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吉祥寺美術館 『土門拳写真展』 後期編集する
前に前期の展示は見たが展示替えがあったので後期の展示を見に行く
『平等院鳳凰堂夕焼け』 につけられていた土門拳のことばが印象に残った
「茜雲を背景にした鳳凰堂が目くるめく早さで走っている
以来、仏像も建築も風景も
疾風のような早さで走るものになってしまったのには閉口した」
後期展示の中では
こどもたちのシリーズが面白い
『神田っ子』
『おしくらまんじゅう』
『清洲アパート』
『しんこ細工』
『メンコ』
『こさめ』
『おでん』中学生くらいの男の子が弟か妹をおぶい紐でおぶって
面倒を見ている
など
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早稲田松竹
アキ・カウリスマキ3本立て上映
アキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki) 1957年4月4日 生まれフィンランドの映画監督
街のあかり 2006年
レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ 1989年
コントラクト・キラー 1990年
音楽がいい
映像がいい
さえない表情の登場人物たち
負け犬、失業、家庭もない、友達もいない、孤独
降りかかる災難、悲しみ・・・
街のあかり 2006年
繁栄するヘルシンキを舞台に友達も家族もいない警備員がいる
経営講座を学んで警備員では終わらないつもりだが
女が近づいてくる
誘惑され、だまされて警備の暗証番号を盗まれ
睡眠薬で眠らされたあと鍵束も盗まれて
宝石泥棒の共犯として有罪に・・・
それでも女のことは決して警察に言わないまじめな男
「あの男は言わないさ。犬のように忠実。ロマンテックな男なんだ。
それを見抜いた俺は天才だ」とマフィアの男が女に言う
レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ 1989年
リーゼントにきめた髪 つま先のとがった靴、黒い服
ツンドラ地帯のしがないバンドが成功を夢見てアメリカへ向かう
アメリカでは採用されずメキシコへ向かう
コントラクト・キラー 1990年
1990年のヴェネチア映画祭の最終日にさりげなく登場して映画祭の人気を一挙にさらった映画だという
アキ・カウリスマキ イギリスで撮った英語による映画
いやなことがあって国を出て
水道局で働いているフランス人 をジャン=ピエール・レオー
(トリュフォーの『大人は判ってくれない』からアントワーヌ・ドワネルを演じ続けた彼である)
部長から民営化されるので外国人から解雇すると告げられる
15年働いていたが何故か雇用契約書類がなく即日解雇だ・・・
「人生はきついが面白い。」アキ・カウリスマキ・・・・
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早稲田松竹
アキ・カウリスマキ3本立て上映
アキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki) 1957年4月4日 生まれフィンランドの映画監督
街のあかり 2006年
レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ 1989年
コントラクト・キラー 1990年
音楽がいい
映像がいい
さえない表情の登場人物たち
負け犬、失業、家庭もない、友達もいない、孤独
降りかかる災難、悲しみ・・・
街のあかり 2006年
繁栄するヘルシンキを舞台に友達も家族もいない警備員がいる
経営講座を学んで警備員では終わらないつもりだが
女が近づいてくる
誘惑され、だまされて警備の暗証番号を盗まれ
睡眠薬で眠らされたあと鍵束も盗まれて
宝石泥棒の共犯として有罪に・・・
それでも女のことは決して警察に言わないまじめな男
「あの男は言わないさ。犬のように忠実。ロマンテックな男なんだ。
それを見抜いた俺は天才だ」とマフィアの男が女に言う
レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ 1989年
リーゼントにきめた髪 つま先のとがった靴、黒い服
ツンドラ地帯のしがないバンドが成功を夢見てアメリカへ向かう
アメリカでは採用されずメキシコへ向かう
コントラクト・キラー 1990年
1990年のヴェネチア映画祭の最終日にさりげなく登場して映画祭の人気を一挙にさらった映画だという
アキ・カウリスマキ イギリスで撮った英語による映画
いやなことがあって国を出て
水道局で働いているフランス人 をジャン=ピエール・レオー
(トリュフォーの『大人は判ってくれない』からアントワーヌ・ドワネルを演じ続けた彼である)
部長から民営化されるので外国人から解雇すると告げられる
15年働いていたが何故か雇用契約書類がなく即日解雇だ・・・
「人生はきついが面白い。」アキ・カウリスマキ・・・・
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だいたいで、いいじゃない。
大塚 英志、吉本 隆明
文藝春秋 2000年7月
あまでうすさんのレビューでこの本の存在を知った
吉本 隆明と大塚 英志の対談4回をまとめた本
吉本 隆明は 1924年生まれ
大塚 英志は 1958年生まれ
4回の対談の日時と後からつけられたであろう まとめのタイトル
1997年11月28日 エヴァンゲリオン・アンバウンド その記号性と身体・倫理
1997年12月16日 精神的エイズの世紀
(1999年 7月21日 江藤淳自死)
1999年 9月30日 天皇制の現在と江藤淳の死 「焦立ち」の根源にあるもの
2000年 1月17日 オウムと格闘技と糖尿
対話であるので比較的読みやすかった
そうはいっても四分の一ほどはよく分からなかった
吉本隆明と大塚英志それぞれが自分の詳しい分野を説明し解説する
二人が同意するシーンが多かった
吉本隆明と渡り合う大塚英志の柔軟な思考と明解な語り口に感心した
吉本隆明が自分自身の変化をはっきり認めているところに注目した
吉本隆明が「だいたいで、いいじゃない。」と思うようになったという
「理屈では割り切っても、無意識にせよ何かもやもやしたものを感じるような気がする」と・・・
これは吉本の個人的な変化でもあり
社会の変化によって吉本がそういう変化に至ったということでもある・・・
より若い大塚英志も
「曖昧なことの中に次に展開する何かがあるんじゃないかという思考が
僕らより下の世代から上手く出来なくなっている気がする」
「きっと曖昧さが怖いんだと思います」
「曖昧さと向き合うのがしんどいというのは心の体力のなさだはないでしょうか」
と同意している・・・
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古いフランス映画『白い少女』
雪のせいか静かな日曜日
古いフランス映画を思い出した
モノクローム
パリの地下鉄を描いた映画だった
パリの地下鉄のなかで、学校がえりの少年が白い服を着た少女を見かける
降りた少女を追って、自分もあわてて降りるが見失ってしまう
地下鉄を乗り換えた少女を追って、自分も次の電車に乗る
ある駅で、少女を見かけ慌てて降り、少女の乗った電車を追う
今去ってゆく電車に少女らしき人が乗っている・・・
少女を追ってどこまでも
地下鉄を乗り継いでさ迷う少年
いつしか少年は夢のなかに・・・
少女を探し続ける夢のような映画であった
誰の映画かもわからなかった
『赤い風船』1956年のアルベール・ラモリスかと思ったが、違っていた
ジョルジュ・フランジュ監督
『白い少女』La Premiere Nuit (1958) とわかった
ジョルジュ・フランジュ フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A5
残念ながらフィルムは YouTubeにもなかったが
久しぶりに映画を思い出せて良かった
ついでに思い出したこと
(パリの地下鉄ではホームに降りると「出口」と「乗り換え」の表示のどちらかに向かう
「乗り換え」を歩いてゆき、行き先への通路をたどれば
行く方の電車のホームにたどり着く
「乗り換え」を選んだら出口には向かわないのだ
システムとしての明解さに感心したことを思い出した)
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テリー・ギリアム 1985年 『未来世紀ブラジル』
前から見たいと思っていたが見る機会が無かった映画をやっと見ることができた
高田馬場松竹
映画の日とこの映画の最終日と重なって満席だった
映画の日の価格 『不思議惑星ギンザザ』と二本立てで800円!
『未来世紀ブラジル』(Brazil)
1985年公開のSF映画 コメディ仕立ての悲劇 残酷な結末
モンティ・パイソンメンバーのテリー・ギリアム監督
未来政府の全体主義的官僚政治は、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』そっくり
ギリアムによると、この映画は『1984年』にインスパイアされているという
実際に、この映画の制作中のタイトルは「1984 1/2」であった
1985年に描いた未来社会であるので、制作から20年を過ぎた今となっては端末機やダクトの装置はかなり古めかしい
それでも未来社会への予測の要点ははずしていない
未来社会への警鐘は今見ても生き生きとしている
こんな映画知らなかった
未来映画でありながらその描き出す宇宙船や住居、衣服はどれもポンコツなのである
低予算でつくられたのだろうが奇妙な味わいの面白い映画であった
旧体制下のソ連で人気がありたくさんの人が見たという
つくった側も見た側も当時の体制への批判を共有して
おおいに楽しんだことであろう
主人公の技師もとんでもない事態を嘆かないし
側にいて一緒にワープしてしまったグルジア出身の青年も嘆いたり
ボタンを押してしまった技師をなじったりしない
黙々と生きてきたロシヤ人そのものだ・・・
ゲオルギー・ダネリヤ 監督
ゲオルギー・ダネリヤ 監督 1986年『不思議惑星 キン・ザ・ザ』
旧ソ連/カラー/135分
「ソ連で公開当時、評論家からはさんざんな不評だったにもかかわらず、ソ連全土で1570万人を動員」
「日本では1989年の“ソビエトSF映画祭”で特別上映されただけの幻のカルト・ムービー」
あらすじ
妻に頼まれパンとマカロニを買いに街へ出た建築技師マシコフ
「あの人が変なことを言ってます」と学生ゲデバンが助けを求めてきた
浮浪者のようなその男は、自分は他の惑星から来た者で、自分の星に帰りたいと2人に話す
そんな話など信じないマシコフは、男が持っていたリモコンのような「空間移動装置」のボタンを押してしまう
次の瞬間、マシコフとゲデバンは砂漠のど真ん中に立っている
「ここはソ連国内の砂漠、カラクルムだ」と言い張るマシコフ
しかし、そこは地球から遠く離れたキン・ザ・ザ星雲の惑星プリュクだった
ブリキのおもちゃのような飛行船が飛んできて降り立つ
2人の男が降りてくる
ことばは通じない・・・『クー!』と叫んで両手を開いた
「なんだこりゃ」
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菜飯 炊く前に塩、酒
炊きあがってから蕪の葉を混ぜる いり白胡麻をかける
けんちん汁 だしをじゃこからとる
木綿豆腐、
板こんにゃく、短冊切りのあと湯通し
油揚げ、短冊切り
里芋、5mm厚さ位に切って固めにゆでてておく
大根、人参、2mm厚さのいちょう切り
牛蒡、ささがきにして水にさらす
生椎茸、細ねぎ
胡麻油、酒、塩、薄口醤油
ニシンと車麩の煮物 酒、砂糖、醤油、だし汁、車麩
蕪のあちゃら漬 小かぶ、人参、塩、酢、砂糖、薄口醤油、きざみ昆布
以上414kcal,
材料費が残ったのでと追加のアジを使って
アジのたたき 3枚におろすところから
潮汁 頭や骨を使って
アジの分が80kcal 計494kcal
それぞれおいしくできるものだと感心した
今日で最終日だが市の係りの方から話があり
自主グループで継続できますと・・・
最初の5回は講師料も会場費も市の方で援助します
材料費が1000円くらい・・・といいお話
希望者が何人かいて、早速自主グループ発足がきまった
とりあえず5月まで5回の日程が決まった・・・
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小さな映画会でスペイン映画『蝶の舌』を見た
La lengua de las mariposas
監督 ホセ・ルイスダ・クエルダ
製作総指揮
ホセ・ルイス・クエルダ
フェルナンド・ボバイラ
マヌエル・リバスの同名小説の映画化
脚本
ホセ・ルイスダ・クエルダ
ラファエル・アスコナ
マヌエル・リバス
出演者
マヌエル・ロサノ
フェルナンド・フェルナン・ゴメス
音楽 アレハンドロ・アメナバール
撮影 ハビエル・サルモネス
配給 アスミック・エース
公開 1999年9月24日 日本公開2001年
1936年、冬の終りを迎えるガリシア地方の小さな村
仕立屋の息子、8歳のモンチョが学校に行き始める
グレゴリオ先生との出会い
1936年7月17日モロッコで反乱開始
ガリシア地方はファシスト側に7月中に占領されている
スペイン内戦が始まる直前のスペインの町
8歳の少年が学校生活の中で成長してゆく
少年が見たスペイン内戦の苦さ
共和派だった仕立屋の妻は新聞や党員証を全部ストーブで焼く
「共和派の先生に服を贈ったことを言ってはいけない」と母親が
こどもに命ずる
共和派の人びとが逮捕される
手錠のまま人垣の間を歩かせられて、トラックに乗せられて運ばれて行く
町長がいる
兄の所属する楽団のメンバーがいる
そして先生がいる
正装した仕立屋一家もその場に来ている
逮捕された人たちに群衆が罵声を浴びせる
『不信心者!』『アカ!』『アナキスト!』
母親も!夫に言う「あなたも言うのよ!」
捕まった人たちの反対派だと自らを証明するために・・・
夫は泣きそうな顔で叫ぶ(身を守るために)
『不信心者!』『アカ!』『アナキスト!』
「あなた達も言うのよ!」兄も叫ぶ!そして少年も!・・・・
(妻はカソリック教徒だったためか仕立屋は逮捕されなかった)
これはスペイン各地であったことであろう
スペインの人びとにとって今もうずく古い傷である
スペインで1939年内線に勝利したフランコによる支配は1975年まで続いた
今は王制議会主義の国になっている
右派と左派は議席をあまり獲れず
中道右派と中道左派による政権交代という構図が続いている
2007年10月31日スペイン下院では「歴史の記憶」法案可決
この法案は1939-1975年のフランコ総統独裁政権を公式に非難
負の歴史を精算することを目指している
サパテロ首相の祖父も処刑されている
スペインの人びとにとって
映画でこのことが描かれることは痛みであるが
膿を出して次に進むためにとても大事なことであろう
日本人にとっては自分たちに痛みを突きつける映画は少ないのではないか
被害者として描いた映画は数多くあるが・・・
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是枝裕和監督『幻の光』1955年
宮本輝原作
是枝裕和監督の第一作
江角マキコ主演
端正な映像を積み重ねた美しい映画であった
ビデオで見たが劇場で見たい映画だ
尼崎のアパートでの新婚生活
3ヶ月の子を残して夫の急死
4年後
能登半島の寒村での新しい生活・・・
ロングショット据え置きの長いカット
カメラは動かない
人物が走って行く
ゆっくり歩いて行く
車が行く 車がやってきて止まる
バスがやってきて止まる 走り去って行く
列車が行く
夫が何故死んだのか
残された妻の気持ちを風景によって描くということを試み成功している
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先日料理教室で習った鶏のワイン煮を家で・・・
テーブルに出す前に急いで撮った一枚
味はおいしくできた
教室の時の倍の大きさ
教室でやったときとの違い・・・
何故かソースのワインの色が白濁した
アクはとったのでアクではない
何故だろう
煮詰め方か?
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