは抜けないので鋏を差し込んで深いところできる
しばらくしてYさんが見にやってくる
いきなりとなりで草を抜き始めた
両手を使って、とても早い
言葉がよく聞き取れないが
「工賃もらっているのだから・・・」
「(お客が)職人が抜いているのを見て、自分がやった方が早い(と思うのでは困る)」
ということらしい
なるほどと納得、かなりスピードアップしたがまだまだだ
*プロとしては、お客がやるより早く、丁寧な仕事であること
暑い、時々冷凍室に入れておいて持ってきたお茶を飲む
腰はやはり痛くなった、立ち上がるときに頭を出窓にぶつけた
おおきなこぶができる
10時に休み 30分ほど 持ってきたお茶を飲む
表ではYさんが剪定し、Sさんが片づけている
「上手な方なので剪ったことがわからないくらいに剪っている
剪っているときにもう次に切る枝を考えてある 早い」
12時にお昼 お昼を近くのコンビニに買いに行った
マツモトキヨシの洗面所によって戻る
玄関先で食べる
奥さんがみそ汁とお茶を出してくださった
午後の作業
しばらくたってもう一度出窓に頭をぶつけた
気がつくと血が出ている
左手でバンダナをあて押さえながら、右手で作業、
しばらくして出血が止まった やれやれ
帽子をかぶって傷を隠す
怪我についてはみっともないので誰にも報告せず
3時に休み 30分ほど お茶とお菓子が出された
*ご好意を無にしないため、食べ残りは全部持ち帰る(事務所の卓の上にたくさん置いてある)
*お茶が出されるので持ってきたり、買ったりしたペットボトルは目につくところに置かないこと
庭の片づけ
切った枝葉の片づけ
玉竜、アジサイなど下に植えてある植物に気を遣う
アジサイの新しい枝はちょっと引っかかっただけですぐ折れてしまう
*身体の動かし方に細心の注意が必要
小ぼうきを使って、玉竜など草の間に入り込んだ小さな落ち葉まで片づける
Yさんは私がやったあとも見て、やり直したりしている
*徹底して落ち葉を取ってしまう
小ぼうきの使い方は難しい 少し強いと下草の玉竜が抜けてしまう
Sさんが消毒液を散布(チャドクガなどの予防らしい)
水滴が枝葉から落ちてくる
掃き掃除を終えて、道具を乗せ、山田さんが水まきをする
植物が痛まないようにホースを持って補助
水を流し終え、ホースを巻いて、車に乗せる
7時過ぎやっと作業が終わる Yさんのお客様への挨拶が終わるのを待ち、社へ戻る
ほかの2チームも戻ってくる
道具の片づけ、切った枝葉を焼却炉の前に置く
消毒器の片づけ
終わったのが 8時過ぎ
事務所に入って、レポート記入 若い職人さんたちがそれぞれノートに記入している
社長が目を通すとのこと
8時50分頃挨拶が終わって業務終了
9時過ぎ帰宅 シャワー、やれやれ疲れた、
落ち着くまで、食欲もなくなって食べられない・・・
疲れ過ぎか
拘束時間の長いこと・・・
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木の枝葉を透かすと
さっぱりした感じになります
風や光が入って木の健康によい
虫は木の葉陰が好きなので樹幹の中まで明るい木には付きにくい
病気が発生しにくくなる
眺めとしては
その木の立ち姿に奥行きがでます
木の枝葉を通してその奥の景色が見えますので
庭の奥行き感がでます
透かしの程度はその木や庭によっていろいろですが
カーテンのレース越しに
ブラインド窓の間から見た景色のように
木の向こうにある木や景色がその木を通して見えるようにします
今の時期はどんどん延びる時期なのでかなり透かしても大丈夫です
もっとも木によって透かしをする時期は変わります
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手前の木の剪定が終わったところで撮影
自然に手を入れない野山の木の姿はそれぞれに素晴らしい
自然の環境の中で、木は生き抜くために環境と戦わなくてはならない
天気や気候、土壌、ほかの植物との生存をかけたしのぎあいがあり
現在の樹形ができている
人の手が入らない美しさがそこはある
では庭の木は何故手を入れる必要があるか
庭は元々限られた空間である
少しほおって置けば草が生え、木はどんどん高くなり、太くなる
その木の陰になって日が当たらなくなった、木や草は枯れる
広いと言っても庭は大きな植木鉢だと考えるとわかりやすい
庭木は盆栽のように鉢の中で生きている
高くなるのを止め、太くなるのを止める
手を入れて樹形を保つことができるのである
そのためには少しずつ手を入れる必要がある
庭師にに頼まなくても普段は自分で見ることができる
それでも年に1度くらいは庭師と相談した方が
いい庭を造利、維持してゆけるのではないでしょうか
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個人の庭の手入れの仕事です
頼んでくださる方がいて
一人でやるつもりで請け負いました
広い庭ですが3日ぐらいで仕上げる予定です
今日が初日でしたがなんとか一人でできそうです
4日ぐらいになるかな
暑かったけど順調に仕事がはかどり
なかなか楽しかったです
庭のドウダンツツジ
青いシートは片付けの時のために敷いておいて作業します
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どんな庭を造りたいか
庭を造るシンプルなイメージを書いてみる・・・
朝目が覚める
ゆっくりと雨戸を開ける シャッターでもいい
朝の光を感じる
強い日差しであったり,やわらかなひかりであったり
そのひかりのなかに庭の木々や草花が見える
かすかな風を感じる
夜中に降った雨のあとを見つけるかもしれない
毎朝、雨戸やシャッターを開けるのが楽しみであるような
そのあと足を踏み入れるのが楽しくなるような
そういう庭であればよいと思う
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◎ 隠れているものと見えているもの
見る位置や歩くスピードによって
この庭はいろいろな見え方がします
◎左から右への変化、右から左への変化
春夏秋冬の変化を読みとることもできます
起承転結、序破急、時の移ろい、人生のあゆみ
春から夏へ
左側にロックガーデンがあり、春から夏へと花が咲き始めます。
枕木が縦に植えられた向こうにクラシックレンガ手造りの花壇があり花が咲いています。
その奥の花壇と竹垣に絡んだ花も咲き始めます。
その奥にトレリスがありクレマチスが咲きます。
トレリスの上には小鳥を呼ぶ小さな止まり台がつくられています。
秋から冬へ
奥にモミジがあり、ススキも見えていて、秋の気配が感じられます。
バックパネルに取り付けられた竹の筒がぶつかり合うかすかな音も聞こえます。
右側に枯山水、枯れ滝があり、まわりに白い砂利の流れがあります。
雪がつもっているようにも見えてきます。
手前の木はヤマモモ これはもとからあったもので動かさない約束でした
奥の高い木は敷地のすぐ奥に生えているケヤキです
左の木はヤマボウシ
バックパネルの後ろはノムラモミジとイロハモミジ
(ノムラモミジとイロハモミジ)
ノムラモミジ(落葉広葉樹)は春に成長する新しい葉が濃い赤色です。
他の樹木が緑の明るい新葉をつける中で、ひときわ目に鮮やかです。
夏になると葉の色は緑色に変わり、秋には 再び紅葉して色づく。
春から秋にかけての色彩の変化が楽しめる樹木です
イロハモミジは新緑の季節の緑も秋の紅葉も美しい。
「イロハ」と名前につくのは、七つに分かれる葉の裂片(れつへん)を「イロハニホヘト」と数えたことからだそうです。
バックパネルの後ろの背の高い木の赤い葉のノムラモミジと
手前の緑の葉のイロハモミジを比べて見て下さい
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