幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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風の吹く日に・・・
風の吹く日に・・・ [全1125件] 651件~660件 表示 << 前の10件 | 次の10件 >>
中村雄二郎「魔女ランダ考」 04月28日 (木)
中村雄二郎「魔女ランダ考」1983年 岩波書店 1700円

学生のときに買った本を読み返す

P11
バリの伝統的な住居
人間たちの住居というよりは〈カミ〉の住居としてつくられている
金持ちの家も貧乏人の家も、敷地の広さ(2235坪位)が変わらない
コスモロジカルにおなじ構造あるいは配置を持っている
違うのは材料や手入れの良し悪しだけにすぎない

一定の敷地のうちに、多くの分棟式の建物と庭を土塀で囲んだもの
島の聖なる極であるアグン山の方向に
(バリ島南部の地域でいうと北東の一角)
低い土塀で仕切られたいくつかの小さなカミの住居とお供え小屋がある
中心に祖先の霊を祀った高棟式の小堂がある

主人夫婦の寝所の棟 屋敷の北側
中庭を囲んで西側に客間の棟
東側と南側に家族たちの寝所と仕事部屋の棟
敷地の南側(海側)は負の価値を帯びたところとされ
台所の棟と穀物小屋が置かれる

建物の種類と配置は基本的にどの家でもほとんどかわりがない

P58
バリ島の人々にとって、死者の火葬の儀式は愉しい祭りであって、悲しい行事ではない
火葬を行うことが彼らの最も神聖な義務の遂行になるからである
火葬によって死者の魂は解放され天上の世界に達して
よりよい存在として生まれ変わることができるようになる

p64
悪霊たちは食べることにがつがつしていると考えられていて
実際には毎日ちょっとしたお供えがなされている
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新しいプリンター(複合機)購入 04月27日 (水)
先日パソコンのプリンター3台目を購入した

1台目は95年12月に購入 ヒューレットパッカード850c
 黒のみ    このときの価格は59880円 !!!
   (別に買ったスキャナーは 37410円)!!!    

2台目は99年12月に購入 ヒューレットパッカード955c
こちらはカラー このときの価格は36540円  !!   


新しいプリンターはCANON MP-770
今回のものは複合機なのでコピー、スキャナーに加えて
デジタルカメラからのダイレクトプリントもできる
5年前のものより格段に印刷がきれいになり
印刷スピードもかなり速くなっています

3/29車で花小金井のPCDEPOに行って20700円で購入
複合機でこの値段は安い
これは価格コムで出ている最低値段より安いです
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講座「ヘミングウェイ 人と文学」第3回 04月26日 (火)
東京女子大


この写真は前回のもの
今日は急に降り出したすごい雨の中重装備の支度をし自転車で出かけた

●短編NOW I LAY MEを読む

ヘミングウェイが生まれた家のことを書いたものは2編しかない
これはそのうちの一つ

戦場で大怪我をした後重い不眠症になり
眠れない中で母と父のことを思い出している・・・・

●今村さんが関わった映画上映

「ヘミングウェイ・ポートレイト」

アレクサンドロフ・ペトロフのアニメーション
「老人と海」
ガラスへ油絵の具で描き 原画29000枚をつくった
4年かかって20分の作品に仕上げた
1999年のアカデミー賞ショートアニメーション部門受賞

海の水をかき分けるオールの動き、水の流れ
小鳥の動きなどが美しかった
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ガムラン武者修行 皆川厚一 04月25日 (月)
ガムラン武者修行 皆川厚一
1994年4月 パルコ出版 2300円

P91
ガムランをやる人はスクという組織を形成している

P73
バリではこの3ヶ月の儀式がすむまでは、赤ん坊はまだ人間ではありません
その儀式のとき、私の祖先の霊が赤ん坊に降りてきて肉体に宿ります
この儀式のため、たくさんのお供え物と芸能が必要です

P170
バリでの人間関係はあいてとのやりとりですべて決まる
一個の人間の存在は、別のもうひとりが関わってくることによって、初めて成立する
お互いのバランスを保つためには、互いに強くせめぎあわなければならない
受け身という立場は存在しないのだ
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バリ島の小さな村で 鏡味治也 04月24日 ()
バリ島の小さな村で 鏡味治也(かがみ はるや)
2,004年6月初版  洋泉社

1981年4月   初めてバリ島へ
        ジャカルタで留学生活
1982年 4~5月 バリ島へボナ村を調査地と決める
1982年 8~9月 ボナ村村長の家に住み込む


1991年 9~1月 ボナ村の普通の村びとの家に住み込む

P89
ボナ村南部集落
田を所有している世帯65%
うち自作農が半分
小作のみ10%弱

耕作しない25世帯をあわせて
集落の3/4が農業から収入を得ている

田を所有する人の平均所有面積は40アール
(1ヘクタール以上の家が20世帯
それを除いた家は30アール以下になる)

小学校教師 ブレレンさん

25アールの田2枚を持っていて、小作に出している
地主が2/3を取る
ただし種籾代や農薬、肥料、水利組合の負担金を負担するので
手元に残るのは収穫高の半分程度

金額で見ると
25アールの田から1回の収穫450000ルピア相当の米が取れる
小作人に150000ルピアを支払い
必要経費を引くと残るのは250000ルピア
ブレレンさんは2枚なので位階に500000ルピア
年2回収穫できればいいが水の制約があるので2年に3回
年収750000ルピア
自分で耕せば1200000ルピアになる

小学校教師 教頭でもあるブレレンさんの給与は
公務員の中で高いとは言えないが2000000近い
さらに各種手当てや米の配給がつく

米価が低いのは政府の物価統制のせい
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チェルノブイリ報告と希望のコンサート 04月23日 ()
家から5分の武蔵野市民公会堂で開かれた
「チェルノブイリ報告と希望のコンサート」に出かけた
 主催:チェルノブイリ子ども基金実行委員会

第一部
ナターシャ・グジーさんの歌と
民族楽器バンドゥーラの演奏

『ナターシャ チェルノブイリの歌姫』手島悠介 岩崎書店
を前に読んでいたが歌と民族楽器バンドゥーラの演奏ははじめて

こんな悲しみがが続いてはいけない
こんな悲しみがが再びあってはならない・・・・
祈りがこめられた歌と演奏、透明な声に驚く


 1980年2月4日 ウクライナ国ドニエプロペトロフスク州の村に生まれ    
 1984年    家族とともに原発近くの町プリピャチに移り住む
 1986年4月26日 チェルノブイリ原発事故で被曝、キエフに避難

 ウクライナの民族楽器バンドゥーラの音色に魅せられ、
 8歳の頃より通常教育のかたわら音楽学校でその専門課程に学ぶ
 今はソリストとして活躍している

第2部
広河隆一さんによるスライドを使ったチェルノブイリ報告

1986年4月26日にチェルノブイリ原発事故発生
今も続く放射能汚染、後遺症、新しい発病



●チェルノブイリ子ども基金のホームページ
http://www.smn.co.jp/cherno/index.html

●子ども基金の創立者であるフォトジャーナリスト
広河隆一さんのホームページ
http://www.hiropress.net/contents/
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バリ島芸術をつくった男 を読んだ(メモ) 04月22日 (金)
バリ島芸術をつくった男 
  ーヴァルター・シュピースの魔術的人生 伊藤俊治 平凡社新書   2002年 780円

ヴァルター・シュピースはロシア生まれのドイツ人
第一次大戦後
当時オランダの植民地であった東インドの文化にあこがれ、
ジャワに向かい、バリと出会い、
バリ島に住み、バリ島の芸術に生涯を捧げた人だ

現在のバリ舞踊の成立に、世界への紹介に、大きな関わりがあった
バリ島とヨーロッパ文明の奇跡のように
幸福な出会いの記録でもある


ヴァルター・シュピースの生涯

1895年モスクワ生まれ 父母はドイツ人
1902年ピアノ、絵画を習う
1910年ドレスデンのギムナジウムに入学
     ドイツ文化と接触し影響を受ける
     ダンスに熱中
1914年第一次世界大戦がはじまる ドイツ人である父抑留される
     モスクワに帰省 抑留され、ウラルに送られる
1815年タタ-ル、バシュキュールなどの民族文化を知る
     古老から民話を聴き、民謡を覚え、プリニティブな生活に感動する
     絵を描き始める
1917年モスクワに帰還 オペラ芸術を手がける
1918年父レオン死去 家族とドレスデンへ
     芸術家のコロニーに住み、ダンス教師として生計を立てる
     舞台芸術、絵画
1923年アムステルダムで個展 
     王立植民地博物館に通いジャワやバリの文化に触れる
     オランダ領インド行きを決意

     ハンブルク出港、ジャワ下船、
     バンドンでピアニスト、ジョグジャカルタへ移る
1824年ジョグジャカルタのスルタンの宮廷楽長となり、ジャワ音楽の記譜ほうを考案
1925年初めてバリ島を訪れトランスを伴う儀礼に衝撃を受ける
1927年バリのスカワティ家に招かれ、ウブドに移り住む

1931年ドイツ映画『悪魔の島』制作に協力
     パリで植民地博覧会開催 シュピースも協力し、バリ芸術が大々的に紹介された

1937年アグン山南麓イセにアトリエ
     ヴィキイ・バウム『バリ島物語』
1938年ベルリ・ド・ドーテとともに『バリ島の舞踊と演劇』出版
     オランダ植民地政府風紀紊乱のかどで拘束、投獄
     獄中でも絵を描き続ける
1940年敵国人として再び逮捕、拘留
1942年収容者を乗せた船がパダンからセイロンに向かう途中
     日本軍の爆撃により撃沈 シュピースは享年47歳
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バリ島についての本を本棚から集めてみた(未完) 04月21日 (木)
バリ島に行ったことはないのですが
一度だけバリ島のガムラン音楽と踊りを見たことがある

仙台にいたときのことだ
間近の席だったこともあり、その力強い演奏、華麗な踊りが
つくりだす魔術的な世界に惹きつけられた

それ以来、バリ島は私にとって文字通り、夢の島となり
本が少しずつ溜まってきた

今日本棚をさらって見たらこれだけあった
年代順に並べてみる


*******************************
バリ島について本のリスト
*******************************

●魔女ランダ考ー演劇的知とは何かー中村雄二郎 岩波書店

 1983年 1700円
 宗教と演劇、生活空間、場のつくりだす演劇性についての考察

●踊る島バリ 聞き書き・バリ島のガムラン奏者と踊り手たち  PARCO出版

 1990年 3200円
 担い手たちによることば

●ガムラン武者修行 皆川厚一 PARCO出版 

 1994年 2300円
 ガムラン音楽を学ぶため留学し、演奏家となった方の記録

●バリ島結婚物語  村松章子 情報センター出版局 

 1998年 1600円
 バリの男と結婚した日本女性たちそれぞれの家族を訪ねたルポルタージュ
●バリ島芸術をつくった男 
  ーヴァルター・シュピースの魔術的人生 伊藤俊治 平凡社新書  

 2002年 780円
 今のバリ芸術の生成に
 ロシア生まれのドイツ人であるシュピースが何故どのように関わったのか
 バリ人となった男の人生

●バリ島の小さな村で 鏡味治也 洋泉社 

 2004年 1600円
これは人類学者による村での生活体験報告書
 1981年初訪問
 実際にバリの村に滞在したのは1982年と1991年
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講座「ヘミングウェイ 人と文学」第2回 2 04月20日 (水)
東京女子大の校舎の設計はアントニン・レイモンド
正門からはいると
正面の建物、左右に西校舎、東校舎があり
今は新緑に飾られて白が映えている

東京女子大

レイモンドはフランク・ロイド・ライトの愛弟子
(ライト1867年生まれ、1957年没)

そしてフランク・ロイド・ライトはヘミングウェイと同じ町
シカゴ郊外にあるオークパークの生まれである
(ヘミングウェイは1899年生まれ)

オークパークは高級住宅街として知られている
宗教色(プロテスタント)の強い町

生家は残っていてヘミングウェイミュージアムになっている
育った家も残っている
声楽家であった母が設計した家

ヘミングウェイが通ったオークパーク高校は
ラテン語やギリシャ語を教えるような学校であり
今でもレベルの高い高校として知られている

1898年ヘミングウェイ家は北ミシガン・ペトスキーに別荘を購入
夏には別荘にずっと行く習慣だった

ニック・アダムス物語に描かれる話はほとんど自伝であり
この地が舞台になっている
そのころの建物がまだ残っている
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「ヘミングウェイ 人と文学」今村楯夫講座を受ける 04月12日 (火)
近くの大学で開催される寄付講座に申し込みをしたところ
応募がたくさんあり、抽選という関門もあったのに、
幸い受講できることになった

雨の中自転車で出かける
授業のために大学の門をくぐるのは何年ぶりか・・・
ここは女子大なので、校内に全く初めて中に入る・・・

受講者は市民参加のほうが多いが
大学生でこの講義をとった人も混じっている

講師は今村楯夫さん(1943年生まれ)

「ヘミングウェイは戦争を殺される側から見つめ、描き続けた作家」

「アメリカがフロンティアを失って久しい
ヘミングウェイは辺境に住み続けた
ヘミングウェイは文明をどのように見たのか」

「9/11以降アメリカは変わってしまった
何故今ヘミングウェイか、何故今アメリカか
この講座をとおして考えてゆきたい」

私は大戦間の歴史、ヘミングウェイとスペイン戦争、に興味がある
アーネスト・ヘミングウェイ 

1899年生まれ
(イリノイ州シカゴ市の現在は国際空港の近くになる住宅地オ-ク・パ-ク)

1918年イタリアの戦場で重傷

1928年パリを去りアメリカキーウエストへ
1930年『武器よさらば』
1931年キーウェストに邸宅購入

1937年内戦中のスペインへ
1940年『誰がために鐘は鳴る』
     キューバに邸宅購入

1951年『老人と海』

1961年死去

ヘミングウェイ年譜
http://www.casa-de-cuba.com/hemingway/nenpu.html

今村楯夫さんの文章
ヘミングウェイの小説「発見」の背後に
『新潮』2004年12月号(216-27)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/hsj2/feature2.html
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