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「C・Wニコルさんからはじまった活動に共鳴する人たちが集まり、
2001年6月に「特定非営利活動法人アファンの森」発足
これは
アファンの森での生物多様性の調査、
健全な生態系をもつ森を回復するための提言、
クマが棲める森に海からサケが遡ってくるような自然の環をつなげるための
ネットワークづくりをするためのNPO法人
アファンの森を周囲の放置林にまで広げたり、
アファンの森の維持管理を通して、
里山保全に関する人材を育成したりするためにC・Wニコルはこの森を寄附し
2002年5月31日「財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」が誕生
NPO法人の活動は「財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」と合併」
会員のための見学会が年に何回か開かれている
私は今回初参加
黒姫の鳥居川近くに今財団所有の9万坪の森があり
放置されていた森に、半分ほどは人の手が入って
植生が多様になり
昆虫や動物が戻ってきて
森がよみがえっている
松木さんという愛すべきキャラクターのおじさんと
二人の若者の案内で森を歩く
松木さんは草や木の利用の仕方に詳しい
おいしいとか薬になるとかどんどん教えてくれる
例えば
ウリハダカエデの樹液を濃縮した甘いジュースを飲ませてくれたり
采配蘭の根を採ってきてつぶし、粘りを出して
割れた瀬戸物をつなげていた
公式ホームページによれば
サポートしている人は750人とあまり多くない
他に法人、企業のサポートがある
スタッフが4人ほど働いている
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三菱一号館美術館開館記念展
2010年4月6日(火)~2010年7月25日(日)
なんとマネ(1832年-1882年 51歳で逝去)が80点も展示されている
マネがこれだけ集められ展示されたことはないのではないだろうか
印象派に先駆けた数々の実験的作品
描きたいことや雰囲気だけをひたすらに描き、
それまでのアカデミックな絵の完成度などには目もくれない
顔は丁寧に描かれているのに手はあっさり輪郭だけとか
まだ描きかけのように見える作品も多く見られるが
サインはあり、画家にとっては完成している
あの時代にあってとてつもない革新性、
革命性を持つ画家であることがよく分かる作品展だった
展示作品例
* 《サラマンカの学生たち》 1860年
* 《扇を持つ女》 1862年 ボードレールの愛人ジャンヌ・デュヴァルの肖像
* 《ローラ・ド・ヴァランス》 1862年/1867年以降に加筆
◎《街の歌い手》 1862年頃
* 《死せる闘牛士(死せる男)》 1863-1864年/1865年頃(切断と改変)
* 《エミール・ゾラ》 1868年
* 《ビールジョッキを持つ女》 1878-1879年
* 《ラテュイユ親父の店》 1879年
* 《秋(メリーローランの肖像)》 1881年頃
◎《黒い帽子のマルタン夫人》 1881年
◎《すみれの花束をつけたベルト・モリゾ》1872年
◎《浜辺にて》1873年
◎《温室のマネ夫人》1879年か1876年
◎《髪を整える女》 1879年
* 《4個のリンゴ》 1882年
◎は私が特に好きな作品です
●参考年メモ 展示作ではない
1863年「落選者展」に展示された《草上の昼食》スキャンダル
1865年 サロン出品作《オランピア》スキャンダル
1867年ナポレオン3世が威信を賭けた第2回パリ万国博覧会が開催
1868年ルーヴル美術館で模写をしていた女性ベルト・モリゾと出会う
1874年ベルトは弟のウジェーヌと結婚
1870年に勃発した新興プロイセン王国との普仏戦争に参加
1873年象徴主義の詩人ステファヌ・マラルメと共同制作
マラルメ訳のエドガー・アラン・ポーのテキスト『大鴉』や詩集『半獣の午後』のための挿絵
1874年「第1回印象派展」マネは一度も参加せずサロンに出し続けた
●第二帝政(1852-1870)
ルイ・ナポレオン(ナポレオン3世)
セーヌ県知事ジョルジュ・オスマン男爵パリの大改造
第三共和制(1870-1940)
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今日は鈴木孝夫研究会第二回『ことばと文化』(岩波新書1973年5月)
に参加してきました
客観的に存在するものをひとがことばで表現しているというより、
人はことばによって世界を切りとって見ていると考えた方がよい
改めて『ことばと文化』の提出した考え方に感服しました
鈴木 孝夫(すずき たかお、1926年 - )フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%AD%9D%E5%A4%AB
『ことばと文化』(岩波新書)amazon
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%B0%E3%81%A8%E6%96%87%E5%8C%96-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%88%B4%E6%9C%A8-%E5%AD%9D%E5%A4%AB/dp/4004120985
鈴木孝夫先生はとてもお元気、お話は明快で刺激的でした
追記
鈴木先生は自分の考えが浸透してゆけば
ことばの意味がぐるぐる回りしている
辞書が大きく書き換えられることになるはずだと
例えば
岩-石の大きいもの
石ー岩より小さく、砂より大きい鉱物質の固まり(広辞苑)
これでは定義できていない・・・
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先週、元ラボ教育センター調査研究室長だった常木守さんの訃報が届いた
ラボ・パーティがGDM教科から今の総合システムに移行するにあたって、
それまで使われていたGDM教科の問題点を洗い出し、
物語テープによるこどもたちの言語体験の質の違いに注目され、
調査研究をもとに、その後の方向を考え、提案し、
今のラボ・パーティ誕生にあたって、大きな役割を果たした方である
昨日、美術評論家針生一郎さんの訃報を新聞で見た
http://www.jiji.com/jc/c?g=obt_30&k=2010052601100
ラボ・ライブラリー制作の責任者だった谷川雁さんから針生さんが相談を受け
前衛的な画家たちを紹介したのだと思う
その結果
高松次郎『ピーター・パン』『トム・ソーヤ』『グリーシュ』『国生み』
赤瀬川源平『かいだんこぞう』
中西夏之 『長靴をはいたねこ』
などのすばらしい絵本が生まれた
高松次郎『ピーター・パン』が出た時には
具象的でない絵に、初めびっくりさせられたが
抽象化されているからこそ、
こどもたちはより大きな想像力を持って物語を想像できる
ということがわかり、納得できた
この三人はその昔それぞれの名字の一部をとって
ハイレッドセンターと言う前衛芸術活動を展開したことがある
その後解散しているが
それぞれが歴史に残る活動実績を残された
ラボ・ライブラリーに彼らの作品が入っていることの素晴らしさを
あらためて思い起しました
お二人の冥福を祈ります
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ルーシー・リー展へ行く
国立新美術館ルーシー・リー展 6/21まで
http://www.lucie-rie.jp/
1902年生まれ、1995年没
ウィーン生まれのユダヤ人女性陶芸家
1938年ナチスを逃れてロンドンへ移住
今回は250点というたくさんの作品を集めての展覧会
シンプルな構成と繊細な色使い
掻き落としの細かな線の作品群がすばらしかった
参考になる展覧会報告
http://ameblo.jp/tonton3/entry-10519337100.html
お昼をとって同じ美術館の
オルセー美術館展2010ポスト印象派へ
国立新美術館 5/26-8/16まで
http://orsay.exhn.jp/
キャンベラー東京ーサンフランシスコと巡回している
傑作と言って良い作品がほとんどという115点
モネ5、スーラ、
セザンヌ5、ゴッホ7、ゴーギャン9,ルソー2など
見終わった時間ちょうどこれから講演会が始まるということがわかって14:00-15:30
スファン・ケガン『1910年「マネと後期印象派」展]』を聴講できた
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用があって新丸子へ出かけた
帰りに
住宅街にあるインド・ネパール料理という店に入る
インド人かネパール人か4人ほどが元気に一生懸命働いている
飲み物サラダ付きナンご飯食べ放題でカレーランチ800円!
狭い店なので隣の席はすぐそば
隣の席の会話が聞こえてくる
若い女性が近所のこども連れの女性に明るくゆっくり話している
4歳くらいの女の子は電子ゲームに没頭していて静かにしている
「『休みくらいはゆっくりしたら』というの
でも家にいるとゲームばかりひとりでしているの」
「出かけたくないみたい。
二人で出かけたことは一緒になって一度くらいしかない」
「一緒になる前にも、二人でデートをしても、
お昼を一緒に食べたら夕飯前に帰ることになった」
●「なんで?」
「ディズニーランドに行った時も、眠い、眠いというので早く帰ることにした。二人でディズニーランドに来たということが出来たのでもういいらしい」
●「それでいいの?私だったら切れちゃうなあ」
「このまま一緒でいいのかなと思うこともある」
●「こどもができたら?」
「欲しい。欲しいと言ってるけど、いざできてもほったらかしかなあ」
●「ほったらかしかのめり込み過ぎになるかかどっちかだよね」
さほど深刻そうでもなく、こんな会話が聞こえてくる
この会話のやり取りも男と女の関係も
熱くならない若者たちの日常をかいま見た感じ
私から見ると、ちょっと痛々しい
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大人のための緑学、水辺編
市報で見て申し込み
18名参加、今回は平日だし、申し込みが少なかったようだ
実際の指導はNPO法人 武蔵野自然塾のかたたち
ゆっくり歩きながら水辺の木や草花を見て
詳しい説明を聞く
昆虫や鳥も見てゆく
最後には地層の詳しい説明もあり、とても勉強になりました
最近良く見かける
ナガミヒナゲシ、セリバヒエンソウなどの名前も分かって良かった
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アメリカで使われているNIMBY(ニンビー)と言う言葉を知りました
Not In My Back Yard(自分の裏庭にはあって欲しくない)の略
ゴミ処理施設や核の施設など、ある施設に対して必要性は認識するものの
自分たちの地域には建設して欲しくないとする住民感情、
利己心、自己中心と言ってもいいですね
転じてそれを引き起こす施設を指す言葉とのことです
普天間の問題でも、私たちにこれが・・・
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ほとんど毎日利用する道ぞい、
吉祥寺本町4丁目に新しいマンションができました
デザイナーによる設計、彫刻家による飾り付けだそうです
賃貸マンションMaison AO AOの広告ページ
http://www.housemate-navi.jp/select/kichijoji/index.html
Maison AO AO(青々荘)/青木淳
http://blogs.yahoo.co.jp/wattojunkyard/folder/876104.html?m=lc
毎日前を通る身にとっては
道路ぎりぎりまで迫ってくる建て方に違和感があります
吉祥寺の道は全体に歩きやすい空間ができています
それは生け垣などで、道路から建物までやわらかな距離があったり
建物が閉鎖的でなく、
入り口が大きく、中がよく見える開放的な店が多いためです
道のまわりの空間の「透明度が高い」というそうです
transparency ー透けて見える
透けて見える街路といってもいいです
歩きやすい街路、待ち歩きの楽しい道は皆この透明度が高いのです
残念ながらこの建物はそれを壊しています
中庭を広くとっているとのことですが
そこに入るには鍵のかかる鉄格子の扉があってはいれません
通るたびに外観に圧迫感を感じていました
今日、気が付いたのですが、
窓の少なさや壁面全てが
コンクリート、レンガ風飾り付け、金属のフレームで覆われていることから
精神病棟、隔離病棟といったイメージが浮かびました
刑務所のようといって良いかもしれません
泡のような壁面彫刻がかえってその閉鎖空間を強調している
ともいえます
う~ん
ほめてるブログもありました
デザイナーズハウス『メゾン アオアオ』に潜入!
http://webdacapo.magazineworld.jp/column/23126/
みなさんはどう思われますか
追記
賃貸料も高いように思います
デザイン料分かな
中から見ても閉鎖的なんですね
その方がいいという人もいるのでしょうが
豊かな空間とはとても言えない
中庭はのぞいただけですが、植栽もぱっとしない
追記2
ずいぶん前のことですが函館坂の上の教会がたくさんあるところ
ハリストス正教会、カソリック教会、プロテスタント教会のある
歴史地区であり、歩いて楽しい、すばらしいところに
大きなマンションが建つことになりました
確か大京マンションだったと思います
さすがに反対の声がわき起こり、幸い市が土地を買うことになって
計画が取り止めになりました
函館の景観がかろうじて守られたわけです
あのマンションができていたら景観は台無しでした
もし建ったとしてそこを買う人は函館の景観を愛する人であるのかどうか
本人はたとえそう思っても
買った時点で、景観破壊者であるという責任は免れることができないと思いました
建物は景観をも含めた環境とともに生きてゆくのですから・・・・・
景観を壊す建物の建設は慎重であるべきです
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メジロのヒナが5羽とも無事巣立ちました

最初の一枚は今朝起きたときの写真です 8時頃(1)
その後朝食の時に次々と飛びはじめました
はじめはヒナと思わず親鳥が2羽きていると思ったのですが
それは3羽目と4羽目が巣をを出て枝に留まっていたらしく
その後5羽目も飛び立ちました
巣はからっぽになりました

そのうちの一羽が初めて飛んだあとお隣の壁にしがみつきました(2)
ちょっと無理な姿勢ですが体重が軽いので留まれています
しがみついて不安そうです
体は親鳥の半分より少し大きいくらい
かわいいです

次に5羽ともカナメモチの中に入りしばらくじっとしていました(3)
これは和室南側の前なので障子を開けて撮影しました
親がえさを与えたりもしています
必死に掴まっている感じです
これからまだ飛ぶ練習をするのでしょう
もっと見ていたかったのですが
9時には家を出なければならなかったので観察はここまで
夕方帰宅して巣を調べましたが、もう帰ってこないようです
こんな小さな巣にヒナが5羽もいたんだと改めて感心しました
みなさんご声援ありがとう
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