「家族」という名の幻想 秋山さと子
ふたばらいふ新書 双葉社 1998年
「家族という名の幻想」PHP研究所1990年刊行を再編集したもの
秋山さと子さんは1923年生まれ、ユング心理学者、1992年死去
読みやすい本です
プレイルーム、幼児年代の子どもたちと向かい合うお母さん、お父さん、
テューターにお勧めの本です
プロローグ 家族って何だろう
第1章 幻想共同体としての家族
p37 親殺し、子殺しの心理的な意味
p40 子どもが成長してゆくためには親と対決することは欠かせせない
p40 親の無関心のため子どもと対決しない.
もう一つは逆に親の過保護のために子どもと対決しない
p43 親を一人の他人として見ることができない
自分と他人の区別がつかない
現実と想像の区別がつかない
p48 一緒に食事をし、一家団欒をする中でお互いにきちんと対決し合って
個を確立してゆく
第2章 ユング心理学のタイプ論で見る家族
第3章 生まれ育った家庭と自分で作る家族
第4章 こどもにとって母親とは?
p110 なぜ母と子は密着するのか
p113 母親は子どもにとって最初の他人
p116 子どもを取り込もうとするグレート・マザー性とは?
p119 「自他の区別」がわかることによって倫理観が育つ
第5章 こどもにとって父親とは?
第6章 きょうだいとはどういう存在か
第7章 親にとって子どもとは?
第8章 なぜ親から自立できないのか
エピローグ 新しい家族の在り方を探る
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