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早稲田大学 丹羽文雄追悼企画『丹羽文雄ー人と文学』に出かけた
丹羽文雄さんは今年3月に亡くなられた
ご病気のため執筆活動から遠ざかり、ここ20年ほどは作品を発表されていない
今まで関心もなく
ほとんど読んだことがなかったが
大河内昭爾さんの「近代文学を語る」講座で
いろいろなお話を聞き興味を持っている
秋山駿さんや川本三郎さんの話も聞いてみたかったので・・・
少し早くついたので今の早稲田大学を見学
いままで記憶にあるのは30年以上前の早稲田でした
校内の木々が大きく、育っていること
多くの店が無くなって新しい店になっている
それでも「高田牧舎」などなつかしい店も見つけた
大隈重信の銅像と大隈講堂は昔のまま
新しい建物が多い
政治的な立て看板がとても少ない
リレートークはそれぞれの語り手の丹羽文雄評価がよかったのと
語り口が面白く楽しむ事が出来ました
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『丹羽文雄ー人と文学』案内
●リレートーク
日時 : 2005年7月8日(金) 14:00 ~ 16:30
会場 : 早稲田大学 27号館 小野梓記念館地下2階 小野記念講堂
秋山 駿 (文芸評論家)
川本 三郎 (文芸評論家)
紅野 敏郎 (早稲田大学名誉教授)
挨拶: 西本 武彦 (早稲田大学常任理事)
司会: 中島 国彦 (早稲田大学教授)
本年4月に100歳で逝去された本学芸術功労者・作家丹羽文雄の
作品の魅力、文壇への寄与、作品の映画化などについて
多角的な視点からお話をうかがいます
●追悼展示
会期 : 2005年7月8日(金) ~ 7月18日(月・祝) 日曜 祝日も開室
会場 : 早稲田大学 27号館 小野梓記念館1階 ワセダギャラリー
時間 : 10:00 ~ 17:00
丹羽文雄の業績を自筆原稿・著書・関連雑誌・写真パネルで紹介し
あわせて伝統ある「早稲田文学」の今日までの歩みを
多彩な資料で紹介します。
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案内ホームページ
http://www.wul.waseda.ac.jp/TENJI/exb2005/2005exb02.html
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昨日午前中は武蔵野大学へ出かけた
土岐善麿記念公開講座『土岐善麿の短歌』
福島泰樹(歌人)さんの講演
石川啄木と土岐善麿の交流を短歌を取り上げながらたどられた
1885年 明治18年 土岐善麿生まれる
1886年 明治19年 石川啄木生まれる
1910年 明治43年4月土岐善麿『NAKIWARAI』
ローマ字、3行の分かち書きの歌集であった
1910年 明治43年8月石川啄木東京朝日新聞に『NAKIWARAI』について書く
1910年 明治43年12月石川啄木『一握の砂』
一首3行書き
1911年 明治44年1月12日 土岐哀果(善麿)から石川啄木に電話がかかってきて
ふたりは会うことになる
1月13日ふたりで雑誌を創刊することを約束「樹木と果実」
(印刷所の不誠実、倒産により発刊できず断念)
○ 1月18日 大逆事件幸徳秋水等の特別裁判判決 被告26名中24名死刑
○ 1月19日 大命により24名の死刑囚のうち12名が無期懲役に減刑。
○ 1月24日 幸徳秋水等11名の死刑執行(管野すがのみ25日朝執行。)
1912年2月18日 土岐哀果歌集『黄昏に』刊行
「この小著をとって、友、石川啄木の卓上におく」と記された
3月9日 浅草等光寺にて母カツの葬儀
等光寺は、土岐哀果の生家 葬儀はその厚意によるものであった
4月9日 土岐哀果の尽力で、東雲堂書店と第二歌集の出版契約
原稿料20円を受け取る
(啄木の死後、歌集『悲しき玩具』として実現)
4月13日 石川啄木死去
4月15日 佐藤北江、金田一京助、若山牧水、土岐哀果らの奔走で葬儀の準備
哀果の生家 等光寺で葬儀
導師は哀果の兄 土岐月章
土岐善麿は1980年95歳で亡くなられている
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下北沢本多劇場
加藤健一が好きなので、加藤健一の芝居には良く行く
加藤健一の芝居には、人間のおかしさや悲しさを描きながら、
いつも人間に対する優しい気持ちがある
今回は1988年イギリスで初演された
アラン・エイクボーンの『今最高の人』
テレビ界の内幕をえぐる苦みをきかせた喜劇です
小田島恒志訳、加藤健一演出、主演
加藤健一事務所ホームページ
http://homepage2.nifty.com/katoken/
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ヘミングウェイ講座「短編小説を読む」 Cat In The Rain
今日は代名詞がどう使われているかが取り上げられた
Cat In The Rainの代名詞を詳細に調べる
the American wife
the wife
she
the American girl
his wife
his wife
なるほど一つ一つの使い方に深い意味がある
翻訳されたものではその効果を全く伝えることが出来ない
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横浜であったテュータースクール同窓会に参加
4年前の×××期テュータースクールに参加されたみなさんの同窓会が
開かれることになり,呼んで頂いたので横浜まで出かけました
3年前の4月頃から次の年にかけて開設されました
私はテュータースクールの担当と
それぞれのパーティの開設のお手伝いをしています
今活躍中のみなさん5名と現在はラボママのかたと
6人のみなさんと再会、うれしいことでした
みんなとても元気そうで一安心・・・
みなさんおひとりおひとり、お元気でいい笑顔でした
2年、3年と積み重ねられた
ラボ・パーティの苦労や喜びで、鍛えられた自信のようなものも感じて、
頼もしく思いました
こどもの教育のことやラボ・パーティのことを話すのは
何と半年ぶりなのです
前と同じように話していることにふと気がつき、私自身にちょっとびっくり・・・
おいしい食事をいただきながら、久しぶりにたくさんお話が出来て楽しかったです
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講談社文芸文庫(1991年 880円) 買って置いてあったものを読む
耕治人(こうはると)
『天井から降る悲しい音』
『どんなご縁で』
『そうかもしれない』
1933年(昭和 8年)結婚
1988年(昭和63年)耕治人没 享年81歳
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宿題は
Big Two-Hearted River『二つの心臓の川」の執筆にあたって
ヘミングウェイは
「セザンヌが絵でやっているように文章を書こうとしている」と
ガートルドスタイン宛の手紙で書いているがそれはどんところに見られるだろうか
と難しい課題だ
そもそもこの短編集の構成そのものが刺激的だ
主人公ニックが故郷で体験したこと、想い出と
戦場で見たことの二つが
章を変えるごとに交互に、浮かび上がって鋭く向かい合っている
その断絶が際だっているために双方の章が激しくせめぎ合う
大変意欲的な構成だと思う
ニックのことを「彼は」と書いているが
これは「私は」と書くのと全くおなじであって
本人がどう受け止めたのか詳細に感覚を伝えようとしている
セザンヌが自分の見ているりんごをとらえようと
いろいろな角度から見たりんごを描き込んだ結果、
りんごがテーブルからなだれ落ちそうになっている
セザンヌが書き込もうとした感覚を
ヘミングウェイも又書き込もうとしていて
『二つの心臓の川」におけるひとり旅の自然描写、キャンプの描写、
朝食を作るところ、釣りをするところなど
描写の若々しさ、みずみずしさが素晴らしい
今日は
The End of Something『ある事の終わり』
The Three-Day Blow 『三日間のあらし』を読み
文体の特徴も味わった
ヘミングウェイはほとんど副詞や形容詞を使わない
そうした作家が副詞や形容詞を使っている場所は要注意だ・・・
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木場の東京都現代美術館で開かれていたルオー展
いよいよ今日までなので頑張って出かけた
http://www.nhk-p.co.jp/tenran/rouault/
今回は出光の所蔵するコレクションの展示
久しぶりのルオーはやはり素晴らしい
「サーカス」「キリスト」「聖書の風景」
版画「流れる星のサーカス」シリーズ
版画「サルタンバンク」シリーズ
私はルオーの深く沈み、静かに輝く色彩が好きだ
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八王子のギャラリーことのは
http://www.gs-kotonoha.jp/
八王子駅南口から6分
二ヶ月前に出来たばかりの新しい画廊です
一階がギャラリー
小林敏也さんの「ポランの広場」スクラッチボードによる作品
すでに発売されている絵本の原画です
二階がスペース
今日は講演と朗読を楽しみました
第一部武田秀夫さんの講演「それぞれのユートピア」
第二部宮沢賢治 ポランの広場
金子愛さんの朗読
小林敏也さんの絵のスライド
朗読とスライドの絵の組み合わせで
宮沢賢治が求めたユートピアが浮かび上がってきました
終了後三階で記念のパーティがあり、
それはポランの広場のように
楽しい広場となり
3人の方からさらにいろいろなお話をお聞きすることが出来ました
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今日は久しぶりに横浜へ
午後からでしたがかなり混んでいました
アングルの「泉」「トルコ風呂」
ダヴィッド「マラーの死」などが呼び物です
ジェリコーの作品が4点も来ていました
「傷ついた胸甲騎兵」「白馬の頭部」
「アトリエの芸術家」「賭博偏執狂」
コローも5点・・・・
歴史画15点、時事的絵画10点、
オリエンタリズム7点、
動物画5点、肖像画12点
風景画13点
風俗画11点
19世紀前半のフランス絵画 全部で73点
うち「トルコ風呂」など56点が日本初公開
新古典主義からロマン主義、写実主義誕生まで
近代絵画誕生以前のフランス絵画
★展覧会に行くと音声ガイドで見る人が増えてきた
手際よく大事な情報が伝えられるのでしょうが
それを聞くことで満足せず
自分の目で作品を見て、自分自身のこころで感じてくださいね・・・・
私はガイドブックの説明も絵を見た後から家に帰って読むことにしています
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