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駒込 旧古河庭園,六義園に母を誘って行ってきました
インターネットで乗車時間を調べて、電話
駒込駅で待ち合わせ、無事合流できました
洋館前の薔薇園のバラが咲き始めています
日本庭園の造園の素晴らしさには今回も驚かされました
新緑がきれいです
古河邸洋館の館内ツアーは満員で参加できなかったので、
代わりに中で珈琲を飲みました
午後は六義園へ
ボランティアによる庭園ツアーに参加
1時間ほど詳しく、「万葉集」や「古今集」にちなむ88景についての
説明を聞きながら歩きました
赤穂浪士討ち入りのころにこの庭を造り、
引退後はここに住んだという柳沢吉保の素養も偲ばれ、
面白いツアーでした
説明してくださった方のおすすめは晴れた日の新緑のもみじだそうです
朝靄のさくらの花びらにおおわれた馬場
紅葉のみどころなどのこともおききました
池のそばの茶席でお薄をいただき、園をあとにしました
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植え替えのためにはまず根を布と縄で巻く必要があります
縄を使って幹の円周を測ります
その長さを二つ折りし、その長さで幹の周りに円を描きます
これが掘るところの内側です
まっすぐ下に70センチメートルほど掘ります
3人がかりです
麻布で根の周りを巻き、上から縄を三重にまきます
布の裾を上にからげ
今度は幹の方向へ25~27センチほど掘ってゆきます
このときはバールなどを使い削りとります
今度は布の裾を下ろし根を布で包み、縄で丁寧に巻いてゆきます
一人が縄のよじれを直し、一人が巻き、一人は木槌で角を細かく叩き,
縄を締めてゆきます
4回直角に縄を通し、半分ずらせてさらに4回巻き
交差しているところを男結びで留めます
きれいに包むことができました
根が包まれていないと、移植の途中で土が落ちてしまい、新しい場所にうまく根付きません
いよいよ移植です
ベルトで幹を巻き、さらに縄で左右に引っ張れるようにします
クレーン車のフックにベルトをかけ、つり上げます
回ってしまわないように左右の綱も引っ張ります
移植先の穴に下ろし、穴の底の土盛りに載せます
周りに水を入れます
根を回し、さらに周りを竹で突き刺したりするとと、急に水を勢いよく吸い込み始めます
「水を飲ませる」と表現されます
これがされていないと空気が残っていて土との間に隙間が残り
うまく根付きません
さらに水鉢を作って水のプールを造り水をしばらく入れておきます
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新宿紀伊国屋ホール
山田太一原作 地人会公演 『日本の面影』
http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~CJK/ftr_101.htm
ラフカディオ・ハーンに篠田三郎さん、小泉節に日色ともえさん
ラフカディオ・ハーンの生涯をたどる2時間半
劇中に「雪女」や「むじな」「背中の子」「耳なし法一」など
小泉八雲の作品を劇中劇で再現している
近代化されてゆく日本の中で、日本の古きものをこよなく愛した
ラフカディオ・ハーン 小泉八雲がどのように生きたか
どのように悩んだのか
孤児であったラフカディオが家族をどのように愛したか
ラフカディオ・ハーンの生涯をたどりながらも
日本の近代化の問題を考えさせる原作の素晴らしさ
そして芝居の素晴らしさ
ラフカディオ・ハーンの話す日本語はハーン語と呼ばれた独特のものですが
切々とその思いが伝わってきました
見応えのある公演でした
公演案内より
―― 失われゆく日本の心こそ日本の美しさ ――
“自分などというものは、取るに足らぬものです。
大きな日本の心、昔々から川のように流れています……。
一人一人は、その大きな心をちょっとの間、映して消える小さな鏡です。”
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三鷹駅のそばの三鷹美術市ギャラリーへ
詩人の眼-大岡信コレクション展を見に行く
三鷹美術市ギャラリーは家から歩いてゆける一番近くにある美術館だ
http://mitaka.jpn.org/calender/gallery/
【会 期】 2006年4月15日(土)~5月28日(日)
【観覧時間】 10:00~20:00(入館は19:30まで)
【休館日】 月曜日
【企画名】 詩人の眼-大岡信コレクション展
【観覧料】 会員480円・一般600円・学生(高・大)300円
【主 催】 (財) 三鷹市芸術文化振興財団・三鷹市美術ギャラリー、朝日新聞社
【出品作家】
●相沢常樹『伝』1978、
●ハンス・アルトゥング(リトグラフ1963)、安野光雅、井田照一、
●一柳慧『時の輪郭』1997、今井俊満、宇佐美圭司、宇佐美爽子、榎本和子、大築勇吏仁、
●岡田輝(備前大皿1978)、クレス・オルデンバーグ、加藤楸邨、金子國義、加納光於、アレクサンダー・カルダー、清水九兵衛、クリスト、黒田征太郎、
●駒井哲郎、嶋田しづ、ジャスパー・ジョーンズ、菅井汲、曽宮一念、
高橋秀、瀧口修造、多田美波、谷川晃一、丹阿弥丹波子、ジャン・ティンゲリー、
東野芳明、利根山光人、中西夏之、野崎一良、萩原朔太郎、
マリエル・バンクー、パブロ・ピカソ、ジャン・フォートリエ、福島秀子、藤松博、藤原雄、
●舩木研兒(緑の大皿)、サム・フランシス、ベルナール・ノエル、
前田常作、三好達治、ジョアン・ミロ、本宮健史、
●安田侃(白大理石の彫刻『天泉』1997)、オディロン・ルドン、柿沼和夫
など400点のコレクションから選ばれた150点を見る
●は今回面白かった作品
玉川上水沿いの道をを歩いて井の頭公園へ向かう
天気がよくて気持ちがいい
途中山本有三記念館に寄る
井の頭公園は新緑の木々の葉が光に透かされて美しい
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前に造った玄関の階段にタイルを貼る
タイルの縁になるところに水糸を正確に張る
蹴上げの部分(立っているところ)はモルタルを付け並べてゆく
モルタルの量や柔らかさによって押さえ方も違ってくる
目地の縦横や幅をきれいにそろえるのはとても難しい
踏みしろ(水平に踏むところ)の部分の作り方は
セメント1と砂3の割合でかき混ぜたものを敷き木ごてで平にする
バケツに水四分の一を入れ、セメントを剣スコップ二杯分くらい入れる
ひしゃくでよくかき混ぜ
先ほどのセメントと砂を混ぜたものの上に流し広げる
タイルを水糸に沿って並べる
金槌の柄で優しく叩き水平に押さえる
垂木を当て水平になるよう金槌でさらに叩く
・・・とわずか2段ですが幅が広いのでなかなか大変です
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六本木ヒルズ森美術館へ
東京-ベルリン/ベルリン-東京展
http://www.roppongihills.com/jp/events/tokyo-berlin.html
開催概要
期間:2006年1月28日(土)~2006年5月7日(日)
場所:森美術館(森タワー53階)
時間:10:00~22:00|火10:00~17:00|
料金:一般\1,500、学生(高校・大学生)\1,000、子供(4歳以上-中学生)\500
「日本におけるドイツ年」の最後を飾る「東京-ベルリン/ベルリン-東京展」、
日本とドイツそれぞれの首都である2つの都市間で、
明治維新後から現代まで続いてきた文化・芸術的交流の軌跡をたどる展覧会
500点の展示数なので全部見るのは大変でしたが
絵だけでなく、デザイン、写真や建築の紹介もあり
相互に与えあった幅広い影響を見ることができました
アーティスト(日本)
赤瀬川原平、川端龍子、河原温、岸田劉生、北代省三、今和次郎、
村山知義、中西夏之、名取洋之助、大辻清司、岡本太郎、水谷武彦、
横尾忠則、萬鐡五郎 ほか
アーティスト(ドイツ)
ブルーノ・タウト、ダヴィト・ブルリューク、エーリヒ・ヘッケル、
エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー≪ポツダム広場≫ 1914
ヘルマン・エンデ&ヴィルヘルム・ベックマン、
ラースロー・モホイ=ナジ、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ、
マルセル・ブロイヤー、ジョージ・グロス、オスカー・ココシュカ、ヨーゼフ・ボイスほか
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藤田嗣治(レオナール・フジタ、1886-1968)は、東京美術学校を卒業後、
1913年(大正2年)フランスに渡った
堀口大學がメキシコに行ったのと同じ頃だ
ピカソやモジリアニとも交遊があった
1919年には評価され、1921年頃には画風を確立
パリ画壇の寵児として,話題を集め,活躍している
裸婦を描く“乳白色の肌”の優美な美しさ、
面相筆を使った細い線の美しさ
墨の黒の美しさは、多くの人々の心をとらえた
1931年中南米の旅へ出て、2年をかけて、日本に帰国し、二科展で活躍する
第二次世界大戦中は戦争画が評価された
しかし大戦が終わるとそのことで戦争協力者として非難を浴び
1949年ニューヨークへ出発
1950年フランスに戻る、
1955年フランスに帰化、1959年カソリックの洗礼を受ける
1966年には礼拝堂を完成させている
1968年死去 再び日本に戻ることはなかった
平日の午後なのにかなりの人だった
およそ100点の作品を年代順に見て、画業を確認することができた
裸婦、猫、狐、
自画像、画室
こどもたちのシリーズなど魅力ある作品をたくさん見ることができた
丁寧な作品作りであり一つ一つ楽しめる
戦争賀は5点出品されている
一見、迫力ある作品ではあるが
中には『血戦ガダルカナル』のように、日本軍兵士の活躍を描いているのだが
残念ながら、劇画のような誇張された表現が見られた
筆の滑り、才能へのおごりであろうか・・・
竹橋 東京国立近代美術館
会期 : 2006年3月28日(火)~5月21日(日)
開館時間: 午前10時~午後5時、金曜日は午後8時まで
休館日 : 月曜日(ただし、4月3日、5月1日は開館)
http://www.momat.go.jp/Honkan/Foujita/index.html#advice
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『悲劇週間』 矢作俊彦著 文藝春秋 2005年12月 1905円
フランス文学の翻訳者として名高い 堀口大學は
19歳の時に、外交官であった父の任地メキシコへ行く
そこでメキシコ革命と出会う
当時のメキシコは
独裁者ディアスを辞任に追い込んだマデロ大統領の時代、
改革派のマデロ政権が民衆の期待を受け、始まったばかりの時であった
しかしクーデターがおこり、メキシコ市で市街戦が起こる
軍部の裏切りにあいマデロ大統領は失脚、将軍によって逮捕され、
暗殺されてしまう
矢作俊彦は20歳の堀口大學が見聞きしたに違いない光景を描き出す
メキシコの歴史
メキシコを舞台にした国際情勢、
アメリカ、日本の外交
戊辰戦争の生き残り、
フランス革命の生き残りも登場する・・・・
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家の近くのさくらはもう終わってしまったが
高尾の多摩森林科学園ではまだ満開の桜が見られるという
天気予報は雨だったがまだ降りそうもないので思い切って出かけることにした
多摩森林科学園は高尾駅北口から5分ほど歩くと入り口につく
さくら保存林には現在約8haの面積に
江戸時代から伝わる栽培品種や
国の天然記念物に指定されたサクラのクローンなど、
全国各地からのサクラ約1,700本が植えられている
順路に沿って歩いてゆくといろいろな桜が次々と現れ目を楽しませてくれる
背景が山、新緑の様々な色の緑から常緑樹の濃い緑まで様々の彩りなので、桜の花がより美しい
紅色のサクラ 関山(カンザン)
純白のサクラ 市原虎の尾
緑や黄色のサクラ 御衣黄(ギョイコウ)、鬱金(ウコン)
大輪のサクラ 御車がえし(ミクルマガエシ)
匂いのあるサクラ 駿河台匂(スルガダイニオイ)など
いろいろ今まで知らなかったさくらを楽しむことができました
多摩森林科学園のホームページ
「現在、一重咲きと八重咲きの桜が同時にご覧いただけます。
咲いている品種が大変多くなってきました。
今月25日頃くらいまで見頃です。ぜひ、お越し下さい。」
http://www.ffpri-tmk.affrc.go.jp/
ライブカメラによる映像
http://www.ffpri-tmk.affrc.go.jp/camera1.htm
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高尾山へ出かけた
新緑が目にしみる美しさだ
高尾山ウオッチングーブナの芽吹きを観察しながら歩いてみませんか?
という企画に申し込みをしておいた
ケーブルカー山上駅に集合、
真下に広がる裏高尾の圏央道ジャンクション工事とブナについて説明があり
吉山 寛さん(高尾山天狗裁判原告団長・植物学者)といっしょに
高尾山の木を観察しながら頂上へ登った
八王子城址ある山の真下にトンネルが二つできており
ジャンクションの大規模工事が進んでいる
吉山さんのお話から**************
関東から中部地方の山地ではブナは標高800mから1500mくらいが中心になる
高尾山では400m台から点在している
高尾山は幕府天領として、代官がおかれ、木の伐採が禁じられてきたため
大木が残っている
高尾山にはブナの大木が80数本
イヌブナが800本くらいある
これらのブナは江戸時代中期、寒かった時代(小氷河期)に生まれている
高尾山のブナはその小氷河期の生き証人である
1号路の尾根を挟んで、南側はカシ類の多い暖温帯林、
北側はブナ、イヌブナ、の多い冷温帯林が成立している
カシ類とブナ類が並んでみられる山として高尾山は学術的な価値が高い山であるブナの木の肌は白いのでシロブナ
イヌブナの肌は黒いのでクロブナともいう
またぶつぶつがあるのでイボブナともいう
肌の違いだけでなく、幹が単独で立っているのがブナ
根本からヒコバエがたくさん出ているのがイヌブナである
実をたくさんつける年があり
(実はネズミなどに食べられるが、大量にあれは、全部は食べきれないので
子孫を残せるという戦略であろうか・・・)
昨年は大豊作だったので今年はその実からたくさんの芽が出てきている
高尾山のブナは天然記念物に指定すべき価値がある
高尾山には世界遺産に登録していいだけの貴重な自然が残っている
何とかそれを守って次世代に渡したい
圏央道が高尾山の下を通ることで
地下水の流れが変わり、多くの被害が出るであろう
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